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enに関連する小説ニュースまとめ

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en ニュース検索結果

2021.7.26  作家の読書道 第231回:佐藤究さん

今年『テスカトリポカ』が山本周五郎賞と直木賞を受賞、注目を集める佐藤究さん。幼い頃はプロレスラーになりたかった福岡の少年が、なぜ本を読み始め、なぜ小説を書き始め、なぜ群像新人文学賞受賞後に江戸川乱歩賞で再デビューしたのか。そしてなぜ資本主義について考え続けているのか。直木賞発表前の6月、リモートでおうかがいしました。

2021.7.14  第165回芥川賞は石沢麻依『貝に続く場所にて』、李琴峰『彼岸花が咲く島』、直木賞は佐藤究『テスカトリポカ』、澤田瞳子『星落ちて、なお』に決定!

第165回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)が発表された。選考会は7月14日(水)、都内で開催され、「芥川龍之介賞」は石沢麻依『貝に続く場所にて』、李琴峰『彼岸花が咲く島』に、「直木三十五賞」は佐藤究『テスカトリポカ』、澤田瞳子『星落ちて、なお』に決定した。

2021.6.25  作家の読書道 第230回:一穂ミチさん

短篇集『スモールワールズ』が大評判となり、直木賞にもノミネートされている一穂ミチさん。文体も形式も人物造形も自在に操って読者の心を揺さぶる一穂さん、同人誌での二次創作からBL小説でプロデビュー、そこから一般文芸へと活動の場を拡張中。漫画も小説もノンフィクションも幅広いジャンルを読むなかで惹かれた作品とは? さらにはアニメや動画のお話も。リモートでたっぷりおうかがいしました。

2021.5.28  作家の読書道 第229回:蛭田亜紗子さん

2008年に第7回「女による女のためのR‐18文学賞」大賞を受賞、10年に『自縄自縛の私』(受賞作「自縄自縛の二乗」を改題)を刊行してデビューした蛭田亜紗子さん。現代人の日常を描く一方で、『凜』では大正期、開拓時代の北海道を舞台に過酷な環境を生きる男女を描き、最新作『共謀小説家』では明治期に小説執筆にのめりこんだある夫婦の話を描くなど、幅広い作風で活躍中。では蛭田さんが親しんできた作品とは? リモートでたっぷりおうかがいしました。

2021.4.23  作家の読書道 第228回:阿津川辰海さん

大学在学中に『名探偵は嘘をつかない』でデビュー、緻密な構成、大胆なトリックのミステリで注目を浴びる阿津川辰海さん。さまざまな読み口で読者を楽しませ、孤立した館で連続殺人事件に高校生が挑む新作『蒼海館の殺人』も話題。そんな阿津川さん、実は筋金入りの読書家。その怒涛の読書生活の一部をリモートインタビューで教えていただきました。

2021.4.14  「2021年本屋大賞」決定!! 大賞は町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』 全ノミネート作の順位を発表!

全国の書店員が選ぶ、いま一番売りたい本を決める「本屋大賞2021」の受賞作が4月14日(水)決定した。

2021.3.27  作家の読書道 第227回:尾崎世界観さん

2001年にロックバンドのクリープハイプを結成、12年にメジャーデビュー。ヴォーカル、ギター、作詞作曲で活躍する一方、16年に小説『祐介』を発表した尾崎世界観さん。最新作『母影』が芥川賞にノミネートされるなど注目を浴びる尾崎さんは、どんな本を求めてきたのか。歌うこと、書くことについて切実な思いが伝わってくるお話です。リモートでインタビューを行いました。

2021.3.15  第12回〈小説 野性時代 新人賞〉 選考結果のお知らせ

本日3月15日(月)午後3時より、第12回〈小説 野性時代 新人賞〉(主催=株式会社KADOKAWA)の選考会が行われました。

2021.2.27  作家の読書道 第226回:酉島伝法さん

2011年に「皆勤の徒」で第2回創元SF短編賞を受賞、造語を駆使した文章と自筆のイラストで作り上げた異形の世界観で読者を圧倒した酉島伝法さん。2013年に作品集『皆勤の徒』、2019年に第一長編『宿借りの星』で日本SF大賞を受賞した酉島さんは、もともとイラストレーター&デザイナー。幼い頃からの読書生活、そして小説を書き始めたきっかけとは? リモートでお話をおうかがいしました。

2021.1.23  作家の読書道 第225回:町田そのこさん

2020年に刊行した『52ヘルツのクジラたち』が未来屋小説大賞、ブランチBOOK大賞を受賞するなど話題を集めている町田そのこさん。少女時代から小説家に憧れ、大人になってから新人賞の投稿をはじめた背景には、一人の作家への熱い思いが。その作家、氷室冴子さんや、読書遍歴についてお話をうかがっています。

2021.1.11  凪良ゆう、森見登美彦の話題作がランクイン! 「2020年 二十歳が一番読んだ小説ランキング」をhontoが発表!

ハイブリッド型総合書店「honto」が、「2020年 二十歳が一番読んだ小説ランキング」を発表。2020年に話題となった注目作が名を連ねる結果となった。

2021.1.5  【今週はこれを読め! SF編】多様な傾向を集めつつ、懐かしい印象すら受ける間口の広いアンソロジー

もっとも新しい十年紀のSF傑作選。思わず身がまえてしまうが、心配はご無用。収録されている作家の人種・経歴・セクシャリティは多様で、作品の傾向もバラエティに富んでいるものの、飛びぬけて先鋭的な表現・主題・論理はほとんどない。ある程度SFに馴染んでいる読者にとっては、むしろ懐かしい印象すら受けるくらいだ。

2020.12.29  【今週はこれを読め! ミステリー編】私立探偵スカダーの長い歩み『石を放つとき』

私立探偵小説のすべてがここに詰まっている。

2020.12.26  作家の読書道 第224回:伊与原新さん

2019年に『月まで三キロ』で新田次郎文学賞、静岡書店大賞、未来屋小説大賞を受賞した伊与原新さん。地球惑星科学を専攻して研究者になった伊与原さんが読んできた本とは、ある日小説を書きはじめたきっかけとは。エンタメから分かりやすい理系の本まで、幅広い読書遍歴を語ってくださいました。

2020.12.8  【今週はこれを読め! SF編】高性能AIに挑む、落ちこぼれエンジニアとおかしなヤクザ

第八回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作。AI技術にかかわるアイデア満載の軽快エンターテインメントだ。とにかくセンスが抜群に良い。

2020.11.28  作家の読書道 第223回:中山七里さん

今年作家デビュー10周年を迎えた中山七里さん。話題作を次々と世に送り出すエンターテインナーの読書遍歴とは? 大変な読書量のその一部をご紹介するとともに、10代の頃に創作を始めたもののその後20年間書かなかった理由やデビューの経緯などのお話も。とにかく、その記憶力の良さと生活&執筆スタイルにも驚かされます。

2020.10.24  作家の読書道 第222回:武田綾乃さん

学生時代に作家デビュー、第2作「響け!ユーフォニアム」がいきなりアニメ化され人気シリーズとなった武田綾乃さん。さまざまな青春を時にキラキラと、時にヒリヒリと描く武田さんはどんな本を読み、どんな思いを抱いてきたのか。お話は読書についてだけでなく、好きなお笑い芸人や映像作品にまで広がって…。意外性に満ちたインタビューをお楽しみください!

2020.9.26  作家の読書道 第221回:高山羽根子さん

この夏、『首里の里』で芥川賞を受賞した高山羽根子さん。これまでも一作ごとにファンを増やしてきた高山さん、多摩美術大学で日本画を専攻していたという経歴や、創元SF短編新人賞に佳作入選したことがデビューのきっかけであることも話題に。読んできた本のほか美術ほか影響を受けたものなど、高山さんの源泉について広くおうかがいします。

2020.9.23  【今週はこれを読め! SF編】オリジナル・アンソロジー・シリーズの三冊目。七篇を収録。

オリジナル・アンソロジー・シリーズの三冊目。七篇を収録。

2020.8.11  【今週はこれを読め! SF編】新たな壮途へ乗りだした年刊日本SF傑作選

創元SF文庫で十二年つづいた《年刊日本SF傑作選》を後継するアンソロジー・シリーズ。版元を移した経緯や、編者が大森望・日下三蔵のタッグチームから大森ソロへ変わったことなど「序」で語られているが、支障なく友好的に運んだようだ。まずは欣快。

2020.7.25  作家の読書道 第219回:今村翔吾さん

2017年に『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』を刊行してデビュー、翌年『童神』(刊行時に『童の神』と改題)が角川春樹小説賞を受賞し、それが山田風太郎賞や直木賞の候補になり、そして2020年は『八本目の槍』で吉川英治文学新人賞を受賞と、快進撃を続ける今村翔吾さん。新たな時代小説の書き手として注目される今村さんは、いつ時代小説に魅せられ、何を読んできたのか? 軽快な語り口調でたっぷり語ってくださいました。

2020.6.27  作家の読書道 第218回:藤野可織さん

不穏な世界を時に美しい言葉で、時に奇想を炸裂させた設定で描き出す藤野可織さん。2013年には『爪と目』で芥川賞を受賞、最近では女性2人が破滅に向かう世界で活き活きと冒険する『ピエタとトランジ<完全版>』が評判に。この世界観を生み出す背景に、どんな読書遍歴があったのでしょう? 小説だけでなく、影響を受けた漫画や好きな映画や俳優についてもたっぷり教えてくださいました。

2020.4.25  作家の読書道 第217回:乗代雄介さん

2015年に「十七八より」で群像新人文学賞を受賞して作家デビュー、2018年に『本物の読書家』で野間文芸新人賞を受賞、今年は「最高の任務」で芥川賞にノミネートされ注目度が高まる乗代雄介さん。たくさんの実在の書物の題名や引用、エピソードが読み込まれる作風から、相当な読書家であるとうかがえる乗代さん、はたしてその読書遍歴は?

