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2012年7月中旬の小説ニュース(外部リンク)

2012年7月中旬の小説に関係するニュースへのリンク集です。新人賞情報に限りません。
文学、エンターテイメント等、ジャンルは問いません。また、電子書籍端末について等、小説限定の話題でなくとも出版に関するものは含みます。
更新情報をTwitterでつぶやいていますので、よければフォローくださいませ。
 

2012.7.20(金)

講談社ノンフィクション賞に大鹿さん

第34回講談社ノンフィクション賞が20日、大鹿靖明さん(46)の「メルトダウン ドキュメント福島第一原発事故」(講談社)と、安田浩一さん(47)の「ネットと愛国 在特会の『闇』を追いかけて」(同)に決まった。

開高健ノンフィクション賞に佐々さん

第10回開高健ノンフィクション賞(集英社主催)は20日、佐々涼子さん(44)の「エンジェル フライト-国際霊柩送還士-」に決まった。佐々さんは横浜市在住のフリーライター。

電子書籍版は文庫未収録イラスト集を同梱した特別版!! 『生徒会の土産』がライトノベル初の世界&電子同時発売! 人気シリーズの大幅値引きキャンペーンも同時開催!

角川グループのデジタル戦略会社である、株式会社ブックウォーカー(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:高野潔)は、角川グループ直営の電子書籍配信プラットフォーム「BOOK☆WALKER」にて、ライトノベルレーベル「富士見ファンタジア文庫」の人気学園シリーズがお得にお買い求めいただける「ファンタジア文庫フェア」など、トリプルキャンペーンを本日より同時開催いたします。

講談社、新刊本は紙と電子同時発行 年内に累計1万5000冊

講談社は新刊本について電子書籍も同時に発行することを決めた。著作権が帰属する作家らと幅広く交渉、月に200点近くを定期的に両方で売り出す。

「世界中が夕焼け 穂村弘の短歌の秘密」著者 穂村弘さん 山田航さん bestseller's interview 第42回

出版界の最重要人物にフォーカスする『ベストセラーズインタビュー』! 第42回の今回は、新刊『世界中が夕焼け: 穂村弘の短歌の秘密』(新潮社/刊)を刊行した歌人の穂村弘さんと山田航さんです。

"ダメ女"で人気のエロゲ作家がラノベデビュー

『WHITE ALBUM2』や『世界でいちばんNGな恋』など、アダルトゲームのシナリオライターとして知られる丸戸史明。そんな丸戸が7月20日発売の『冴えない彼女の育てかた』(丸戸史明、深崎暮人/富士見書房)でラノベ作家デビューする。

恩田陸、角田光代、辛酸なめ子らが笑った本

『考える人』(新潮社)夏号の、「"笑いの本"マイ・ベスト3」がおもしろい。作家や学者、ミュージシャンなど著名人総勢38人が「笑い」についての本を3冊ずつ紹介している。

ハーレクイン、楽天の「koboイーブックストア」へ 小説2,600点、コミック946点を提供 [株式会社ハーレクイン]

株式会社ハーレクイン(所在地:東京都千代田区、代表取締役:立山 昭彦、以下 ハーレクイン)は、楽天株式会社の子会社で電子書籍事業を展開するKobo Inc.の日本での電子書籍サービス開始に合わせ、ハーレクイン小説電子版2,600点、および、ハーレクインコミック電子版の共同事業者であるソフトバンク クリエイティブ株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:土橋 康成、以下 ソフトバンク クリエイティブ)を通じ、コミック電子版946点を提供致します。

ラノベ質問状 : 「大日本サムライガール」 "えらく危険な原稿"に戦慄

話題のライトノベルの魅力を担当編集者が語る「ラノベ質問状」。今回は、「大日本サムライガール」(至道流星著、まごまご画)です。星海社編集部の岡村邦寛さんに作品の魅力を聞きました。

新人作家ネットから発掘

アマチュア作家がネット上で発表した小説が、書籍になってヒットする例が目立っている。若者向けのライトノベルが多いが、従来のケータイ小説と比べ書き手の年代や作風は広がっており、既成の出版社も注目し始めた。

2012.7.19(木)

日笠陽子もプレゼンテーターとして登場!「第6回HJ文庫大賞」授賞式

株式会社ホビージャパンから刊行されているHJ文庫。7月現在までの刊行数は400を数える。今回で6回目となるHJ文庫大賞の授賞式が7月6日(金)、都内で行われた。今回はなんと499もの応募作品があり、そんな中、4作品が各賞を受賞した。

