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ぱちに関連する小説ニュースまとめ

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ぱち ニュース検索結果

2021.6.23  【今週はこれを読め! エンタメ編】過去にとらわれた男の旅〜遠田潤子『緑陰深きところ』

主人公の三宅紘二郎は、40年以上前に大阪・ミナミの外れで「河童亭」というカレー店を開いて、すでに70歳を過ぎた。

2021.5.26  【今週はこれを読め! エンタメ編】おもちさん83歳の日々〜朝倉かすみ『にぎやかな落日』

私があと30年生き長らえることができれば、主人公のおもちさんと同年代になる。

2021.5.12  【今週はこれを読め! SF編】人虎伝説が残る1930年代マレーシアを舞台にした謎と冒険

著者は中国系のマレーシア人で、幼少時代をいくつかの国ですごしたという。ハーバート大学を卒業し、経営コンサルタントやスタートアップ企業での勤務を経て、2013年、長篇The Ghost Brideでデビュー。本書『夜の獣、夢の少年』は第二長篇で、2019年に発表された。どちらの作品も、ニューヨークタイムズ・ベストセラーになっている。

2021.5.11  【今週はこれを読め! SF編】人虎伝説が残る1930年代マレーシアを舞台にした謎と冒険

著者は中国系のマレーシア人で、幼少時代をいくつかの国ですごしたという。ハーバート大学を卒業し、経営コンサルタントやスタートアップ企業での勤務を経て、2013年、長篇The Ghost Brideでデビュー。本書『夜の獣、夢の少年』は第二長篇で、2019年に発表された。どちらの作品も、ニューヨークタイムズ・ベストセラーになっている。

2021.5.6  【今週はこれを読め! SF編】ゴールドラッシュの小惑星で繰りひろげられるアクションSF

ロバート・シルヴァーバーグ『小惑星ハイジャック』(創元SF文庫)

2021.2.27  作家の読書道 第226回:酉島伝法さん

2011年に「皆勤の徒」で第2回創元SF短編賞を受賞、造語を駆使した文章と自筆のイラストで作り上げた異形の世界観で読者を圧倒した酉島伝法さん。2013年に作品集『皆勤の徒』、2019年に第一長編『宿借りの星』で日本SF大賞を受賞した酉島さんは、もともとイラストレーター&デザイナー。幼い頃からの読書生活、そして小説を書き始めたきっかけとは? リモートでお話をおうかがいしました。

2021.2.19  【今週はこれを読め! ミステリー編】フィルム・ノワールのような警察小説『刑事失格』

一言で表すなら、フィルム・ノワールの気配をまとった警察小説である。

2021.2.9  【今週はこれを読め! SF編】独自のセンスで選んだ七篇、中国とアメリカの状況を照らしあう

柴田元幸・小島敬太編『中国・アメリカ 謎SF』(白水社)

2021.1.11  【今週はこれを読め! SF編】特殊な閉鎖環境のなか、「剃刀の刃のように細い線」をたどる叛乱

ピーター・ワッツ『6600万年の革命』(創元SF文庫)

2020.12.23  【今週はこれを読め! ミステリー編】満身創痍の探偵ハリー・ホーレを読むべし!

満身創痍という四文字がこれほど似合う男はいない。

2020.11.24  【今週はこれを読め! SF編】ハイテク汚濁都市にあらわれた神話的存在感を放つ女

作者サム・J・ミラーは2000年代に作家活動をはじめているが、本格始動は2012年。翌13年にシャーリイ・ジャクスン賞短篇部門を受賞、それ以降、いくつもの賞の候補になり、年刊傑作選収録の常連となっている。本書は2018年刊行の第二長篇で、ジョン・W・キャンベル・ジュニア記念賞を受賞した。

2020.11.19  「全米図書賞」の翻訳文学部門に柳美里さんの小説

アメリカで最も権威のある文学賞「全米図書賞」の翻訳文学部門に、柳美里さんの小説「JR上野駅公園口」が選ばれました。

2020.10.15  独占インタビュー「ラノベの素」 大森藤ノ先生『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』

独占インタビュー「ラノベの素」。今回は2020年10月15日にGA文庫より『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』第16巻が発売された大森藤ノ先生です。TVアニメ第3期も10月より放送開始となる中、原作小説は新たな展開を迎える新章に突入します。2013年の『ダンまち』シリーズ刊行から約7年。過去から現在までを振り返り、作品との向き合い方や物語の立ち位置、そして本編から紐解くベル・クラネルをはじめとしたキャラクター達の成長に関するお話など、様々にお話をお聞きしました。ファン必見の『ダンまち』の今を語ります!

2020.10.15  高樹のぶ子さん 鏡花賞 金沢市主催「小説伊勢物語 業平」

金沢市が主催する第四十八回泉鏡花文学賞の選考委員会が十四日、東京都内であり、高樹のぶ子さん(74)の「小説伊勢物語 業平(なりひら)」が選ばれた。高樹さんは「新たな冒険をした作品が評価された。日本の美をきちんと書かれた作家の賞をいただけてうれしい」と喜びを表現した。

2020.7.15  【今週はこれを読め! エンタメ編】"意外性の作家"の短篇集〜津村記久子『サキの忘れ物』

津村記久子さんって思っていたのとはちょっとイメージの違う作家かもしれない、と思ったのは「フェリシティの面接」という短編を読んだときだ。アガサ・クリスティが生んだ名探偵エルキュール・ポアロの秘書であるミス・レモンが活躍する軽妙な作品で、『名探偵登場!』(筒井康隆他/講談社文庫)というアンソロジーに収録されている。津村作品といえば"職業小説(往々にしてパワハラあり)"という印象が強かったのだが、こんなミステリー絡みのしゃれた作品を書かれるとは思っていなかった(職業小説ではある)。「フェリシティの面接」は、読書好きの方でもあまりご存じでないような気がするので(Wikipediaの津村さんのページにも載っていなかった)、ぜひこちらもお手にとっていただけたら。

2020.6.9  文学賞の選考もリモートで…江戸川乱歩賞に佐野広実さん

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、文学賞の選考にも新たな方法が取られています。ミステリー小説の登竜門として知られる江戸川乱歩賞は、今回初めてテレビ会議システムで選考が行われ、佐野広実さんの『わたしが消える』が選ばれました。

2020.5.21  【今週はこれを読め! ミステリー編】達人ミネット・ウォルターズの性格劇『カメレオンの影』

ミステリーの興趣は性格喜劇、もしくは悲劇のそれにつながる。

2020.3.24  【今週はこれを読め! SF編】ケン・リュウ編の中国アンソロジー第二弾!

『折りたたみ北京』に続く、現代中国SFを紹介するアンソロジー。編者ケン・リュウは「序文」で、こう告げる。

2020.3.17  【今週はこれを読め! SF編】〈暦法〉宇宙国家への異端の侵攻。めくるめく展開のスペースオペラ。

エキゾチックな設定のもとで展開されるモダン・スペースオペラ。原書は2016年に刊行され、ローカス賞第一長篇部門を受賞している。

2020.2.10  【今週はこれを読め! ミステリー編】染み入るような警察小説『カタリーナ・コード』

染み入るような、という表現はこういう小説のために使うべきなのだろう。

2020.2.4  【今週はこれを読め! SF編】ハイテク廃棄物のディストピア、最周縁から世界を批判する哀しきモンスター

現代中国SFの話題作。サイバーパンクの系譜を引く近未来ディストピアを、アクション・ノワールの味わいに仕上げている。さながらパオロ・バチガルピの好敵手といったところだ。

2020.1.23  【今週はこれを読め! エンタメ編】ジョージ・ソーンダーズ『十二月の十日』に泣く!

嘘でしょ? このジョージ・ソーンダーズって、あの『短くて恐ろしいフィルの時代』(角川書店)を書いた人のはず。刊行されて間もなく読んだけれど、その当時断トツにけったいな本だと思った。なのに、短編集である本書の最後に置かれた表題作「十二月の十日」、泣けて泣けてしょうがなかったじゃないの! こんな小説を書くような作家だったっけ?