2020.3.28  作家の読書道 第216回:青山七恵さん

大学在学中に書いて応募した『窓の灯』で文藝賞を受賞してデビュー、その2年後には『ひとり日和』で芥川賞を受賞。その後「かけら」で川端康成賞を受賞し、短篇から長篇までさまざまな作品を発表している青山七恵さん。衝撃を受けた作品、好きな作家について丁寧に語ってくださいました。

2020.3.21  人気ラノベ『弱キャラ友崎くん』アニメ化決定

屋久ユウキさんによる累計発行部数100万部突破の人気ライトノベル『弱キャラ友崎くん』のTVアニメ化が決定しました。あわせて、スタッフとキャストが公開となりました。

2020.2.22  作家の読書道 第215回:相沢沙呼さん

『medium 霊媒探偵城塚翡翠』が2019年末発表のミステリランキングで3冠を達成、今年は同作が2020年本屋大賞ノミネート、第41回吉川英治文学新人賞候補となり、さらに『小説の神様』(講談社タイガ)が映画化されるなど、話題を集める相沢沙呼さん。そんな相沢さんが高校生の時に読んで「自分も作家になりたい」と思った作品とは? 小説以外で影響を受けたものは? ペンネームの由来に至るまで、読書とその周辺をたっぷりおうかがいしました。

2020.1.25  作家の読書道 第214回:凪良ゆうさん

引き離された男女のその後の時間を丁寧に描く『流浪の月』が大評判の凪良ゆうさん。もともとボーイズラブ小説で人気を博し、『神さまのビオトープ』で広い読者を獲得、新作『わたしの美しい庭』も好評と、いま一番勢いのある彼女ですが、幼い頃は漫画家志望だったのだとか。好きだった作品は、そして小説を書くようになった経緯とは。率直に語ってくださっています。

2020.1.21  【今週はこれを読め! SF編】波瀾万丈な人生のなかにの潜む"得体の知れぬ"裂け目

メキシコ出張中、急な雨を避けるために飛びこんだ古本屋。ほとんどはスペイン語の安手のペーパーバックだったが、棚の下のほうにハードカバーが何冊かある。私の目を引いたのは、とくに大判の一冊だ。英語のようだが、背文字は色褪せていてよくわからない。黴の匂いのするページを開くと、扉に『黒曜石雲』とあった。十九世紀の本のようだ。著者はRev. K. Macbaneとある。「Rev.」ということは牧師(reverend)か? 私がその本に運命的なものを感じたのは、副題に「エアシャー郡ダンケアン町の上空で起きた今も記録に残る奇怪なできごとの記述」とあったからだ。

2020.1.14  評論家の坪内祐三さん死去 61歳 エッセーや書評人気

評論家の坪内祐三(つぼうち・ゆうぞう)さんが13日、心不全で死去した。61歳だった。通夜は22日午後6時、葬儀は23日午前9時30分から東京都渋谷区西原2の42の1の代々幡斎場で。喪主は妻文子(あやこ)さん。

2020.1.6  冬アニメ『魔術士オーフェンはぐれ旅』原作者・秋田禎信さん&オーフェン役・森久保祥太郎さんインタビュー|森久保さんが現場一番の若手から若手を引っ張る座長へ

1994年に小説連載が始まり、1998年にアニメ化、2019年には舞台化と、長年に渡ってたくさんのファンに愛され、様々な展開を見せてきた『魔術士オーフェンはぐれ旅』。

2019.12.28  作家の読書道 第213回:河﨑秋子さん

東北と北海道で馬と暮らす人々を描いた物語『颶風の王』で注目され、単行本第二作『肉弾』で大藪春彦賞を受賞、新作短編集『土に贖う』も高い評価を得ている河﨑秋子さん。北海道の酪農一家で育ち、羊飼いでもあった彼女は、どんな本を読み、いつ小説を書きはじめたのか。これまでのこと、これからのことを含め、たっぷりと語っていただきました。

2019.12.24  【今週はこれを読め! SF編】寄稿者の持ち味が十二分に発揮されたオリジナル・アンソロジー

創元SF短編賞出身作家を中心に編まれたオリジナル・アンソロジー《Genesis》の第二巻。第一巻『一万年の午後』(http://www.webdoku.jp/newshz/maki/2019/01/08/144902.html)と同様、ホームグラウンドだけに、寄稿者それぞれが自分の持ち味をのびのびと発揮している。

2019.11.23  作家の読書道 第212回:呉勝浩さん

2015年に『道徳の時間』で江戸川乱歩賞を受賞、2018年には『白い衝動』で大藪春彦賞を受賞。そして新作『スワン』が話題となり、ますます注目度が高まる呉勝浩さん。小学生のうちにミステリーの面白さを知り、その後は映画の道を目指した青年が再び読書を始め、小説家を目指した経緯は? 気さくな口調を脳内で再現しながらお読みください。

2019.10.31  ガチャがすべての痛快成り上がり伝『アキトはカードを引くようです』作者インタビュー

"スレ発ラノベ4"の第4弾として10月25日にMF文庫Jから発売される小説『アキトはカードを引くようです』の作者・川田両悟さんのメールインタビューをお届けします

2019.10.28  小野不由美インタビュー

小野不由美インタビュー

2019.10.26  作家の読書道 第211回:又吉直樹さん

お笑い芸人として活躍する一方で読書家としても知られ、発表した小説『火花』で芥川賞も受賞した又吉直樹さん。著作『第2図書係補佐』や新書『夜を乗り越える』でもその読書遍歴や愛読書について語っていますが、改めて幼少の頃からの読書の記憶を辿っていただくと、又吉さんならではの読み方や考察が見えてきて……。

2019.10.8  【今週はこれを読め! SF編】著者初の短篇集。文化と歴史への洞察と、卓越した構成力、語りの技巧。

小川哲はハヤカワSFコンテストに投じた『ユートロニカのこちら側』で大賞を射止めてデビュー、受賞後第一作となる『ゲームの王国』で日本SF大賞と山本周五郎賞を受賞。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いである。現代社会がはらむ諸問題への怜悧な眼差しと、複線的なストーリーを緊密に束ねる卓越した構成力は、舌を巻くばかりだ。

2019.9.28  作家の読書道 第210回:町屋良平さん

今年1月、ボクサーが主人公の『1R1分34秒』で芥川賞を受賞した町屋良平さん。少年時代から「自分は何か書くんじゃないか」と思っていたものの、実は、10代の頃はなかなか本の世界に入り込むことができなかったのだとか。そんな彼が、読書を楽しめるようになった経緯とは? スマホで執筆するなど独特の執筆スタイルにも意外な理由がありました。

2019.9.4  【今週はこれを読め! エンタメ編】繊細で骨太な『掃除婦のための手引き書』がかっこいい!

