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すばるに関連する小説ニュースまとめ

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すばる ニュース検索結果

2021.7.14  第165回芥川賞は石沢麻依『貝に続く場所にて』、李琴峰『彼岸花が咲く島』、直木賞は佐藤究『テスカトリポカ』、澤田瞳子『星落ちて、なお』に決定!

第165回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)が発表された。選考会は7月14日(水)、都内で開催され、「芥川龍之介賞」は石沢麻依『貝に続く場所にて』、李琴峰『彼岸花が咲く島』に、「直木三十五賞」は佐藤究『テスカトリポカ』、澤田瞳子『星落ちて、なお』に決定した。

2021.4.2  渡辺淳一文学賞に千早茜さん 「透明な夜の香り」

第6回渡辺淳一文学賞(集英社など主催)は1日までに、千早茜さんの「透明な夜の香り」(集英社)に決まった。賞金200万円。

2020.12.26  作家の読書道 第224回:伊与原新さん

2019年に『月まで三キロ』で新田次郎文学賞、静岡書店大賞、未来屋小説大賞を受賞した伊与原新さん。地球惑星科学を専攻して研究者になった伊与原さんが読んできた本とは、ある日小説を書きはじめたきっかけとは。エンタメから分かりやすい理系の本まで、幅広い読書遍歴を語ってくださいました。

2020.12.18  第164回「芥川賞・直木賞」、候補作決まる

日本文学振興会は12月18日、第164回「芥川賞」と「直木賞」の候補作を発表した。来年1月20日に東京・中央区の新喜楽で選考会を開き、同日受賞者の記者会見を開く。候補作は次の通り。

2020.9.4  すばる文学賞に木崎みつ子さん

第44回すばる文学賞(集英社主催)は4日、大阪府出身の木崎みつ子さん(29)の「コンジュジ」に決まった。

2020.8.11  【今週はこれを読め! SF編】新たな壮途へ乗りだした年刊日本SF傑作選

創元SF文庫で十二年つづいた《年刊日本SF傑作選》を後継するアンソロジー・シリーズ。版元を移した経緯や、編者が大森望・日下三蔵のタッグチームから大森ソロへ変わったことなど「序」で語られているが、支障なく友好的に運んだようだ。まずは欣快。

2020.4.1  【今週はこれを読め! エンタメ編】朝井リョウのタイアップ&コラボ短編集『発注いただきました!』

以前ある作家が「小説やエッセイを書くのは完全にお金のため」という趣旨の文章を書いておられるのを読んで(うろ覚えだが、概ねこういう内容だった)、衝撃を受けたことがある。作家というものは、"たとえお金にならなくても書くのをやめられない"人がなるものだと思っていたからだ。しかしながら、これは私が読者としてナイーブすぎた。それで生計を立てている以上、書くことと収入とは切っても切り離せない。そしてまた、依頼主からの注文があれば、書き手はその希望に沿って書くこともまた必要になってくるわけだ。

2019.11.4  第36回さきがけ文学賞

第36回さきがけ文学賞の最高賞・入選は、南部馬の歴史を題材にした浜矢スバルさん(46)=本名・主濱泰晴(しゅはまやすはる)、青森県野辺地町、CADオペレーター=の「奥州馬、最後の栄光」に決まった。

2019.9.12  小説すばる新人賞に上畠菜緒さん、佐藤雫さん

第32回小説すばる新人賞(集英社主催)は12日、上畠菜緒さん(25)の「しゃもぬまの島」、佐藤雫さん(31)の「海の匂い」に決まった。賞金は各200万円。贈賞式は11月15日に東京都内で行われる。

2019.9.5  すばる文学賞に高瀬隼子さん

第43回すばる文学賞(集英社主催)は4日、東京都在住の大学職員、高瀬隼子さん(31)の「犬のかたちをしているもの」に決まった。

2019.9.4  『異世界チート魔術師』原作者・内田健先生インタビュー|「楽しい」からこそ、ここまで書き続けられた

小説投稿サイト『小説家になろう』(以下、なろう)で連載中、ヒーロー文庫より書籍版が刊行中の内田健先生によるライトノベル『異世界チート魔術師』。

2019.6.17  第161回「芥川賞」「直木賞」、候補作決まる

6月17日、日本文学振興会が候補作を発表した。7月17日に東京・中央区の新喜楽で選考会を開き、同日受賞者の記者会見を開く。候補作は次の通り。

2019.4.12  現役大学生とは思えない堂々の書きっぷり――小説すばる新人賞受賞作『闇夜の底で踊れ』著者インタビュー

35歳、無職、パチンコ依存。その日暮らしの無為な生活を送る元極道の男が、ソープ嬢に恋をしたことがきっかけで、ふたたび闇社会の混沌へと飲み込まれてゆく——。

2018.12.21  青春と読書

対談 米澤穂信×青崎有吾

2018.5.2  【今週はこれを読め! エンタメ編】ごたつく日常と元同級生の日記〜安壇美緒『天龍院亜希子の日記』

文学賞といえば、なんといっても注目が集まるのは芥川賞・直木賞ではあるが、ここ何年かの小説すばる新人賞の充実度はそれら文学界のツートップを上回ってたりしないかとひそかに思っている。直近の受賞作が本書、『天龍院亜希子の日記』だ。

2018.4.18  七星のスバル:テレビアニメが7月スタート ラルケ制作

ガガガ文庫(小学館)の田尾典丈さんのライトノベルが原作のテレビアニメ「七星のスバル」が、7月からTBSほかで放送されることが18日、明らかになった。「マジでオタクなイングリッシュ!りぼんちゃん~英語で戦う魔法少女~」などの仁昌寺義人さんが監督を務め、「暗殺教室」「がっこうぐらし!」などのLerche(ラルケ)が制作する。

2018.4.18  作家の読書道 第193回:奥田亜希子さん

すばる文学賞受賞作品『左目に映る星』(「アナザープラネット」を改題)以降、一作発表するごとに本読みの間で「巧い」と注目を集めている奥田亜希子さん。長篇も短篇も巧みな構築力で現代に生きる人々の思いを描き出す筆力は、どんな読書経験で培われてきたのでしょうか。デビューに至るまでの創作経験などとあわせておうかがいしました。

2018.3.26  地下かつ地方な"アイドル小説"の新機軸!『地下にうごめく星』

アイドル戦国時代、と呼ばれるようになって久しい。その現象とシンクロして、物語カルチャーにおいてもアイドルを題材にした作品が数多く見受けられるようになった。小説分野で言えば、先日文庫化され巻末につんく♂の解説が掲載されていることも話題となった、直木賞作家・朝井リョウの『武道館』。桐野夏生の短篇「神様男」(『奴隷小説』収録)も、アイドルファンならば必読の一篇だ。

2018.2.21  作家の読書道 第191回:原田ひ香さん

2007年に『はじまらないティータイム』ですばる文学賞を受賞してデビュー、『東京ロンダリング』や『人生オークション』、最新作『ランチ酒』などで話題を呼んできた原田ひ香さん。幼い頃、自分は理系だと思っていた原田さんが、小説家を志すまでにはさまざまな変遷が。その時々で心に響いた本について、教えてもらいました。

2017.9.20  【今週はこれを読め! エンタメ編】優しさと残酷さが共存する短編集〜千早茜『人形たちの白昼夢』

前回の『ジゼルの叫び』に続き、グレーの色調の美麗な表紙が印象的な一冊。自分の女子力まで急に上がったような。これから私のことは「ドール系書評ライター」と呼んでいただければと思う(嘘。呼ばなくていいです)。