2020.1.15  【今週はこれを読め! エンタメ編】想像のななめ上を行く展開にびっくり〜町田そのこ『うつくしが丘の不幸の家』

『うつくしが丘の不幸の家』。果たしてどのような物語だろうか。「うつくしが丘」という地名は素敵な感じ、しかしより注目すべきは「不幸の家」というキーワードだろう→「不幸」というからには不幸なのだろう。...ということで、私が想像したのはイヤミスだった。

2019.12.19  【今週はこれを読め! ミステリー編】軽業のように飛翔してゆく物語『パリのアパルトマン』

不動産屋の手違いから、見ず知らずの男女が一つ屋根の下で共同生活を送り始める話。

2019.12.2  芦田愛菜が5年ぶり実写映画主演、大森立嗣が今村夏子の小説「星の子」映像化

芦田愛菜主演、大森立嗣監督で今村夏子の小説「星の子」が映画化されることがわかった。

2019.11.27  【今週はこれを読め! エンタメ編】大学生作家と競歩選手の成長小説〜額賀澪『競歩王』

この秋、日本はラグビー人気に沸きに沸いた。しかしながら、同時期に行われた世界陸上競技選手権においては、競歩の選手が2つもの金メダルを獲得したこともどうか覚えておいていただきたい。競歩では鈴木雄介選手が50kmで、山西利和選手が20kmでそれぞれ優勝した。ラグビーのように豪快なスクラムやすばやいトライやチームメイトとの熱い抱擁などは、競歩にはないものである。ひたすら選手たちが歩き続ける競技なのだ、独特のフォームで。

2019.11.23  作家の読書道 第212回:呉勝浩さん

2015年に『道徳の時間』で江戸川乱歩賞を受賞、2018年には『白い衝動』で大藪春彦賞を受賞。そして新作『スワン』が話題となり、ますます注目度が高まる呉勝浩さん。小学生のうちにミステリーの面白さを知り、その後は映画の道を目指した青年が再び読書を始め、小説家を目指した経緯は? 気さくな口調を脳内で再現しながらお読みください。

2019.11.14  【特集】『エリスの聖杯』刊行記念特別企画 常磐くじら先生×大森藤ノ先生スペシャル対談インタビュー

2019年11月15日頃に発売されるGAノベル刊『エリスの聖杯』の刊行を記念して、著者である常磐くじら先生と、本作の熱烈なファンであり、書籍化のきっかけとなったGA文庫刊『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の大森藤ノ先生をお招きしてのスペシャル対談インタビューをお届けする。『エリスの聖杯』が書籍化に至るまでの道のりと、大森藤ノ先生が激賞する物語やキャラクターについて、さらにはお二人の視点から見る「悪役令嬢やダークヒーローの魅力」など、幅広く語っていただいた。

2019.11.12  【今週はこれを読め! SF編】「宇宙」と「時間」、対になった二冊のテーマ・アンソロジー

二冊組みのアンソロジー。いっぽうは「宇宙」、もういっぽうが「時間」がテーマだ。作品を寄せているのは、創元SF短編賞からデビューした俊英たちである。

2019.11.10  【今週はこれを読め! ミステリー編】『生者と死者に告ぐ』の執拗な語りに唸る!

あれあれ、ネレ・ノイハウスってこんなにおもしろかったけ。

2019.10.27  【今週はこれを読め! ミステリー編】最も読むべき翻訳ミステリー・アンソロジー『短編ミステリの二百年vol.1』

21世紀に入ってから、という限定付きではあるが、これは最も読むべき翻訳ミステリー・アンゾロジーになるであろう。

2019.10.21  【今週はこれを読め! ミステリー編】確かな足元が崩れ落ちるリンドクヴィスト『ボーダー 二つの世界』

足元に確かにあったはずの地面がふっと消失し、無限の落下が始まる。

2019.10.18  【特集】『弱キャラ友崎くん』×『千歳くんはラムネ瓶のなか』最新刊同時発売記念 屋久ユウキ×裕夢 青春ラブコメ対談インタビュー

2019年10月18日に『弱キャラ友崎くん』第8巻、『千歳くんはラムネ瓶のなか』第2巻が同時発売となった。このたび2作品の最新刊発売を記念して、両作品の著者である屋久ユウキ先生と裕夢先生をお招きし、青春ラブコメ対談インタビューとしてお話をお聞きした。両作品は小学館ライトノベル大賞にて「優秀賞」を受賞すると共に、キャラクターや物語において「リア充」という存在も欠かせない共通点として有している。お互いの印象から各作品のキャラクターに込められた想い、地元を物語の舞台にした理由など幅広く語っていただいた。

2019.10.7  【今週はこれを読め! ミステリー編】失われた人生のシークエンスを探す冒険行『戦下の淡き光』

こんなことが本当に起こりえたのかという人生の瞬間についての小説だ。

2019.10.1  【今週はこれを読め! SF編】有無を言わせぬ怒濤の展開! 正調ワイドスクリーン・バロック!

ブライアン・W・オールディスが激賞、この作品のために「ワイドスクリーン・バロック」なるサブジャンル呼称を提唱までした話題作がついに翻訳された。

2019.9.6  【今週はこれを読め! ミステリー編】夏の終わりに読みたい二つの中編『エレベーター』『わが母なるロージー』

暑さ寒さも彼岸までと言う。まだ夏が終わらないうちに、この本を読んでしまおう。

2019.8.13  【今週はこれを読め! SF編】これこそ現代のスペースオペラ!

脳が溶けるほど暑いので、気軽に読める作品でいきましょう。ちょっと前の刊行だけど、肩の凝らない現代スペースオペラ。ぼくはアイスキャンデーを囓りながら読んだ。

2019.7.18  独占インタビュー「ラノベの素」 八目迷先生『夏へのトンネル、さよならの出口』

独占インタビュー「ラノベの素」。今回は2019年7月18日にガガガ文庫より『夏へのトンネル、さよならの出口』が発売された八目迷先生です。第13回小学館ライトノベル大賞にて「ガガガ賞+審査員特別賞」を同作で受賞し、満を持してデビューされます。「本当に欲しいもの」を手にするために、時空を超える摩訶不思議なトンネルに挑む少年少女の物語を描く本作。駆けた先に待っているものはなんなのか。本作の内容や作品の着想、キャラクターについてもお聞きしました。

2019.6.22  作家の読書道 第207回:最果タヒさん - 作家の読書道

作家の読書道 第207回:最果タヒさん

2019.6.20  集英社初のチャット小説アプリ「TanZak」誕生秘話--"1話目を読む"ハードルを下げる

集英社は6月20日、出版社初となるチャットノベル(小説)アプリ「TanZak(タンザク)」を公開した。LINEのようなテキストメッセージ形式にすることで、キャラクター同士の会話を"覗き見"するような感覚で、気軽に物語を楽しめることが特徴だ。「ONE PIECE」など週刊少年ジャンプの人気漫画のノベライズのほか、完全新作のオリジナル作品も用意する。

2019.4.12  現役大学生とは思えない堂々の書きっぷり――小説すばる新人賞受賞作『闇夜の底で踊れ』著者インタビュー

35歳、無職、パチンコ依存。その日暮らしの無為な生活を送る元極道の男が、ソープ嬢に恋をしたことがきっかけで、ふたたび闇社会の混沌へと飲み込まれてゆく——。

2019.4.8  34歳で1200万円を得た小説家志望の男の生き様

20代をダラダラし続けた倉井眉介さん

2019.4.3  【今週はこれを読め! エンタメ編】"本好きの夢"の行方〜ペネロピ・フィッツジェラルド『ブックショップ』

街の本屋さんがどんどん減っていっていることは、特に本好きでない人でも気がつくくらい深刻な問題ではないだろうか。大型書店はもちろん素晴らしい。

2019.3.26  【今週はこれを読め! SF編】それでもなお、ひとは自由意志を希求する

ピーター・ワッツの長篇『ブライントサイト』の衝撃は忘れがたい。知性にとって意識は必然的なものではない。この大前提に、まず痺れた。

2019.2.6  【今週はこれを読め! エンタメ編】6歳の少年が見た銃乱射事件『おやすみの歌が消えて』

日々さまざまな犯罪が起きているとはいえ、日本はまだ治安のいい国に分類してもかまわないだろう。それでも、テロや通り魔などによる大量殺傷事件などが起こらないとは限らない。一方で、戦争や銃撃犯などによって多数の死者が発生する状況が頻繁に発生する国というのも存在する。どのような国においても一瞬にして命を断たれることは起こり得るのであり、被害者とその家族の無念は言葉にできないほどのものだと思う。