酒に溺れる日々。家族からの虐待。家庭の経済状況の極端な浮き沈み。私にとってはこれまでの人生で縁のないものだ。なのになぜ、ルシア・ベルリンの描く痛みが自分と近しいもののように感じてしまうのだろうか。

2019.8.24  作家の読書道 第209回:吉川トリコさん

2004年に「ねむりひめ」で第3回「女による女のためのR-18文学賞」で大賞と読者賞を受賞した吉川トリコさん。以来、映像化された『グッモーエビアン!』や、あの歴史上の女性の本音を軽快な語り口で綴る『マリー・アントワネットの日記』、そして新作『女優の娘』など、女性、少女を主なモチーフにさまざまな小説を発表。その作風に繋がる読書遍歴を語ってくださいました。

2019.8.22  「文藝」創刊号以来86年ぶり異例の3刷 韓国文学に集まる注目

日韓関係が冷え込む中、日韓の作家の短編競作や対談などを掲載した河出書房新社の季刊文芸誌「文藝2019年秋号」が昭和8年の創刊号以来86年ぶりに2度の緊急増刷をした。同号では「韓国・フェミニズム・日本」を特集。韓国文学界で注目が集まるフェミニズムに焦点を当て、日本文学とのつながりを探っている。韓国文学ブームやフェミニズムへの関心の高まりがヒットの背景にあるとみられる。

2019.7.27  作家の読書道 第208回:葉真中顕さん

日本ミステリー大賞を受賞したデビュー作『ロスト・ケア』でいきなり注目を浴び、今年は『凍てつく太陽』で大藪春彦賞と日本推理作家協会賞を受賞した葉真中顕さん。社会派と呼ばれる作品を中心に幅広く執筆、読書遍歴を聞けば、その作風がどのように形成されてきたかがよく分かります。デビュー前のブログ執筆や児童文学を発表した経緯のお話も。必読です。

2019.7.16  【今週はこれを読め! SF編】ミルハウザーの新しい試み、しかし変わりのない魔法の言葉

スティーヴン・ミルハウザーの言葉は、ささやかな、しかし鮮やかな魔法のように、読み手の世界を変えていく。『イン・ザ・ペニー・アーケード』『バーナム博物館』『ナイフ投げ師』『十三の物語』といった短篇集に収められた諸篇を読むとき、ぼくの脳裡に浮かぶのは、十八世紀スイスの時計職人が生みだした精妙な機械細工だ。小さな空間に驚異と憧憬が詰まっている。

2019.6.22  作家の読書道 第207回:最果タヒさん - 作家の読書道

作家の読書道 第207回:最果タヒさん

2019.5.25  作家の読書道 第206回:江國香織さん

読書家としても知られる江國香織さん。小さい頃から石井桃子さん訳の絵本に親しみ、妹さんと「お話つなぎ」という遊びをしていたけれど、その頃は小説家になることは考えていなかったとか。さらにはミステリ好きだったりと、意外な一面も。その膨大な読書量のなかから、お気に入りの本の一部と、読書生活の遍歴についておうかがいしました。

2019.4.27  作家の読書道 第205回:今村昌弘さん

2017年に鮎川哲也賞受賞作『屍人荘の殺人』でデビューした今村昌弘さん。意表を突くクローズドサークルの設定が話題となり、年末の各ミステリランキングで1位になり、本格ミステリ大賞も受賞。第2作となる『魔眼の匣の殺人』も期待を裏切らない内容で、今後の活躍が楽しみな新鋭です。でも意外にも、昔からミステリ作家を目指していたわけではなかったのだとか。ではどんな本が好きだったのか、そして作家を目指したきっかけは?

2019.4.16  【今週はこれを読め! SF編】大胆なSFの設定に、現代社会の問題を写しとる

白水社の《エクス・リブリス》は、上質な海外文学を届けてくれる、小説読みにとっては慈雨のごとき叢書だ。そこに初めて収められたジャンルSFが本書である。七篇を収めた短篇集。著者のプロフィールを知って、のけぞった。

2019.3.31  低迷する文庫市場に光明 女性読者が支える"時代小説"

女性読者が増えた要因とは?

2019.3.23  作家の読書道 第204回:上田岳弘さん

デビュー作「太陽」の頃から、大きな時間の流れの中での人類の営みと、個々の人間の哀しみや郷愁を融合させた作品を発表し続け、『私の恋人』で三島由紀夫賞、そして今年『ニムロッド』で芥川賞を受賞した上田岳弘さん。5歳の頃から「本を書く人」になりたかった上田さんに影響を与えた本とは? 作家デビューを焦らなかった理由など、創作に対する姿勢も興味深いです。

2019.3.6  第27回小川未明文学賞、受賞作決定!

新潟県上越市と小川未明文学賞委員会が主催し、株式会社学研ホールディングス(東京・品川 代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社、株式会社学研プラス(東京・品川 代表取締役社長:碇秀行)が協賛する、第27回小川未明文学賞の受賞作品が決まり、2月22日(金)、発表されました。

2019.2.20  小説家・吉野匠さんが死去 『レイン』シリーズがヒット

『レイン』シリーズなどで知られる小説家の吉野匠さんが死去したことが、明らかになった。20日にアルファポリスが公式サイトで訃報を伝えた。

2019.1.26  作家の読書道 第202回:寺地はるなさん - 作家の読書道

婚約を破棄されどん底にいた女性が、ひょんなことから雑貨屋で働くことになって……あたかい再生の物語『ビオレタ』でポプラ社小説新人賞を受賞、以来、現代人の心の沁みる小説を発表し続けている寺地はるなさん。幼い頃は親に隠れて本を読んでいたのだとか。読書家だけど小説家を目指していたわけではなかった寺地さんが小説を書き始めたきっかけは? 読むことによって得た違和感や感動が血肉となってきたと分かる読書道です。

2019.1.25  インフィニット・デンドログラム:"なろう系"人気ラノベがテレビアニメ…

小説投稿サイト「小説家になろう」で人気の海道左近さんのライトノベル「<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-」がテレビアニメ化されることが25日、明らかになった。斉藤壮馬さんがオンラインゲーム「Infinite Dendrogram(ID)」を始めた主人公のレイ・スターリング(椋鳥玲二)を演じるほか、声優として大野柚布子さん、村瀬歩さんや小倉唯さん、日笠陽子さんらが出演する。

2019.1.16  第160回芥川賞は上田岳弘の『ニムロッド』と町屋良平の『1R1分34秒』に、直木賞は真藤順丈の『宝島』に決定!

第160回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)が発表された。選考会は1月16日(水)、東京・築地の新喜楽で開かれ、「芥川賞」は上田岳弘の『ニムロッド』と町屋良平の『1R(いちらうんど)1分34秒』の2作品に、直木賞は真藤順丈の『宝島』に決定した。

2019.1.8  【今週はこれを読め! SF編】日本SFの新しいプラットホーム、ここから始まる。

SF出版では海外SF紹介から出発した東京創元社だが、2007年に日本SFの名作再刊に手を染め、2010年以降は創元SF短編賞(募集は前年から)によって次々と新しい才能を発掘してきた。いまや新鮮な日本SFの最重要供給源である。

2018.12.22  作家の読書道 第201回:古内一絵さん

映画会社に勤務したのち作家デビューを果たし、さまざまな舞台を選んで小説を執筆している古内一絵さん。ドラァグクイーンが身体にやさしい夜食を出してくれる「マカン・マラン」もいよいよ完結、今後の作品も楽しみなところ。では、どんな読書体験を経て、なぜ小説家へ転身を果たしたのか。その転機も含めて読書遍歴をおうかがいしました。

2018.12.18  【今週はこれを読め! SF編】ベテランから新人まで個性豊かな書き下ろしアンソロジー

もう何度も書いていることだが、ここ数年の日本SFは空前の収穫期にあって、ベテランから俊英まで多くの才能が質の高い作品を送りだしている。惜しむらくは本来の受け皿たるべきSF専門誌が隔月刊の〈SFマガジン〉しかなく、しかも連載中心になってしまっていることだ。一般誌やWebなどSFを受けいれる媒体は以前より広がっているものの、ジャンルの求心力となる場が圧倒的に少ない。

2018.11.24  作家の読書道 第200回:白岩玄さん

『野ブタ。をプロデュース』で鮮烈なデビューを飾り、その後着実に歩みを続け、最近では男性側の生きづらさとその本音を書いた『たてがみを捨てたライオンたち』が話題に。そんな白岩さん、実は少年時代はほとんど小説を読まず、作家になることは考えていなかったとか。そんな彼の心を動かした小説、そして作家になったきっかけとは?

2018.11.13  【今週はこれを読め! SF編】ITによって変貌しゆくアクチャルな未来を描いた連作集

ITの発展、およびそれを取りまく文化によって、変わりゆく近未来を描く連作。作中で用いられるのは空想的な超テクノロジーではなく、いま現実にあるツールやメソッドであり、主題となるのも、いまの世界が直面している(あるいは、これから不可避に直面するであろう)アクチャルな問題だ。そして、もっとも注目すべきは、それに取り組む主人公たちの行動原理である。

2018.11.1  電撃の新文芸 | 電撃文庫公式サイト

電撃が放つWEBエンタメノベル!