2017.9.5  すばる文学賞に山岡ミヤさん

第41回すばる文学賞(集英社主催)は5日、神奈川県在住の山岡ミヤさん(31)の「光点」に決まった。

2017.7.20  被災地発の文学賞=東北テーマに-仙台市の出版社など

仙台市の出版社が20日、記者会見し、「仙台短編文学賞」を創設すると発表した。

2017.7.19  芥川賞沼田さん 直木賞佐藤さん

第157回芥川賞と直木賞の選考会が19日夜、東京で開かれ、芥川賞に沼田真佑さんの「影裏」が選ばれました。

2017.6.20  芥川・直木賞候補決まる=今村、柚木、宮内さんら

第157回芥川・直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が20日付で発表された。

2017.5.1  シリーズ累計150万部突破の大ヒットライトノベル『身代わり伯爵』シリーズから外伝発売!「これは胸熱がとまらない」とファン大興奮

大人気ライトノベルKADOKAWAビーンズ文庫『身代わり伯爵』シリーズの外伝『身代わり伯爵と終幕の続き』の電子版が電子書店各店で好評配信中だ。

2017.4.19  作家の読書道 第182回:塩田武士さん

グリコ・森永事件に材をとった『罪の声』で話題をさらった塩田武士さん。神戸新聞の記者から作家に転身した経歴の持ち主と思ったら、実は学生時代からすでに作家を志望していたのだそう。大阪でお笑い文化に多大な影響を受けながら、どんな小説に魅せられてきたのか。影響を受けた他ジャンルの作品にもたっぷり言及してくださっています。

2017.3.17  北方謙三『大水滸伝』シリーズが累計発行部数1,000万部を突破! 執筆17年、原稿25,500枚にのぼる超大作

執筆17年、原稿25,500枚にのぼる超大作、北方謙三の「大水滸伝」シリーズが"累計発行部数1,000万部"を突破した。そんな金字塔を打ち立てた北方からコメントが寄せられているので紹介しよう。

2017.3.15  【今週はこれを読め! エンタメ編】恋愛と性別の関係を考えさせる 春見朔子『そういう生き物』

どうして生殖行為には快楽がセットになっているのだろうかとずっと不思議だった(というか、今も不思議である)。

2017.1.6  芥川賞作家・円城塔氏らのコラボ3作が無償公開。青空文庫に著作権存続作品として収録

新たにパブリックドメインとなった19人の作家の作品も公開

2016.11.18  【【文学賞記者日記2016 11/18 第29回小説すばる新人賞贈賞式レポート】】16歳の新人作家、登場「『2分ぐらいここでしゃべれ』と言われて、『マジか!?』と」

ジャンルを限定しない長編小説の新人賞でいちばん打率が高いのは、集英社の小説すばる新人賞だろう。

2016.9.15  小説すばる新人賞:愛知の高2糟谷悠さん 最年少受賞

「星に願いを、そして手を。」

2016.9.5  すばる文学賞に春見さん

第40回すばる文学賞(集英社主催)は5日、札幌市の薬剤師、春見朔子さん(33)の「そういう生き物」に決まった。

2016.8.1  直木賞『海の見える理髪店』は、ベテランの技が光る短編集

7月19日に選考会と受賞作の発表が行われた、第155回直木三十五賞。

2016.7.20  直木賞受賞の荻原浩さん、作品作りについて「リズムを大切にしています」

第155回芥川賞・直木賞が19日夜、発表され、『海の見える理髪店』で直木賞を受賞した荻原浩さん(60)は「ホッとしています。

2016.7.19  直木賞受賞の荻原浩さん、作品作りについて「リズムを大切にしています」

第155回芥川賞・直木賞が19日夜、発表され、『海の見える理髪店』で直木賞を受賞した荻原浩さん(60)は「ホッとしています。

2016.7.15  『Re:ゼロから始める異世界生活』『ゼロの使い魔』をはじめ1200作品が50%オフ! MF文庫J 夏の"電子"学園祭フェア開催

TVアニメも絶好調な『Re:ゼロから始める異世界生活』や伝説的作品『ゼロの使い魔』などを要するレーベル「MF文庫J」。

2016.6.22  【今週はこれを読め! エンタメ編】ワケあり家族の短編集〜奥田亜希子『ファミリー・レス』

「シュガーレス」とは糖類を含まないこと。「ホームレス」とは住む家がない人。「セックスレス」とはカップルの間で性交渉のない状態。では、「ファミリー・レス」とは何なのか?

2016.3.24  佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生ら豪華キャスト集結! 朝井リョウ『何者』実写映画化に期待の声

平成生まれの直木賞作家として世間にその名を残した朝井リョウの代表作『何者』が、主演・佐藤健をはじめ有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之など超豪華俳優陣で2016年10月15日(土)に実写映画化されることが決定した。

2016.3.16  【今週はこれを読め! エンタメ編】"復讐の申し子"小峰りなの青春ミステリー〜渡辺優『ラメルノエリキサ』

「この本、『小説すばる新人賞』って書いてあるけど、文芸雑誌の賞って堅苦しい内容だったりするんじゃない?」とか、「『ラメルノエリキサ』って何? ドコサヘキサエン酸みたいなもの?」とか思われた方、いらっしゃいませんか? 私もまったく同じことを思いました! しかし、『小説すばる新人賞』はエンターテインメントの賞、「ラメルノエリキサ」は魚に含まれているものではありません。

2016.1.25  「なんて不謹慎な小説!」と宮部みゆきがイチオシ! "復讐"をモットーとする危ない女子高生の痛快青春ミステリー

生きるのも死ぬのも、人を殺すのも、つきつめていけば、すべて、「自分のことが好きだから」成し得ることではないか。

2015.12.9  【インタビュー】「リア充」小説家・朝井リョウの働き方

大学2年生のときに、『桐島、部活やめるってよ』(集英社)で小説家デビュー。2012年には戦後史上最年少で直木賞を受賞した朝井リョウさん。就職、兼業作家時代を経て会社を辞め、小説に専念するようになったのが2015年の話だ。最新作『世にも奇妙な君物語』(講談社/1,400円+税)発売に合わせ、現在の朝井さんについて伺った。

2015.9.20  小説すばる新人賞決まる

第28回小説すばる新人賞(集英社主催)は渡辺優(ゆう)さん(28)の「ラメルノエリキサ」に決まった。

2015.9.3  すばる文学賞に黒名氏

第39回すばる文学賞(集英社主催)は3日、高松市の自営業、黒名ひろみ氏(47)の「温泉妖精」に決まった。

2015.7.31  『たとえばラブとカミサマーデイズ。』は神さまになった少女とのひと夏の物語!【電撃文庫新作紹介】

ハセガワケイスケ先生が執筆する電撃文庫『たとえばラブとカミサマーデイズ。』の紹介記事をお届けします。

2015.7.15  【今週はこれを読め! エンタメ編】三人姉妹が営む店の悲喜こもごも〜原田ひ香『三人屋』

「ル・ジュール」とは、フランス語で「一日」という意味だそうだ。喫茶店にはぴったりのしゃれた名前である。しかしこれがスナックはともかくとしても、うどん屋の店名だとしたらどうだろう?

2015.6.5  「最後の、大きな小説」執筆に意欲…瀬戸内寂聴さん

多くの出会い「大きな小説」に

2015.6.4  【文芸月評】静かに散る 銃後の描写

愛せない苦悩つづる佳作も

2015.5.9  『桐島……』『何者』『武道館』時代を反映した小説を書きたい――朝井リョウ

有名になりたくて欲望を前面に出す姿に惹かれる

2015.5.7  あなたの退屈、解決します――。幻冬舎文庫の"キャラノベ"フェア開催!

幻冬舎文庫が"キャラクターノベル"作品のリリースを本格始動! 今月は若い人から大人まで、気軽に手に取って楽しめる"ライト&文芸"なエンターテインメント小説を集めた「幻冬舎文庫のキャラクターノベル」フェアを開催する。

2015.5.2  【インタビュー】『文学フリマ百都市構想』とは!? 中の人に直接聞いてみた

2002年より毎年定期的に開かれている創作文芸同人誌即売会『文学フリマ』。2015年5月4日には、節目となる第二十回の『文フリ』が東京流通センター(TRC)にて開催されます。

2015.3.31  【文芸月評】現代の不安定な色調

揺らぐ日常、破られる平穏

2015.3.3  【文芸月評】戦後70年と向き合う

老いて脈打つ執筆の衝迫

2015.2.24  【今週はこれを読め! SF編】オリンポス12寮が激突! 死屍累々の火星バトルロイヤル

火星での吊し首は、重力があまり強くないので首の骨を折るために両足を引っぱる必要がある。その役目を負うのは近親者だ。それがルールだ。

2015.1.14  (いちからわかる!)「芥川賞」と「直木賞」、どうやって選ぶの?