2019.2.5  【今週はこれを読め! SF編】トリス、偽トリス、トリスタ、「自分である」ことの冒険

頭が痛い。意識が戻って最初に感じたのは、脳みそがひっかきまわされているような苦痛と、あと七日だよ、という笑い声だ。頭のなかで声がする。

2019.2.1  【今週はこれを読め! ミステリー編】運命に立ち向かう少女の物語『カッコーの歌』

今回採り上げるのはミステリーではない。分類するならばファンタジーなのだが、サスペンスの醸成が尋常ではなく巧く、物語が静から動に転じた後の展開の小気味よさったらない。何事が進行しているのか、という謎で引っ張る展開も素晴らしく、つまりは私がミステリーに求めているもののほとんどはここに入っているのである。本欄をお読みのミステリー・ファンのみなさんにも同じ気持ちを共有していただけるものと信じて。

2019.1.8  【今週はこれを読め! SF編】日本SFの新しいプラットホーム、ここから始まる。

SF出版では海外SF紹介から出発した東京創元社だが、2007年に日本SFの名作再刊に手を染め、2010年以降は創元SF短編賞(募集は前年から)によって次々と新しい才能を発掘してきた。いまや新鮮な日本SFの最重要供給源である。

2018.12.21  青春と読書

対談 米澤穂信×青崎有吾

2018.12.14  三島由紀夫や志賀直哉、川端康成らの作品が青空文庫で公開されるのは20年先に

著作権保護期間が"死後70年"へ延長、公開されるはずだった作品の作業が停止

2018.11.14  【今週はこれを読め! エンタメ編】太宰治が現代日本にやってきた!〜佐藤友哉『転生! 太宰治』

最近は、彼らの著作以上に、文豪という存在そのものに注目が集まる世の中であるようだ。書店に行くと、文豪の人気ランキングや作家同士の友情や彼らが書いた恋文についてなどの本(美麗イラスト付きのものも多い)が売り場の一角を占めていることも。

2018.11.9  【コラム】 アニメ化決定!「俺を好きなのはお前だけかよ」最速インタビュー! シリーズ最新「俺好き10巻」情報も!

電撃文庫のラブコメ「俺を好きなのはお前だけかよ」のTVアニメ化が発表!シリーズ構成と脚本を原作者:駱駝先生が担当され、アニメ公式サイトには『原作とは違うアニメだからこそ!』が。アニメは原作から改変するのかなどお訊きしました!(取材・文:かーずSP、協力:MyDearest、平和)

2018.9.26  【今週はこれを読め! エンタメ編】将棋と家族の40年の物語〜桂望実『僕は金になる』

ネットなどで最初にうまい言い回しを思いついた人(見知らぬ人だけど)にはつねづね畏敬の念を抱いているが、ここ最近のヒットは「見る将」。まだそんなに定着度合いは高くないかもしれないものの、"ルールや戦法などはまったくわからないけど、将棋(棋士)を見るのは好き"という状態を、簡潔に表現してもらえるのはありがたいので(「ツンデレ」以来の感謝を捧げたい)。

2018.9.5  【今週はこれを読め! エンタメ編】チョコでつながる友情と成長の物語〜藤野恵美『ショコラティエ』

終戦直後の「ギブミーチョコレート」の時代から、日本人にとってチョコレートは特別なお菓子であり続けてきたのではないかと思う。たとえばバレンタイン、お菓子メーカーの商戦が功を奏した結果とはいえ、ものがチョコレートだったからこそこれだけ普及したのではないだろうか。素材として美味であるのはもちろん、風味や他の食材と会わせてのバリエーションも豊富、見た目の工夫もしやすい。

2018.8.3  『うわさのズッコケ株式会社』で児童文学の掟を破る!? 「ズッコケ」と歩んだ40年。那須正幹さんインタビュー

1978年に『それいけズッコケ三人組』が出版されて、今年でシリーズ40周年。わんぱくだけど短気でおっちょこちょいのハチベエ、博識で努力家だけどなぜかテストの点は悪いハカセ、動きはのろくぽっちゃりしてるけど誰よりも優しいモーちゃん。世代を超えて子供たちが夢中になってきた、みんなの"友達"だった三人組。著者の那須正幹さんに、40周年をふりかえってみてどう感じているのか、お話をうかがった。

2018.7.5  作家・西尾維新、言葉紡いだ15年 原点の京都で展覧会

「京都の二十歳」として出現し、独自の作品世界と驚異的な速筆で活躍する小説家の西尾維新。デビュー15周年を記念する展覧会「西尾維新大辞展~京都篇(へん)~」(展覧会公式サイト http://exhibition.ni.siois.in/別ウインドウで開きます)が7日、京都市の京都文化博物館で開幕します。会場を一冊の辞典に見立て、作品に登場するフレーズやアニメーション原画などの展示で、100冊を超える著作の魅力を紹介。作家その人に、展覧会への思いや執筆秘話を聞きました。

2018.6.13  【今週はこれを読め! エンタメ編】免許自主返納ドライバーの挑戦〜中澤日菜子『Team383』

「人生五十年」の時代であれば、自分はもう完全に余生に突入している。しかし、現実には3人の息子たちはまだ誰ひとり社会人になっていないし、末っ子の三男に至ってはまだ高校生。同い年の夫とともに、とてもおちおち死んではいられない状況である。世の中では「終活」が話題に

2018.6.7  <91>小説の中の料理がカフェメニューに 「STORY STORY」

小田急百貨店新宿店本館10階にある「STORY STORY」。真っ白くてオブジェのような店名サインの近くにはたくさんの雑貨が並べられ、左手にはカフェがある。でもよく見ると、雑貨の隣や、カフェのカウンターなどに本が飾られており、店の奥に進むにつれ、本棚が増えていく。

2018.5.23  【今週はこれを読め! エンタメ編】定時にお昼が食べられないお仕事短編集〜羽田圭介『5時過ぎランチ』

新刊の書影をプリントしたTシャツで自著をアピールする、という学生の部活のようなノリでありながら意外に効果を上げそうな宣伝方法でおなじみの羽田圭介先生。

2018.5.16  作家の読書道 第194回:石井遊佳さん

新潮新人賞を受賞したデビュー作『百年泥』が芥川賞を受賞、一躍時の人となった石井遊佳さん。幼い頃から本を読むのが好きだった彼女が愛読していた本とは? 10代の頃は小説を書けなかった理由とは? インドのチェンナイで日本語教師となる経緯など、これまでの来し方を含めてたっぷり語ってくださいました。

2018.5.8  【今週はこれを読め! SF編】ボーイ・ミーツ・ガール物語のサイバーパンク的展開

冒頭の場面が印象的だ。ロンドンの川沿い、朽ちゆく街区の十四階建てのビルの屋上に腰かけている少年ハンター・ナッシュ。数ブロック先、さびれたスカイライン越しに、金持ちが住む高級マンション群がそびえている。ハンターのうちに滾っているのは、無軌道な衝動だ。なにかをしたい、しかし、なにをしていいかわからない。行き場のない気持ちは、ビルとビルのあいだを跳び越えるスリルへと向かう。たった五メートル、思い切ってジャンプするだけだ。

2018.5.2  【今週はこれを読め! エンタメ編】ごたつく日常と元同級生の日記〜安壇美緒『天龍院亜希子の日記』

文学賞といえば、なんといっても注目が集まるのは芥川賞・直木賞ではあるが、ここ何年かの小説すばる新人賞の充実度はそれら文学界のツートップを上回ってたりしないかとひそかに思っている。直近の受賞作が本書、『天龍院亜希子の日記』だ。