色失った現実 「夫」の視点で…村田喜代子さん

震災直後 子宮がんの疑い 「自分の生死より、もっと観念的なことを考えていました」(北九州市で)

官能小説の売上高、電子版がハードカバー版を抜く=米調査

米国の出版社業界団体などが実施した調査によると、2011年の成人向け小説の売上高で、電子版がハードカバー版を初めて上回ったことが分かった。

第7回日本ケータイ小説大賞 7月19日13時、募集開始

株式会社毎日新聞社(東京都千代田区一ツ橋1-1-1、朝比奈豊代表取締役社長)、スターツ出版株式会社(東京都中央区京橋1-3-1、菊地修一代表取締役社長)、株式会社マイナビ(東京都千代田区一ツ橋1-1-1、中川信行代表取締役社長)は、ケータイ小説サイト「野いちご」にて、「第7回日本ケータイ小説大賞」の募集を7月19日から開始します。

「予約受注は想定以上」――「kobo Touch」発売を前に三木谷社長が店頭アピール

「ようやくここまで来れた」――。楽天の三木谷社長が「kobo Touch」の発売前日に都内の店頭に登場。端末の特徴や順調な予約状況などをアピールした。

キーンさん、札幌大で講演 日本文学との出合い語る

日本文学研究の第一人者でコロンビア大学名誉教授のドナルド・キーンさん(90)が18日、札幌市内の札幌大学で「世界の中の日本文化と日本文学」と題して講演し、日本文学との出合いなど自らの人生を語った。

山田風太郎作品もとに紙芝居 神戸文学館

忍法帖シリーズなどで知られる兵庫県養父市出身の作家山田風太郎さん(1922~2001年)をしのぶ催し「風太郎を生んだ但馬の風土‐に、紙芝居とトークで迫る」が21日午後2時から、神戸文学館(神戸市灘区王子町3)で開かれる。風太郎さんが17歳のときに執筆した長編小説の紙芝居が披露されるほか、作品の原点を探るトークショーがある。

「ビブリア古書堂の事件手帖」 著者の三上延さん

■「やはり探偵役はきれいなお姉さん」 シリーズ3冊の累計発行部数が300万部を突破し、本屋大賞や日本推理作家協会賞にもノミネートされた大ヒットミステリー『ビブリア古書堂の事件手帖』(メディアワークス文庫)。著者の三上延(えん)さん(40)は、自らも古書店勤務の経験がある。その時代の経験が、著作にも反映されているという。

独自な言い回しが中二病に人気の作家・田中ロミオ

『人類は衰退しました』のアニメが放送され、劇場版『AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~』(小学館「ガガガ文庫」刊)の公開も決定するなど、今ノリに乗っている作家・田中ロミオ。もともとは18禁ゲームのシナリオライターとして活躍しており、独特な言い回しや特有の掛け合い、間が特徴的。それは"ロミオ節"と言われ、自意識が強い中二病のレーダーにはビンビン反応するようだ。

小野不由美新刊ラッシュ!コミック版『屍鬼』コンビニに登場!

7月20日(金)に2冊同時刊行となる、小野不由美の9年ぶりの新刊『鬼談百景』(メディアファクトリー)と『残穢』(新潮社)。その発売と同時に、代表作『屍鬼』のコミカライズ版が、装いを新たにしてコンビニに登場する。

2012.7.17(火)

米児童文学作家のドナルド・ソボル氏死去

ドナルド・ソボル氏(米児童文学作家)米メディアが16日報じたところによると、11日、フロリダ州マイアミで死去。87歳。老衰とみられている。

日本近代文学館:夏恒例の文学教室、坂東玉三郎さんら迎え−−東京・有楽町で30日から

日本近代文学館は30日から8月4日まで、東京・有楽町のよみうりホールで恒例の「夏の文学教室」を開く。1964年に始まり、49回目となる今年のテーマは「文学・『土地』の力」。「土地」に隠された文学の源を、じっくり語り尽くそうという試みだ。

新人でいきなり直木賞にノミネート 宮内悠介って何者?