2018.10.27  作家の読書道 第199回:瀧羽麻子さん

京都を舞台にした「左京区」シリーズや、今年刊行した話題作『ありえないほどうるさいオルゴール店』など、毎回さまざまな作風を見せてくれる作家、瀧羽麻子さん。実は小学生の頃は授業中でも読書するほど本の虫だったとか。大人になるにつれ、読む本の傾向や感じ方はどのように変わっていったのでしょうか。デビューの経緯なども合わせておうかがいしました。

2018.10.21  「どんな雰囲気になるか楽しみ」 よしもとばなな『デッドエンドの思い出』映画化決定に大反響

女性の絶望と復活を描いた『デッドエンドの思い出』が映画化決定。原作ファンからは、「あの名作が映画化するのか… どんな雰囲気になるか楽しみでしかたない!」「絶対に映画館で号泣する自信がある」と期待の声が続出している。

2018.10.10  【今週はこれを読め! エンタメ編】小嶋陽太郎の"大化け"短編集『友情だねって感動してよ』

変態...! 本書を読み終えて、真っ先に心に浮かんだ言葉である。いわゆる一般的に使用されるような性的嗜好について揶揄しているわけではない(そういった意味合いでの変態性も感じられなくはない短編集ではあるが)。生物が形態を変えるように、小嶋陽太郎という作家の新たなる資質が顕在化したという意味であり、俗に言う"大化けした"という状態。私が思っていたよりもはるかに(低く見積もっていたということは断じてないにもかかわらず)、小嶋陽太郎は逸材だった。

2018.10.9  「思いがけない、カタチになる」monogatary.com初のコンテスト「モノコン2018」結果発表

「モノコン2018」には、指定のお題に対して物語を投稿してエントリーする「物語部門」と、表紙となるイラストやデザインを投稿する「表紙部門」、さらには読んだ作品を積極的にシェアしたりオススメすることで参加できる「オススメシ部門」の3部門が用意されており、「物語部門」「表紙部門」の優秀作品は、「その作品の魅力を最も伝わるカタチで展開」することが約束されていましたが、「思いがけない、カタチになる」というキャッチコピーの通り、複数の優秀作品がそれぞれ様々な形に展開されることが発表となりました。

2018.10.9  【今週はこれを読め! SF編】This could be heaven or this could be Hell

レーナ・クルーンはフィンランドの現代作家。これまでかなりの作品が翻訳されており、そのほとんどが広義の幻想小説だった。本書ははっきりとSFに分類できる作品だが、同時に寓話性も強い。ただし、一意的に解釈されるような寓意ではなく、意味を解くよりも読者が考えつづける契機となる寓意である。

2018.9.25  『ハルヒ』新作短編も!伝説のライトノベル誌「ザ・スニーカー」1号限りの復活

株式会社KADOKAWAのライトノベルレーベル「角川スニーカー文庫」の創刊30周年を記念し、伝説のライトノベル雑誌「ザ・スニーカー」が1号限りの復活を果たすことが発表された。

2018.9.22  作家の読書道 第198回:久保寺健彦さん

7年ぶりの長篇『青少年のための小説入門』が話題となっている久保寺健彦さん。この新作小説にはさまざまな実在の名作が登場、久保寺さんご自身の読書遍歴も投影されているのでは? 聞けばやはり、幼い頃から本の虫だったようで――。

2018.8.25  作家の読書道 第197回:小野寺史宜さん

2006年に短篇「裏へ走り蹴り込め」でオール讀物新人賞、2008年に『ROCKER』でポプラ社小説大賞優秀賞を受賞してデビューした小野寺史宜さん。「みつばの郵便屋さん」シリーズなどで人気を得、今年は孤独な青年と人々とのつながりを描く『ひと』が話題となった小野寺さん、実は小学生の頃から作家になることを意識していたのだとか。その背景には、どんな読書遍歴があったのでしょう?

2018.7.28  作家の読書道 第196回:真藤順丈さん

ダ・ヴィンチ文学賞大賞の『地図男』や日本ホラー小説大賞大賞の『庵堂三兄弟の聖職』など、いきなり4つの文学賞に入選してデビューを果たした真藤順丈さん。その後も着実に力作を発表し続け、最近では戦後の沖縄を舞台にした一大叙事詩『宝島』を発表。骨太な作品を追求するその背景には、どんな読書遍歴が?

2018.6.23  作家の読書道 第195回:伊吹有喜さん

『四十九日のレシピ』、『ミッドナイト・バス』、『なでし子物語』など心温まる作品を発表、最近では直木賞候補にもなった『彼方の友へ』も話題となった伊吹有喜さん。幼い頃から読書家だった彼女の愛読書は? 時代小説にハマったり、ミステリ小説を応募していたりと、現在の作風からすると意外にも思える変遷を教えてくれました。

2018.5.19  中国短編文学賞の入賞者決まる

第50回中国短編文学賞(中国新聞社主催)は、作家高樹のぶ子さんによる審査の結果、大賞1編、優秀賞2編の入賞者が決まった。今回は、中国地方の5県の253人から計260編の応募があった。

2018.5.16  作家の読書道 第194回:石井遊佳さん

新潮新人賞を受賞したデビュー作『百年泥』が芥川賞を受賞、一躍時の人となった石井遊佳さん。幼い頃から本を読むのが好きだった彼女が愛読していた本とは? 10代の頃は小説を書けなかった理由とは? インドのチェンナイで日本語教師となる経緯など、これまでの来し方を含めてたっぷり語ってくださいました。

2018.5.14  書店に合わせてAIが本を選ぶ「Seleboo」 日販と富士通が共同開発

日本出版販売(以下、日販)と富士通は5月14日、書店の客層や売り場のコンセプトなどに合わせてAI(人工知能)が自動で本を選ぶサービス「SeleBoo」(セレブー)を共同開発し、2018年夏から日販の取引書店向けに提供すると発表した。書店の店頭フェアやイベントでの活用を見込む。

2018.5.7  訃報:加古里子さん92歳=絵本作家「だるまちゃん」

「だるまちゃんとてんぐちゃん」などで知られる絵本作家で児童文化研究家、加古里子(かこ・さとし、本名・中島哲=なかじま・さとし)さんが2日、慢性腎不全のため亡くなった。92歳。葬儀は近親者で営んだ。後日、出版社が合同でしのぶ会を開く。

2018.4.19  クリップ:第9回野性時代フロンティア文学賞

■第9回野性時代フロンティア文学賞(KADOKAWA主催)

2018.4.18  作家の読書道 第193回:奥田亜希子さん

すばる文学賞受賞作品『左目に映る星』(「アナザープラネット」を改題)以降、一作発表するごとに本読みの間で「巧い」と注目を集めている奥田亜希子さん。長篇も短篇も巧みな構築力で現代に生きる人々の思いを描き出す筆力は、どんな読書経験で培われてきたのでしょうか。デビューに至るまでの創作経験などとあわせておうかがいしました。

2018.3.21  作家の読書道 第192回:門井慶喜さん

今年1月、『銀河鉄道の父』で第158回直木賞を受賞した門井慶喜さん。受賞作は宮沢賢治の父親にスポットを当てた物語。他にも、美術や建築などを含め歴史が絡む作品を多く発表している門井さん。その礎を築いたのはどんな読書体験だったのだろう。

2018.3.20  売れる本は「面白そうなにおい」がする? 様々な企画を打ち出す三省堂書店員・新井さん

今回「おしごとりっすん」に登場するのは、三省堂書店で働く新井見枝香さん。有楽町店、池袋店、本部勤務を経て、現在神保町本店の文庫本コーナーを担当する新井さんは、本を売るのが日本一上手い書店員かもしれません。

2018.3.13  【今週はこれを読め! SF編】現代中国SFの洗練度の高さに瞠目

ケン・リュウは現代アメリカSFにあって、洗練された抒情性と巧みなストーリーテリングによって多大な人気を集める作家だが、中国SFの紹介者としても旺盛な活躍をつづけている。本書はそのひとつの成果だ。現代中国SFの最前線にいる七人の作家の小説十三篇・エッセイ三篇を、ケン・リュウが選び、英訳したアンソロジーInvisible Planets: Contemporary Chinese Science Fiction in Translation。それを日本語訳したのが、この『折りたたみ北京』だ。

2018.2.21  作家の読書道 第191回:原田ひ香さん

2007年に『はじまらないティータイム』ですばる文学賞を受賞してデビュー、『東京ロンダリング』や『人生オークション』、最新作『ランチ酒』などで話題を呼んできた原田ひ香さん。幼い頃、自分は理系だと思っていた原田さんが、小説家を志すまでにはさまざまな変遷が。その時々で心に響いた本について、教えてもらいました。

2018.2.7  【今週はこれを読め! エンタメ編】違っているけれど、否定しない〜王谷晶『完璧じゃない、あたしたち』

みんなちがって、みんないい。金子みすゞの言葉を引くまでもなく、みんなが知っていることだ。なのに、世の中から差別やいじめがなくならないのは何故だろう? 結局のところ、概念としては知っているというだけで、心からそう思っている人は多数派ではないということなのだろう。

2018.1.24  作家の読書道 第190回:滝口悠生さん

野間文芸新人賞受賞作『愛と人生』や芥川賞受賞作『死んでいない者』をはじめ、視点も自在、自由に広がっていく文章世界で読者を魅了する滝口悠生さん。実は小さい頃はそれほど読書家ではなかったという滝口さんが、少しずつ書くことを志し、小説のために24歳で大学に入り学び、やがてデビューを決めるまでに読んで影響を受けた作品とは? その遍歴も含めて、たっぷりと語っていただきました。

2017.12.12  【重要】hon.jpサイト閉鎖について

【お知らせ】いつも電子書籍検索サイト「hon.jp」をご利用いただきましてまことにありがとうございます。

2017.12.11  第7回 本屋が選ぶ時代小説大賞発表!