2018.4.18  作家の読書道 第193回:奥田亜希子さん

すばる文学賞受賞作品『左目に映る星』(「アナザープラネット」を改題)以降、一作発表するごとに本読みの間で「巧い」と注目を集めている奥田亜希子さん。長篇も短篇も巧みな構築力で現代に生きる人々の思いを描き出す筆力は、どんな読書経験で培われてきたのでしょうか。デビューに至るまでの創作経験などとあわせておうかがいしました。

2018.3.13  【今週はこれを読め! SF編】現代中国SFの洗練度の高さに瞠目

ケン・リュウは現代アメリカSFにあって、洗練された抒情性と巧みなストーリーテリングによって多大な人気を集める作家だが、中国SFの紹介者としても旺盛な活躍をつづけている。本書はそのひとつの成果だ。現代中国SFの最前線にいる七人の作家の小説十三篇・エッセイ三篇を、ケン・リュウが選び、英訳したアンソロジーInvisible Planets: Contemporary Chinese Science Fiction in Translation。それを日本語訳したのが、この『折りたたみ北京』だ。

2018.2.28  【今週はこれを読め! エンタメ編】傷ついた人の心に寄り添う連作ミステリー〜岡崎琢磨『春待ち雑貨店 ぷらんたん』

雑貨店というもののイメージが変わったのはいつのことだっただろう。昔の雑貨店で売られていたのは生活必需品で、「雑貨屋さんにおつかいに行ってきて」と言われれば、買ってくるものはちりとりやたわしやわら半紙だった(22〜16歳になる我が家の息子たちは、"わら半紙"を知らなかった。ショック。

2018.2.8  『スウィングしなけりゃ意味がない』佐藤亜紀

ついにこの本をご紹介できるときがきました。2017年に発売された文芸書のなかで私が最も太鼓判を押す、おすすめの書籍。佐藤亜紀『スウィングしなけりゃ意味がない』です。

2018.2.5  【今週はこれを読め! ミステリー編】残酷さと恐怖をくぐりぬけた者たちの物語『蝶のいた庭』

「おそろしく寒い夜でした。雪が降っていて、ほとんどまっ暗でした----大晦日の夜のことです。この寒い夜のなか、ひとりの貧しい少女が帽子もかぶらず裸足で通りを歩いていました」

2017.12.25  【今週はこれを読め! ミステリー編】たまらない孤独と恐怖が襲ってくる田辺青蛙『人魚の石』

童話作家として有名な小川未明は、日本文壇屈指の「怖い小説」の書き手でもある。

2017.12.16  「妹さえいればいい。」連載インタビュー【第1回】原作・平坂読先生"伊月と春斗は両方とも自分"

『僕は友達が少ない』の平坂読先生が執筆し、『変態王子と笑わない猫。』のカントク先生がイラストを手がける、人気小説が原作のTVアニメ『妹さえいればいい。』。妹をヒロインに据えた小説を書き続けるライトノベル作家の主人公・羽島伊月を筆頭に、彼を取り巻くキャラクターたちの関係性から目が離せない作品だ。また、青春ラブコメの要素がありつつも、伊月たちラノベ作家の裏側を知ることができる一粒で二度美味しい面も見逃せない。

2017.12.15  【今週はこれを読め! ミステリー編】虚実入り乱れる異色恐怖小説『誰がスティーヴィ・クライを造ったのか?』

作業中にパソコンのハードディスクがぐぐぐと唸りだしておだぶつになった経験のあるすべての方にこの本、マイクル・ビショップ『誰がスティーヴィ・クライを造ったのか?』をお薦めする。焦るよね、あれは。

2017.12.13  【今週はこれを読め! エンタメ編】大切なことを本気で教えてくれる奥田亜希子『リバース&リバース』

出版業界が斜陽と言われて久しい。スマホやゲームなど他に娯楽のツールが多々存在する現状を鑑みれば、ある程度しかたないことだとは思う。

2017.12.11  第7回 本屋が選ぶ時代小説大賞発表!

「 オール讀物2017年12月号 」より転載

2017.10.28  独占インタビュー「ラノベの素」 九曜先生『佐伯さんと、ひとつ屋根の下 I'll have Sherbet!』

独占インタビュー「ラノベの素」。今回は2017年10月30日にファミ通文庫より『佐伯さんと、ひとつ屋根の下 I'll have Sherbet!』第3巻が発売となる九曜先生です。佐伯さんがあまりにも可愛すぎるという声が各所から聞こえてくる本シリーズについて、佐伯さんの可愛さの秘密や気になる最新3巻の展開についてお聞きしました。

2017.10.6  郡上八幡の美しい風景がきらめく青春恋愛小説 『……なんでそんな、ばかなこと聞くの?』 鈴木大輔インタビュー

『文句の付けようがないラブコメ』などのヒットシリーズで、関連書籍の累計発行部数300万部を超える人気ライトノベル作家・鈴木大輔さんが、初の一般文芸作として『……なんでそんな、ばかなこと聞くの?』を刊行。幻想的で死の影が色濃く漂う青春恋愛小説に込めた思いを聞いた。

2017.9.8  【今週はこれを読め! ミステリー編】結末まで目が離せない『ハティの最期の舞台』

これはもしかしたら21世紀の『失踪当時の服装は』になるんじゃないか。

2017.8.30  「ズッコケ三人組」の著者が25年前に発表した、コンゲーム(詐欺)小説の快作がついに復活!

那須正幹の名作『さぎ師たちの空』(那須正幹/ポプラ社)が文庫化された。

2017.8.28  今この瞬間の「絶対」をつないでいけば、いつかそれは永遠になる――初恋を通じて少年たちの成長を描く『ぼくらはその日まで』

9月6日発売の『ダ・ヴィンチ』は「恋する私たちは、ちょっとおかしい」という特集が組まれるが、恋をすれば「僕たち」もちょっとおかしくなる。

2017.8.22  【今週はこれを読め! SF編】人類補完機構よりも古くから伝わる信仰、そして愛としあわせの物語

コードウェイナー・スミスのSF短篇をすべてまとめる《人類補完機構全短篇》も、この巻でぶじ完結。先行する二巻、『スキャナーに生きがいはない』と『アルファ・ラルファ大通り』は本欄でも紹介をしている。

2017.8.17  【書評】『AX』伊坂幸太郎 - 横丁カフェ

伊坂さんの新作『AX』が出た。『グラスホッパー』『マリアビートル』に次ぐ「殺し屋」シリーズの三作目の位置づけとなるが、本作は前二作とは趣の異なる独立した作品として読める内容だ。『重力ピエロ』が好きな人には特におすすめしたい。

2017.6.27  【今週はこれを読め! SF編】ご先祖さまとの情事、過去へ未来へいそいそする艶笑譚

シルヴァーバーグはおびただしい著作のある作家だが、本書『時間線をのぼろう』は代表作のひとつといってよかろう。

2017.6.22  【書評】『フォマルハウトの三つの燭台』神林長平 - 横丁カフェ

第一章の一行目「きょうトースターが死んだ。名前はミウラという。」を読んだ時から今に至るまで、私はどうにかして会社の先輩の三浦さんにこの本を読ませようとしています(「冒頭から同じ名前の人物、いや存在が死んでるんですよ! 読みましょう!」)。

2017.6.22  宮部みゆき、辻村深月…超人気作家5名が2年の歳月をかけて"つないだ"ミステリーアンソロジー『宮辻薬東宮』

人気作家たちが約2年の歳月をかけて完成させた全編書き下ろしの"リレーミステリーアンソロジー"『宮辻薬東宮』(講談社)が6月20日、発売された。

2017.6.21  【今週はこれを読め! エンタメ編】母と娘の5日間の会話〜エリザベス・ストラウト『私の名前はルーシー・バートン』

私は両親とまずまず良好な親子関係にあったつもりでいるが、改めて思い起こしてみるとふたりについて知らないことも多々あるような気がして驚く。

2017.6.19  "幼なじみ"という奇跡! 墨田区が舞台。"73歳の老人コンビ"がくり広げる、ハチャメチャなのに心温まる物語

6月22日、三浦しをんの小説『政と源』(集英社)が文庫化される。『まほろ駅前多田便利軒』『舟を編む』『神去なあなあ日常』などのヒット作で知られる著者がこの作品で扱っているのは、家族でも恋人でもない"幼なじみ"という特別な間柄だ。

