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2021.7.14 第165回芥川賞は石沢麻依『貝に続く場所にて』、李琴峰『彼岸花が咲く島』、直木賞は佐藤究『テスカトリポカ』、澤田瞳子『星落ちて、なお』に決定!
第165回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)が発表された。選考会は7月14日(水)、都内で開催され、「芥川龍之介賞」は石沢麻依『貝に続く場所にて』、李琴峰『彼岸花が咲く島』に、「直木三十五賞」は佐藤究『テスカトリポカ』、澤田瞳子『星落ちて、なお』に決定した。
2020.5.12 【今週はこれを読め! SF編】奇妙な全体主義の成立と凋落、孤独と想像力をめぐって
ケイト・ウィルヘルムの代表長篇。単行本刊行の翌年(1977年)にはヒューゴー賞とローカス賞を受賞している。1982年にサンリオSF文庫から邦訳が出たものの、ほどなく絶版。若い読者にとっては「名のみ聞く名作」となっていたので、こんかいの復刊は好企画だ。
2020.2.22 作家の読書道 第215回:相沢沙呼さん
『medium 霊媒探偵城塚翡翠』が2019年末発表のミステリランキングで3冠を達成、今年は同作が2020年本屋大賞ノミネート、第41回吉川英治文学新人賞候補となり、さらに『小説の神様』(講談社タイガ)が映画化されるなど、話題を集める相沢沙呼さん。そんな相沢さんが高校生の時に読んで「自分も作家になりたい」と思った作品とは? 小説以外で影響を受けたものは? ペンネームの由来に至るまで、読書とその周辺をたっぷりおうかがいしました。
2019.8.5 【今週はこれを読め! ミステリー編】麻薬戦争の真の敵に直面する『ザ・ボーダー』
いつも怒っている。
2018.12.4 【今週はこれを読め! SF編】ガンマ線バーストでも終わらない世界のために
第六回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作。六篇の連作からなり、遠い未来が舞台だ。もはや人間は肉体にしばらておらず、思うがままに精神をアップロードできる(これが表題の「トランスヒューマン」たる所以)。「童話」をうたっているのは、誰もが知っているような童話を下敷きにしているからだ。
2018.8.3 『うわさのズッコケ株式会社』で児童文学の掟を破る!? 「ズッコケ」と歩んだ40年。那須正幹さんインタビュー
1978年に『それいけズッコケ三人組』が出版されて、今年でシリーズ40周年。わんぱくだけど短気でおっちょこちょいのハチベエ、博識で努力家だけどなぜかテストの点は悪いハカセ、動きはのろくぽっちゃりしてるけど誰よりも優しいモーちゃん。世代を超えて子供たちが夢中になってきた、みんなの"友達"だった三人組。著者の那須正幹さんに、40周年をふりかえってみてどう感じているのか、お話をうかがった。
2018.3.29 誉田哲也最新作! 大人になりきれない大人に贈る、青春ガールズバンド小説
剣道に青春を捧げる2人の女子高生を描き出した『武士道シックスティーン』で知られる誉田哲也氏が、今度はガールズバンドに青春を捧げた女子高生たちを描き出す。
2017.9.26 【今週はこれを読め! SF編】ふたつの人生とふたつの世界
歴史分岐SFは、素朴な機械論的時間観に基づくジャック・ウィリアムスン『航時軍団』をはじめ、さまざまなバリエーションが書かれてきた。
2017.9.12 【今週はこれを読め! SF編】アクチャルな未来の質感、テクノロジーと人間の新しい共生
多くのSFが描いてきたシンギュラリティは、AIが人間と同等の知性・意識を獲得し、さらにそれを凌駕してしまう臨界点だった。
2017.8.30 【今週はこれを読め! エンタメ編】サマセット・モームのスパイ小説『英国諜報員アシェンデン』
私がスパイ志望だったことについては当欄の読者の方には周知の事実であろうから、これまでに取り上げたスパイものについてはいま一度、2014年11月12日や2015年3月11日更新のバックナンバーをご確認いただきたいと思う(嘘。私の夢想などはどうでもいいのですが、イアン・マキューアン『甘美なる作戦』や柳広司『ラスト・ワルツ』はたいへんおもしろい作品ですので、ぜひお読みになってみてください)。本書も同じくスパイが主人公の小説、しかもイギリスの大作家サマセット・モームによる古典作品だ。
