まちに関連する小説ニュースまとめ
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まち ニュース検索結果
2021.7.26 作家の読書道 第231回:佐藤究さん
今年『テスカトリポカ』が山本周五郎賞と直木賞を受賞、注目を集める佐藤究さん。幼い頃はプロレスラーになりたかった福岡の少年が、なぜ本を読み始め、なぜ小説を書き始め、なぜ群像新人文学賞受賞後に江戸川乱歩賞で再デビューしたのか。そしてなぜ資本主義について考え続けているのか。直木賞発表前の6月、リモートでおうかがいしました。
2021.6.16 【今週はこれを読め! エンタメ編】読後感さまざまの将棋短編小説集〜芦沢央『神の悪手』
近年将棋は安定した人気を保っているが、プロ棋士として活躍することがどれだけたいへんなことか理解している人は少ないだろう(と、偉そうに言えるほどには私自身も理解が足りていないのだが)。
2021.5.26 【今週はこれを読め! エンタメ編】おもちさん83歳の日々〜朝倉かすみ『にぎやかな落日』
私があと30年生き長らえることができれば、主人公のおもちさんと同年代になる。
2021.5.6 【今週はこれを読め! ミステリー編】7つの作中作が登場する曲者小説『第八の探偵』
何をしてくるかわからない曲者はミステリーの世界では大歓迎なのだ。
2021.4.6 【今週はこれを読め! SF編】全銀河に反逆した種族「人類」、その最後の生き残りが主人公
ザック・ジョーダン『最終人類』(ハヤカワ文庫SF)
2021.2.17 【今週はこれを読め! SF編】夏への扉はなくても、猫がいればあたたかい
芝村裕吏『統計外事態』(ハヤカワ文庫JA)
2021.1.27 【今週はこれを読め! エンタメ編】女子高生バンド3人組の20年後の物語〜角田光代『銀の夜』
本書における主要人物は3人の女性。彼女たちが出会ったのは、幼稚園から短大までの一貫教育の女子校。ちづるは小学校から、麻友美は中学校から入学し、伊都子は中2のときの転入組だった。中3で同じクラスになった3人は、アマチュアバンドコンテストに出場する。急ごしらえのバンドの実力は圧倒的に不足していたものの、丈を短くした制服のスカートで歌う最年少出場者として注目された。タレント事務所から声がかかり、彼女たちのバンド「ひなぎく」は「ディズィ」としてデビューすることに。
2021.1.5 【今週はこれを読め! SF編】多様な傾向を集めつつ、懐かしい印象すら受ける間口の広いアンソロジー
もっとも新しい十年紀のSF傑作選。思わず身がまえてしまうが、心配はご無用。収録されている作家の人種・経歴・セクシャリティは多様で、作品の傾向もバラエティに富んでいるものの、飛びぬけて先鋭的な表現・主題・論理はほとんどない。ある程度SFに馴染んでいる読者にとっては、むしろ懐かしい印象すら受けるくらいだ。
2021.1.1 第55回北日本文学賞受賞者インタビュー
宮本輝氏選「第55回北日本文学賞」(副賞100万円)は、大阪市の大学院生、谷町蛞蝓(なめくじ)さん(32)の「きぼう」に決まった。
2020.12.22 【今週はこれを読め! SF編】異質な他者とのつながりが照らしだす人間のありかた
韓国の現代SF。キム・チョヨプは1993年生まれ、大学院在学中の2017年にデビューした俊英だ。本書は七つの短篇を収録し、著者の「日本語版への序文」と「あとがき」、文学評論家イン・アヨンの「解説」が付されている。
2020.10.20 【今週はこれを読め! SF編】稀覯書や古文書をめぐる怪奇譚、黴の匂いと書架の陰翳
著者マンビーは1913年にロンドンで生まれ、ケンブリッジ大学卒業後、古書店やオークションカンパニー勤務を経て陸軍に編入、フランス戦線で捕虜になり、収容所で怪奇小説を書きはじめた経歴の持ち主。職業作家ではなく、趣味で創作に手を染めたわけだ。作品数は少なく、49年刊行の本書に収録された14篇がすべてのようだ。その後は、書誌学者として業績を重ねた。
2020.10.15 独占インタビュー「ラノベの素」 大森藤ノ先生『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』
独占インタビュー「ラノベの素」。今回は2020年10月15日にGA文庫より『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』第16巻が発売された大森藤ノ先生です。TVアニメ第3期も10月より放送開始となる中、原作小説は新たな展開を迎える新章に突入します。2013年の『ダンまち』シリーズ刊行から約7年。過去から現在までを振り返り、作品との向き合い方や物語の立ち位置、そして本編から紐解くベル・クラネルをはじめとしたキャラクター達の成長に関するお話など、様々にお話をお聞きしました。ファン必見の『ダンまち』の今を語ります!
2020.7.17 【今週はこれを読め! ミステリー編】テイラー・アダムズの壮絶スリラー『パーキングエリア』
地の果てで命のやりとりをする小説である。
2020.6.17 【今週はこれを読め! エンタメ編】最高の短篇作家の作品集〜イーディス・パールマン『蜜のように甘く』
「現存するアメリカ最高の短篇作家」(「ボストン・グローブ」紙)、「世界最高の短篇作家」(ロンドン・タイムズ」紙)といった絶賛は、本書の著者であるイーディス・パールマンのためのものである。
2020.6.2 【今週はこれを読め! SF編】里程標的作品から現代の新鮮作まで、人狼テーマの饗宴
『幻想と怪奇』第2号は、特集「人狼伝説 変身と野生のフォークロア」。
2020.5.2 【今週はこれを読め! ミステリー編】孤独な少女の生きる姿を描く『ザリガニの鳴くところ』
かけがえのない自分という存在を、どうぞ大事に。
2019.9.21 【今週はこれを読め! ミステリー編】何が起こるかわからない『11月に去りし者』
小説は思いがけないことが起こるからおもしろい。
2019.7.16 【今週はこれを読め! SF編】ミルハウザーの新しい試み、しかし変わりのない魔法の言葉
スティーヴン・ミルハウザーの言葉は、ささやかな、しかし鮮やかな魔法のように、読み手の世界を変えていく。『イン・ザ・ペニー・アーケード』『バーナム博物館』『ナイフ投げ師』『十三の物語』といった短篇集に収められた諸篇を読むとき、ぼくの脳裡に浮かぶのは、十八世紀スイスの時計職人が生みだした精妙な機械細工だ。小さな空間に驚異と憧憬が詰まっている。
2019.6.22 作家の読書道 第207回:最果タヒさん - 作家の読書道
作家の読書道 第207回:最果タヒさん
2019.6.18 【今週はこれを読め! SF編】狂気が漂う異様な作品ばかりの短篇集
一部の読書家のあいだでひっそりと語りつがれてきた飛びきりの異色作品を掘りおこす叢書《ドーキー・アーカイヴ》のうちでも、刊行前からとくに楽しみにしていたのが、このジョン・メトカーフの短篇集である。それまでアンソロジーに収録された作品をポツポツ読み、物語の底に狂気を湛えた、いつまでも覚めやらぬ悪夢のような読後感に、いったいどんな作家なのかと気になっていたからだ。この作者の作品は、正面から狂気をテーマにしているとはかぎらないが、作品空間にうっすらと漂う狂気の気配がある。気配なので形はなく、この部分が狂気だと示すことができない。
2019.5.29 【今週はこれを読め! エンタメ編】大阪が舞台のほろ苦い短編集〜藤野恵美『淀川八景』
残念ながら大阪という土地にはあまりなじみがない。大阪を訪れたのは、まだ幼稚園児だった頃に叔父の家に泊まったときと5年ほど前にUSJに行ったとき。50年少々に及ぶ人生で2回のみだ。大都市であるし何かと話題になることも多いので情報としては大阪についていろいろ知っている気がするが、実際はほぼ無知といえるレベルではないか。そもそも淀川がどのあたりを流れているかも知らない。「淀川」と聞いたら、映画評論家の故淀川長治氏が先に思い浮かぶくらいだし。
2019.4.27 作家の読書道 第205回:今村昌弘さん
2017年に鮎川哲也賞受賞作『屍人荘の殺人』でデビューした今村昌弘さん。意表を突くクローズドサークルの設定が話題となり、年末の各ミステリランキングで1位になり、本格ミステリ大賞も受賞。第2作となる『魔眼の匣の殺人』も期待を裏切らない内容で、今後の活躍が楽しみな新鋭です。でも意外にも、昔からミステリ作家を目指していたわけではなかったのだとか。ではどんな本が好きだったのか、そして作家を目指したきっかけは?