2017.6.6  辻村深月の集大成にして最高傑作! 二度読み必至の、ファンタジックミステリー『かがみの孤城』発売記念インタビュー

デビュー以来、少年少女が抱く痛切な叫びや、自意識の檻に閉じ込められたもがきを描き続けてきた辻村深月。

2017.6.6  講演:介護小説の舞台裏、林真理子さん

本紙に連載した小説『我らがパラダイス』(毎日新聞出版)の単行本刊行を記念して、林真理子さんの講演会「小説を書く時間」(毎日新聞社、小田急電鉄共催)が相模原市のホテルで開かれた。

2017.5.31  【今週はこれを読め! エンタメ編】音楽を愛する先生と子どもたちの物語〜リュイス・プラッツ『虹色のコーラス』

(a)美しい音楽によって、荒れていた生徒たちがやる気をみせるようになる

2017.5.18  「記者小説」に相次ぎ文学賞

2000年代半ば、新聞記者を描く小説といえば、日航ジャンボ機墜落事故を題材にした横山秀夫さんの「クライマーズ・ハイ」だった。

2017.5.17  【今週はこれを読め! エンタメ編】野球バカがいっぱいの短篇集〜深水黎一郎『午前三時のサヨナラ・ゲーム』

どんなにワールドカップアジア予選などで声援を送っていても、最終的に自分はサッカー派になりきれないなと感じるのが、何かというと物事を野球にたとえてしまうときだ。

2017.4.19  作家の読書道 第182回:塩田武士さん

グリコ・森永事件に材をとった『罪の声』で話題をさらった塩田武士さん。神戸新聞の記者から作家に転身した経歴の持ち主と思ったら、実は学生時代からすでに作家を志望していたのだそう。大阪でお笑い文化に多大な影響を受けながら、どんな小説に魅せられてきたのか。影響を受けた他ジャンルの作品にもたっぷり言及してくださっています。

2017.4.19  【今週はこれを読め! エンタメ編】心を温めてくれる短編集〜川上弘美『ぼくの死体をよろしくたのむ』

ある時期、川上弘美さんの本だけを読み続けていたことがある。

2017.3.1  【今週はこれを読め! エンタメ編】「もうひとりの自分」とみつ子の決意〜綿矢りさ『私をくいとめて』

主人公のみつ子はもうすぐ33歳独身のOL。もはや私は50代も目前だし、子育てはまだまだ継続中、フルタイムで働いているわけでもないが、みつ子のちょっとした考え方やぼやきに激しく共感するところがあり我ながら驚いた。もちろん人間たるもの加齢とともに成長することもある(と思いたい)けれども、根本的になかなか変わらない部分というのもあるのではないだろうか。

2017.2.23  『騎士団長殺し』発売前に、実在する場所を"村上春樹フィルター"を通して見ると? 村上春樹の旅行記おすすめ4選!

いよいよ明日2月24日(金)に発売される、村上春樹の長編小説『騎士団長殺し』(新潮社)。

2017.2.17  「幽」文学賞大賞『やみ窓』篠たまきインタビュー 窓の向こうの異形は化け物? それとも……。

第十回「幽」文学賞の受賞作「やみ窓」が、続篇を加えた連作短篇集として上梓された。窓で繋がる異界と、どこまでも厳しい現実。ふたつの世界に生きる普通の女の物語の背景を、著者・篠たまきさんに聞いた。

2017.2.15  【今週はこれを読め! エンタメ編】キラキラした冒険と友情と恋の日々〜小嶋陽太郎『ぼくのとなりにきみ』

10代の若者たちがこんなにキラキラしているなんて、自分が10代のときにはわからなかった。

2017.2.15  作家の読書道 第180回:住野よるさん

ネットで評判となり、書籍化されて大ベストセラーとなった『君の膵臓をたべたい』。その後『また、同じ夢を見ていた』『よるのばけもの』と話題作を発表し続ける住野よるさん。詳しいプロフィールやお顔は非公表ですが、読書遍歴や小説に対する思いを、真摯に語ってくださいました。

2017.1.17  【今週はこれを読め! SF編】イカロス、キリスト、そしてデヴィッド・ボウイ

デヴィッド・ボウイ主演映画の原作で、小説じたいは1963年が初刊、映画は76年の製作。

2017.1.11  【今週はこれを読め! エンタメ編】無意識の色眼鏡に気づかせてくれる短編集〜松田青子『おばちゃんたちのいるところ』

差別はよくないこと。あなたも私も同じ人間。みんなちがって、みんないい。と、わかっているつもりで過ごしていたのに、わかりやすい差別には気づいたのに、目に見えない圧力にはずいぶんと鈍感になっていたことを本書によって思い知らされた。

2016.12.23  93歳の大作家・佐藤愛子さんと3人の子供を産んだシングルマザー・桐島洋子さんの波乱な人生に学ぶ、強く生きる秘訣とは?【前編】

『九十歳。何がめでたい』(小学館)が絶好調の佐藤愛子さんと、『あなたの思うように生きればいいのよ』(KADOKAWA)を12月8日(木)に発売したばかりの桐島洋子さん。

2016.12.16  いじめ、母親からの虐待…思春期の闇と光、逃げることもできない15歳を描くリアリティとは? 芥川賞作家・川上未映子×映画『イノセント15』甲斐博和監督対談【前編】

上未映子さん。映画『イノセント15』で、虐待を受ける少女・成美と、父親がゲイだと知り混乱する少年・銀の恋を描いた新進気鋭の映画監督、甲斐博和さん。思春期の闇と光を描いたお二人に、自らの思いを語っていただいた。

2016.12.6  『サラバ!』を経て、見えてきた新たな世界――。又吉直樹 ×西 加奈子『i(アイ)』刊行記念対談【前編】

直木賞受賞作『サラバ!』から2年。問い続けた末に生まれてきた新作『i(アイ)』は、"今"という時代に生きる意味を突きつけてくる一冊だ。

2016.11.28  ノーベル文学賞受賞 アレクシェービッチさんが大学生と交流

チェルノブイリ原発事故の被害者を取り上げた作品などで知られ、去年、ノーベル文学賞を受賞したベラルーシの作家、スベトラーナ・アレクシェービッチさんが28日、東京都内で大学生と交流し、来日後に福島県内を訪れた感想などを話しました。

2016.10.19  作家の読書道 第177回:竹宮ゆゆこさん

『とらドラ!』『ゴールデンタイム』などのライトノベル作品で人気を集め、5月に〈新潮文庫nex〉から刊行された『砕け散るところを見せてあげる』も大変評判となった竹宮ゆゆこさん。無力ながらも懸命に前に進もうとする若者たちの姿を時にコミカルに、時に切なく描き出す作風は、どんな読書体験から生まれたのでしょう。インタビュー中に、突如気づきを得た様子も含めてお届けします。

2016.10.19  【今週はこれを読め! エンタメ編】古都に暮らす三姉妹の日々〜綿矢りさ『手のひらの京』

京都府出身の(「京都市出身」というのは抵抗がおありであるらしい)国際日本文化研究センター教授・井上章一氏の『京都ぎらい』が話題になったのは1年ほど前のことだっただろうか。

2016.10.17  村上春樹作品にも影響!? ノーベル文学賞受賞ボブ・ディランの"文芸処女作"『タランチュラ』とは?

ミュージシャンのボブ・ディランが2016年「ノーベル文学賞」を受賞した。受賞理由は「アメリカ音楽の伝統に、新たな詩的表現を創造した」ということだが、ディランが1971年に文芸処女作『Tarantula』を出版しているのをご存じだろうか。(※翻訳本『タランチュラ』が出版されたのは1973年)

2016.10.7  シリーズ累計300万部突破の最強譚『オーバーロード』シリーズ最新刊発売! Blu-ray付き特装版、購入特典も!