2017.7.14 【今週はこれを読め! ミステリー編】警察捜査小説の原点となった犯罪実話集『彼女たちはみな、若くして死んだ』
「......どこのカレッジの名を挙げてくれてもいい。あらゆる女子大の学生が姿を消している。娘たちが、なぜ姿を消すかわかるか?」フォードは葉巻をしまって片方の手をあげ、指を追って数えはじめた。「理由はひとつではない。成績がふるわない。級友とうまくいかない。家庭内にいざこざがある。犯罪に巻き込まれた。自立したい。そして、男。理由は六つ。答はこの中にある」(法村理絵訳)
2017.3.2 米、電子書籍売上が約17%減 大手出版社らの値上げが原因
米国出版社協会(AAP)が2月24日に公開したデータによると、2016年1月から9月までの期間の大人向けの電子書籍の売上は2015年の同期間と比べ、16.9%減少した。このカテゴリの電子書籍の売上は同カテゴリの書籍全体の売上の22.7%を占めているが、2015年は26.9%だった。
2016.9.27 【今週はこれを読め! SF編】神話空間としてのジャングル、知性と引き替えの不死
冒頭に掲げられているのはAP通信の記事(1995年3月19日付)で、「有名科学者、性的虐待の容疑」とセンセーショナルな見出しがついている。著名人のスキャンダルは珍しくないが、この記事にはとりわけ目を引く内容がふたつ含まれている。
2016.9.6 【今週はこれを読め! SF編】アンドロイドは借金完済の夢を見るか?
オリジナル・アンソロジー《NOVA》に断続的に発表されていた宮内悠介の人気シリーズが、書き下ろしを加えて一冊にまとまった。待ちわびていたファンも多いだろう。
2016.7.31 「嫌な人のことを考え続けるといとおしくなる」――芥川賞作家・村田沙耶香と気鋭の漫画家・米代恭が意気投合
7月23日、漫画「あげくの果てのカノン」の刊行を記念して、作者の米代恭さん(24)と小説家の村田沙耶香さん(36)の対談イベントが行われました。
2015.10.26 【新しい図書館のカタチ】世田谷区の"本のない図書館"が開館以来、人気に。
4月に開館した「図書館カウンター二子玉川」に続き、10月16日には三軒茶屋にも図書館カウンターがオープン。
2015.8.21 『聖剣士VSブラック企業 ~ラノベ作家、社畜エルフを救う!?~』は社畜系ブラックコメディ!!【電撃文庫新作紹介】
弘前 龍先生が執筆する電撃文庫『聖剣士VSブラック企業 ~ラノベ作家、社畜エルフを救う!?~』の紹介記事をお届けします。
2015.3.17 【今週はこれを読め! SF編】硝煙と呪術が織りなす問答無用のオカルト激ヤバ抗争! でも青春小説
原題はApocalypse Now Now。フランシス・コッポラ監督の映画『地獄の黙示録』(Apocalypse Now)を意識しているのは明らかで、邦題もその意を汲んでいるのだろうが、内容に合わせるとしたらちょっとカタい。
2015.2.24 【今週はこれを読め! SF編】オリンポス12寮が激突! 死屍累々の火星バトルロイヤル
火星での吊し首は、重力があまり強くないので首の骨を折るために両足を引っぱる必要がある。その役目を負うのは近親者だ。それがルールだ。
2014.10.15 【今週はこれを読め! エンタメ編】多彩なふたり暮らしアンソロジー『この部屋で君と』
ふたり暮らしの経験は、夫と結婚して長男が生まれるまでの2年半ほどだ。
2014.3.18 【今週はこれを読め! SF編】先端技術ガジェットを梃子にして、切実な人生や欲望の問題へアプローチする
21世紀開幕とともに作家活動をはじめた長谷敏司だが、本格SFで頭角をあらわしたのは2009年発表の長篇『あなたのための物語』からだ。
2014.1.23 出現! "図書館都市"
近田「こんな町おこしもあるんです。」
2013.8.6 「ボカロ小説」はこうして生まれる 中高生を本屋に走らせる魅力、そして楽曲争奪戦へ
シリーズ累計140万部のカゲロウデイズ、同80万部の悪ノ娘――中高生から強い支持を得るボカロ小説。その裏側に迫る。
2013.7.4 『8番目のカフェテリアガール』 石原宙先生インタビュー
お兄ちゃん、なごのの味噌かけちゃうよ?