「 オール讀物2017年12月号 」より転載

2017.11.30  オーム社eBook Storeサービス終了のお知らせ

日頃よりオーム社eBook Storeをご利用いただきありがとうございます。

2017.11.27  『このライトノベルがすごい!2018』はアンケート回答数過去最多!? 書き下ろし短編や特製ポスターなど豪華特典付き

いまが旬のライトノベルを紹介するライトノベル総合情報誌『このライトノベルがすごい!2018』(『このライトノベルがすごい!』編集部/宝島社)が11月25日に発売された。

2017.11.14  【今週はこれを読め! SF編】マイノリティがマッチョを懲らしめる痛快ダイムノヴェル

ときは十九世紀後半。飛行船が行き交い、甲冑型の巨大な蒸気機械が闊歩する港町ラピッド・シティはゴールドラッシュに湧いていた。

2017.11.9  青空文庫はこうやって運営され、こうやって活用されてます

10月14日に開催された青空文庫20周年記念シンポジウム"青空文庫の今とこれから"レポートの後半は、青空文庫にボランティアとして関わりたい方へ向けた入門セッションと、青空文庫の活用事例セッションをお届けする。レポート前編はこちら。

2017.10.25  SUNDAY LIBRARY:著者インタビュー 桜木紫乃 『砂上』

"全員嘘つきの物語を書く"その約束は守れた気がします

2017.10.18  作家の読書道 第187回:似鳥鶏さん

『理由(わけ)あって冬に出る』から始まる「市立高校」シリーズ、ドラマ化された「戦力外捜査官」シリーズなどで人気を博す似鳥鶏さん。今年作家生活10周年を迎え、ますます波に乗る著者は、どんな本を読み、どんな影響を受けてきたのか? 楽しくたっぷり語ってくださいました。

2017.10.17  【今週はこれを読め! SF編】ナボコフによる時間の織物、広がりゆくタペストリーの経験

『アーダ』の邦訳は、かつて早川書房《ハヤカワ・リテラチャー》に斎藤数衛訳があったが、こんかい日本を代表するナボコフ研究家・若島正の手によって新訳がなされた。

2017.10.9  「小説が消滅するかも」17万部作家が、いま抱いている危惧

『騙し絵の牙』で描きたかったこと

2017.9.20  作家の読書道 第186回:澤村伊智さん

日本ホラー小説大賞を受賞したデビュー作『ぼぎわんが、来る』(「ぼぎわん」を改題)が話題を集め、その後の作品も評判を呼んで日本ホラー小説界期待の新星として熱く注目されている澤村伊智さん。実は幼少の頃から筋金入りの読書家です。愛読してきたレーベル、作品、作家について、がっつりお話くださいました。読み応え満点!

2017.9.12  【今週はこれを読め! SF編】アクチャルな未来の質感、テクノロジーと人間の新しい共生

多くのSFが描いてきたシンギュラリティは、AIが人間と同等の知性・意識を獲得し、さらにそれを凌駕してしまう臨界点だった。

2017.8.29  田中芳樹「アルスラーン戦記」ついに完結へ 第1巻から30年以上...「脱稿」報告

作家・田中芳樹さんの大河ファンタジー小説「アルスラーン戦記」、ついに「完結」へ。個人事務所代表の安達裕章さんが、田中さんから最終巻の原稿を受け取ったと2017年8月29日、ツイッターで明かした。

2017.7.19  芥川賞沼田さん 直木賞佐藤さん

第157回芥川賞と直木賞の選考会が19日夜、東京で開かれ、芥川賞に沼田真佑さんの「影裏」が選ばれました。

2017.7.19  作家の読書道 第185回:遠田潤子さん - 作家の読書道

奄美の民話をベースにした深遠なファンタジー『月桃夜』で日本ファンタジー小説大賞を受賞してデビューした遠田潤子さん。その後は人間心理を丁寧に描くミステリー作品を発表、最近は文庫化した『雪の鉄樹』がヒットして話題に。非常に幅広く本を読んできた様子の遠田さん、なかでもお気に入りの作品とは?

2017.7.18  【今週はこれを読め! SF編】風待町ろまん、少年の日の思い出、空から来た友だち

僕の名前は久延丕彦(ひさのべものひこ)という。足が少し不自由で人見知り、いつもひとりで遊んでいる。その日は、海岸で「宝探し」をしていた。空に太陽がこぼれおちたような光が見えたかと思うと、遠くでどーんと低い音が響く。しかし、まわりにはだれもいない。目撃したのは自分ひとりだ!

2017.7.14  暑い日には部屋で読書を……村上春樹らの言葉を道標に海外文学への道を踏み出そう

翻訳家・柴田元幸が責任編集を務める文芸誌『MONKEY vol.12』(柴田元幸:編/Switch Publishing)は本号で12号目。「翻訳は嫌い?」と題した特集を中心に、村上春樹・川上弘美など小説家だけでなく、歌手の小沢健二、分子生物学者の福岡伸一など多様なエッセイ・対談が掲載されている、知的好奇心をくすぐる一冊です。

2017.7.8  まるで1本の映画のよう! 単巻10万部突破の話題作『86―エイティシックス―』に最新刊が登場!

電撃文庫が真・エンタテイメントノベルとして打ち出す『86―エイティシックス―』。

2017.7.6  アメリカのSF文学界で、「スペースオペラ」が大流行──その魅力と人気の理由に迫った

壮大な宇宙活劇を描くSFのジャンル「スペースオペラ」。現在、その人気が再燃し、新しい作家たちが次々と作品を発表している。イーロン・マスクをはじめとする起業家たちの野心的な宇宙事業が人々の想像力を刺激するように、なぜいま宇宙を舞台にした「スペースオペラ」が人々の心を掴むのか。その理由を探る。

2017.6.21  作家の読書道 第184回:朝比奈あすかさん

2006年に『憂鬱なハスビーン』で群像新人文学賞を受賞してデビュー、以来、現代社会のなかでいきる大人の女性の姿から少年や少女の世界まで、さまざまな設定・テーマで作品を発表している朝比奈あすかさん。その作風の幅広さは、幼い頃からの幅広い読書体験、さらには一時期アメリカに住んでいた頃の体験が影響している模様。ではその具体的な作品・作家たちとは?

2017.6.7  【今週はこれを読め! エンタメ編】『続あしながおじさん』が新訳で登場!

"1作目を超える続編は存在しない"というのは、半ば共通認識のように受けとめられている。

2017.5.18  「記者小説」に相次ぎ文学賞

2000年代半ば、新聞記者を描く小説といえば、日航ジャンボ機墜落事故を題材にした横山秀夫さんの「クライマーズ・ハイ」だった。

2017.5.17  作家の読書道 第183回:芦沢央さん - 作家の読書道

作家の読書道 第183回:芦沢央さん

2017.5.12  "シンギュラリティ"への丁寧な、そして終着点までのガイドブック 『エクサスケールの少女』【書評】

Precisely because we cannot resolve issues of consciousness entirely through objective measurement and analysis (science), a critical role exists for philosophy. (客観的な測定・分析――即ち科学――のみでは意識の問題を解明できないからこそ、決定的な役割が哲学に求められる)

2017.5.11  いま世界中で翻訳されている作家・中村文則の短編集文庫化! デビュー15周年を記念して「中村文則の世界」フェアを同時開催!!

いま世界中で翻訳されている作家・中村文則の短編集『A』の文庫版が、2017年5月8日(月)に発売された。また文庫発売・デビュー15周年を記念して、河出文庫既刊3点と合わせた「中村文則の世界」フェアを全国400以上の書店で同時開催中だ。

2017.4.19  作家の読書道 第182回:塩田武士さん

グリコ・森永事件に材をとった『罪の声』で話題をさらった塩田武士さん。神戸新聞の記者から作家に転身した経歴の持ち主と思ったら、実は学生時代からすでに作家を志望していたのだそう。大阪でお笑い文化に多大な影響を受けながら、どんな小説に魅せられてきたのか。影響を受けた他ジャンルの作品にもたっぷり言及してくださっています。

2017.3.21  著者インタビュー 小川洋子 『不時着する流星たち』

作家にとって、どうでもいい人は世の中に一人もいない

2017.3.21  西尾維新×中村光『十二大戦』アニメ化決定でファンから喜びの声続出中「最強タッグの作品がアニメで観れるとは!」

西尾維新と中村光という夢のタッグで生まれた小説『十二大戦』がテレビアニメ化されることが決定した。この知らせにファンからは「これはやっばい作品がアニメ化されるぞ!!」「最強タッグの作品がアニメで観れるとはありがてぇ!!」と喜びの声が続出中だ。

2017.3.16  『君の名は。』小説で初受賞

日本のポップカルチャーの代表を国民投票で決定する読売新聞社主催の『SUGOI JAPAN Award2017』が16日、都内で開催され、エンタメ小説部門に『小説 君の名は。』を選出。

2017.3.15  作家の読書道 第181回:岡崎琢磨さん

デビュー作『珈琲店タレーランの事件簿』が現在第5巻まで刊行される人気シリーズとなっている岡崎琢磨さん。ノンシリーズ作品も順調に刊行され、作風を広げている注目の若手ですが、実は大学時代まで音楽の道を志していたのだそう。そんな岡崎さんが作家を目指すまで、そして作家になってから読んできた本とは? 