いよいよ選考会を今夜に控えた第147回の直木賞。 そんな直木賞に今回、デビュー作でノミネートされた異例づくしの新人作家がいる。それが宮内悠介だ。

書評家・杉江松恋が読んだ! 第147回芥川賞候補作品。今度こそいけるか舞城王太郎、それとも!?

第147回芥川・直木賞選考会はいよいよ本日夕刻、候補作を全部読むシリーズ、今回は芥川賞に挑戦しました。直木賞編と合わせてお読みください。

芥川賞に鹿島田真希さん=直木賞に辻村深月さん

第147回芥川・直木賞(日本文学振興会)の選考会が17日夕、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞は鹿島田真希さん(35)の「冥土めぐり」(文芸春号)に、直木賞は辻村深月さん(32)の「鍵のない夢を見る」(文芸春秋)に決まった。

映画「苦役列車」を酷評した原作・西村賢太が舞台あいさつに登場

芥川賞を受賞した西村賢太氏の同名小説を映画化した「苦役列車」が14日、全国で封切られ、西村をはじめ、主演の森山未來、共演の高良健吾、AKB48の前田敦子らが都内で初日舞台あいさつに立った。

累計16万部突破! 女子中学生が数学ミステリーを解く

『ダ・ヴィンチ』8月号では、一般小説の読みごたえを持ちながらライトノベルさながらキャラクターを立たせた"キャラ立ち小説"を、人気の新ジャンルとして徹底紹介。なかでも、累計16万部を突破し、書店員からも強い支持を得ている「浜村渚の数学ノート」シリーズを大きく取り上げ、著者・青柳碧人氏にインタビューを行っている。

人気ライトノベルが「公式」のゲーム化『境界線上のホライゾン PORTABLE』今冬発売

角川ゲームスは、プレイステーション・ポータブルソフト『境界線上のホライゾン PORTABLE』を2012年冬に発売すると発表しました。

西村賢太のネガキャンは炎上マーケティングか、本気か

ついに封切られた、山下敦広監督の映画『苦役列車』。公開前から原作者・西村賢太の「どうしようもなくつまらない映画」といった"酷評ぶり"が話題を呼んでいたが、公開初日の舞台挨拶では「こうして映画になって、とても嬉しく思っています」と発言。ネット上では「(酷評は)炎上マーケティングを狙っているのでは?」というような意見も飛び交っている。果たして、西村の真意はどこにあるのだろうか?

2012.7.16(月)

「その辺でまだ生きてるよう」小松左京さん一周忌で追悼イベント

昨年7月に80歳で亡くなったSF作家、小松左京さんの一周忌追悼イベント「宇宙の知性と融合した"うかれ"小松左京に出会う会」が16日、大阪市北区のサンケイホールブリーゼで開かれた。約700人が参加し、小松さんの作品やユーモアあふれる人柄、宇宙観に思いをはせた=写真。

戦後最年少での直木賞受賞となるか、23歳・朝井リョウの『もういちど生まれる』

第147回直木賞候補作が発表され、戦後最年少記録になるかと、23歳の朝井リョウの受賞に注目が集まっています。

女性たちが転落していく、小さくてありふれた事件たち~『鍵のない夢を見る』

テレビで連日放送されるような事件でもなく、インターネット上で話題になるような事件でもない。直木賞候補作に選ばれた辻村深月氏の『鍵のない夢を見る』で取り上げられている事件は、地方にある普通の町で、ほんの一瞬魔が差したというような小さな犯罪ばかり。

東京外国語大学長・亀山郁夫さん ドストエフスキー「悪霊」新訳

まなざしに根源的な罪深さ 「約40年前に大学の卒業論文で取り上げた思い入れの深い小説。最後の仕事(笑)のつもりで取り組みました」。19世紀ロシアの文豪、ドストエフスキーの長編小説『悪霊』の新訳(光文社古典新訳文庫)を終えた東京外国語大学学長の亀山郁夫さん(63)は話す。

文字のないオランダの絵本 「ツリーハウス」刊行

様々な生命が共存(きょうぞん)する世界を描(えが)き、海外で数々の絵本賞(しょう)に輝(かがや)いたオランダの絵本『ツリーハウス』が、西村書店から刊行(かんこう)されました。

[書評]『七夜物語』 川上弘美著

初めてなのに懐かしい 初めて読んだのになぜか懐かしく感じたのは、物語の設定が「ふくだ、たけお」が総理大臣だったあの時代だったからだろうか。私はこの本の主人公さよと同じ、小学生の女の子だった。