アニメ放送の総集編となる、劇場版総集編の制作が進行中と発表され注目を集める小説『オーバーロード』。2016年9月30日(金)には、シリーズ累計300万部突破の最強譚『オーバーロード11 山小人の工匠』が発売された。

2016.10.4  【今週はこれを読め! SF編】鮮烈なイメージ喚起力と先鋭的なテーマの十篇

十篇収録の短篇集。煌めくような幻想あり、ハードな設定のSFあり、深遠なスペキュレーションあり、バラエティに富んでいる。ただし、上田早夕里はそれらさまざまな傾向を、ただ器用に書きわけているのではない。あらわれる表情は作品ごとに違っていても根底には独自の感覚、独自のテーマが流れている。

2016.9.30  「とんでもない飯テロ小説が登場しやがった…」大人グルメファンタジー『異世界食堂』コミカライズ&アニメ化企画進行中に大反響!9月30日には待望の第3巻発売

インターネット上の小説投稿サイト「小説家になろう」で人気を得て、ノベライズ化、コミカライズ化、さらにアニメ化企画も進行中の『異世界食堂』が「こんなに食い物が美味そうに描かれている話は初めて読んだ!!」「よくこんなのを無料で公開しているなぁ…」「白ご飯を食べながら読むとさらにおいしい」「とんでもない飯テロ小説が登場しやがった…」と大きな話題となっている。

2016.9.6  【今週はこれを読め! SF編】アンドロイドは借金完済の夢を見るか?

オリジナル・アンソロジー《NOVA》に断続的に発表されていた宮内悠介の人気シリーズが、書き下ろしを加えて一冊にまとまった。待ちわびていたファンも多いだろう。

2016.9.1  愛しの妹が分裂・増殖を繰り返し、世界を覆い尽くす!? 小説投稿サイト「カクヨム」発の、キュート&シリアスSFストーリー

「1匹みたら、100匹は居ると思え!」といわれる茶褐色のアイツ以上の繁殖能力を人間が獲得してしまったら、この世は一体どうなってしまうんだろう。そんな突拍子のない設定の小説がネットの世界を飛び越え、これからますます大きな話題を呼びそうだ。

2016.8.24  「コンビニ人間」で芥川賞の村田さん、文学界史上初のコンビニサイン会

小説「コンビニ人間」(文芸春秋、1404円)で第155回芥川賞受賞が決まった作家・村田沙耶香さん(37)が24日、東京都千代田区の「セブン―イレブン神田専大通り店」でサイン会を行い、100人のファンが行列をつくった。

2016.8.16  【今週はこれを読め! SF編】FはフィメールのF、フジ隊員のF

1960年前後生まれのSF読者はたいてい夢中になって『ウルトラマン』を観ていたくちで、かくいうぼくも怪獣や星人の名前くらいはスラスラ出てくる。

2016.8.15  71年目の戦争:模索する表現者 文学/上 日常の中に時代のきな臭さ

戦後70年の節目が過ぎた後も、戦争をテーマに創作活動をする人たちがいる。戦争体験者は減り、取材したり着想を得たりするのが難しくなる中、なぜ戦争にこだわるのか。どんな苦労ややりがいがあるのか。各分野で模索する表現者たちを追う。

2016.8.9  【今週はこれを読め! SF編】風変わりな家族、適当に逞しい人生

家族ってほんとにメンドクサイ。相続みたいなあからさまな利害を別にしても、妙な距離感というか、ほとんど体臭を嗅ぎあって素知らぬ顔しているみたいな感じがなんともいえない。

2016.8.3  【今週はこれを読め! エンタメ編】緊迫と興奮のツール・ド・フランス小説〜近藤史恵『スティグマータ』

月影先生は北島マヤを大女優にし、サリヴァン先生はヘレン・ケラーを奇跡の人にし、近藤史恵先生は私をにわかツール・ド・フランスファンにした。

2016.7.31  「嫌な人のことを考え続けるといとおしくなる」――芥川賞作家・村田沙耶香と気鋭の漫画家・米代恭が意気投合

7月23日、漫画「あげくの果てのカノン」の刊行を記念して、作者の米代恭さん(24)と小説家の村田沙耶香さん(36)の対談イベントが行われました。

2016.7.31  今回の『私の消滅』では、かなり無意識を使うことになりました――中村文則(1)

――新作の『私の消滅』(2016年文藝春秋刊)は〈このページをめくれば、あなたはこれまでの人生の全てを失うかもしれない。〉という、非常にそそる一文から始まりますよね。そう書かれた手記を読む一人の男が巻き込まれていく不条理な状況と、悲惨な幼少期から始まる手記の内容が並行して進んでいく。先入観なく読んだほうが面白いと思うので、このインタビュー記事ではあまりストーリーに触れないようにしますが。

2016.7.22  楽天ブックス: 著者インタビュー -あんびるやすこさん「『なんでも魔女商会21 おきゃくさまはルルとララ』 『ルルとララのコットンのマカロン』」

女の子が大好きなものといえばドレスにお菓子、そして魔法!そのすべてが盛り込まれた作品で、小学生を中心に絶大な支持を集めているあんびるやすこさん。少女たちが活躍する夢と希望に満ちた物語は、今や母親世代や男の子たちのハートも掴んでいます。絵本から読み物へと移っていく年代に、「読書の楽しさを教えてくれる」と大人気のシリーズに込めた思いをうかがいました。

2016.7.12  【今週はこれを読め! ミステリー編】倫理観を揺さぶるジョン・コラビント『無実』

『無実』はいい邦題で、原題を"Undone"という。「結び目をほどく」「服を脱がせる」「人を破滅させる」という意味のある動詞undoの過去分詞で、形容詞としても使われる。「結び目がほどけた」「服が脱がされた」「破滅させられた」という意味の1つ1つが小説を読んでいると次々に浮かび上がってくるではないか。

2016.7.12  【今週はこれを読め! SF編】作りものゆえの豊穣なリアリティ、ヴァンスを読む贅沢

新しいSFはつぎつぎと書かれていて先鋭的な話題作も生まれている。

2016.6.21  【今週はこれを読め! SF編】赤いリボンをつけ、買いもの籠を手に、不思議な世界をどこまでも

人間がいなくなった世界で、残された人造物が変わらぬ日常を営みつづけている。

2016.6.7  『小説王』 早見和真さん

文芸の世界に問う勝負作

2016.5.24  【今週はこれを読め! SF編】似ているところと似ていないところ、愛の理由、人類進化のかたち

その町ではひとは工場でつくられる。食料も工場でつくる。食料とはひと以外の、動物や植物だ。夫は工場で働き、妻は子どもを育てる。わたしはいままでに二回結婚して、ゆうに五十人の子どもを育ててきた。そのうち名前を覚えているのは十五人ほどだが。

2016.5.24  外国文学は小学生から読んでいたが、最も影響を受けたのは安部公房の『箱男』 ------アノヒトの読書遍歴:鴻巣友季子さん(前編)

翻訳家として活動する鴻巣友季子さん。これまでに数々の海外の有名作品を翻訳し、代表的なものにイギリスの小説家エミリー・ブロンテの長編小説『嵐が丘』や、アメリカの小説家マーガレット・ミッチェルの著書『風と共に去りぬ』があります。

2016.5.12  二つの詩文学賞贈呈式 言語の潜勢力示す 鮎川信夫賞/高見順賞に各2氏

第7回鮎川信夫賞(鮎川信夫現代詩顕彰会主催)を受賞した詩集『顔をあらう水』(思潮社)の蜂飼耳(はちかいみみ)さんと詩論『マイケル・パーマー』(同)の山内功一郎さんに対する贈呈式がこのほど、東京都内で開かれた。

2016.5.10  【今週はこれを読め! SF編】鮮やかな個性が躍動し権謀術策が渦巻く、絢爛たる幻想武侠ロマン

一年ほど前、この欄でケン・リュウの短篇集『紙の動物園』を紹介した。「珠玉のような作品」という常套句があるけれど、ケン・リュウの珠玉は高硬度の宝石というより琥珀や鼈甲のように温かく柔らかい。その輝きは初長篇『蒲公英(ダンデライオン)王朝記』でも健在だ。

2016.4.28  祝・本屋大賞受賞!『羊と鋼の森』の宮下奈都さんインタビュー。「3人の子育てと執筆活動はどちらも楽しくて大切で、なくてはならないものです」

――『羊と鋼の森』の2016年本屋大賞受賞おめでとうございます。今のお気持ちはいかがですか。

2016.4.21  「ケータイ小説は終わった」なんて大間違い! 今も16万部のヒットを生み出すスターツ出版に聞く

Yoshiの『Deep Love』がヒットしたのが2002年、美嘉の『恋空』書籍化が2006年。Wikipediaにはケータイ小説の「ブームは終わった」と書かれている。たしかにかつてのように100万部、200万部クラスの作品はなくなった。

2016.4.19  【今週はこれを読め! SF編】さもしい世界を掃除してやろう! きょうからぼくもプーカ人!