2017.3.7  【今週はこれを読め! SF編】幽精(ジン)が記した『千一日物語』、量子コンピュータの夢 - 牧眞司

昔の恋人たちは、別れたあと、それまでにやりとりしたラヴレターを海辺で燃やして気持ちに区切りをつけたものだ。しかし、現代ではそう簡単にはいかない。ネット文化のなかにいれば、SNSなどで別れた相手の情報がいやでも目に入ってくる。『無限の書』は、主人公アリフのそんな悩みからはじまる。

2017.2.28  読書日記:著者のことば 三上延さん

■ビブリア古書堂の事件手帖7 三上延(みかみ・えん)さん メディアワークス文庫・702円

2017.2.28  SUNDAY LIBRARY:著者インタビュー 群ようこ 『ネコと昼寝 れんげ荘物語』

50代、独身、無職。持たない彼女の豊かな毎日

2017.2.28  【今週はこれを読め! SF編】伊藤計劃のテーマを継ぐ、新世代作家たちの共演

〈SFマガジン〉編集長の塩澤快浩さんは「まえがき」で、このオリジナル・アンソロジーの成りたちについて次のように述べている。

2017.2.22  第23回電撃小説大賞受賞作『君は月夜に光り輝く』『キネマ探偵カレイドミステリー』が2月25日発売

2016年10月に受賞作品を発表した小説公募新人賞"第23回電撃小説大賞"の《大賞》受賞作『君は月夜に光り輝く』と、《メディアワークス文庫賞》受賞作『キネマ探偵カレイドミステリー』が2月25日にメディアワークス文庫より発売されます。

2017.2.15  作家の読書道 第180回:住野よるさん

ネットで評判となり、書籍化されて大ベストセラーとなった『君の膵臓をたべたい』。その後『また、同じ夢を見ていた』『よるのばけもの』と話題作を発表し続ける住野よるさん。詳しいプロフィールやお顔は非公表ですが、読書遍歴や小説に対する思いを、真摯に語ってくださいました。

2017.2.11  文学座80周年 生誕150年で新作 大食漢の子規にみる生きる力

今年は歌人、正岡子規(1867~1902年)生誕150年の節目。

2017.2.2  村上春樹のアンデルセン文学賞授賞スピーチ全文掲載! 『MONKEY』最新号

翻訳家・柴田元幸責任編集による文芸誌『MONKEY』Vol.11が、2017年2月15日(水)に発売される。

2017.1.24  【今週はこれを読め! SF編】ベスター第一長篇、第一回ヒューゴー賞、伊藤典夫初の長篇翻訳

『破壊された男』は記念すべき第一回のヒューゴー賞受賞作。1952年に〈ギャラクシー〉に三回分載で発表され、それが対象になった。当時のSFファンにとってはあくまで雑誌が主流であり、連載がかならず単行本になるという発想がなかった。その雑誌にしてもアメリカSF界にリーディングマガジンとして長らく君臨した科学技術主流の〈アスタウンディング〉の座を、よりソフィスティケートされた小説に力を入れる新興の〈F&SF〉や〈ギャラクシー〉が脅かしはじめた時期だ。実際、同じ年のヒューゴー賞の商業誌部門は〈アスタウンディング〉と〈ギャラクシー〉の同時受賞となった。

2017.1.11  DeNA、バンナムカタログIPの二次創作マンガ・小説を公募--受賞作は謎ときゲーム化

ディー・エヌ・エーは1月11日、同社が運営するマンガアプリ「マンガボックス」と小説投稿サイト「エブリスタ」において、バンダイナムコエンターテインメントが展開するカタログIPを利用した二次創作マンガおよび小説の募集を開始する。

2017.1.10  村上春樹さん、新作は「騎士団長殺し」 2月出版

新潮社は10日、作家、村上春樹さん(67)の新作長編のタイトルが「騎士団長殺し」だと発表した。

2017.1.6  経済小説家はどうやって当事者を取材しているのか?

私は今般『国家とハイエナ』という書き下ろしの国際金融小説を上梓した。

2016.12.20  第156回「芥川賞・直木賞」候補10作決まる 恩田陸氏・冲方丁氏ら直木賞ノミネート

日本文学振興会は20日、第156回芥川龍之介賞・直木三十五賞(平成28年下半期)の候補作を発表した。受賞作を決める選考会は来年1月19日、東京・築地の「新喜楽」で行われる。

2016.12.19  作家・川村元気インタビュー:「恋愛のない時代の恋愛小説を書きたかった」

映画、小説と次々にヒットを飛ばす川村元気。今年『君の名は。』の大ヒットで注目を集めた彼が次にリリースしたのは恋愛小説。もちろん、普通の恋愛小説を彼が書くはずもなく……。

2016.12.15  映画『夜は短し歩けよ乙女』公式サイト

森見登美彦原作のベストセラー青春恋愛小説がアニメーション映画化。主人公"先輩"役に星野源。監督は、『四畳半神話大系』や、映画『マインド・ゲーム』の湯浅政明。また脚本の上田誠(ヨーロッパ企画)、キャラクター原案の中村佑介、さらに主題歌ASIAN KUNG-FU GENERATIONという、『四畳半神話大系』の最強チームが再び集結!

2016.12.5  BOOK☆WALKER 2016年間ランキング

BOOK☆WALKERで販売中の300,000点を超える作品の中から、もっとも読まれているタイトルTOP100を発表!みなさんの愛読書は何位にあるでしょうか? 同時に各カテゴリー別のランキングも20位まで発表します!

2016.11.24  おきなわ文学賞 一席に6人 短歌に高校生初、シナリオ・戯曲でも9年ぶり

第12回おきなわ文学賞(県文化振興会主催)の8部門の入選者が24日、発表された。6部門で一席(県知事賞)が選ばれ、シナリオ・戯曲部門では9年ぶり、短歌部門では初めて高校生が選ばれた。3年限定で今回が最後の伝統舞台戯曲部門でも2年ぶりに選ばれた。平田大一県文化振興会理事長が県庁で記者会見し、一席に輝いた6人が同席し、喜びを語った。

2016.11.22  SUNDAY LIBRARY:著者インタビュー 恩田陸 『蜜蜂と遠雷』

勝ち抜くのはたった一人 残酷で華やかなコンクール

2016.11.16  作家の読書道 第178回:宮内悠介さん

デビュー作品集『盤上の夜』がいきなり直木賞の候補になり、日本SF大賞も受賞して一気に注目の的となった宮内悠介さん。その後も話題作を発表し続け、最近ではユーモアたっぷりの『スペース金融道』や、本格ミステリに挑んだ『月と太陽の盤』も発表。 理知的かつ繊細な世界観はどのようにして育まれたのか。読書の変遷をたどります。

2016.11.14  昨今小説誌事情:読者開拓、作家も発掘 2誌創刊、電子化、頒布誌切り替え

かつて小説が娯楽の雄だった時代がある。1970年代、月刊小説誌は30万部、40万部という部数を誇っていた。

2016.11.13  今週の本棚・本と人:『コンテクスト・オブ・ザ・デッド』 著者・羽田圭介さん

日本的精神構造が生む狂気 羽田圭介(はだ・けいすけ)さん

2016.10.30  中高生の文才"発掘" 朝井リョウさんが小説講評

岐阜県不破郡垂井町出身の小説家朝井リョウさん(27)が中高生の短編作品を講評する「めざせ直木賞作家!ぼくのわたしのショートショート発表会」が29日、岐阜市司町のみんなの森ぎふメディアコスモスで開かれ、選考された計8人が講評を受けた。

2016.10.25  シェークスピア17作品は共著、ビッグデータで判明

【AFP=時事】英劇作家ウィリアム・シェークスピア(William Shakespeare)の著作とされている17作品が、他の作家との共著であることがこのほど分かった。今月刊行の作品集の新版で明らかにされた。共著については、ビッグデータの利用から判明したという。

2016.10.19  作家の読書道 第177回:竹宮ゆゆこさん

『とらドラ!』『ゴールデンタイム』などのライトノベル作品で人気を集め、5月に〈新潮文庫nex〉から刊行された『砕け散るところを見せてあげる』も大変評判となった竹宮ゆゆこさん。無力ながらも懸命に前に進もうとする若者たちの姿を時にコミカルに、時に切なく描き出す作風は、どんな読書体験から生まれたのでしょう。インタビュー中に、突如気づきを得た様子も含めてお届けします。

2016.10.3  辻原登(作家) におい立つ昭和の群像 小説『籠の鸚鵡』を刊行

金と暴力、セックス。目の前の欲望にとらわれた人間たちがふわふわと道を踏み外す。

2016.9.21  作家の読書道 第176回:阿部智里さん

早稲田大学在学中の2012年、『烏に単は似合わない』で史上最年少の松本清張賞受賞者となり作家デビューを果たした阿部智里さん。その後、同作を第1巻にした和風ファンタジー、八咫烏の世界を描いた作品群は一大ヒットシリーズに。なんといっても、デビューした時点でここまで壮大な世界観を構築していたことに圧倒されます。そんな阿部さんはこれまでにいったいどんな本を読み、いつ作家になろうと思ったのでしょう?