2012.7.15(日)

【書評】東京プリズン [著]赤坂真理

■忘却された歴史、文学でとらえる 「文芸」連載当時から圧倒的な異彩を放っていた『東京プリズン』が大著としてまとまり、その水準の高い仕掛けの緻密(ちみつ)さ、重みの全貌(ぜんぼう)をこの世にあらわした。

巌谷小波文芸賞に中村妙子さん

児童文学の業績(ぎょうせき)をたたえる「第35回巌谷小波文芸賞」(日本青少年文化センター主催(しゅさい))が、翻訳家(ほんやくか)の中村妙子さん(89)に贈(おく)られた。

貫井徳郎氏「3度目」の直木賞候補作『新月譚』は想定外の「ラブストーリー」

第147回直木賞が7月17日に発表されます。3回目のノミネートとなった貫井徳郎氏の作品は『新月譚』。8年前に絶筆した美人ベストセラー作家、咲良怜花を主人公とした物語です。

【『七夜物語 上・下』川上弘美著】

「個」を超えて大きな世界へ 小学4年生のさよが図書館で手にとった『七夜(ななよ)物語』。

【書評】『日御子』帚木蓬生(ははきぎ・ほうせい)著

人間と国家の在り方を問う ミステリーから軍記小説まで、多彩なジャンルを横断する作者の新刊は、古代日本と中国を舞台とした歴史小説である。使譯(しえき)(通訳)の一族の生き方を通じて、人間と国家の在り方を問いかけた、堂々たる大作だ。

東京堂書店で高島俊男フェア

中国文学者でエッセイストの高島俊男さん(75)の著作や、高島さんのお薦め本を集めたブックフェアが、東京都千代田区の東京堂書店神田神保町店で開かれている。今月末まで。

2012.7.14(土)

デビュー作で直木賞受賞なるか、女流棋士を描いた宮内悠介氏の『盤上の夜』

第147回直木賞候補作の5作品が発表になりました。そのなかで「デビュー作にして候補作」として話題になっているのが、1979年生まれの作家、宮内悠介氏の『盤上の夜』です。表題作を含む短編集ですが、ベテラン勢が直木賞候補作に選ばれることの多い昨今、まっさらな状態で躍り出た新人に注目が集まっています。また、SF作品が選ばれるのは困難といわれる直木賞でのノミネート。奮闘が期待されます。

人気ナンバーワンはどの作品? 記念すべき「放課後ライトノベル」第100回は,2年間の軌跡をランキング形式で振り返ってみます

継続は力なりという言葉がある。思うにこの世の中,ゲーマーほどこの言葉を実践している人種もほかにいないのではないだろうか。

【Spot the 電撃文庫】「私と青春革命はじめましょう?」波乱ぶくみの青春ラブコメ『私とあなたの青春革命。』の広沢サカキ先生を直撃

電撃文庫で活躍する作家陣のメールインタビューをお届けする"Spot the 電撃文庫"。第47回となる今回は、『私とあなたの青春革命。』を執筆した広沢サカキ先生のインタビューを掲載する。

川端康成の未発表小説 「星を盗んだ父」大阪の文学館に

茨木市立川端康成文学館(大阪府)が所蔵していた作家・川端康成(1899~1972)の直筆原稿が未発表の小説であることがわかった。短編「星を盗んだ父」。ハンガリーの作家モルナール・フェレンツ(1878~1952)の戯曲で映画やミュージカルにもなった「リリオム」を翻案したものだ。原稿は、21日から文学館で展示される。

【書評】『私たちの屋根に降る静かな星』楡井亜木子著

■「人生の正午」に立つ女性 心理学者ユングは30代後半からのいわゆる中年期を「人生の正午」と呼びました。アイデンティティー確立期の成人前期(午前)に昇りきった太陽が傾き始める頃-ここでアイデンティティーの再構築に躓(つまず)くと、現在で言うところの「中年の危機」に陥る、という意図でそう名付けたのです。

2012.7.13(金)

映画『舟を編む』公式サイト | 2013年4月13日(土)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー

2012年本屋大賞第一位に輝いたベストセラー、三浦しをん原作「舟を編む」が早くも映画化!!人と人との思いをつなぐ"言葉"を整理し、意味を示し、もっともふさわしい形で使えるようにするもの---辞書。