ラファティ! 大好き! ラファティみたいな作家はラファティしかおらず、ラファティにかぶれたファンは「ラファティ凄い、ワン・アンド・オンリー!」「孤高の天才!」「始原にして至高の語り手!」と踊りまわる。ちょっと落ちつこうか、オレ。

2016.4.15  【今週はこれを読め! ミステリー編】初めてでもマニアでも楽しい警察小説の金字塔

現代スウェーデン・ミステリーの産みの親というべきマイ・シューヴァル&ペール・ヴァールーが手がけた〈刑事マルティン・ベック〉シリーズは、その後の北欧圏の後続作家に多大な影響を及ぼした。

2016.3.30  『響け!ユーフォニアム』原作 武田綾乃インタビュー 今しか綴れない物語

4月23日(土)より、TVアニメ『響け!ユーフォニアム』シリーズを振り返る内容となる『劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~』が全国ロードショーされる。

2016.3.30  独占インタビュー「ラノベの素」 暁なつめ先生『この素晴らしい世界に祝福を!』

独占インタビュー「ラノベの素」。今回はTVアニメ放送を終え、4月1日にスニーカー文庫より『この素晴らしい世界に祝福を!』のスピンオフ『この仮面の悪魔に相談を!』が発売となる暁なつめ先生です。本インタビュー記事の最後には、ちょっとしたサプライズもご用意しておりますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

2016.3.25  [チア男子!!]男子チアリーディング描いた直木賞作家の小説 7月にテレビアニメ化

大学生の男子チアリーディングチームの活動を描いた直木賞作家・朝井リョウさんの小説「チア男子!!」(集英社)が、7月からテレビアニメ化されることが25日、明らかになった。

2016.3.10  「今後もズッコケシリーズが色褪せる事はありません」児童文学の金字塔『ズッコケ3人組』シリーズ完結に読者・作り手の抱く想いとは

小柄で短気な八谷良平(ハチベエ)、メガネでやせ型・学者タイプの山中正太郎(ハカセ)、体が大きくてのんびり屋の奥田三吉(モーちゃん)の3人が織り成す、那須正幹の児童書シリーズ『ズッコケ三人組』。

2016.3.1  【今週はこれを読め! SF編】宇宙海賊よりこのオンナのほうがヤバい!

宇宙海賊と聞いて、あなたはどんなイメージが浮かぶだろうか? キャプテン・ハーロック、コブラ、ブラスター・リリカ。ベテランSFファンなら《レンズマン》の敵役ボスコーンや、A・バートラム・チャンドラー《銀河辺境》でグライムズ船長が闘う一味、あるいはジェイムズ・マッコネル「お祖母ちゃんと宇宙海賊」のユーモラスな面々を思いだすかもしれない。

2016.2.29  bestseller's interview 第78回 青木 淳悟さん

「泣かせる小説ならこの作家」「ミステリーならこの人」などなど、小説にはタイプによって代表的な作家がいるものだが、お題が「ヘンな小説」であれば、真っ先に名前が挙がるのが青木淳悟だろう。

2016.2.28  島田雅彦インタヴュー:「文学は自然界と同様に多様性が命だ」

ローリングストーン日本版 アーカイヴ・インタヴュー

2016.2.26  「おにいさま」からのメモに胸高鳴る……芥川賞作家が描く"自伝的"男子校合宿物語

2000年、ゲイのカップルを描いた『夏の約束』で芥川賞受賞。

2016.2.19  AV女優が書く小説はどこまでが実体験なのか?【紗倉まな×DJあおい対談】

「絡み、フェラ、乱交、オナニー……。めんど、くさ」――。人気AV女優、紗倉まなの処女小説『最低。』の一節である。年齢や境遇がばらばらな4人のAV女優が登場するオムニバス作品だが、どうしても4人がすべて、紗倉自身に思えて仕方がない。筆者は女性だが、感情の発露があまりにも生々しく、思わず目を背けたくなるほどだった。

2016.2.17  【今週はこれを読め! エンタメ編】出版社が舞台のお仕事小説『校閲ガール ア・ラ・モード』

本が出版されるにあたって欠かせないことであるのに、あまり意識されていないのが校閲・校正ではないだろうか(厳密にいえば「校閲」と「校正」はちょっと違うものだが)。

2016.1.21  作家の読書道 第168回:早見和真さん

デビュー作『ひゃくはち』がいきなり映画化されて注目を浴び、さらに昨年は『イノセント・デイズ』で日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門を受賞、最新作『95』も注目される早見和真さん。高校時代は名門野球部で練習に励んでいた少年が、なぜ作家を志すことになったのか、またそのデビューの意外な経緯とは? ご自身の本棚の"一軍"に並んでいる愛読とは? 波瀾万丈の来し方と読書が交錯します。

2016.1.13  【今週はこれを読め! エンタメ編】直球ハートウォーミングな駅伝小説〜堂場瞬一『チームII』

青山学院大学圧勝のうちに終了した今年の箱根駅伝、関東学生連合チームの健闘も印象に残った大会だった。

2016.1.12  【今週はこれを読め! SF編】騎士になる「ぼく」が負うもの──天上界の魔法、地下境の記憶、ひとの世の名誉

第一部が『ナイト』で、第二部が『ウィザード』。いちおう別々のタイトルがついているが、実際はひとつらなりの物語だ。

2015.12.22  「羊飼い」にしか書けない小説 『颶風の王』河﨑秋子インタビュー

又吉直樹さん、星野源さん、加藤シゲアキさん、今年の文芸は専業の作家ではない"異業種作家"の活躍が印象的な一年だった。

2015.12.21  「羊飼い」にしか書けない小説 『颶風の王』河﨑秋子インタビュー

又吉直樹さん、星野源さん、加藤シゲアキさん、今年の文芸は専業の作家ではない"異業種作家"の活躍が印象的な一年だった。

2015.12.20  連載中止 四高生の恋愛…小説「寒潮」金大で企画展

旧制第四高等学校(四高、金沢大の前身)の学生の恋愛を描いた小説をテーマにした企画展「破かれた恋愛小説~『寒潮』に翻弄された四高生~」が金沢大学資料館で開かれている。

2015.12.16  【今週はこれを読め! エンタメ編】大掃除シーズンにオススメ!あさのあつこ『殺人者の献立表』

さて、『殺人者の献立』なる剣呑なタイトルの本書。いったいどんな内容を想像されただろうか。ミステリー? ホラー? あるいはちょっとひねって料理本? 実は...。

2015.12.15  【今週はこれを読め! SF編】いつのまにか床が天井になってしまうトポロジー

連作『12人の蒐集家』に、中篇「ティーショップ」を併録した作品集。

2015.12.11  【カクヨム・作家インタビュー企画】 VS 入江君人先生

【カクヨム・作家インタビュー企画とは】

2015.12.11  【カクヨム・作家インタビュー企画】 VS 鏡貴也先生

【カクヨム・作家インタビュー企画とは】

2015.12.9  <織田作之助>「青春賞」と「U-18賞」決まる

大阪生まれの作家、織田作之助(1913~47年)にちなんだ「第32回織田作之助青春賞」と、主に中学・高校生を対象に昨年創設した「織田作之助U-18賞」の受賞者が9日発表された。

2015.12.8  小説は誰にでも書ける!巨匠・筒井康隆が明かす「創作の極意」 これは作家としての遺言である

著者自ら「わが最高傑作にして、おそらくは最後の長篇」と語る『モナドの領域』がついに刊行された。その筒井康隆が「作家としての遺言」だと執筆した『創作の極意と掟』には、60年間書き続けてきた作家ならではの創作論が明かされていたーー。

2015.12.5  ハルチカ:アニメ化も話題のミステリー小説を原作者・初野晴が語る 「里見八犬伝」の影響も

初野晴さんのミステリー小説「ハルチカ」シリーズ(KADOKAWA)が原作のテレビアニメ「ハルチカ~ハルタとチカは青春する~」が2016年1月にスタートする。原作は、主人公と同世代の高校生以外にも、40、50代のファンも多いという人気シリーズで、放送前から注目を集めている。原作者の初野さんにアニメへの思いや執筆について聞いた。

2015.11.30  bestseller's interview 第76回 月村 了衛さん

出版界の最重要人物にフォーカスする『ベストセラーズインタビュー』!