2019.4.23 【今週はこれを読め! SF編】天皇機関vs.粘菌機関 特撮映画のような痛快活劇
カバー袖の登場人物一覧が絢爛豪華だ。南方熊楠、福来友吉、江戸川乱歩、西村真琴、佐藤春夫、宮澤賢治、石原莞爾、北一輝、......。
2019.4.23 第16回 坊っちゃん文学賞 作品募集開始 ショートショートの文学賞にリニューアル 審査員に田丸雅智さん、大原さやかさん、山戸結希さんが決定!
株式会社パシフィックボイスはこのたび、「松山市 - 第16回 坊っちゃん文学賞」の運営業務を受託し、4月23日より短編小説の公募を開始いたします。 「坊っちゃん文学賞」は、市制100周年を機に、近代俳句の父・正岡子規を生み、明治の文豪・夏目漱石の小説『坊っちゃん』に描かれた街という、松山市の豊かな文化的土壌をいかして、新しい青春文学の創造と本市の文化的なイメージを高め、全国にPRするため昭和63年に創設しました。
2019.3.13 【今週はこれを読め! ミステリー編】拉致監禁犯の父との対決〜カレン・ディオンヌ『沼の王の娘』
一口で言うなら、あらかじめ奪われた人生を取り返す小説だ。
2019.3.6 第27回小川未明文学賞、受賞作決定!
新潟県上越市と小川未明文学賞委員会が主催し、株式会社学研ホールディングス(東京・品川 代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社、株式会社学研プラス(東京・品川 代表取締役社長:碇秀行)が協賛する、第27回小川未明文学賞の受賞作品が決まり、2月22日(金)、発表されました。
2019.2.20 小説家・吉野匠さんが死去 『レイン』シリーズがヒット
『レイン』シリーズなどで知られる小説家の吉野匠さんが死去したことが、明らかになった。20日にアルファポリスが公式サイトで訃報を伝えた。
2019.1.25 【今週はこれを読め! ミステリー編】必死の軌道修正スリラー『カナリアはさえずる』
つまりスリラーとは、必死でやる軌道修正のことなのである。
2018.12.22 作家の読書道 第201回:古内一絵さん
映画会社に勤務したのち作家デビューを果たし、さまざまな舞台を選んで小説を執筆している古内一絵さん。ドラァグクイーンが身体にやさしい夜食を出してくれる「マカン・マラン」もいよいよ完結、今後の作品も楽しみなところ。では、どんな読書体験を経て、なぜ小説家へ転身を果たしたのか。その転機も含めて読書遍歴をおうかがいしました。
2018.12.4 【今週はこれを読め! SF編】ガンマ線バーストでも終わらない世界のために
第六回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作。六篇の連作からなり、遠い未来が舞台だ。もはや人間は肉体にしばらておらず、思うがままに精神をアップロードできる(これが表題の「トランスヒューマン」たる所以)。「童話」をうたっているのは、誰もが知っているような童話を下敷きにしているからだ。
2018.11.29 【エンタメ小説月評】語りが持つ力に驚き
小説を読むことの醍醐味は、ストーリーや仕掛けを楽しむ部分と、語りの面白さを味わうという二つの側面がある。「何を書くか」と「どう書くか」という問題と言い換えることもできるかもしれない。
2018.10.24 訃報:長部日出雄さん84歳=直木賞作家
直木賞作家で、映画に関する著作も多い長部日出雄(おさべ・ひでお)さんが18日、虚血性心不全のため死去した。84歳。葬儀は近親者で営んだ。喪主は妻真知子(まちこ)さん。
2018.9.16 【今週はこれを読め! ミステリー編】『数字を一つ思い浮かべろ』の犯人に納得!
優れた謎解き小説は逆再生に耐えうる。
2018.7.6 【今週はこれを読め! ミステリー編】正義の探偵小説にして相棒小説『IQ』登場!
これは探偵という祈りについて書かれた小説だ。
2018.6.13 【今週はこれを読め! エンタメ編】免許自主返納ドライバーの挑戦〜中澤日菜子『Team383』
「人生五十年」の時代であれば、自分はもう完全に余生に突入している。しかし、現実には3人の息子たちはまだ誰ひとり社会人になっていないし、末っ子の三男に至ってはまだ高校生。同い年の夫とともに、とてもおちおち死んではいられない状況である。世の中では「終活」が話題に
2018.6.5 中勘助:文学碑の誕生を100人祝う お披露目式 平塚 /神奈川
平塚市桃浜町の桃浜公園で、市民らでつくる「平塚ゆかりの作家 中勘助を知る会」が建立した中勘助文学碑のお披露目式があった。
2018.5.7 訃報:加古里子さん92歳=絵本作家「だるまちゃん」
「だるまちゃんとてんぐちゃん」などで知られる絵本作家で児童文化研究家、加古里子(かこ・さとし、本名・中島哲=なかじま・さとし)さんが2日、慢性腎不全のため亡くなった。92歳。葬儀は近親者で営んだ。後日、出版社が合同でしのぶ会を開く。
2018.4.20 異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術:テレビアニメが7月スタート メインキ…
「講談社ラノベ文庫」(講談社)のライトノベルが原作のテレビアニメ「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」が、7月からTOKYO MXほかで放送されることが20日、分かった。
2018.4.10 【今週はこれを読め! SF編】超テクノロジーのロマンとショボいサラリーマン生活のミスマッチ
このご時世に宇宙海賊とは。しかも、コスプレじみたオネーサンの表紙。怖い物見たさ半分に、薄目で読みはじめたのだけど、いやあ、冒頭で示される設定で瞳孔が開いてしまった。
2018.4.4 【今週はこれを読め! エンタメ編】"本造りの裏方"印刷会社のお仕事小説〜安藤祐介『本のエンドロール』
高校野球を見ていて、まっすぐに引かれたグラウンドの白線に涙したことはありますか? 私はある。「球児たちの晴れ舞台のために何事もなく大会が行われるようぬかりなく準備をするスタッフによって、高校野球は支えられているのだ!」と胸を打たれたのだ。と書いてみて、我ながら涙もろいにもほどがあるとあきれる気持ちもなくはない。しかし、私と同じようなガラスの涙腺をお持ちの方も、さすがに野球場の白線では泣けないという方も、本書の最後にある「エンドロール」をご覧になったらきっと込み上げるものがあるのではないだろうか。
2018.4.3 【今週はこれを読め! SF編】アメリカ、それは最後のフロンティア
それはとほうもないライト・ショウだった。
2018.3.27 【今週はこれを読め! SF編】ゲームとしての世界、プレイヤーとしての人生
ビデオゲームを題材としたSFのアンソロジー。2015年に刊行された原著Press Start to Playから十二篇を選んでの翻訳だ。全訳にならなかったのは、元が大部(二十六篇収録)なのでそのままでは売りにくいとか、作品の粒を揃えるためとか、版権の問題とかいろいろあるらしいが、これくらいのほうが(邦訳版は文庫判で三百六十ページほど)、気楽に読めていい。
2018.3.26 【今週はこれを読め! ミステリー編】探偵VS殺し屋夫婦の変幻自在ミステリー『アベルVSホイト』
自分の右手と左手が勝手にじゃんけんを始めてしまったような感じ。
2018.2.13 【今週はこれを読め! SF編】メタフィジカルな奇想と上品なユーモアのショートショート連作
ここ数年、ショートショートが新しい盛りあがりを見せていて、ファンとしては嬉しいかぎり。この分野では、星新一というあまりに偉大な存在がいて、かつてはその引力圏のなかに多くの作家や読者がいたのだが、最近ではやや状況が変わってきたようだ。
2018.2.5 【今週はこれを読め! ミステリー編】残酷さと恐怖をくぐりぬけた者たちの物語『蝶のいた庭』
「おそろしく寒い夜でした。雪が降っていて、ほとんどまっ暗でした----大晦日の夜のことです。この寒い夜のなか、ひとりの貧しい少女が帽子もかぶらず裸足で通りを歩いていました」
2018.1.9 【今週はこれを読め! SF編】異なる物理理論の宇宙が、この宇宙を浸蝕する!