金沢の図書館で「ビブリオバトル」開催へ-5分間で本をプレゼン

石川県立図書館のライブラリーサロンで7月29日、参加者がテーマに沿った「お気に入り」の本を紹介する競技スタイルの書評合戦「ビブリオバトル」が開催される。

作家・イラストレーターインタビュー 第105回 あきさかあさひさん

Q.今月は新作『まだなのマイヒーロー!?』を発売する、あきさかあさひさんです。 まずは読者の皆さんにご挨拶をお願いします。

隻眼の少女は何を見るのか? 綾辻行人『Another』へのオマージュ展開催

『見えざるものを見る~眼帯・隻眼・義眼-… 異能眼を持つ少女、ミサキ・メイ』  ミステリー作家・綾辻行人の著作『Another』のヒロイン、ミサキ・メイをモチーフにした展覧会「『Another』へのオマージュ―眼球と少女たち―」が、8月15日(水)より、東京・渋谷区のBunkamura Galleryにて開催される。

こども文学、2県人快挙 最高賞に髙橋さん・優秀賞に山内君

日本新薬(京都市)が募集していた「第4回日本新薬こども文学賞」の物語部門で、徳島大学大学院2年の髙橋佑輔さん(23)が最優秀賞、千松小学校5年の山内琉夢(りむ)君(10)がこどもの部の優秀賞にそれぞれ選ばれた。髙橋さんの作品には絵画部門の最優秀賞受賞者が絵を付け、10月までに絵本として3万部を刊行。全国の小児科医院や医療機関に贈られる。

向井理、演出・堤幸彦で天童荒太「悼む人」に挑む

死者を悼むために全国を放浪する青年の姿を、彼を巡る人々の視点から描いた天童荒太の小説「悼む人」が、映画「20世紀少年」「TRICK」シリーズなどの堤幸彦の演出で舞台化される。主人公の悼む人、静人を向井理が演じる。

ベストセラー小説「舟を編む」を松田龍平・宮崎あおいの共演で映画化!

2012年の本屋大賞第1位に輝いた小説「舟を編む」が、松田龍平と宮崎あおいの共演で映画化されることが明らかになった。

「蒲団」モデル岡田美知代の未発表小説翻刻

広島大大学院文学研究科の有元伸子教授(52)は、田山花袋の小説「蒲団(ふとん)」のヒロインのモデルとされる府中市上下町出身の作家・岡田(永代)美知代(1885~1968)の未発表小説「国木田独歩のおのぶさん」を翻刻した。美知代が1958年に手記「私は『蒲団』のモデルだった」を発表する直前の作品で、有元教授は「うわさに翻弄された同じ境遇の女性を描くことで、自らの心情を吐露する緩衝材にしたのではないか」と分析している。

【エンターテイメント小説月評】誰もが秘密を持っている

かわいらしい女子高生が、好きな男の家の床下に潜り込むストーカーだったなんて話が、先日見ていた若者向けアニメ「輪るピングドラム」に出てきて、ぎょっとした。

着想の妙、児童文学新人賞

【瀬戸の同人誌で活躍】 ●ノブナガら、ロボサッカーに挑戦 瀬戸市の主婦奈雅月ありすさん(47)=ペンネーム=の作品「ノブナガ、境川を越える――ロボカップジュニアの陣」が、児童文学の新人に贈られる「ポプラズッコケ文学新人賞」(ポプラ社主催)の大賞に決まった。郷土の英雄に先端技術を組み合わせた面白さが審査員の目を引いた。来年早々にも単行本になる。

2012.7.12(木)

全米No.1の官能小説が映画化へ、屈折したSM恋愛の主演はスカーレット・ヨハンソン?

全米No.1の大ヒットを記録した官能小説『フィフティ・シェイズ・オブ・グレー』が、映画『ソーシャル・ネットワーク』(2010年作)の制作チームによって映画化されることが決定した。

筒井康隆さん連載小説「聖痕」 7月13日から本紙朝刊で

筒井康隆さんの連載小説「聖痕」が、7月13日から始まる。内容をうかがうことが難しいタイトルだ。1960年代の終わり近く、東京に生まれた主人公の男の子は、たぐいまれな美しさに恵まれ、周囲を騒がせる。だがその美しさゆえに、ある事件を招く――。

舞城王太郎受賞なるか!第147回芥川賞候補作『短篇五芒星』緊急配信決定!