◇半年の間に出た作品を、ベテラン作家たちが議論するよ

2014.12.29  今年も人気と勢いは衰えず 池井戸潤作品が続々と映像化【出版ニュース2014】

2011年に『下町ロケット』で第145回直木賞を受賞し、13年にドラマ化された「半沢直樹」シリーズの大ヒットで一躍ブレイクした池井戸潤。

2014.11.16  小説すばる新人賞に中村理聖さん 福井市出身、「砂漠の青がとける夜」

第27回小説すばる新人賞(集英社主催)の贈賞式が14日、東京都千代田区の帝国ホテルで開かれ、福井県福井市出身の会社員、中村理聖(りさと)さん(28)=京都市在住=が表彰を受けた。

2014.9.14  すばる新人賞に28歳・中村理聖さん「砂漠の青がとける夜」

第27回小説すばる新人賞(集英社主催)は14日までに、中村理聖さん(28)の「砂漠の青がとける夜」に決まった。

2014.9.4  すばる文学賞に上村、足立氏

第38回すばる文学賞(集英社主催)は4日、神戸市の会社員、上村亮平氏(36)の「その静かな、小さな声」と、京都府宇治市の無職、足立陽氏(36)の「島と人類」に決まった。

2014.8.15  花村萬月さん、戦国武将・松永久秀を巡る長編

花村萬月さん(59)の『弾正星』(小学館)は、将軍殺害などの謀略で戦国の世を生きた武将松永久秀(1510~77)を巡る長編小説だ。

2014.7.25  池井戸潤の新作「陸王」の舞台は実在の老舗足袋メーカー

現在、池井戸潤さんが『小説すばる』で連載している「陸王」は、老舗足袋メーカーが新しい事業に乗り出し、何度もくじけながらそれでも夢の実現に立ち向かう物語である。『ダ・ヴィンチ』8月号では、池井戸さんが「陸王」を執筆するにあたり取材した足袋メーカー「きねや足袋」に密着取材している。

2014.7.21  芥川賞・柴崎友香さん、直木賞・黒川博行さん 選考過程と講評

17日に発表された芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)は、芥川賞が柴崎友香さん(40)の「春の庭」、直木賞は黒川博行さん(65)の『破門』に決まった。

2014.7.20  【著者に訊け】荻原浩氏 縄文時代小説『二千七百の夏と冬』

「ずっと縄文時代を書いてみたかった」という荻原浩氏の最新長編『二千七百の夏と冬』は、おそらく本邦初の、本格縄文時代小説だ。

2014.7.18  きらら著者インタビュー 第72回 村田沙耶香さん『殺人出産』

世の中にはいろいろな正しさがある。間違っている人を異物だと否定せずに、受け入れたいという気持ちがあります。

2014.7.14  何のために働くのか? 社会・時代を映す鏡でもある池井戸潤の小説たち

ドラマ『半沢直樹』から流行語大賞が飛び出し、4月クールは『ルーズヴェルト・ゲーム』『花咲舞が黙ってない』の2本立てと、いまやドラマ界は原作・池井戸潤ブーム。

2014.6.25  【文芸月評】杭となる文学の表象…世代超え広がる波紋

政治、社会、文化。明治の主に前半期の様々な言説の「表象」を縦覧し、その時代空間をとらえ直した松浦寿輝さん(60)の『明治の表象空間』(新潮社)に今月は、胸を熱くさせられた。

2014.6.18  作家の読書道 第149回:千早茜さん

小説すばる新人賞受賞のデビュー作『魚神』で泉鏡花賞を受賞。当初からその実力を高く評価されてきた千早茜さん。小学生時代の大半をアフリカのザンビアで過ごし、高校時代の頃は学校よりも図書館で過ごす時間が長かったという彼女。その時々でどんな本との出合があったのでしょう? デビューの経緯や、最新刊『男ともだち』のお話も。

2014.5.23  文学の可能性、ひらく 三島賞・山本賞選評 - 編集委員・吉村千彰、板垣麻衣子

ネットでつながる世界をどう捉えるか、もっと読者に読まれるための書き方とは? 15日に発表された第27回三島由紀夫賞・山本周五郎賞は、社会や出版界を取り巻く状況を敏感に映しだした作品が候補になり、議論になった。

2014.4.20  ロングインタビュー「朝井リョウ」

賞を全部ほしい

2014.4.3  【文芸月評】神話的な愛の輝き 闇が深いからこそ、まばゆい

<夏の夜には鳥が鳴いた。短く、太く、鳴く鳥だった>

2014.3.18  小町初の連載小説 31日スタート…安田依央さん

「大手小町」15周年を記念し、この春、初の連載小説がスタートします。筆者は、作家であり、司法書士でもある安田依央(いお)さん。「出張料理・おりおり堂」と題された作品は恋愛あり、謎解きあり。さらに旬のおいしいお料理まで登場すると聞き、小町さんが執筆まっただ中の安田さんにインタビューしてきました。

2014.3.8  【文芸月評】突き抜けた空気漂う

主体的な生、取り戻す試み

2014.2.9  【記者ノート】誠実な「清水博子作品論」

『vanity』などの小説で2度、芥川賞候補になった清水博子さん=写真=が昨年10月に45歳で亡くなり、3か月余りが過ぎた。

2014.1.30  【文芸月評】時を経て熟した思索

一滴ずつ沈殿させ結晶化

2014.1.10  "メッタ斬りコンビ"のコメントが炸裂!? 芥川賞・直木賞の選考会を「ニコ生」で見守る書店イベントを開催

動画サービス「niconico」の「ニコニコ生放送」は、 16日18時より、「第150回芥川龍之介賞・直木三十五賞受賞者記者会見」を放送。

2013.12.25  bestseller's interview 第53回 京極 夏彦さん

『書楼弔堂 破暁』著者 京極夏彦さん

2013.12.24  【回顧2013】文芸

現実を受け止める・打ち破る

2013.12.9  第26回 小説すばる新人賞

周防柳さん スネ肉をお守りに抱いて

2013.12.9  公募ガイド 賞と顔 第26回 小説すばる新人賞

周防柳さん スネ肉をお守りに抱いて

2013.11.29  【文芸月評】哀しき人間への慈しみ

浮き沈みする生への共感

2013.11.16  人気ライトノベル『魔法戦争』が2014年1月よりテレビアニメ化

スズキヒサシによるライトノベル『魔法戦争』(イラスト:瑠奈璃亜/MF文庫J/メディアファクトリー刊)が2014年1月よりテレビアニメ化決定。

2013.11.3  【文芸月評】「あらゆる手」使う新人

人間や生の本質に迫る

2013.10.16  KDDIと幻冬舎がコラボ:作家・三崎亜記氏が新作小説『イマジナリー・ライフレポート』をブックパスで独占配信

『となり町戦争』『玉磨き』などの作品で知られる三崎亜記さんがKDDIの電子書店「ブックパス」に新作小説を独占配信。「(電子書籍について)自分では語るまいと思っていた」と話す三崎氏の目には電子書籍はどう映っているのか。

2013.10.6  アベノミクスより萌えノミクス!? 萌えで世界は救えるか?

世界に誇る日本のオタク文化だが、このオタク文化を使えば異国どころか異世界とでも交易ができてしまう──そんなラノベが登場した。

2013.9.30  【文芸月評】熟練の「凄み」まざまざ

新鋭の「すさみ」にざらつく

2013.9.26  クリップ:受賞 第37回すばる文学賞

奥田亜希子さんの「アナザープラネット」と金城孝祐さんの「完全な銀」に決定。奥田さんは1983年生まれ。愛知県出身。千葉県在住。主婦。金城さんは85年生まれ。神奈川県出身。東京都在住。会社員。

2013.9.13  小説すばる新人賞に周防柳さん

第26回小説すばる新人賞(集英社主催)は13日、周防柳さん(48)の「翅と虫ピン」に決まった。賞金は200万円。贈賞式は11月22日、東京・内幸町の帝国ホテルで。

2013.9.9  作家の原田宗典容疑者を逮捕 渋谷の路上で覚醒剤と大麻所持

東京都渋谷区の路上で覚醒剤を隠し持っていたとして、警視庁渋谷署は、覚せい剤取締法違反(所持)と大麻取締法違反(同)の容疑で、作家の原田宗典容疑者(54)=文京区水道=を現行犯逮捕した。

2013.9.5  すばる文学賞に奥田亜希子さん「アナザープラネット」と金城孝祐さん「完全な銀」

第37回すばる文学賞(集英社主催)は5日、奥田亜希子さんの「アナザープラネット」と金城孝祐さんの「完全な銀」に決まった。

2013.9.5  【文芸月評】成長物語 青春を愛惜

日常揺らぐ現代の若者も

2013.8.23  瀬戸内寂聴さん 卒寿の革命

過激さを増す生と性

2013.7.27  【装丁魂】『あとかた』千早茜著 注目の若手、岩渕華林の"怖い"絵

書店に並んでいるとひと際目を引く。

2013.6.28  ラノベ作家が地下アイドルを直撃!謎多き「地下アイドル」の実態に迫る!