『宇宙消失』では人間原理、『ディアスポラ』では六次元時空構造、『クロックワーク・ロケット』では直交物理学......と、手を変え品を変え、読者の科学理解をあっさりとぶっちぎってくれているイーガンである。多くのSFファンはサッパリわからないといいながら、そのなんだか凄えイメージと案外叙情的なところもある物語に大喜びして読んでいるわけですが、こんかい訳された『シルトの梯子』はもうわからなさの極地。下敷きになっているのは量子グラフ理論。聞いたこともありません。
2017.12.28 【今週はこれを読め! ミステリー編】2018年は〈ミレニアム〉で始めよう!
おせちに飽きたら『ミレニアム』もね!
2017.11.22 【今週はこれを読め! エンタメ編】家族の幸福の陰にある秘密〜ローレン・グロフ『運命と復讐』
「人間誰しも秘密のひとつやふたつはあるわよ」と言える人の秘密は、たいした秘密ではない。本書の主人公のひとりである妻のマチルドの抱える秘密の重さ、そして多さは、たいした秘密を持たない私などにとってはよくここまで隠しおおせたものだと感心させられるレベルだ。
2017.11.21 【今週はこれを読め! SF編】ロンドンの闇のなかで繰り広げられる、神話世界のゲーム
ロンドンの闇にうごめく異形の存在がいる。気ちがい(クレイジー)ジルと呼ばれる魔女、数多くの避雷針がある農家を拠点とする博士(グッド・ドクター)、霊廟に眠るマントを羽織った伯爵、月に煩わされる狼戦士(ヴルフサーク)ラリー・タルボット、そしてルーン文字が彫りこまれた刃物を使うジャック。
2017.9.26 「文学的失語」に見舞われた芥川賞作家 6年ぶりの新作を語る
作家は、大きく分けて2種類いる。
2017.8.30 「ズッコケ三人組」の著者が25年前に発表した、コンゲーム(詐欺)小説の快作がついに復活!
那須正幹の名作『さぎ師たちの空』(那須正幹/ポプラ社)が文庫化された。
2017.7.25 危険な企画「文庫X」はなぜ共感をよび、全国650以上の書店に広がっていったのか? 仕掛け人が語った
岩手県盛岡市を中心に10店舗ほど展開する「さわや書店」の書店員が仕掛け、大きな話題となった「文庫X」。それは、
2017.7.19 作家の読書道 第185回:遠田潤子さん - 作家の読書道
奄美の民話をベースにした深遠なファンタジー『月桃夜』で日本ファンタジー小説大賞を受賞してデビューした遠田潤子さん。その後は人間心理を丁寧に描くミステリー作品を発表、最近は文庫化した『雪の鉄樹』がヒットして話題に。非常に幅広く本を読んできた様子の遠田さん、なかでもお気に入りの作品とは?
2017.7.18 【今週はこれを読め! SF編】風待町ろまん、少年の日の思い出、空から来た友だち
僕の名前は久延丕彦(ひさのべものひこ)という。足が少し不自由で人見知り、いつもひとりで遊んでいる。その日は、海岸で「宝探し」をしていた。空に太陽がこぼれおちたような光が見えたかと思うと、遠くでどーんと低い音が響く。しかし、まわりにはだれもいない。目撃したのは自分ひとりだ!
2017.7.11 SUNDAY LIBRARY:岡崎 武志・評『最愛の子ども』『女の子が生きていくときに、覚えていて……』ほか
今週の新刊
2017.7.7 総計5,502頁!本屋大賞作家・冲方丁の最長最熱シリーズ、「シュピーゲル」完結記念インタビュー!
本屋大賞&日本SF大賞受賞作家・冲方丁さんの人気ライトノベル「シュピーゲル」シリーズの最終巻『テスタメントシュピーゲル3 下』が7月1日に刊行されました。
2017.6.20 【今週はこれを読め! SF編】未来の化石を描く実験作「終着の浜辺」、アイロニーと詩情の「溺れた巨人」
J・G・バラードの短編を年代順に網羅する全五巻の全集の、これが第三巻。収録されている十九篇が発表されたのは1963〜66年で、SF界におけるバラードの位置を決定づけた《破滅三部作》----『沈んだ世界』『燃える世界』『結晶世界』----と重なっている。内容的にもつながりが見られる。
2017.6.6 渡辺淳一文学賞:贈賞式 美しい世界、読者共鳴 - 毎日新聞
第2回渡辺淳一文学賞(集英社など主催)の贈賞式が東京都内のホテルであった。
2017.5.16 【今週はこれを読め! SF編】一篇ごとに工夫を凝らす名手ケン・リュウ
ケン・リュウは小説が上手いなあ。物語が面白いというだけではなく、小説が上手い。
2017.4.5 渡辺淳一文学賞に平野啓一郎さん『マチネの終わりに』
第2回渡辺淳一文学賞(集英社など主催)は、平野啓一郎さんの『マチネの終わりに』(毎日新聞出版)に決まった。
2017.3.31 渡辺淳一文学賞に平野啓一郎さん
第2回渡辺淳一文学賞(集英社など主催)は31日、平野啓一郎さんの「マチネの終わりに」(毎日新聞出版)に決まった。
2017.3.16 『人間じゃない』綾辻行人
1987年9月5日。
2017.2.14 【今週はこれを読め! SF編】愛の根拠としての死、愛に意味づけられる死
つかいまことは第3回ハヤカワSFコンテストに投じた『世界の涯ての夏』が佳作となりデビューした新鋭。
2017.1.24 「私を奴隷にしてください」学年一の美少女がエロゲ発言を連発!? 人気ラノベ『非オタの彼女が俺の持ってるエロゲに興味津々なんだが……』がコミックに
ラノベ界で活躍する作家を生み出し続けている「ファンタジア大賞」。その第28回目の開催時に金賞とWEB読者賞をダブル受賞したのが滝沢 慧さんだ。
2017.1.24 【今週はこれを読め! SF編】ベスター第一長篇、第一回ヒューゴー賞、伊藤典夫初の長篇翻訳
『破壊された男』は記念すべき第一回のヒューゴー賞受賞作。1952年に〈ギャラクシー〉に三回分載で発表され、それが対象になった。当時のSFファンにとってはあくまで雑誌が主流であり、連載がかならず単行本になるという発想がなかった。その雑誌にしてもアメリカSF界にリーディングマガジンとして長らく君臨した科学技術主流の〈アスタウンディング〉の座を、よりソフィスティケートされた小説に力を入れる新興の〈F&SF〉や〈ギャラクシー〉が脅かしはじめた時期だ。実際、同じ年のヒューゴー賞の商業誌部門は〈アスタウンディング〉と〈ギャラクシー〉の同時受賞となった。
2017.1.19 【エンタメ小説月評】歴史のダイナミズム感じる
歴史小説を読む喜びの一つは、フィクションによって歴史のダイナミズムを感じることができる点だ。新たな視点と解釈で捉え直し、史実の点と点をフィクションで結び合わせる。そうすると、無味乾燥な年号や人物が、いきいきと立ち上がってくるのだ。
2017.1.13 マチネの終わりに:文学と音楽の夢の共演 コンサート開催
平野啓一郎さんの小説「マチネの終わりに」にちなんだコンサートが7日、東京都渋谷区の白寿ホールで行われ、約300人の観客が小説の文学と音楽の"夢の共演"に聴き入った。
2016.12.15 映画「彼らが本気で編むときは、」の世界観を漫画家・今日マチ子がイラストに! 書き下ろしノベライズでコラボが実現
2017年2月25日(土)に公開される、荻上直子監督による5年ぶりの最新映画「彼らが本気で編むときは、」。同作の書き下ろしノベライズと、漫画家の今日マチ子がコラボレーションし、1月18日(水)に発売される。
2016.12.13 【今週はこれを読め! SF編】現実と情報を可逆化する海、人知を越えて流動する書字空間
十年ぶりの作品集。飛浩隆はまちがいなく現代SFのトップランナーのひとりだが、いちじるしく寡作だ。考えてみるとこれは凄いことで、ポツポツと発表するだけでその存在を読者の印象に刻みこんでしまう。一篇ごとのインパクトが非常に強いのだ。右に並ぶのはテッド・チャンくらいか。
2016.12.5 「ご当地小説」花盛り 地方書店発 ヒット作も
「京都の喫茶店が舞台のミステリー」から「大分発のSF」まで、地方が舞台の「ご当地小説」が花盛りとなっている。出版不況で「町の本屋さん」の苦境が続く中、地方の書店から火が付いたヒット作も生まれている。そんな文芸版"地方創生"の動きを追った。