2013.7.3 SKE、チームしゃちほこに続け! 名古屋ネタ満載のラノベが登場!
アイドル、グルメ、ゆるキャラ…と大ブームの"ご当地もの"だが、今度はラノベにもその波が押し寄せてきているようだ。
2013.6.21 きらら熱烈インタビュー 第97回 柚木麻子さん
この小説で伝えたいことは、「ランチの1時間を楽しんでほしい」ということに尽きます。
2013.5.28 『はがない』から残念系デジカメが登場。さらに片道6時間かけて隣人部と聖地巡礼してきた!
『はがない』から残念系デジカメが登場。さらに片道6時間かけて隣人部と聖地巡礼してきた!
2012.9.28 桐島、部活やめるってよ [著]朝井リョウ - 大澤真幸(社会学者) - 本の達人
■「学校」に象徴される「閉塞世界」からの救済
2012.9.1 筒井康隆×いとうのいぢが贈る衝撃作。「放課後ライトノベル」第107回は『ビアンカ・オーバースタディ』でちょっと危ない生物実験
現在,大ヒット公開中の「おおかみこどもの雨と雪」,皆さんはもう見に行かれただろうか? 「子育て」という,自分の普段の生活から縁遠い題材が扱われているので,素直に楽しめるのか正直不安だったのだが,気がつけばスクリーンにのめりこみ,スタッフロールが流れる頃にはついつい涙ぐんでしまう素晴らしい作品だった。
2012.7.24 「好きなのに触れない!」 "箱"になった少女と医者の恋物語
「このコ、かわいい」 どんなキャラクターにそう感じるか。
2012.1.21 【Spot the 電撃文庫】攻略されると死亡ルート!? 一風変わったラブコメ『乙女ゲーの攻略対象になりました…。』の秋目人先生にインタビュー!
電撃文庫で活躍する作家陣のメールインタビューをお届けする"Spot the 電撃文庫"。第21回となる今回は、『乙女ゲーの攻略対象になりました…。』の作者・秋目人先生のインタビューを掲載する。
2008.12.4 著者インタビュー 中村航さん『僕の好きな人が、よく眠れますように』
透明感あふれる文章で、若い恋人たちを軽やかに描く中村航さん。新刊『僕の好きな人が、よく眠れますように』(角川書店)は、大学院生の主人公と、同じ研究室に1年間の期限付きで入ってきた「めぐ」との恋を描いた作品です。昨年のクリスマスには『一番小さなメリークリスマス』というタイトルで、俳優の成宮寛貴さん、片瀬那奈さんを主演に、ラジオドラマ(J‐WAVE)として放送、携帯電話やパソコンにも配信されて話題になりました。クリスマスを前に、中村さんにお話をうかがいました。
2007.2.23 ライトノベルを買う大人は恥ずかしいか?~有川浩『図書館戦争』シリーズ【インタビュー番外編】
シリーズ最新刊『図書館戦争』。市街戦も陰謀もラブコメもいよいよ佳境(有川浩著、メディアワークス、税抜き1600円)
2006.6.1 著者インタビュー - 凪沢了さん『ジーンズをはいた女神たち』
--11人の女性が登場しますが、たぶんほとんどの読者は、その中の誰かに、ピーンと、自分と同じような感情を投影できるようになっているんだなぁと思いました。
2005.4.30 作家の読書道:第42回 垣根 涼介さん
04年には『ワイルド・ソウル』で三冠を達成、今最も注目を浴びるエンタテインメントの旗手、垣根涼介さん。が、最新刊ではテイストを変えて、犯罪の匂いのない、リストラをテーマにしたユーモアたっぷりの小説を上梓。とはいえ、根底にある、書こうとしているものは、どの作品も同じのよう。彼が小説に求めるものは、その読書道をうかがうなかでも、垣間見えてきます。
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