皆さんは「地下アイドル」という職業をご存じだろうか?ライブハウスななどで活動し「ライブアイドル」とも呼ばれるインディーズのアイドルである。AKB48やももいろクローバーZなどメジャーシーンで活躍するアイドルとは一線を画す存在である。

2013.6.21  きらら著者インタビュー 第59回 薬丸岳さん『友罪』

小説を書く時は、普段の自分の固定観念や倫理観を持ちながらも、違うものの見方を吸収しています。

2013.6.19  作家の読書道 第138回:畑野智美さん

2010年に地方都市のファミレスを舞台に人間模様を描く『国道沿いのファミレス』で小説すばる新人賞を受賞してデビュー、二作目の『夏のバスプール』がフレッシュな青春小説として評判を呼び、三作目、図書館に勤務する人々の群像劇『海の見える街』は吉川英治文学新人賞の候補に。

2013.6.9  辛口メッタ斬りコンビが大絶賛! No.1新人の傑作小説とは

鋭い舌鋒で新人賞受賞小説を斬る「メッタ斬り」シリーズで人気の書評家・大森望&豊崎由美。

2013.5.29  小川国夫さん 未発表作品・評伝 相次ぎ刊行

■原初への問い 3・11後の視点で

2013.5.18  『失恋探偵ももせ』で第19回電撃小説大賞《電撃文庫MAGAZINE賞》を受賞した岬鷺宮先生のインタビューを掲載【Spot the 電撃文庫】

電撃文庫で活躍する作家陣のメールインタビューをお届けする"Spot the 電撃文庫"。第77回となる今回は、『失恋探偵ももせ』で第19回電撃小説大賞《電撃文庫MAGAZINE賞》を受賞した岬鷺宮先生のインタビューを掲載する。

2013.4.15  作家・イラストレーターインタビュー > 第114回 草薙アキさん

Q.今回は第11回SD小説新人賞最終選考を賑わせた 「ハレルユニコーン」を発売する、草薙アキさんをお迎えしました。まずは、読者の皆さんへご挨拶をお願いします。

2013.4.7  すばる文学賞:「狭小邸宅」売り上げ3万部 川崎在住・新庄耕さん「世の鬱屈、背負い投げ」 /神奈川

◇今を切り取り、会社員共感 昨年の第36回すばる文学賞を、川崎市麻生区に住む新庄耕さん(29)が受賞した。受賞作「狭小邸宅」は、これまでに約3万部売れ、新人作家としては異例の売り上げという。社会の鬱屈に正面から向かい合った作品が、会社員たちの心をつかんだようだ。

2013.3.25  【エンタメ小説】人生を「美」に捧げる男女

昨年の江戸川乱歩賞を巡っては議論もあった。SFで実績のあるベテラン、高野史緒(ふみお)さんが、ステップアップを狙っての応募で、ミステリーの登竜門的新人賞をさらってしまったからだ。

2013.3.18  世相反映 働く人の共感呼ぶ 新庄耕さん「狭小邸宅」人気

その会社では、営業成績が全てだ。〈お前らは営業なんだ、売る以外に存在する意味なんかねぇんだっ〉。

2013.3.14  日本の文学賞、どの賞をとればどれくらい賞金がもらえるの?

文筆業は元手のあまりかからない商売の代表です。面白いことを思いつく能力、それを日本語で表現できる力があれば、あとはペンと原稿用紙、あるいはパソコンがあればいいわけです。

2013.3.12  【本の話をしよう】「狭小邸宅」作家 新庄耕さん

≪欲望や滑稽さ、むなしさが象徴されている≫ 不動産業界の裏側を赤裸々に描いた「狭小邸宅」ですばる文学賞を受賞した新庄耕さん(29)。「あまりに面白すぎる!」(高橋源一郎氏)など、新人離れした筆力で選考委員から絶賛を浴びた受賞作が単行本化された。2月の発売から早くも重版。読むと胃が痛くなりそうな過酷さだが、そのリアルさが働く人たちの心を引きつけている。

2013.3.10  歪む社会扱う20代作家に勢い

過酷な労働環境、リアルに ブラック企業、厳しい就職難……。現代社会の矛盾と向き合う20代の作品に最近、勢いがある。

2013.3.5  【文芸月評】生の「臭さ」引き受ける

身の回りの小さな日常を描くことを得意とする青山七恵さんが、大人の性愛に挑む長編「快楽」(群像)を発表した。30歳の節目の年に、自分の作風を打ち破ろうとした。

2013.2.26  「BookGate女子」、DVD付き人気タイトルを動画付き電子書籍として続々リリース!

iPhone、iPad対応の電子書籍アプリ「BookGate女子」(廣済堂)では、新たに動画付き電子書籍の配信をスタートさせた。第1弾として、DVD付きの電子書籍としてヒットを記録した『GETTAMAN メソッド肩甲骨ダイエット』、『女医が教える、マジカルエクササイズ』の2タイトルをリリース。

2013.2.3  【文芸月評】懐の深さを失う日本

重い叙述と重なり合う 東日本大震災から2年近くが過ぎ、文芸誌では毎月のように、あの災害を踏まえた作品を見かける。1月は、宮城・石巻生まれの辺見庸さん(68)が、震災後の自身の■(くら)い心境を映した久々の小説「青い花」(すばる)を発表した。

2013.1.17  タッキー主演でドラマ化も決定! パン職人男子の魅力とは

4月からNHKでドラマ化されることになった大人気シリーズ『真夜中のパン屋さん』(大沼紀子/ ポプラ社)。4年ぶりに滝沢秀明が主演を務めることでも話題になっているこの作品。

2013.1.17  就活はトランプの「ダウト」?  朝井リョウの直木賞作品『何者』が就活生を勇気づける

第148回芥川・直木賞の選考会が行われ、直木賞は朝井リョウさんの『何者』と安部龍太郎さんの『等伯』に決まりました。平成生まれでは初の受賞となった朝井さん。2009年に『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞し、同作は映画化。着々と今回の受賞への足場をかためていました。

2013.1.15  じん(自然の敵P)は、芥川賞を獲ることができるのか?

1月16日に発表される、第148回芥川龍之介賞・直木三十五賞。候補者のなかには、過去最高年齢である75歳の黒田夏子の作品が芥川賞にノミネートされるなど、その行方に注目が集まっている。

2013.1.5  杉井光 - BOOKSCAN × 著者インタビュー

電子がメインの世界でも「物語」は消えない。ずっと求め続けられる

2012.12.10  公募ガイド 賞と顔 第25回小説すばる新人賞

行成 薫さん とにかく面白いことがしたい

2012.12.3  【文芸月評】太平の世、奇怪な道中記

野間文芸新人賞に6日、決まった二人が好調だ。日和聡子さん(38)は、賞の余勢を駆るかのように派手な題名の小説を「群像」に発表した。その名は、「御命授天纏佐左目谷行(ごめいさずかりてんてんささめがやつゆき)」である。

2012.11.30  【大森望氏×豊崎由美氏インタビュー】「メッタ斬り!」シリーズの著者に聞く文学賞の仕組みとお金

芥川賞と直木賞など代表的な文学賞の存在は誰もが知っている。しかし、その文学賞がどのようなシステムで動いているのかはなかなか見えてこない。そこで、「文学賞メッタ斬り!」シリーズの著者である大森望氏と豊崎由美氏に、文学賞の基礎中の基礎のところから解説していただいた。そこから見えてくる面白くも不思議な世界とは?