2016.10.25 【今週はこれを読め! SF編】ジェニーの飛翔、ジュリアの彫刻
ケイト・ウィルヘルムはホラーからミステリまで幅広い傾向を手がけているが、日本のSFファンにとって印象深いのは『鳥の歌いまは絶え』(邦訳はサンリオSF文庫)など、SFのシチュエーションのなかで展開される内省的な人間ドラマだろう。
2016.10.18 【今週はこれを読め! SF編】ショートショート・マニアが地団駄を踏み、そして平伏す一冊
ショートショートは面白い。ひとつひとつが短くてさらりと読め、なのに良くできた作品は印象にくっきり深く刻まれる。
2016.9.20 『小説 君の名は。』ついに100万部突破!! 映画『君の名は。』も興行収入91億円突破! 記録的超メガヒットで日本中に感動の声広がる!
現在大ヒット上映中の映画『君の名は。』。監督である新海誠氏がみずから手がけた原作で映画と"相互補完的"なものになっているという『小説 君の名は。』(角川文庫刊)がついにミリオンセラーを達成した。
2016.9.6 【今週はこれを読め! SF編】アンドロイドは借金完済の夢を見るか?
オリジナル・アンソロジー《NOVA》に断続的に発表されていた宮内悠介の人気シリーズが、書き下ろしを加えて一冊にまとまった。待ちわびていたファンも多いだろう。
2016.8.4 清少納言はなぜ『枕草子』を書いたのか? 『天地明察』の冲方丁が描く最新歴史小説が遂に文庫化!! 発売たちまち重版!
学生の頃、清少納言の『枕草子』は随筆、つまり「エッセイ」だと教わった。「春はあけぼの」から始まる一文は、多くの人が覚えている有名な文章だと思う。私が初めて『枕草子』に触れた時の感想は、「お貴族様は忙しい現代人とは違うよね」というもの。
2016.7.12 【今週はこれを読め! SF編】作りものゆえの豊穣なリアリティ、ヴァンスを読む贅沢
新しいSFはつぎつぎと書かれていて先鋭的な話題作も生まれている。
2016.7.1 湊かなえさんの新作小説 城崎温泉街限定で販売
作家の湊かなえさん(兵庫県洲本市在住)が、豊岡市城崎町の城崎温泉街を舞台に執筆した新作小説「城崎へかえる」が1日、同温泉街限定で発売された。
2016.5.24 【今週はこれを読め! SF編】似ているところと似ていないところ、愛の理由、人類進化のかたち
その町ではひとは工場でつくられる。食料も工場でつくる。食料とはひと以外の、動物や植物だ。夫は工場で働き、妻は子どもを育てる。わたしはいままでに二回結婚して、ゆうに五十人の子どもを育ててきた。そのうち名前を覚えているのは十五人ほどだが。
2016.5.23 第3回「暮らしの小説大賞」受賞作決定! 大賞は神奈川県の限界集落に住む女性の作品
"暮らし"と"小説"をつなぐ存在になるべく、選考委員に暮らしのスペシャリストを迎え、2013年6月からスタートした新しい文学賞「暮らしの小説大賞」。
2016.5.19 ボカロ業界のリアルを描く、ボカロ愛にあふれたボカロ小説『ボカロは衰退しました?』
「ボカロはオワコン」と揶揄され続けて早数年、現在もボカロ人気は衰え知らずだ。
2016.5.16 Interview:平野啓一郎さん 「小さな声」に耳を澄ます 小説『マチネの終わりに』で描いたこと
繊細なクラシックギターを通奏低音とし、40代の恋愛や生きづらさを描く平野啓一郎さんの小説『マチネの終わりに』(毎日新聞出版)が好評だ。
2016.5.4 【今週はこれを読め! SF編】疑似科学を支点に、人間性が揺れ世界が軋む
宮内悠介の連作《疑似科学》シリーズが一冊にまとまった。扱われる「題材」はさまざまだが。それぞれの疑似科学は積極的な否定も肯定もされず、その渦中や周囲でおこるできごとのうちに人間性の軋みや哀しみ、不可解な感情や感覚が描きだされる。
2016.4.30 福山ミステリー文学新人賞の歴代受賞作と作家紹介
福山市出身のミステリー作家、島田荘司さんが選ぶ「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」の歴代受賞作を紹介する企画展が29日、同市のふくやま文学館で始まった。
2016.4.10 伊藤さん「夢みたい」 ゆきのまち幻想文学賞
雪をテーマにした物語を公募した「第26回ゆきのまち幻想文学賞」(ゆきのまち通信主宰、読売新聞社特別協力)の授賞式が9日、青森市荒川の八甲田ホテルで開かれた。
2016.4.9 TVドラマ「夏目漱石の妻」で長谷川博己・尾野真千子が夫婦役に! 文豪・夏目漱石のユニークな夫婦生活を描く
『吾輩は猫である』『坊っちゃん』『三四郎』『こゝろ』など数多くの名作を世に配し、近代文学界の礎を築いた文豪・夏目漱石。そんな彼の知られざる「夫婦生活」を描いた涙あり、笑いありのホームドラマ「夏目漱石の妻」が2016年9月下旬に放送されることが分かった。
2016.4.6 三浦しをん『舟を編む』待望のアニメ化決定!! 「これは絶対に見逃せない」「10月とずいぶん先だけど注目!」とファン歓喜
三浦しをんの小説『舟を編む』が、2016年10月にアニメ化されることが分かった。
2016.4.1 「もう待てない!」「早く放送してくれ!」『ソード・オラトリア』アニメ化決定にファン歓喜
GA文庫から発行されている『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』(以下、『ダンまち』)の外伝シリーズ『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア』(以下、『ソード・オラトリア』)がテレビア二メ化されることが決定した。
2016.3.31 かこさとしさん、90歳 続々新刊「もっと書きたい」
「だるまちゃんとてんぐちゃん」「からすのパンやさん」など、3世代にわたって読み継がれてきた作品で知られる絵本作家加古里子(かこさとし)さんが31日、90歳の誕生日を迎え、卒寿の祝賀を受けた。創作への情熱は変わらず、4月には2冊の新刊が出る。
2016.3.10 通夜に集まった人々を通して問いかける生きることの意味! 巧緻な語り口が独自の世界を構築する芥川賞受賞作
滝口悠生氏は『愛と人生』(講談社)で第37回野間文芸新人賞を受賞、『ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス』(新潮社)では第153回芥川賞にノミネートされ、そして、『死んでいない者』(文藝春秋)でついに154回芥川賞を受賞した新進気鋭の作家である。
2016.3.8 【今週はこれを読め! SF編】閉じこめられた娘、自由にうごけないわたし
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアは1987年に亡くなっており、翌88年に刊行された本書が最後の短篇集となる。
2016.3.6 <故三浦綾子さん>作品舞台巡る…北海道町おこしにひと役
北海道旭川市出身の小説家、故三浦綾子さんの記念文学館を運営する三浦綾子記念文化財団(旭川市)は、代表作「塩狩峠」「泥流地帯」「氷点」の舞台となった和寒、上富良野、旭川の各市町と協力して「三浦文学でまちおこし」事業を始めることになった。
2016.2.27 【祝!本屋大賞ノミネート】芸能界注目度No.1小説『教団X』とは? 作者・中村文則さんにいろんな質問をぶつけて見えた"素顔"
「最高傑作を書こう、と決めていました。中村文則の代表作と呼ばれるものに必ずしよう、と」
2016.2.22 キセキの競演! 山田悠介『メモリーを消すまで』が小池ノクトのイラストフルカバー帯で登場
文芸社文庫と、秋田書店チャンピオンコミックス・タップ!のコラボレーションが実現。
2016.2.17 作家の読書道 第169回:深緑野分さん
デビュー短篇集『オーブランの少女』が話題となり、第二作となる初の長篇『戦場のコックたち』は直木賞と大藪賞の候補になり、注目度が高まる深緑野分さん。
2016.2.15 「本はもはや欠陥品だ」――マンガ・小説復権の鍵はアプリにあり!