2016.9.4  近松文学賞最高賞に上野陽平さん 男女の青春を巧みに表現

「さばえ近松文学賞2016~恋話(KOIBANA)~」の最終審査と結果発表が3日、福井県鯖江市立待公民館で行われた。

2016.8.31  「鬼平犯科帳」テレビアニメ化!「美しい、どこにもない世界を目指します」

さいとう・たかをによるマンガ版も発表されている、池波正太郎の小説「鬼平犯科帳」のテレビアニメ化が決定した。

2016.8.30  書籍読み放題「Kindle Unlimited」で作家の稼ぎ方はどう変わるのか? 鈴木みそ氏らが日本独立作家同盟のイベントで討論

NPO法人日本独立作家同盟は28日、緊急討論会「Kindle Unlimitedは独立作家の福音か?それとも悪夢の始まりか?」を都内で開催した。漫画家の鈴木みそ氏ら、セルフパブリッシングの分野で活躍する講師を招き、書籍の定額読み放題サービスの在り方について語り合った。

2016.8.9  「コンビニ人間」効果 文芸春秋が発売前に増刷

文芸春秋は9日、村田沙耶香さんによる第155回芥川賞受賞作「コンビニ人間」を全文掲載する月刊誌「文芸春秋」9月号(8月10日発売)を、5万部増刷することを決めた。

2016.8.4  <長門有希ちゃんの消失>「涼宮ハルヒ」スピンオフマンガが7年の連載に幕

人気ライトノベル「涼宮ハルヒ」シリーズのスピンオフマンガ「長門有希ちゃんの消失」が、4日発売のマンガ誌「ヤングエース」(KADOKAWA)9月号で最終回を迎え、約7年の連載に幕を閉じた。

2016.8.3  <ソードアート・オンライン>人気ラノベがハリウッドで実写ドラマ化

シリーズ累計発行部数が1900万部以上を誇る人気ライトノベル「ソードアート・オンライン」(電撃文庫)が米ハリウッドで実写ドラマ化されることが3日、明らかになった。同作の実写化は初めて。

2016.8.2  金原瑞人、三辺律子… 4人の翻訳者たちが海外文学・映画を語り尽くす! 日本では出版が難しい本をクラウドファンディングで出版する企画もスタート

2015年7月18日(月)に国内で発売された『Wonder』が大きな話題を呼び、大ヒットシリーズ『ハリー・ポッター』のその後を描いた最新作『ハリー・ポッターと呪いの子 第一部・第二部』の国内発売が決定するなど、今海外文学が大きな盛り上がりを見せている。

2016.8.1  直木賞『海の見える理髪店』は、ベテランの技が光る短編集

7月19日に選考会と受賞作の発表が行われた、第155回直木三十五賞。

2016.7.31  「嫌な人のことを考え続けるといとおしくなる」――芥川賞作家・村田沙耶香と気鋭の漫画家・米代恭が意気投合

7月23日、漫画「あげくの果てのカノン」の刊行を記念して、作者の米代恭さん(24)と小説家の村田沙耶香さん(36)の対談イベントが行われました。

2016.7.31  今回の『私の消滅』では、かなり無意識を使うことになりました――中村文則(1)

――新作の『私の消滅』(2016年文藝春秋刊)は〈このページをめくれば、あなたはこれまでの人生の全てを失うかもしれない。〉という、非常にそそる一文から始まりますよね。そう書かれた手記を読む一人の男が巻き込まれていく不条理な状況と、悲惨な幼少期から始まる手記の内容が並行して進んでいく。先入観なく読んだほうが面白いと思うので、このインタビュー記事ではあまりストーリーに触れないようにしますが。

2016.7.25  『小説王』早見和真著 出版不況にケンカを売るアツイ小説

「アツイ!」という言葉をあまり聞かなくなったような気がするが、久々に純粋な賛辞として「アツイ!」と連呼したい小説に出会った。アツイ! 激しくアツイ!

2016.7.22  作家の読書道 第174回:彩瀬まるさん

2010年に「女による女のためのR‐18文学賞」読者賞を受賞、2013年に長篇小説『あのひとは蜘蛛を潰せない』で単行本デビューを果たした彩瀬まるさん。確かな筆致や心の機微をすくいとる作品世界が高く評価される一方、被災体験をつづった貴重なノンフィクション『暗い夜、星を数えて 3・11被災鉄道からの脱出』も話題に。海外で幼少期を過ごし、中2から壮大なファンタジーを書いていたという彼女の読書遍歴は?

2016.7.22  楽天ブックス: 著者インタビュー -あんびるやすこさん「『なんでも魔女商会21 おきゃくさまはルルとララ』 『ルルとララのコットンのマカロン』」

女の子が大好きなものといえばドレスにお菓子、そして魔法!そのすべてが盛り込まれた作品で、小学生を中心に絶大な支持を集めているあんびるやすこさん。少女たちが活躍する夢と希望に満ちた物語は、今や母親世代や男の子たちのハートも掴んでいます。絵本から読み物へと移っていく年代に、「読書の楽しさを教えてくれる」と大人気のシリーズに込めた思いをうかがいました。

2016.7.22  「向田邦子を忘れない」35年目の夏に寄せて――

台湾での不慮の飛行機事故で亡くなってから35年。珠玉の作品を数多く残し、多くの女性がその生活スタイルを憧れとして、歳月を経てもなお語り継がれる向田邦子さんの魅力に迫る。

2016.7.22  <アクセル・ワールド-インフィニット・バースト->加速世界の未来を描く完全新作

劇場版アニメ「アクセル・ワールド-インフィニット・バースト-」(小原正和監督)が23日に公開される。2046年の東京を舞台に、いじめられっ子だった少年らが"加速世界"という仮想空間で戦う姿が描いた「ソードアート・オンライン」などでも知られる川原礫さんの人気ライトノベルが原作で、2012年4~9月にテレビアニメが放送された。

2016.7.18  平岡さん受賞 新報児童文学賞短編小説部門

第28回琉球新報児童文学賞の最終選考会がこのほど那覇市内で開かれ、短編児童小説部門で平岡禎之(さだゆき)さん(56)=那覇市、会社員=の「雨あがりの空にかがやく」が選ばれた。

2016.7.18  <ノーゲーム・ノーライフ>劇場版アニメ製作決定 MF文庫Jの人気ラノベ

MF文庫J(KADOKAWA)のライトノベルが原作のアニメ「ノーゲーム・ノーライフ」の劇場版が製作されることが分かった。公開時期などの詳細は今後、発表される。

2016.7.15  セミナー「小説投稿サイトの現在」:"出版不況の中でも売れる本"を生み出す「ウェブ小説」の仕組みとは?

出版不況の中でも、毎年ベストセラーは生まれている。映画化もされた川村元気『世界から猫が消えたなら』は累計100万部、又吉直樹の次に売れている新人作家・住野よるの『君の膵臓をたべたい』は累計55万部を突破した。「出版不況でも売れる本」に隠された「ウェブ小説」の秘密とは?

2016.7.9  原田マハのベストセラー小説を連ドラ化 スピーチライター描く

原田マハさんのベストセラー小説「本日は、お日柄もよく」(徳間文庫)がWOWOWで連続ドラマ化されることが9日、明らかになった。

2016.7.8  伏見つかさデビュー10周年プロジェクト公式サイト

2006年8月『十三番目のアリス』にてプロ作家デビュー。以降『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』『エロマンガ先生』

2016.7.5  TVアニメ『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』原作者×監督×プロデューサー放送直前インタビュー【前編】

2016年7月8日より順次放映開始予定のTVアニメ『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』の魅力や見どころを中心に、ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメントプロデューサーの中山信宏氏、監督の市村徹夫氏、そして原作者である宇野朴人氏にお話を伺った。全2回にてお届けする。

2016.6.26  人と人と、歌と歌を重ねることによってふと見えてくるものがあるんですよね――北村薫(1)

――今年は日本ミステリー文学大賞の受賞、おめでとうございます。…といいつつ、現在の最新刊はミステリーではなく、『うた合わせ 北村薫の百人一首』(2016年新潮社刊)なので、そのお話からがよいのかな、と。これは現代短歌をふたつずつ並べてその解釈を楽しむ内容。解釈の面白さに加えて、改めて豊富な知識に圧倒されました。

2016.6.26  <この素晴らしい世界に祝福を!>テレビアニメ第2期が17年1月スタート

暁なつめさん作、三嶋くろねさんイラストのライトノベルが原作のテレビアニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」の第2期が2017年1月から放送されることが分かった。

2016.6.23  これが5,788作品の頂点!Web小説コンテストの大賞作品がついに発表!