2012.11.30  【集う】集英社出版四賞贈賞式

□16日、東京・内幸町の帝国ホテル くじけない心、しなやかな心、たゆまぬ研鑽 毎年多くの新人作家が生まれるが、書き続けるのは容易ではない。

2012.11.17  この人にとことん:第25回小説すばる新人賞、櫛木理宇さん /新潟

◇応募1423編から作品「赤と白」が受賞 ◇少女4人の鬱屈や閉塞感を表現 次は、平凡な男性を主人公に

2012.11.5  「面白すぎる!」新人作家 すばる文学賞の新庄耕さん

集英社主催の第36回すばる文学賞に、神奈川県川崎市麻生区の新庄耕(しんじょうこう)さん(29)が選ばれた。受賞作「狭小住宅」は「読んで不快」と酷評されたこともあったが、「作品が世間に与えるインパクトに確信があった」と言う。

2012.11.3  【文芸月評】窮屈な現代への反乱

拝金、格差…大事なもの問う 作家の丸谷才一さんが13日に亡くなり、1972年の長編『たった一人の反乱』を思い出した人は多いだろう。「厭(いや)なものは厭」と防衛庁への出向を断り、民間会社に就職した元官僚の物語は、どんなに小さく平凡であっても、反乱の側に立つ生を描くものが文学だと改めて感じさせる。

2012.10.27  小説すばる新人賞に新発田の女性…新潟

新発田市在住の会社員櫛木理宇(くしきりう)さん(本名非公開)(40)が、中越地方を舞台に女子高生の心の傷や感情の交錯を小説「赤と白」で描き、第25回小説すばる新人賞(集英社主催)に輝いた。櫛木さんは「新潟が舞台の物語を地元の人に楽しんでほしい」と話している。

2012.10.25  著者インタビュー -道尾秀介さん『光媒の花』

認知症の母と暮らす男の遠い夏の秘密。幼い兄妹が小さな手で犯した罪。心の奥に押し込めた哀しみに満ちた風景が、やがてあたたかな光に包まれていく……。道尾秀介さんが、絶望の果てに見える光を優しく描き出した、第23回山本周五郎賞作『光媒の花』が文庫化。

2012.10.2  これがライトノベルの新潮流!! ぶっちぎり読者人気No.1の新作「花神遊戯伝」登場!!

780万PVを超える個人HP「27時09分の地図」を持つ大人気WEB作家ia(イア)が糸森環とPNを改め発売した「花神遊戯伝 よろしく遊べ、この異世界」。

2012.9.28  桐島、部活やめるってよ [著]朝井リョウ - 大澤真幸(社会学者) - 本の達人

■「学校」に象徴される「閉塞世界」からの救済

2012.9.27  小説すばる新人賞:櫛木理宇さん、行成薫さんに

◇第25回小説すばる新人賞(集英社主催) 櫛木理宇さんの「赤と白」、行成薫さんの「マチルダ」に決まった。

2012.9.18  小説すばる新人賞に新発田市の女性

第25回小説すばる新人賞(集英社主催)が発表となり、新発田市の女性会社員、櫛木(くしき)理宇(りう)さん(40)=本名非公開=の「赤と白」が最高賞の新人賞を受賞した。櫛木さんは18日、「小説を書き続けていいよという許可をいただいた感じがする」と喜びを語った。

2012.9.5  第36回すばる文学賞に新庄さんと高橋さん

第36回すばる文学賞(集英社主催)は5日、川崎市の会社員、新庄耕(こう)さん(28)の「狭小邸宅」と東京都のイラストレーター、高橋陽子さん(46)の「黄金の星の庭」に決まった。賞金100万円。贈賞式は11月16日、東京・内幸町の帝国ホテル東京で。

2012.9.1  【文芸月評】家族、病・・・人生の陰影

父との葛藤や医師の甘苦 2009年4月号からの連載を今月完結させた佐伯一麦(かずみ)氏(53)「還(かえ)れぬ家」(新潮)は、アルツハイマー型の認知症を患い、同年3月に死去した父親をみとった私小説だ。

2012.8.13  客席総立ち、愛あふれる手紙、そしてゾンビ!『桐島』初日は感動サプライズの嵐

第22回小説すばる新人賞を受賞した朝井リョウのベストセラー小説を映画化した『桐島、部活やめるってよ』が8月11日(土)、全国で封切られた。

2012.8.12  お疲れ気味の人に読んで欲しい 冲方丁の『もらい泣き』

9月15日に『天地明察』(角川書店)の映画公開も控えた希代のストーリーテラー冲方丁が、"泣ける本"を上梓した。8月3日に発売された『もらい泣き』(集英社)は「小説すばる」の人気連載3年分をまとめたもので、冲方がいろんな人々から話を聞き、そのいくつもの実話をもとに書いたものだ。

2012.8.11  本日の活動内容は"暗殺"です。「放課後ライトノベル」第104回は『僕の学校の暗殺部』で血みどろの青春を謳歌

最近,週刊少年ジャンプで連載が始まった,『魔人探偵脳噛ネウロ』の作者・松井優征による『暗殺教室』が面白い。触手を生やした謎の生物,殺(コロ)せんせー。彼の目的は,自らをターゲットにして,生徒全員を立派な暗殺者に育て上げること。

2012.8.6  桐島、映画始まるってよ 8月11日から「桐島、部活やめるってよ」公開

映画「桐島、部活やめるってよ」(吉田大八監督)が2012年8月11日、全国で公開される。主演の神木隆之介さん(映画「妖怪大戦争」など出演)や橋本愛さんらが出演している。

2012.7.31  【文芸月評】他人も自分と同じ「生」

中年の転落 哀傷呼び起こす 先月29日の川端康成文学賞の授賞式で、江國香織氏(48)の受賞作「犬とハモニカ」について語る選考委員の秋山駿氏(82)の選評が心に残った。

2012.7.27  未公開シーン解禁!話題の映画『桐島、部活やめるってよ』公開へのカウントダウンとなるTVスポットをOA!!

8月11日(土)に全国公開される映画『桐島、部活やめるってよ』。第22回小説すばる新人賞を受賞し話題を集めた朝井リョウの同名小説を、「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」の吉田大八監督が瑞々しく映画化。キャストには、常に世代をリードしてきた俳優、神木隆之介を主演に迎え、今最も注目を集めている女優・橋本愛や、実力派俳優・大後寿々花といった俳優をはじめ、600人を越えるオーディションを勝ち抜いた若き原石たちが集結した。

2012.7.16  戦後最年少での直木賞受賞となるか、23歳・朝井リョウの『もういちど生まれる』

第147回直木賞候補作が発表され、戦後最年少記録になるかと、23歳の朝井リョウの受賞に注目が集まっています。

2012.7.14  【書評】『私たちの屋根に降る静かな星』楡井亜木子著

■「人生の正午」に立つ女性 心理学者ユングは30代後半からのいわゆる中年期を「人生の正午」と呼びました。アイデンティティー確立期の成人前期(午前)に昇りきった太陽が傾き始める頃-ここでアイデンティティーの再構築に躓(つまず)くと、現在で言うところの「中年の危機」に陥る、という意図でそう名付けたのです。

2012.7.8  芥川賞・直木賞 : 発表をニコ動で生中継 記者会見も

第147回芥川賞と直木賞が17日発表され、受賞者の記者会見の模様はドワンゴと二ワンゴが運営する動画配信サイト「ニコニコ生放送:Zero」で生中継される。今回の候補作は、芥川賞は舞城王太郎さんの「短篇五芒星」など5作、直木賞には貫井徳郎さんの「新月譚(しんげつたん」など5作がノミネートされた。

2012.6.25  田中慎弥、瀬戸内寂聴があの大物作家にダメ出し!