2月8日に非常に刺激的なイベントが開催された。「読書チャンネル」を設け本やマンガに関するニュースの配信も始めたSmartNewsと、小学館の「裏サンデー」が出自となり、ネット発のユニークなマンガをアプリで提供する「マンガワン」、そして、KADOKAWAが二次創作も含めた投稿小説を募集する「カクヨム」の仕掛け人たちが、「オンラインサービスと本のプロモーションを考える会」と銘打って持論を展開したのだ。「ラノベすらネットのスピード感からは遅れている」「本はもはや窮屈なメディアだ」といった言葉も飛び出し、会場に詰めかけた出版関係者たちにも強い印象を残した。このイベントのハイライトをお届けしよう。
2016.2.4 椋庵文学賞に高知市の島総一郎さんの小説(高知県)
今年の椋庵文学賞には小説、歌集などからあわせて10件の応募があり、審査の結果高知市仁井田の島総一郎さんの小説「消えてゆく灯影」が選ばれた。
2016.1.28 中国最強のラノベが日本初上陸! 天才ゲーマーの活躍を描く『マスターオブスキル ~全職高手~』
中国国内で10代の若者を中心に人気を博すライトノベル『マスターオブスキル ~全職高手~』。1日のアクセス数が3億を超える、中国最大のオンライン小説レーベル「起点中文網」の大人気タイトルである同作の日本語翻訳版小説(1&2巻)が、2015年12月24日(木)に刊行された。
2016.1.26 発売たちまち重版!! 『エルフ嫁と始める異世界領主生活』は電撃文庫のネクストヒットタイトル!
発売後大きな反響を呼び、たちまち重版出来! それを記念して、鷲宮だいじん先生が執筆する電撃文庫『エルフ嫁と始める異世界領主生活 ―俺の住む島に異世界が来ちゃったんだが―』の紹介記事をお届けします。
2016.1.26 【今週はこれを読め! SF編】歪んだ因果の閉空間に正真正銘の「終末」が訪れる
シャーリイ・ジャクスンの長篇小説は、これまで第五作『丘の屋敷』(創元推理文庫)と第六作『ずっとお城で暮らしてる』(同)が翻訳されている。
2016.1.6 伊坂幸太郎ワールド全開!ちょっと間抜けな裏稼業コンビの友情ストーリー
掛け違えられたボタンのように、ひとつ現実をずらすだけで、目の前の景色がたちまち間抜けに見えてしまうことがある。
2016.1.2 [2016年ラノベ市場展望]ネット発小説の拡大続く 紙書籍と「住み分け」
出版不況の中で唯一の"成長分野"とされる、若者向けのイラスト付き小説「ライトノベル」も、2年連続減の約225億円(出版科学年報調べ)となり、縮小傾向だ。
2015.12.15 【今週はこれを読め! SF編】いつのまにか床が天井になってしまうトポロジー
連作『12人の蒐集家』に、中篇「ティーショップ」を併録した作品集。
2015.12.10 WEB小説の登場で新たな動き!? このラノ編集部に聞く、新人賞の過去、未来!
近年、出版不況と言われる中でも、比較的好調と言われてきたライトノベル。
2015.12.9 【今週はこれを読め! エンタメ編】第三の言語で書かれたエッセイ『べつの言葉で』
小学生のとき、「ゆかりちゃんちってごはんは毎日カレーなの?」と聞かれる。
2015.12.9 ライトノベルの今がわかる! 話題沸騰の大人気ラノベからヒット目前の新作ラノベまでを一挙紹介した『このライトノベルがすごい!2016』
年間1000冊以上もの新刊が出版されているライトノベル。
2015.12.1 作家の高田宏さん死去…90年に読売文学賞
樹木や島、雪といった自然をテーマにしたエッセーや小説から、綿密な取材による伝記までを手掛けた作家の高田宏(たかだ・ひろし)さんが11月24日、肺がんのため死去した。83歳だった。
2015.11.15 『かたづの!』が柴田錬三郎賞、『長いお別れ』が中央公論文芸賞を受賞した現在の気持ちを語る――中島京子(1)
出版社勤務ののちフリーライターを経て、2003年に『FUTON』で小説家デビュー。同作は第25回野間文芸新人賞候補に。2010年に『小さいおうち』で第143回直木賞を受賞。2014年に『妻が椎茸だったころ』で、第42回泉鏡花文学賞を受賞。2015年に『かたづの!』で第3回河合隼雄物語賞、第4回歴史時代作家クラブ賞作品賞および第28回柴田錬三郎賞を受賞、さらに『長いお別れ』で第10回中央公論文芸賞を受賞。
2015.11.12 デビューからわずか1年 ミステリー界に新たな巨匠候補が誕生!!
下村敦史氏は2014年に江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビューを果たした。
2015.10.27 『掟上今日子の備忘録』で明らかになった西尾維新、もうひとつの魅力―ミステリー作家への原点回帰
西尾維新氏は2002年にデビューを果たした時点ですでに人気作家の階段をのぼりはじめ、そして、今現在も人気作家であり続ける息の長い作家である。とは言っても、彼自身は未だ若い。デビューした時点でわずか20歳だったわけだからそれも当然のことだ。
2015.10.27 【今週はこれを読め! SF編】自足した孤独の《八世界》、いまヴァーリイの眼で世界を見る
ジョン・ヴァーリイは1970年代半ばにアメリカSF界に華々しく登場し、あまりタイムラグなく日本へも紹介された。
2015.10.20 書評:Masato [著]岩城けい - 星野智幸(小説家)
■異国の地、母の孤独と子の成長
2015.9.8 【今週はこれを読め! SF編】自由を貪る戦争か支配下の平和か。人類家畜テーマの新展開。
ロバート・チャールズ・ウィルスンは、ジョン・W・キャンベル記念賞受賞の『クロノリス--時の碑--』(2001年)、ヒューゴー賞を受賞した『時間封鎖』(2005年)を開幕篇とする三部作など、大仕掛けの「SFアイデア」と緻密な「心理描写」で定評のある人気作家だ。
2015.9.1 【今週はこれを読め! SF編】藤井太洋が見つめるテロ多発の地平、長谷敏司が描く虚栄の英雄伝説
伊藤計劃は『虐殺器官』『ハーモニー』の二長篇で日本SFにエポックを画し、これからアニメ化も控えている、いまなお旬の作家だ。
2015.8.11 【今週はこれを読め! SF編】鉄道への奇妙な情熱と、それが呼びよせる超自然の怪異
グラビンスキは1910年代ごろから30年代前半にかけて活躍したポーランドの幻想小説家で、まとまっての邦訳はこれがはじめて。
2015.8.10 bestseller's interview 第70回 馳 星周さん
出版界の最重要人物にフォーカスする『ベストセラーズインタビュー』!