2015.11.26  【エンタメ小説月評】新たな世界へ導く翻訳

「作家の頭脳と慧眼を借りて、一行ずつ新しい文章の糸で世界をつなぐ」

2015.11.26  児童書シリーズの金字塔『ズッコケ三人組』ついに完結! ファンからは"ズッコケ老人三人組"を望む声も

小柄で短気なハチベエ(八谷良平)、メガネでやせ型・学者タイプのハカセ(山中正太郎)、体が大きくてのんびりやのモーちゃん(奥田三吉)の3人が織り成す、不朽の児童書シリーズ『ズッコケ三人組』。

2015.11.18  KADOKAWA × はてなが贈る、新・小説投稿サイトが2月末にいよいよ本格始動!

株式会社KADOKAWAと株式会社はてなが共同で開発する新しい小説投稿サイトが来年2月29日(月)にオープンする予定となった。

2015.11.15  【今週はこれを読め! ミステリー編】ハメットの文体史をたどる作品集『チューリップ』

ハードボイルドと呼ばれる表現の形式には一応通史がある。

2015.11.6  新しい警察小説『影の中の影』の創作秘話――月村了衛インタビュー(前編)

出版界の最重要人物にフォーカスする『ベストセラーズインタビュー』!

2015.11.6  松坂桃李主演で実写ドラマ化! 視力以外の感覚を失った探偵のファンタジックミステリー

もしもあなたが、五感のうち視覚以外のすべてを失ってしまったらどうするだろう――? どんなにおいしいものを食べても、美しい音楽を聴いても、かぐわしい香りを嗅いでも、大好きな人に触れても、何もわからない。感じない。

2015.11.4  【今週はこれを読め! SF編】乾ききった地上を血で潤す、無情の天使と三人の女たち

地下水層は涸渇寸前、地上の水系もすっかり痩せ細った近未来のアメリカ南西部。

2015.10.30  電撃文庫『もう中二病でもいいもんっ!』は敵もヒロインもみんな中二病!?

翡翠ヒスイ先生が執筆する電撃文庫『もう中二病でもいいもんっ!』の紹介記事をお届けします。

2015.10.15  「21世紀のSFベスト」牧眞司が偏愛で選んだ100冊

決定版の「21世紀のSFベスト100」は〈本の雑誌〉2015年11月号をごらんください。

2015.10.14  【今週はこれを読め! エンタメ編】〈ハルチカ〉シリーズ最新刊『惑星カロン』登場!

〈ハルチカ〉シリーズ、2016年アニメ化決定! ここへ来て一気に注目度も上がっているが、以前からのファンにとっては「やっと世間がこのシリーズの存在に気づいたか...」という気持ちだろう。

2015.10.6  森山未來さん、10日から太宰小説基にダンスパフォーマンス 横浜

映画館だった建物を再利用した「横浜・HONMOKU AREA-2」(横浜市中区)で10~12日、俳優でダンサーの森山未來さん(31)が太宰治の小説「駈込み訴え」を土台に企画し、自身も出演するダンスパフォーマンス「JUDAS,CHRIST WITH SOY」が上演される。

2015.9.22  【今週はこれを読め! SF編】新しい笑いの境地をSFに切り拓いた田中啓文の話芸に酔う

田中啓文の"笑い"は独特だ。そろそろ本気でこの独自性を示す言葉を考えたほうがいい。

2015.9.18  きらら熱烈インタビュー 第125回 古内一絵さん

人間が死ぬ前に本当に残したいものは、財産でも名誉でもなく、その人の記憶なんだと思いました。

2015.9.15  【今週はこれを読め! SF編】箱から飛びだした〈量子猫〉。六十四卦のマッド・ミステリ。

新刊というにはちょっと時間が経ってしまったけれど(7月刊)、この作品を紹介せずにすますわけにはいかない。

2015.9.8  (ZOOM)「十七八より」で群像新人文学賞・乗代雄介さん 思春期の心、自ら重ねて

「一筋縄ではいかない」とは、こういうものを言うのだろう。

2015.8.26  【今週はこれを読め! エンタメ編】掌編集『子供時代』の芯の通った大人たち

ロシアについて知っていることを挙げてみる。

2015.8.18  【今週はこれを読め! SF編】できごとの断面を点綴し、宇宙史の大きなうねりを示す

1979年発表のデビュー作「137機動旅団」以来、谷甲州が取り組んできた《航空宇宙軍史》シリーズの最新作。

2015.7.26  青森県八戸市が直営施設「八戸ブックセンター」開設へ 民間の書店や市立図書館との関係は?

青森県八戸市は2016年夏、中心市街地に市直営の施設「八戸ブックセンター」(仮称)を開設する。

2015.7.17  『狼と香辛料』の支倉凍砂氏による『WORLD END ECONOMiCA』シリーズ完結記念インタビュー!!

『狼と香辛料』の支倉凍砂氏による最新作、電撃文庫『WORLD END ECONOMiCA』がついにシリーズ完結。テスト明けや夏季休暇に一気読みするチャンスですよ!!

2015.7.16  芥川賞受賞の又吉直樹さん 会見全文

第153回芥川賞と直木賞の選考会が16日夜、東京で開かれ、芥川賞にはお笑い芸人の候補として注目を集めた又吉直樹さんの「火花」が選ばれました。芸人らしいユーモアのある受け答えで、受賞の喜びを語った又吉直樹さんの会見の全文を掲載します。

2015.7.15  作家の読書道 第162回:木下昌輝さん

デビュー単行本『宇喜多の捨て嫁』がいきなり直木賞の候補となり、新しい歴史エンターテインメントの書き手として注目される木下昌輝さん。第二作の『人魚ノ肉』は、幕末の京都で新撰組の面々がなんと化け物になってしまうというホラーテイストの異色連作集。その発想や文章力、構成力はどんな読書生活のなかで培われたものなのか? 

2015.7.13  bestseller's interview 第69回 小野 正嗣さん

『水死人の帰還』著者 小野正嗣さん

2015.7.8  【今週はこれを読め! エンタメ編】少女探偵エミリー・ディキンソン参上!『誰でもない彼の秘密』

エミリー・ディキンソン。アメリカで最も愛されている詩人のひとり。

2015.7.6  少女が見た戦争 「魔女の宅急便」の角野栄子さんが新刊

「魔女の宅急便」で知られる作家の角野栄子さん(80)が、自分の戦争体験をもとにした新しい物語「トンネルの森 1945」を書きました。

2015.7.6  「オレオレ詐欺」集団VS大阪府警の息詰まる攻防! 直木賞作家・黒川博行最新作『勁草』

美術界に産廃業界、金融業界にパチンコ業界と、ありとあらゆる業界の裏側にスポットをあて、隠されたタブーや弱者をいたぶる腐敗構造を暴くミステリを書き続けてきた黒川博行。

2015.6.23  【今週はこれを読め! SF編】イーガンに先駆けて自由意志を主題化した傑作「仮面(マスク)」を含むベスト選

『ソラリス』の文庫化、『泰平ヨンの未来学会議』改訳につづき、ファン待望の一冊が出版された。欣快! 

2015.6.12  「ブックショート アワード」第1回大賞は結城紫雄『HANA』に決定! プレゼンターには筧美和子が登場

アジア最大級の国際短編映画祭『ショート ショート フィルムフェスティバル & アジア2015』に、今年から新たに創設された「ブックショート アワード」。

2015.6.4  【文芸月評】静かに散る 銃後の描写

愛せない苦悩つづる佳作も

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