「芥川は好きじゃない」「『トロッコ』以外、特にひっかかったものはない」大文豪をディスっているのは、まさにその文豪の名を冠した芥川賞を受賞し「もらっといてやる」発言で一躍時の人となった田中慎弥と、ベテラン瀬戸内寂聴。

2012.6.11  三崎亜記 最新短編集 『バスジャック』 スペシャルインタビュー

"今、「バスジャック」がブームである。 一昨年の秋から、じわじわとブーム再燃の兆しはあった。 発端は地方テレビ局のカメラマンが、偶然乗り合わせたバスで起こったバスジャックの模様を収めたビデオだ。"(表題作より)

2012.6.8  映画『桐島、部活やめるってよ』が早稲田で無料試写実施

『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の吉田大八監督が、小説すばる新人賞を受賞したベストセラー小説を映画化した『桐島、部活やめるってよ』の無料試写会が7月3日(火)に早稲田大学で実施されることが決定した。

2012.5.15  第二十五回 三島由紀夫賞

第二十五回 三島由紀夫賞

2012.4.24  第25回 三島由紀夫賞候補作品発表

第二十五回三島由紀夫賞候補は次の六作品に決定しました。本賞の今後の日程は下記の通りです。

2012.4.6  片瀬さん 群像新人文学賞優秀作に

帯広出身で明治大学4年生の片瀬チヲルさん(21)=横浜市在住、本名非公表=の応募作品が、第55回群像新人文学賞(講談社主催)の小説部門で優秀作に選ばれた。受賞作品は「群像」6月号(5月7日発売)に掲載され、メジャーデビューを果たす。片瀬さんは十勝毎日新聞社、NPO十勝文化会議主催の短編小説公募「郷土作家アンソロジー」で4度、最優秀賞を受けており、「大きい賞に挑んでもなかなか評価されず悩むことも多かったが、地元に自分を評価してくれる人がいることが心強く、書き続ける力になった」と話している。

2012.3.26  単行本不振、ゆらぐ慣行 小説「文庫」が主戦場

旧作を早めに 「いきなり」浸透 出版不況下で文芸書の単行本の売れ行きが伸び悩む中、出版各社が文庫の充実に力を入れている。既刊作品が文庫化されるスピードが速まり、単行本を経ずに新作を「いきなり」投入するスタイルも広がる。低価格と優れた携帯性が読者に支持されており「小説の主戦場」と化している。

2012.3.22  著者インタビュー - 朝井リョウさん『少女は卒業しない』

大学在学中に『桐島、部活やめるってよ』でデビューして以来、若者たちの日常をリアルにとらえたリズミカルな文章で、多くの読者を引き込んできた朝井リョウさん。最新作『少女は卒業しない』は校舎の取り壊しが決まった地方の高校で、最後の卒業式を迎える少女7人の恋愛、友情、成長までを描いた連作短編集です。7つの物語がいつしかリンクし、学校にまつわる「うわさ」の真相も明らかになっていく……。就職活動をはさんで書いたというこの小説について、朝井さんに伺いました。

2012.3.12  広がる「いきなり文庫」 そのわけは?

「いきなり文庫」とうたって文庫で新作小説を刊行するスタイルが広がっている。人気作家の作品は単行本を経て文庫化するのが常識だった出版業界。なぜ「いきなり」なのか。

2012.2.28  宮部みゆきインタビュー :: ここはボツコニアン

初めまして! わたくしは世界の取扱説明書、縮めて〈トリセツ〉でございます。今回は、『ここはボツコニアン』の単行本発売に合わせて、わたくしが単身、作者の宮部みゆきサンに突撃インタビューを行うことになりました。よろしくお付き合いくださいませ(ぺこり)。

2012.1.17  芥川賞に円城塔・田中慎弥さんの2人

第146回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が17日夜、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞は円城(えんじょう)塔さんの「道化師の蝶(ちょう)」(群像7月号)、田中慎弥さんの「共喰(ぐ)い」(すばる10月号)に決まった。

2012.1.16  第146回芥川賞、決定直前・全候補作チェック&予想

すでに発表されている第146回(2011年下半期)芥川龍之介賞の候補作5作は以下の通り。

2012.1.15  公募ガイド 賞と顔 第24 回 小説すばる新人賞

橋本長道さん 投稿生活を送るうえで大切なこと 私は仕事を辞め一年程ぶらぶらした後に投稿生活を始め、一年半で今回の賞をいただきました。あくまで私の例ですが、「無職のための投稿講座」と題して大切だと思ったことを五つ挙げさせてもらおうと思います。

2012.1.8  毎日書評賞:『世界を知る101冊』で受賞の海部宣男さん 「科学はまず面白い」と伝えたい

第10回を迎えた毎日書評賞(2011年度)に、海部宣男さんの『世界を知る101冊--科学から何が見えるか』(岩波書店・2100円)が決まった。

2012.1.6  芥川賞・直木賞の候補作発表 17日に選考会

第146回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が発表された。選考会は17日、東京・築地の新喜楽で開かれる。

2011.11.1  第35回すばる文学賞・受賞者インタビュー 「澤西祐典」

ある晩、平和な眠りにつこうとしている農夫アダムス氏の目の前で、その〝奇怪なこと〟は起こった。それを目にした彼の驚嘆はいかばかりだったかと、物語の語り手は嘆息する。目前の出来事を受け止められず、混乱したアダムス氏は震える文字で手帳にこう書き記した。

2011.7.23  最強ヒロイン"デレちゅきさん"降臨! 「放課後ライトノベル」第51回は学園執事ラブコメ『まよチキ!』でいってみよう

毎日毎日,太陽がジリジリと照りつけ,ちょっと外に出るだけで一気に汗が噴き出す季節となりましたが,みなさまはいかがお過ごしでしょうか? この暑さにはさすがにうんざりですが,その暑さを吹き飛ばすような,いろいろな楽しいイベントがあるのも夏の魅力です。そして,そんな夏が来るたびに思うことがあります。

2011.5.25  作家の読書道 第114回:樋口毅宏さん

2009年に『さらば雑司ヶ谷』でデビュー。スピード感あふれる展開、さまざまな映画や小説作品へのパスティーシュを盛り込んだ斬新な手法で読者を翻弄する樋口毅宏さん。最近では『民宿雪国』が山本周五郎賞の候補になるなど注目度が高まる彼は、どのような作品に触れながら小説家への道を辿ったのか。小説同様スピード感あふれるしゃべりっぷりをご想像しながらお楽しみください!

2011.5.1  きらら熱烈インタビュー 第71回 朝井リョウさん

電車に乗っているときにアイディアが浮かぶ。物語の破片みたいなものが落ちてくる感じです。 恋に部活に勤しむひたむきな高校生を描いた作品『桐島、部活やめるってよ』で鮮烈なデビューを果たした朝井リョウさん。

2011.5.1  インタビュー 作家「温又柔」

今年一月に刊行された温又柔氏の『来福の家』(集英社刊)には、表題作とともに「第33回すばる文学賞」の佳作として発表された「好去好来歌」が収められている。彼女のデビューを飾ったこの作品は、たしかに新しい日本語文学の到来を予感させるものだった。

2011.2.19  話題の爽やか系変態ラブコメ第2弾! 「放課後ライトノベル」第31回は『変態王子と笑わない猫。2』で,やっぱり今日も本音がダダ漏れなのです

もう何かあれですよ,毎回毎回,とりあえず冒頭にゲームとかアニメとかの話をしたあとに,無理やり話をライトノベルに持っていくってパターンはどうなんですか?

2011.2.1  きらら著者インタビュー 桜庭一樹さん『伏 贋作・里見八犬伝』

最後は読んでいる人の元にまで話がつながっていく終わり方にしたかった。 お江戸の町をとびきり元気な女の子が駆け回る。彼女は猟師、追うのは伏と呼ばれる凶悪な犬人間。桜庭一樹さんの『伏 贋作・里見八犬伝』は、以前から興味があったという『南総里見八犬伝』を大胆にアレンジした痛快エンターテインメント大作。その執筆の裏側にはどんな創意工夫があったのだろうか。

2010.11.1  第34回すばる文学賞・受賞者インタビュー 「米田夕歌里」

職場で物や人や出来事が消えたり入れ代わったりしているのに、自分以外は誰もそう認識しておらず、むしろ周囲に言動を不審がられてしまう——いきなりそんな事態に陥ったのが、『トロンプルイユの星』の主人公・藤田サトミだ。

2010.7.23  ラノベ質問状 : 「まよチキ!」 ギャグ満載の文章と、インパクトあるキャラのマッチング

話題のライトノベルの魅力を担当編集者が語る「ラノベ質問状」。今回は、女の子であることがばれてはいけない男装執事と、秘密を知ってしまった主人公のドタバタを描く「まよチキ!」(あさのハジメ著、菊池政治画)です。メディアファクトリー・MF文庫J編集部の庄司智さんに作品の魅力を聞きました。

2010.7.20  宮部みゆき「殺人はもう書きたくない」 青春小説『小暮写眞館』

社会派推理小説を書いてきた宮部みゆきさん(49)が、青春小説に挑んだ。『小暮写眞館』(講談社)は、現代を舞台にした小説では「初のノンミステリー」という。いわく「何も起きない小説」。これまで透徹した筆致で多くの殺人事件を描き、登場人物を不幸にしてきた。「2周目の出発点の作品」は、彼らを救う物語でもある。

2010.1.1  きらら著者インタビュー 万城目 学『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』

かのこちゃんをめっちゃ無邪気でスーパーな小学生にしようと思っていたんです。 京都、奈良、大阪を舞台に、壮大な〝ホラ話〟を作り出し、読者を圧倒させてきた万城目学さん。新作『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』の舞台は、どことも特定されていない、ごく普通の街。そして主人公となるのは、幼い女の子と、ちょっぴり不思議な猫。現実から非現実への大胆なトリップを仕掛けてきた著者が、日常の光景を描こうとする時、そこにはどんな世界が広がっているのだろう?