2015.7.29 「ぼっち」高校生描いた小説、ベストセラーの理由
小説「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」(渡航著、小学館)、通称「俺ガイル」。2011年の第1巻発売以降、現在までに14巻計400万部を売り上げる。
2015.7.28 【今週はこれを読め! SF編】狂気が生みだした「月」、「月」が夢見る言語化しえぬ現実
冒頭はいきなり天使降臨による日常の壊滅だ。もはや地上には安全な場所はなく、菱屋修介は自らの妄想がつくりだした「月世界」へと逃げこむ。そして、現実が分岐する。
2015.7.26 青森県八戸市が直営施設「八戸ブックセンター」開設へ 民間の書店や市立図書館との関係は?
青森県八戸市は2016年夏、中心市街地に市直営の施設「八戸ブックセンター」(仮称)を開設する。
2015.6.25 編集部より | MF文庫J 『ゼロの使い魔』
『ゼロの使い魔』続巻刊行によせて
2015.6.4 【文芸月評】静かに散る 銃後の描写
愛せない苦悩つづる佳作も
2015.5.13 谷川俊太郎さん オタクな素顔 ひたすら好きな家電の話をする「詩の話より面白いなあ」
「谷川俊太郎さんってオタクなんだよね」
2015.5.12 【今週はこれを読め! SF編】高度監視システムの間隙をくぐり、悪党どもを出しぬいて、走る少年少女
体制による管理が行き届いた息苦しい社会のなかで、アウトローのヒーローが支配の裏をかいて大活躍するSF。
2015.5.10 文豪漫画で学生来館増 近代文学館
県立神奈川近代文学館(横浜市中区)で、若い世代の来館者が急増している。
2015.5.8 アダルトラノベの雄・キルタイムコミュニケーション【編集長インタビュー】
創刊以来、ゆるがぬ姿勢でエッチな小説を世に送り出し続けているのがキルタイムコミュニケーションだ。「小説家になろう」の男性向けサイト「ノクターンノベルズ」掲載作品を書籍化した「ビギニンズノベルズ」レーベルも昨年2月の創刊から好調を維持。岡田編集長にそのノウハウを直撃!
2015.5.4 『the SIX』 井上夢人著 評・唯川恵(作家)
特別な能力持つ子たち
2015.4.27 ヘスティアのデザインには先生も思わず「ほぁ!?」 ――『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』原作者・大森藤ノ先生へ単独インタビュー
ヘスティアの「例の紐」でも話題沸騰中のTVアニメ『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』(以下、ダンまち)。
2015.4.21 ゆきのまち幻想文学賞25年…積み重なる小品の結晶
授賞式後に行われた朗読会で、楽器の調べにあわせて読み上げられる受賞作品に聴き入る受賞者ら(11日、青森市の八甲田ホテルで)
2015.4.20 きらら熱烈インタビュー 第120回 蛭田亜紗子さん
楽しい気持ちになったり、ちょっと頑張ろうかなと前向きな気持ちになっていただけたら嬉しいです。
2015.4.14 ミステリー作家 泡坂妻夫を総特集
和服に家紋を描き入れる紋章上絵師とアマチュアマジシャンの顔を持ちながら、小説を書けば奇想天外なトリックで読者を煙に巻く――『文芸別冊 泡坂妻夫(あわさかつまお)』(河出書房新社)は、2009年の没後も根強い人気を持つミステリー作家を総特集。
2015.4.13 大賞毬さんら出席…幻想文学賞授賞式
雪をテーマにした物語を公募した「第25回ゆきのまち幻想文学賞」(ゆきのまち通信主宰、読売新聞社特別協力)の授賞式が11日、青森市の八甲田ホテルで開かれた。
2015.4.7 ゆきのまち幻想文学賞 小滝さんが佳作
雪をテーマにした物語を公募した「第25回ゆきのまち幻想文学賞」(「ゆきのまち通信」主宰、読売新聞社など特別協力)で、名古屋市天白区の派遣社員、小滝ダイゴロウさん(40)の「消えた十二月」が佳作に選ばれた。
2015.4.7 【今週はこれを読め! SF編】新しい母の概念を通し、人間性のありかたに問いを投げかける
語り手の虹は「母になりたい」と言う。母になって母を産みたい。母自身よりも、精度の高い母を、産めるような母を、産みたい。
2015.4.1 注目アニメ紹介 : 「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」 ひねくれぼっちの青春第2期
友人のいない「ぼっち」生活を続けていた主人公の青春を描く渡航さんの人気ライトノベル(小学館ガガガ文庫)をアニメ化した「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」が2日深夜から順次、スタートする。
2015.3.30 第9回小学館ライトノベル大賞ルルル文庫部門が発表、大賞は該当作なし
深波刹那さんの『朧月夜のしらべ』が優秀賞と読者賞をW受賞した。
2015.3.30 『ブルース』 桜木紫乃著 評・渡辺一史(ノンフィクションライター)
謎めく指、8様の物語
2015.3.12 国民投票で日本代表作品を選ぶ「SUGOI JAPAN Award2015」ラノベ部門1位は『俺ガイル』が獲得!
シリーズ&関連本累計350万部を突破している『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』(ガガガ文庫/通称「俺ガイル」)が、世界で大ヒットさせたい作品、いわば日本代表を選ぶ国民投票「SUGOI JAPAN Award2015」のラノベ部門で1位を獲得!昨年末の「このライトノベルがすごい!2015」に続いての受賞となる。
2015.2.26 青春小説が映画に 原田マハさんの思いは
「楽園のカンヴァス」や「カフーを待ちわびて」など、有名な絵画を巡るミステリー仕立ての作品から切ない恋愛小説まで、さまざまなテーマを手がけ、幅広いファンを獲得している作家の原田マハさん。
2015.2.25 第21回電撃小説大賞《大賞》に輝いた『φの方石 -白幽堂魔石奇譚-』の新田周右先生インタビュー
第21回電撃小説大賞の《大賞》を受賞した『φの方石(ファイのほうせき) -白幽堂魔石奇譚-』。メディアワークス文庫から2月25日に発売された本作の著者である、新田周右先生のインタビューをお届けする。
2015.2.22 妻が残した2千冊、私設図書館に 遺影、本棚を見守る
蔵書が並ぶリビングを、図書室として開放する人がいる。
2015.2.18 【今週はこれを読め! エンタメ編】じんわり効いてくる寅さん小説〜滝口悠生『愛と人生』
博多華丸・大吉のネタに「酒のちゃんぽんと親の意見は後から効いてくる」というフレーズがある。私はここに「男はつらいよ」シリーズも、"後から効いてくるもの(成長とともによさがわかる、という意味での)"として加えたい。
2015.2.18 ライトノベルで街おこし
県内が舞台の小説にちなみ、作中の菓子や登場人物のイメージを再現した紅茶などの販売が28日、千葉、習志野両市の商店街5か所で始まる。読者層の若者をターゲットにしており、関係者たちは「商店街を盛り上げるチャンス」と期待している。
2015.2.17 めちゃコミック、講談社・小学館のライトノベルを配信開始
ライトノベルの閲覧には、セルシスの電子書籍ビューワ「BS Reader for Browser」を採用している。
2015.2.11 第21回電撃小説大賞《金賞》に輝いた『運命に愛されてごめんなさい。』のうわみくるま先生インタビュー
第21回電撃小説大賞の《金賞》を受賞した『運命に愛されてごめんなさい。』。2月10日に発売された本作の著者である、うわみくるま先生のインタビューをお届けする。
2015.2.3 【今週はこれを読め! SF編】コージー派侵略SFの新展開にして、薄曇りの学園青春小説
教室が小刻みに揺れ、窓の外へ目をやると空を火球が横切っている。クラスメイトが「隕石だ」と言う。しかし、別な者がそれを否定する。あれは落ちる前に減速した。
2015.1.20 きらら著者インタビュー 第78回 加納朋子さん『トオリヌケ キンシ』
世の中がままならないことばかりだからこそ、話の中では救ってあげたい気持ちがあります。
2015.1.13 【今週はこれを読め! SF編】マイノリティとしてのロボット----現実社会の依存/搾取を前景化する
vNとはコンピュータの基礎を築いた数学者フォン・ノイマンに因む符号で、作中では自己増殖する人間型ロボットをさす。
2015.1.10 若手の創作意欲に期待 文学フリマ 4月開催
地方では初
2014.12.30 読書委員が選ぶ「2014年の3冊」<中>
評・須藤靖(宇宙物理学者・東京大教授)
2014.12.17 電子書籍ランキング2014
BOOK☆WALKERで販売中の約151,000点の作品の中から、もっとも読まれているタイトルTOP100を発表!メディアミックス作品が絶好調のなか、みなさんの愛読書は何位にあるでしょうか?同時にラノベ、コミック、文芸、実用書などカテゴリー別ランキングも20位まで公開中!
