姫野 カオルコ(ひめの かおるこ、1958年8月27日。
1958年(昭和33年)、現在の滋賀県甲賀市に生まれる。青山学院大学文学部日本文学科を卒業。
嬰児の頃から、いろいろな他人宅に預けられていた。小学校入学後も鍵っ子で一人っ子だった、小学生の頃から作家を志すなどを主としていたが、映画評も書くようになる。卒業後、画廊で、事務のアルバイトをしながら小説を執筆し、1990年、講談社に持ち込みをした『ひと呼んでミツコ』で32歳で単行本デビュー。
1997年の『受難』、2003年の『ツ、イ、ラ、ク』、2006年の『ハルカ・エイティ』、2010年の『リアル・シンデレラ』がそれぞれ直木賞候補となる。メジャーな作風ではないぶん、少数派から熱烈支持され、これからの活躍を期待すると雑誌などで特集されることがよくあったので「前夜祭作家。
2019年10月、『彼女は頭が悪いから』で第32回柴田錬三郎賞を受賞。
同年4月の東京大学入学式祝辞で上野千鶴子名誉教授が『彼女は頭が悪いから』に言及し、TVニュースにもなって注目された。
連絡は「姫野カオルコ公式サイト」からできる。
姫野は1970年代に日本でもブレイクしたフレンチポップスのシンガーソングライターであるミッシェル・ポルナレフのファンとしても知られる。
ラングドシャ、ホットケーキ、クッキー、アイスクリームなど菓子類が大嫌いで、出されたケーキをガマンして食べて嘔吐して学校を休んだことがある(『ケーキ嫌い』)。
こども(4歳5歳~12歳)のころの記憶が「色彩も匂いも陰影も」ある(『ちがうもん』あとがき)ので、
子供をリアルに描いた小説や、子供時代の描写が長い小説が多い(『ちがうもん』『喪失記』『レンタル(不倫)』『ツ、イ、ラ、ク』『昭和の犬』『謎の毒親』『リアル・シンデレラ』)
五木寛之が第117回の直木賞選考評として、姫野作品は芥川賞向きと言っている。
米原万里が1997年5月11日付の読売新聞の書評で『受難』は純文学に分類されると思うと言っている。
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