2009.12.1  きらら著者インタビュー 宮木あや子『太陽の庭』

美しい人たちのことを、美しい文体を意識しながら書くことが楽しいです。  濃密で深く、耽美な世界を雅な文章で描きだす宮木あや子さん。最新作『太陽の庭』は、そんな彼女の真骨頂ともいえる幻想的な少女小説。しかし、後半はそこに現実の生々しさが入り込み、意外な様相を呈していく。本書につまったさまざまなエッセンス、それらを抽出してみると……。

2009.11.1  第33回すばる文学賞・受賞者インタビュー 「木村友祐」

「気ぃつげねぇばわがねぇえ」「わがってだらそったらごど言えるがっ」……

2009.10.9  著名人 インタビュー » 金原ひとみさん

「人間とは、そんなに成長しないもの」 国内外の著名作家がメルボルンに集合し、基調講演やフォーラムを行った「メルボルン・ライターズ・フェスティバル」(8月21日~30日開催)に合わせ、芥川賞受賞作家、金原ひとみさんが来豪した。

2009.10.1  きらら著者インタビュー 本多孝好『WILL』

エンターテインメントの書き手として当然、小説の中に企みは持ち込みたい。 30万人が読んだという本多孝好さんのベストセラー『MOMENT』。その続編『WILL』が刊行された。物語は7年後、今回は前作の主人公、神田の幼なじみの女性、森野が視点人物。彼女が両親の跡をついで経営する葬儀屋を舞台に、さまざまな出来事を彼女が解決していく。もちろん、前作が未読でも楽しめる1冊。著者にとってすでに完結した小説の続編を書くのははじめてだという。なぜ、7年後の今、筆を執ったのだろう。

2009.8.1  きらら著者インタビュー 米澤穂信『追想五断章』

ミステリであることと、謎が解き明かされたときに誰かの気持ちが浮かび上がるという手法は、今後も追求していきたい。 謎解きの醍醐味を存分に堪能できる仕掛け、読み手の共感を呼ぶ登場人物、そして予測できない着地点。古典部シリーズや小市民シリーズで若い読者に支持されている米澤穂信さんが、新境地を開いた『追想五断章』で、やってくれた。本好きの心をくすぐる設定と読む者を夢中にさせる魅力的な作中作、その後に訪れる読後感には、ひと言で語れない、奥深いものがある。

2008.11.26  作家の読書道 第85回:佐藤賢一さん

中世や近世のヨーロッパを舞台にした歴史小説を中心に発表、歴史的人物を活き活きと描写し、史実の意外な裏側を見せて楽しませてくれる佐藤賢一さん。カエサルやアル・カポネ、さらには織田信長など、時代や場所を広げて執筆する一方、今月からいよいよフランス革命を真っ向から描く大作の刊行がスタート。そんな歴史のエキスパートの読書歴には、驚きがつまっていました。

2008.11.1  第32回すばる文学賞・受賞者インタビュー 「天埜裕文」

『灰色猫のフィルム』は、"僕"が母親を包丁で刺し殺したシーンから始まる。家を出た彼は目的もないまま電車に乗り、終点で降りて初めて訪れた街をさまよう。漫画喫茶や公園で息をひそめて過ごすが、所持金が底をつき、やがてホームレスの世話になることに……。

2008.6.1  きらら熱烈インタビュー 第35回 津村記久子さん

登場人物が増えてしまうので、キャラクターよりプロットを大事にして小説を書いています 第138回芥川賞に「カソウスキの行方」でノミネートされ、いま読書界の注目を集めている作家・津村記久子さん。「きらら」3月号に掲載した「芥川・直木賞」座談会でも、書店員さんたちからは今後の活躍に期待を寄せるコメントが続出した。

2008.2.21  石田衣良スペシャルインタビュー

きのうと同じ、当たり前のような毎日の中で、ふと心が動く瞬間がある。あなたの周りの親しい友達に起こった、恋の出来事を聞いているような。石田衣良さんの新刊『1ポンドの悲しみ』は、そんなささやかな恋の話を集めた短編集だ。2002年に刊行された『スローグッドバイ』に続き、「小説すばる」での連載を収録している。

2007.11.1  第31回すばる文学賞・受賞者インタビュー 「原田ひ香」

保険会社の元重役夫人・ミツエ、その娘・奈都子、ミツエの甥の元妻・佐智子、現在の妻・里美。『はじまらないティータイム』はこの四人の女が一見平穏な生活の中でさまざまな思いにさいなまれ、意外な行動を起こしていく、スリリングな小説だ。

2007.11.1  第31回すばる文学賞・受賞者インタビュー 「墨谷渉」

身長百八十一センチ、胸囲は九十五センチを超える屈強な若い女が、受賞作「パワー系181」の主人公である。その強靭なボディをさらにパワーアップさせるべく、彼女はスポーツジムで日夜筋肉を鍛えている。主人公の設定は、いまどきいかにもいそうな「女版筋肉番付」なのであるが、この作品の奇妙な味わいは、作者が意識的に主人公の内面に接触しようとしないところにある。

2007.10.1  きらら熱烈インタビュー 第27回 中島たい子さん

これからも新しい情報を知ることができる特典つきの小説を発表していきたい デビュー作の「漢方小説」で芥川賞にノミネートされ注目を集めた中島たい子さん。

2006.11.1  第30回すばる文学賞・受賞者インタビュー 「瀬戸良枝」

全編を通して、不機嫌な身体がのたうち、吠えている。受賞作『幻をなぐる』は、その不機嫌さや煩悶が読み手に皮膚感覚で伝播してくるような物語である。「太くて短い手足と、ぱんぱんに膨らんだ胴体しか持たない」滑稽で醜い身体の主人公「中川」。子供の頃から不器用で、天の邪鬼で、自ら壁を作り、誰とも親密に心を通わすことができない。

2006.9.28  著者インタビュー - 村山由佳さん『ヘブンリー・ブルー』

--『天使の卵』が第6回「小説すばる」新人賞を受賞したのが1993年の年末。それから12年しての映画化なんですね。お気持ちはいかがですか?

2006.7.1  インタビュー 作家「鴻上尚史」

深夜、「僕」が原稿を書いていると、『あの素晴しい愛をもう一度』『サルビアの花』などの懐かしい歌が、テレビから流れてくる。70年代を中心としたフォークなどをコンピレーションした、CD集のCMだ。

2006.4.1  インタビュー 作家「潘向黎」

中産階級の暮らしに満足していた三○代主婦が、クリスマスイブに体験した淡い恋のときめき(「奇跡が橇でやって来る」『新潮』二○○五年一月号)。四○代のベンチャー企業経営者の不倫と離婚の危機を描いた「青菜スープの味」(『すばる』二○○五年八月号)。潘向黎(パン・シアン・リー)(一九六六~)は、さしずめ"中国の森瑤子"とでも呼びたくなる独自の作風で知られる、上海の人気作家だ。

2006.2.17  『屋久島ジュウソウ』 森 絵都スペシャルインタビュー

1 旅先で、感覚が研ぎ澄まされていく感じが好き エッセイ集としては13年ぶりとなる『屋久島ジュウソウ』を出版した森絵都さん。「小説すばる」に掲載した長編の旅日記『屋久島ジュウソウ』と、同誌に2年間連載していた『slight sight-seeing』から15編を選んで加筆したものを収録。