2014.11.21 「このライトノベルがすごい」で史上初の快挙、『俺ガイル』が連覇&三冠を達成
ガガガ文庫発行の人気漫画『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』が、宝島社「このライトノベルがすごい!」で2年連続1位に。男性・女性キャラクター部門でも1位を獲得した。
2014.11.20 三陸鉄道がなんと「ライトノベル」募集! 主人公イケメン鉄道員ならジャンルは自由
最近では鉄道会社などが漫画・アニメ風のイラストを起用、あるいは一般から募集することも珍しくないが、このほど始まったのは意外な企画。募集するのはなんと「ライトノベル」だ。
2014.11.20 文学の舞台 市川を紹介 30日まで企画展
市川市が舞台として取り上げられた小説やエッセーなど文学作品の一文と、その場所の過去や現在の写真を一枚のパネルにして紹介する展示会「イメージとしての写真-言葉になった市川の風景」が同市鬼高の市文学ミュージアムで開かれている。三十日まで。
2014.11.19 このラノ2年連続1位!「俺ガイル」マンガ版や原作新刊が続々発売
渡航のライトノベルを原作とした、伊緒直道作画によるマンガ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。@comic」の4巻が、本日11月19日に刊行された。一部の書店では購入者に特典を配布している。
2014.11.14 「アース・スター」ノベル創刊 テレビCMとオーディオドラマには釘宮理恵と鳴海杏子を起用!
アース・スター エンターテイメントは2014年12月12日(金)に大人のためのエンタメ小説レーベル「アース・スターノベル」を創刊する。(2014年12月12日創刊、以降毎月15日発売)
2014.11.12 本の題名、やたら長くなっているのはなぜ
読書の秋。書店に並ぶ本を眺めていたらふと気がついたことがある。やたらと長い題名の本が多い。
2014.10.26 言葉の奥深さ楽しく学ぼう 紫波、小説家ら講師に
小説家や音楽家ら一線で活躍する文化人が講師を務める「ただようまなびや 文学の学校 岩手分校2014」(実行委主催)は25、26の両日、紫波町紫波中央駅前2丁目の町情報交流館で開かれている。
2014.10.25 『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』 アニメ化決定
創刊から10周年を迎えたGA文庫(SBクリエイティブ)屈指の人気ライトノベル『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』(原作:大森藤ノ、イラスト:ヤスダスズヒト)がテレビアニメ化される。24日、午後10時から配信されたニコニコ生放送『特別生配信!!松岡禎丞 主演新作アニメ発表会!!』で明らかになった。
2014.10.25 広島)福山ミステリー文学新人賞に神谷氏
本格ミステリー文学の新人に贈られ、7回目を迎えた「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」(福山市など主催)の受賞作が24日に発表され、大阪府在住の神谷一心さん(34)の「たとえ世界に背いても」が選ばれた。
2014.10.20 20回目の歩み振り返る 中山義秀文学賞
優れた歴史・時代小説をたたえる中山義秀文学賞の第20回記念事業は19日、白河市の鹿島ガーデンヴィラで行われた。
2014.10.17 『魔界に召喚れて家庭教師!? ~派遣先は魔王宮~』の主人公は魔王の娘を社交界デビューさせ戦争を阻止できるのか!?【電撃文庫新作紹介】
鷲宮だいじん先生が執筆する、電撃文庫『魔界に召喚れて家庭教師!? ~派遣先は魔王宮~』の紹介記事をお届けします。
2014.10.10 『エロマンガ先生』と"紗霧"は、別キャラクターだったかも? 作者・伏見つかさ先生に制作秘話を聞く
現在開催中の"進化宣言! 電撃文庫FIGHTINGフェア"。電撃オンラインでは、電撃文庫作家陣のインタビューを4回にわたってお届け。第4回となる今回は、伏見つかさ先生のインタビューをお届けしていく。
2014.9.29 今、「まちの書店」が必要な理由 内沼晋太郎
ブック・コーディネーターの内沼晋太郎さん(34)が東京・下北沢に書店「B&B」をオープンさせて2年になる。店を開いた理由は明快だ。
2014.9.29 深い友情…子規へ漱石の手紙を発見
作家の夏目漱石(1867~1916年)が俳人の正岡子規(1867~1902年)に宛てた手紙が見つかった。
2014.9.16 書評:男一代之改革 [著]青木淳悟 - 佐々木敦(批評家・早稲田大学教授)
■これは小説か 「変」な作家の企み
2014.8.28 bestseller's interview 第61回 山田 宗樹さん
出版界の最重要人物にフォーカスする『ベストセラーズインタビュー』!