第147回芥川賞にノミネートされた舞城王太郎『短篇五芒星』(講談社)が紙の単行本の発売に合わせて、Reader Store、紀伊國屋BookWebPlusなどの各電子書籍ストアでも配信される。

本のソムリエ・書店員が選ぶ"寝苦しい夜を癒してくれる本"

毎日膨大な量の本に接し、本の知識なら誰にも負けない"本のソムリエ"としてとっても頼りになる書店員さん。そこで今回は書店員暦14年、なにわ書房本店リーブルなにわの店長をつとめる谷香織さんに、"寝苦しい夜を癒してくれる5冊"をセレクトしてもらった。

ハリポタ作者の最新作、今秋にも

講談社は、「ハリー・ポッター」の作者J・K・ローリングさんの最新作で、初の大人向け小説「The Casual Vacancy」の日本語版独占翻訳権を獲得した。

多和田葉子さん 長編小説「雲をつかむ話」

「犯人」との「出逢い」が教える境界 「人は一生のうち何度くらい犯人と出逢うのだろう」

絶対に映像化されない東野圭吾作品

今クール、ドラマ化が相次いでいる東野圭吾の作品。そんななか、なぜか映像化されない作品がある――。

「マリ・クレール」復刊…最新情報をウェブでも

中央公論新社はこのほど、女性誌「マリ・クレール・スタイル」を26日に復刊すると発表した。

もし、姉の結婚相手が「鮎」だったら? 突飛な芥川賞候補作『短篇五芒星』

友人や兄弟から突然結婚を報告される、なんてことはよくある話。でもその相手がもし、「鮎」だったとしたら?

TSUTAYA・蔦屋書店の年間売上高、過去最高の1047億円に

カルチュア・コンビニエンス・クラブは7月10日、書籍・雑誌を取り扱うTSUTAYA BOOKS全695店舗の書籍・雑誌の売上高が前年比7.4%増の1047億円になったと発表した。

材木を駅柵とせり麦の村…中上健次のメモ発見

作家の中上健次(1946~92年)が詠んだ俳句の草稿メモが発見された。

2012.7.11(水)

電子書籍、親しんで 上野図書館で体験展示 20日まで 三重

伊賀市上野丸之内の上野図書館で20日まで、「電子書籍」の体験展示が行われている。端末を使って約130タイトルの本を読むことができ、「これを機に読書への関心を高めてほしい」と体験を呼びかけている。

電子書籍コンテンツ市場は2011年度671億円、5年後に1840億円~ICT総研が推計

株式会社ICT総研は10日、電子書籍コンテンツの需要予測に関する調査結果を発表した。2011年度の電子書籍コンテンツ市場規模は671億円で、1年前に同社が予測した700億円を下回ったが、2016年度には1840億円(2011年度比2.7倍)に拡大すると見込んでいる。

丸善&ジュンク堂の店頭フェアをWebで再現 全国書店員の"魂のPOP"紹介

全国の書店員が"魂のPOP"で1冊の本をアピールする丸善・ジュンク堂書店のフェア「もしも明日自分の店が閉まるとしたら、どうしても今日売っておきたい1冊フェア」がWebでも楽しめる。

女性の痛みも嫉妬も丹念に描いた『冥土めぐり』、芥川賞受賞なるか

第147回芥川賞の候補が発表され、鹿島田真希氏の『冥土めぐり』がそのひとつに選ばれました。

被爆体験未来に…豪在住絵本作家が560冊寄贈

13歳の時に広島市内で被爆したオーストラリア在住の絵本作家・森本順子さん(80)がこのほど、大阪府交野市役所を訪れ、自身の被爆体験を基に描いた絵本「MY HIROSHIMA わたしのヒロシマ」(A4変型判、40ページ)560冊を寄贈した。1970~76年に同市内の中学校で教諭をしていた森本さんが「子どもの教育に役立てて」と申し出た。市内の小中学校14校に配布する。

電子書籍、本格普及へ期待感…東京国際ブックフェア

第19回東京国際ブックフェアが5~8日、有明の東京ビッグサイトで開かれた。直前に楽天が電子書籍端末の発売を発表し、米アマゾンも近日中に日本で電子書籍事業を始めると表明する中で開かれた催しは、電子書籍の本格普及に強い期待を抱かせた。

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