2006.2.16  第29回すばる文学賞受賞『踊るナマズ』高瀬ちひろ スペシャルインタビュー

1 描きたかったのは「祈り」です。 昨年、第29回すばる文学賞を受賞した高瀬ちひろさん。受賞作となった『踊るナマズ』は、不思議なあたたかさに包まれた小説である。母が胎児に向かって語り聞かせる、生まれ故郷でいにしえから伝わるナマズの話と当時の甘酸っぱい思い出。ナマズにまつわる伝説と主人公のヰタ・セクスアリスが絡み合い、生命の神秘が鮮やかに描きだされた作品だ。

2006.1.6  飛鳥井千砂 スペシャルインタビュー 第18回小説すばる新人賞受賞 『はるがいったら』

両親が離婚したのは九年前。母親と一緒に出て行った四つ年上の姉の園とは、母親と三人で、ちょくちょく離婚後も食事などしていた。園が短大を卒業して、就職して一人暮らしを始めてからは、二人で食事に行ったり、買い物に行ったり、園のアパートに泊めてもらったりもしている。離れて暮らしていたのでかえって仲良くなったのか、一緒に暮らしていても仲のよい姉弟だったのかはわからないが、とにかく俺達は、多分仲のよい姉弟だった。(本書より)

2005.12.29  著者インタビュー - 北方謙三さん『水滸伝』

2005年、『水滸伝』で第9回司馬遼太郎賞を受賞した。

2005.12.22  作家の読書道:第50回 山本幸久

温かく、またユーモアたっぷりのまなざしで、現代に生きる人々の姿をキュートに描く山本さん。現在次々と作品を発表、その活躍には目を見張るものがあります。読めば元気が湧いてくる、その作風の源泉はどこに? 漫画家を目指していた小学生時代の話から、じっくりとうかがいました。

2005.12.15  『愛がいない部屋』 石田衣良 スペシャルインタビュー

1 明るいパステル調から、ビターなトーンへ 東京・神楽坂に立つ高層マンション。そこにはさまざまな人たちが住んでいる。独身でマンションを買った30代の女性。30代後半でようやく子供を授かった夫婦。夫に先立たれた60代の未亡人……石田衣良さんの新刊『愛がいない部屋』は、『スローグッドバイ』『1ポンドの悲しみ』に続き、小説すばる連載の短編を編んだ1冊だ。

2005.12.1  新人ライトノベル作家へのインタビュー 矢治哲典さん

第7回エンターブレイン『えんため大賞』佳作 『ワンダフル・ワンダリング・サーガ』

2005.11.1  第29回すばる文学賞・受賞者インタビュー 「高瀬ちひろ」 高瀬ちひろ」

ナマズについての、話である。もうじき母親になる「私」が、十五年前の出来事について、〈ナマズについての、話をしたい〉と、語りを起こし、胎児に話しかけていく。会話の部分にかぎ括弧を使わず、独白調で続ける文体だ。

2005.5.31  作家の読書道:第43回 荻原 浩さん

若年性アルツハイマーにかかった男性を描いた『明日の記憶』が、第2回本屋大賞の2位に選ばれた荻原さん。シリアスなものから滑稽なものまで、毎回作風をガラリと変えてくる引き出しの多さには、ただただ感嘆するばかり。そんな荻原さんに影響を与えたのは、いったいどんな本たちなのでしょう…。

2004.11.1  村山由佳 直木賞受賞第一作 「天使の梯子」スペシャルインタビュー

第1回 『天使の卵』から10年の時が満ちて 昨年、『星々の舟』で直木賞を受賞した村山由佳さん。それまでとはひと味違う作品だっただけに、受賞後第1作はどんな作品? と楽しみに待っていたファンは多いだろう。そして今回、いよいよ刊行されたのが『天使の梯子』。93年に小説すばる新人賞を受賞し、いまだに多くの読者を魅きつけてやまない、『天使の卵』の続編である。

2004.11.1  第28回すばる文学賞・受賞者インタビュー 「中島たい子」

〈だいたい、三十過ぎの女がぐたぐた言っている時点で、医師たちは、また来たよという感じで、はなから相手にしてくれないような気がする〉

2004.11.1  第28回すばる文学賞・受賞者インタビュー 「朝倉祐弥」

3ページ目で、いったん文字から目を離した。自分が今まで、いかに軟らかい文体に慣らされてきたかを痛感したのだ。

2004.10.20  著者インタビュー - 熊谷達也さん『荒蝦夷(あらえみし)』

--直木賞と山本賞をダブル受賞した『邂逅の森』は大正から昭和にかけて東北の山に生きたマタギが主人公でしたが、受賞第1作の『荒蝦夷』は奈良時代の蝦夷(エミシ)を描いた歴史小説ですね。

2004.9.1  インタビュー 作家「長薗安浩」

長薗安浩の最新中編「神聖な甲虫」(『すばる』七月号掲載)は、主人公が四十九日の法要に参列するために目黒の寺を訪れる場面から始まる。亡くなった兄は弁護士だったが、女装した姿で遺体となって発見された。

2004.5.1  石田衣良スペシャルインタビュー「1ポンドの悲しみ」

きのうと同じ、当たり前のような毎日の中で、ふと心が動く瞬間がある。あなたの周りの親しい友達に起こった、恋の出来事を聞いているような。石田衣良さんの新刊『1ポンドの悲しみ』は、そんなささやかな恋の話を集めた短編集だ。2002年に刊行された『スローグッドバイ』に続き、「小説すばる」での連載を収録している。

2004.4.1  インタビュー 新芥川賞作家「金原ひとみ」

第一三○回芥川賞が決まった一月一五日。受賞会見場に現れた金原さんの姿に、一瞬、ざわめきが起こった。黒のピンヒールにマイクロミニのスカート。片耳に三つずつ、計六個のピアスと、グレーのカラーコンタクトレンズ……。

2003.11.1  第27回すばる文学賞・受賞者インタビュー 「千頭ひなた」

「8年間つかってきた二層式の洗濯機がこわれた午後に、ボクは雨のふりやんだ不穏な空のした、自転車をこいで中古CDショップにゆきました。」

2003.11.1  第27回すばる文学賞・受賞者インタビュー 「金原ひとみ」

我が心根の卑しさを恥じながらも、ついつい金原さんの口元に目がいってしまう。第二十七回すばる文学賞を受賞した『蛇にピアス』で、主人公のルイが魅せられ、施そうとするスプリットタン。舌に入れたピアスの穴を徐々に拡張していき、最後はメスで切り離して完成させるという蛇のような二股の舌を、作者もまた持っているのではないか、と。

2003.8.31  作家の読書道:第23回 村山 由佳さん

禁断の恋に悩む兄妹、他人の男ばかり好きになる末っ子、居場所を見つけられない団塊世代の長兄、戦争の傷痕を抱き続ける父……。複雑に絡み合う家族の人生を連作で描いた「星々の舟」で、第129回直木賞を受賞した村山由佳さんの登場です。今回は受賞記念として、「星々の舟」にまつわる話を中心に、村山さんが暮らす千葉県鴨川市のログハウスにうかがいました。

2002.11.1  第26回すばる文学賞・受賞者インタビュー 「栗田有起」

母親とふたり暮らしをしていたまちるは、はたちになる直前、死んだと思っていた父親から、遺産としてマンションの一室を相続する。彼女はそこで「ハミザベス」と名付けた一匹のハムスターと暮らし始め、父と同居していた女性と奇妙な友情を結んだり、幼なじみの彰と兄妹のような付き合いを続けたりしながら、次第に母親との相互依存的な関係を解消し、自立していく……。

2002.11.1  第26回すばる文学賞・受賞者インタビュー 「織田みずほ」

都心の雑居ビルにある二十四時間制ロッカールーム。月三千円で借りたスチールの狭い箱に身を潜め、夜のひと時を過ごすことで、高校生の怜司は心の安定を得ていた……第二十六回すばる文学賞受賞作『スチール』は、そんな印象的な設定で、冒頭から読む者を惹きつける。

2002.11.1  第26回すばる文学賞・受賞者インタビュー 「竹邑祥太」

勉強と"いい子"を執拗に押しつける両親に疎ましさを感じながらも、表立って反発をするわけでもなく淡々と学校と塾に通う中2の俊平。時折、沈殿した怒りのようなものが僅かに揺れる部分もあるが、そんな面倒な自分はするりとかわして、彼は無表情を装う。

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