2014.8.27 【今週はこれを読め! エンタメ編】宮木あや子が描く情念あふれる清少納言
「清少納言、熱いよね〜」(←「あまちゃん」の松尾スズキ風にご変換願います)。
2014.8.7 Twitterのライトノベルファンが選んだ"いま熱いライトノベル"ランキングTOP10!
全国のライトノベルファンが、いまハマってるイチオシの作品、他人にオススメしたい作品をTwitter上から投票で決める人気ランキング『ライトノベルツイッター杯2014上半期』が今期も決まった。
2014.8.4 黒川博行さん、直木賞に決まって よめはんに叱咤され始まった作家生活
二十代の後半、高校教師のころ、ミステリーを乱読した。クイーンやクリスティなど古今の名作といわれるものを、ひととおり読んで思ったのは"こんな名探偵はおらんやろ"という短絡だった。
2014.7.26 アーケード商店街で町づくり読書会…甲府
甲府市中心街の銀座通り商店街で8月9日、アーケードの下で本の感想を語り合う「まちなか読書会」が開かれる。
2014.7.25 【今週はこれを読め! ミステリー編】ミステリー・ファン必読のサスペンス『火曜日の手紙』
フランス・ミステリー不遇の時代なのである。
2014.7.15 【今週はこれを読め! SF編】流浪する魂が到達した場所----《ゴーメンガースト》完結篇
マーヴィン・ピークが遺した《ゴーメンガースト》三部作を、夫人のメーヴ・ギルモアが書きついだ第四部。
2014.7.2 話題のラノベ、コミック、文芸作品が続々ランクイン! BOOK☆WALKER 2014上半期ランキング発表
株式会社ブックウォーカー(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:安本洋一)は、総合電子書籍ストア「BOOK☆WALKER」の売り上げ実績を集計した、『BOOK☆WALKER 電子書籍ランキング 2014上半期』を発表いたしました。
2014.6.24 【今週はこれを読め! SF編】2冊のレア・トラックス! マニアに嬉しく、ビギナーに新鮮
今週は2冊対で取りあげたい。長らく日本SF界を牽引してきた専門誌〈SFマガジン〉が先ごろ700号を達成し、同誌自体も来しかたを振りかえる特集を組んだ。
2014.6.24 書評:本屋さんのダイアナ [著]柚木麻子
「大穴」と書いてダイアナ。この名前のせいでいつも肩身の狭い思いでいるダイアナは、母と二人暮らしで本が大好き。
2014.6.23 『盲目的な恋と友情』 辻村深月著 評・唯川恵(作家)
小さな悲鳴がこぼれる
2014.6.14 クライマックス目前! アニメ系WEBラジオ特集!【ラノベ原作アニメ編】
今期も、もうすぐクライマックスを迎えるアニメが増えてきました。それぞれハラハラドキドキの連続で、毎夜、テレビの前にかじりついている人も多いのでは。
2014.6.3 【今週はこれを読め! SF編】動物たちのの物語、心の神話、声の寓話
キジ・ジョンスンは米国SFの注目株。1960年生まれ、88年デビューだから若手とは呼べないが、脚光を浴びるようになったのは2000年代に入ってからで、とくに2009年以降は毎年のようにメジャーなSF賞を射止めている。その彼女の日本で初めての単行本が、この『霧に橋を架ける』だ。オリジナル編集で11篇が収録されている。
2014.5.26 【今週はこれを読め! ミステリー編】"カリブ海のメグレ"を目指す!『ネルーダ事件』
ミステリーは治安の良い民主主義国家のみで発展しうる娯楽である、という説がある。
2014.5.15 「千歳鉱山」の記憶小説に 芥川賞作家・奥泉さん 跡地訪れ取材
【千歳】芥川賞選考委員の作家、奥泉光さん(58)=東京在住=が、市内美笛の金鉱山「千歳鉱山」を題材にした小説の構想を練っている。往時は5千人が暮らしたとされる黄金郷の盛衰に引かれ、12日には現地を訪れて元従業員の取材などを行った。
2014.5.15 もはやためらっている場合じゃない!? ロマンス小説最前線はエロスと快楽のジェットコースター級!
ドラマチックかつロマンチックな恋愛模様が世の多くの女性たちを魅了し、独自のジャンルを築いてきたロマンス小説。
2014.5.11 【新・仕事の周辺】幸福な作家人生 大沢在昌
一昨年、プロの小説家をめざす人たちに向けた技術指導書を私はだした。
2014.5.8 「ライトなラノベコンテスト」特別賞の晴海まどかさんにインタビューしてみた
ライブドアブログとimpress QuickBooksによる「ライトなラノベコンテスト」の結果が発表されました。受賞作品の発売予定などはimpressQuickBooksのブログで随時発表されるとのことなので、そちらをご参照ください。
2014.4.24 【エンタメ小説月評】甘酸っぱく、苦く、不穏
何度も驚かされた。それまで見ていた景色が瞬時に反転する様に。そうして浮かび上がった登場人物らの切実さに。なにより、これがデビュー作だということに。春は出会いの季節。十市(とおちの)社(やしろ)『ゴースト≠ノイズ(リダクション)』(東京創元社)を手に取らずに過ごすのは、あまりにもったいない。
2014.4.24 直木賞作家らも参加:小説・文学でまちおこし――『ガラシャ物語』シリーズが電子書籍化
京都フラワーツーリズム推進協議会は、著名作家11名と一般公募による短編小説『ガラシャ物語』シリーズを電子書籍で配信。1日1作品が無料となるダウンロードキャンペーンも実施する。
2014.4.18 俺ガイル : アニメ2期制作決定
ひねくれた少年の日常を描いた渡航さん作、ぽんかん(8)さんイラストのライトノベル「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」のアニメ2期が制作されることが18日、分かった。
2014.4.16 14年度本屋大賞受賞の歴史活劇『村上海賊の娘』! 例年以上にセールスを伸ばし話題沸騰中
全国の書店員が1年間の「いちばん!売りたい」本を選ぶ、売り場発の文学賞として04年に始まった本屋大賞。
2014.4.13 青森で「ゆきのまち文学賞」授賞式
雪をテーマとした作品を募集した「第24回ゆきのまち幻想文学賞」(「ゆきのまち通信」主宰、読売新聞東京本社など特別協力)の授賞式が12日、青森市の八甲田ホテルで開かれた。
2014.4.9 「弘前の文学碑マップ」5000部作製 市立郷土文学館
弘前市立郷土文学館は、市内にある弘前ゆかりの著名な作家や詩人らの文学碑、墓などの場所を分かりやすく示している「弘前の文学碑マップ」を5千部作製した。
2014.4.6 ネット原作のアニメ : 脚光を浴びる理由は?
近い未来、アニメはインターネットを抜きにして成り立たない日が来るのではないか。
2014.4.5 地域の古本を買い取り…岐阜のブックカフェ
不用になった書籍を地域で活用しようと、岐阜県関市栄町のブックカフェ「ブックエカ」が、ブック基金の活動を始めた。
2014.3.30 電子書籍アワード2014:ライトノベルランキングTOP10
ライトノベル部門では、昨年に引き続きテレビアニメ化作品が大人気。
2014.3.19 「"世界最後の魔境"群馬県から来た少女」など 「ご当地ラノベ」続々
全国各地の「ご当地ネタ」を盛り込み、ユーモアとともに楽しめるライトノベル(ラノベ)が続々と誕生し、注目を集めている。作品のファンが訪れる"聖地巡礼"の舞台や地元の人に親しまれる存在になることで、地域の活性化に一役買うことも期待されている。
2014.3.11 春のスイーツは美少女添えで。「かわいいと美味しいは、正義!」を全力で表現するとこうなる
「木工ボンド」「ジャージ」「奉仕」「古典」「隣人」「巫女」「ホスト」・・・・・・。さて、一見何の関連性もなさそうに見えるこれらのキーワードに共通するものは何だかお分かりだろうか?
2014.3.8 東日本大震災から3年―小説家が描くさまざまな「鎮魂と再生」のかたちとは?
東日本大震災発生から丸3年が経とうとしている。
2014.3.1 童話や民話研究に著作、松谷みよ子さんの米寿祝う
童話、赤ちゃん絵本の創作から民話研究まで幅広い著書で知られる作家の松谷(まつたに)みよ子さん=写真=。
2014.2.28 bestseller's interview 第55回 藤岡 陽子さん
出版界の最重要人物にフォーカスする『ベストセラーズインタビュー』!
2014.2.26 【今週はこれを読め! SF編】局面の動きの目まぐるしさ、物語を座標軸ごと転倒させる大胆さ
第1回ハヤカワSFコンテスト最終候補となった表題作を巻頭におき、4篇の書き下ろしを加えて作られた短篇集だ。
2014.2.25 書評:渡良瀬 [著]佐伯一麦 - 佐々木敦(批評家・早稲田大学教授)
■労働の日々、淡々と活き活きと
2014.2.23 福山ミステリー文学新人賞 1次選考委員募る
福山市出身のミステリー作家、島田荘司さんが選者を務める「第7回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」について、市は、第1次選考を担当する選考委員15人程度を募集している。
2014.2.12 特集 : 伊那市高遠の小説家・島村利正に光
本に触れ、本を身近に感じられるまちの創出を目指す伊那市高遠町の「本の町高遠プロジェクト」は今年度、郷土が生んだ小説家・島村利正にスポットを当てた活動に取り組んでいる。
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