今年2月末の応募受付から約4ヶ月、第1回Web小説コンテストの大賞作品が遂に発表された。

2016.6.22  「最近の若い者は」などという常套句を寄せ付けない。頼もしいぞ、高校生! 第3回高校生直木賞レポート

高校生直木賞は過去1年の直木賞候補作の中から、高校生が自分たちにとっての1冊を決める試みで、一昨年から始まり、今年で3回目の開催です。

2016.6.15  作家の読書道 第173回:西崎憲さん

作家、翻訳家、アンソロジスト、ミュージシャンと、さまざまな顔を持つ西崎憲さん。昨年は日本翻訳大賞を立ち上げ、今年は文芸ムック『たべるのがおそい』を創刊など、活動の場をどんどん広げていく西崎さんの原点はどこにある? その読書遍歴はもちろん、各分野に踏み出したきっかけもあわせておうかがいしました。

2016.6.12  ラノベとエンタメの間、ライト文芸が進化中!

"中間小説"と言えば、純文学と大衆文学の中間にある娯楽小説のこと。ところが最近は、ライトノベルとエンタメの中間を指すと聞かされて驚いた――という話を目黒考二氏のコラムで読んで驚いた。ええっ、いつの間にそんなことに!?

2016.6.12  児童文学作家・村上しいこさん /三重

居場所無い子にメッセージ 村上しいこさん(46)

2016.6.7  『小説王』 早見和真さん

文芸の世界に問う勝負作

2016.5.29  「本屋大賞」は出来すぎだと思っています。でも本当に、小説を書くことに出会えてよかった――宮下奈都(1)

――このたびは『羊と鋼の森』(2015年刊/文藝春秋)での本屋大賞受賞、改めておめでとうございます。少し前にお会いした時はまだピンとこないとおっしゃっていましたが、授賞式を終えて、さすがに実感がわいてきているのでは。

2016.5.27  又吉直樹『火花』台湾で発売へ 初版は異例の2万部

お笑いコンビ・ピースの又吉直樹(35)の処女作で芥川賞を受賞した『火花』(文藝春秋刊)が繁体字による中国語に翻訳され、6月3日に台湾で発売されることが27日、わかった。

2016.5.24  外国文学は小学生から読んでいたが、最も影響を受けたのは安部公房の『箱男』 ------アノヒトの読書遍歴:鴻巣友季子さん(前編)

翻訳家として活動する鴻巣友季子さん。これまでに数々の海外の有名作品を翻訳し、代表的なものにイギリスの小説家エミリー・ブロンテの長編小説『嵐が丘』や、アメリカの小説家マーガレット・ミッチェルの著書『風と共に去りぬ』があります。

2016.5.18  作家の読書道 第172回:本城雅人さん

スポーツ新聞の記者歴20年以上、その経験を活かしつつ、さまざまなエンターテインメント作品を発表している本城雅人さん。作家になりたいと思ったのは30歳の時。でもとある3冊の小説を読んで、断念したという。その作品とは? そして40代で再び小説に向かうこととなった、50冊のリストとは?

2016.5.16  三島賞に蓮実重彦さん、山本賞に湊かなえさん

第29回三島由紀夫賞と山本周五郎賞(新潮文芸振興会主催)の選考会が16日開かれ、三島賞はフランス文学者で元東大学長の蓮実重彦さん(80)の「伯爵夫人」(「新潮」28年4月号)に決まった。

2016.5.16  Interview:平野啓一郎さん 「小さな声」に耳を澄ます 小説『マチネの終わりに』で描いたこと

繊細なクラシックギターを通奏低音とし、40代の恋愛や生きづらさを描く平野啓一郎さんの小説『マチネの終わりに』(毎日新聞出版)が好評だ。

2016.5.13  【インタビュー】伊坂幸太郎、12年ぶり"復活"の本音

『チルドレン』から、12年。 家裁調査官・陣内と武藤が出会う、新たな「少年」たちと、罪と罰の物語──『サブマリン』が刊行された。 執筆に至った経緯と小説家・伊坂幸太郎の今を、著書『ニッポンの文学』で伊坂幸太郎を「他に似た者のいない独自のポジションに立っている作家」と評した批評家・佐々木敦がきく。

2016.5.10  アニメ『ネトゲの嫁』はどんな人が作っていると思った? 第2回は南條愛乃さん&日高里菜さん&聴猫芝居先生が語る!

4月7日よりTOKYO MX他各局で好評放送&配信中のTVアニメ『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』。前回の柳監督&福良Pとの座談会に続いて、原作者&声優陣による座談会の第2回をお届けします。

2016.5.6  西尾維新「戯言シリーズ」アニメ化 未電子化作品も続々配信

「〈物語〉シリーズ」などで知られる作家・西尾維新氏のデビューシリーズ「戯言シリーズ」のアニメ化と、未電子化作品を毎週1作品以上30週以上にわたって連続新配信していくデジタルプロジェクトが6日、講談社より発表された。

2016.5.5  <三木一馬>ラノベ6000万部売った編集者が独立の理由語る

「ソードアート・オンライン」や「魔法科高校の劣等生」など、電撃文庫で6000万部のライトノベルを売ったカリスマ編集者の三木一馬さんが、新会社「ストレートエッジ」(東京都中野区)を設立し、作家のエージェント業に乗り出した。

2016.5.3  ラノベ作家の松智洋さんが死去 『迷い猫オーバーラン!』など

ライトノベル作家の松智洋(まつ・ともひろ)さんが2日、死去した。3日、集英社ダッシュエックス文庫編集部が公式ツイッターで発表した。43歳だった。

2016.5.1  「こんな小説は書けない」と村上龍を打ちのめした傑作短編集 講談社文芸文庫・私の一冊

このエッセイのために、久しぶりに各短編を読んでみた。

2016.4.27  「わかったよエンタメ書いてやるよ!」同業者から絶賛の"玄人受け"作家・長嶋有 ついに「恋愛小説」を手がける

作家の高橋源一郎さん(65)が司会を務めるNHKラジオ第1放送の番組「すっぴん!」に4月22日芥川賞作家の長嶋有さん(43)が出演した。熊本での大震災を受け、長嶋さんが東日本大震災後に上梓した『問いのない答え』(文藝春秋)についてたっぷりと語られた貴重なインタビューが放送された。

2016.4.26  作家でシャンソン歌手の戸川昌子さんが死去 83歳、胃がんで

作家でシャンソン歌手の戸川昌子さんが26日午前5時47分、胃がんのため亡くなった。

2016.4.26  松本清張賞に蜂須賀敬明さんの「待ってよ」

第23回松本清張賞(日本文学振興会主催)は26日、横浜市出身で東京都杉並区在住のアルバイト蜂須賀敬明さん(28)の「待ってよ」に決まった。

2016.4.25  伊坂幸太郎×佐々木敦「面白い小説は"文学"ではないのか?」 エンタメと文学のあいだ

佐々木 拙著『ニッポンの文学』では、2010年代の小説の世界はどうなっていくのか、ということに言及したエピローグで伊坂さんのことを取り上げさせていただきました。

2016.4.20  作家の読書道 第171回:中脇初枝さん

こどもへの虐待をテーマにした連作集『きみはいい子』が話題となり、『世界の果てのこどもたち』も本屋大賞にノミネートされ注目されている中脇初枝さん。実は作家デビューは高校生、17歳の時。でも実は作家ではなく民俗学者を目指していたのだそう。そんな彼女はどんな本を読み、影響を受けてきたのか。幼い頃のエピソードもまじえつつ、これまでの道のりを語ってくださいました。

2016.4.15  『カゲロウデイズ』原作じん×『ミカグラ学園組曲』沙雪による新プロジェクト始動

2016年6月15日(水)発売の『月刊コミックジーン7月号』より、じん×沙雪による新プロジェクトが始動する。

2016.4.15  ラノベ原作のロボットファンタジー「ナイツ&マジック」が加藤拓弐描くマンガに

天酒之瓢原作、黒銀キャラクター原案「ナイツ&マジック」のコミカライズが、本日4月15日発売のヤングガンガンNo.09(スクウェア・エニックス)にて開幕した。マンガは加藤拓弐が手がける。

2016.4.15  【今週はこれを読め! ミステリー編】初めてでもマニアでも楽しい警察小説の金字塔

現代スウェーデン・ミステリーの産みの親というべきマイ・シューヴァル&ペール・ヴァールーが手がけた〈刑事マルティン・ベック〉シリーズは、その後の北欧圏の後続作家に多大な影響を及ぼした。

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