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アンソロジーに関連する小説ニュースまとめ

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アンソロジー ニュース検索結果

2021.7.14  第165回芥川賞は石沢麻依『貝に続く場所にて』、李琴峰『彼岸花が咲く島』、直木賞は佐藤究『テスカトリポカ』、澤田瞳子『星落ちて、なお』に決定!

第165回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)が発表された。選考会は7月14日(水)、都内で開催され、「芥川龍之介賞」は石沢麻依『貝に続く場所にて』、李琴峰『彼岸花が咲く島』に、「直木三十五賞」は佐藤究『テスカトリポカ』、澤田瞳子『星落ちて、なお』に決定した。

2021.7.13  【今週はこれを読め! SF編】伊藤典夫が手ずから選んで訳した英米SFの名作八篇

伊藤典夫さんと言えば、日本にジャンルSFが定着しはじめた1960年代から英米のSF動向を紹介、新鮮な作品の翻訳を担ってきた第一人者。その伊藤さんがこれまで翻訳したなかから、とくに思いいれの深い作品を選りすぐったアンソロジーが本書である。

2021.6.10  【今週はこれを読め! ミステリー編】ブロック編のアート・アンソロジー『短編回廊』

美しき罠、あるいは牢獄の展覧会と言うべきか。

2021.6.1  【今週はこれを読め! SF編】マイリンク、シェーアバルト、ブラックウッド......夢幻の境地に踏みいる

『幻想と怪奇』は雑誌の体裁だが書店の扱いは書籍だ。毎号、特集形式を取っているので、実質的にアンソロジーといってよい。こんかいはドイツ幻想小説の紹介者として名高い種村季弘さんの未発表翻訳が発見され、それをきっかけに企画が練られたそうだ。

2021.3.16  【今週はこれを読め! SF編】甲冑から高度AIまで、さまざまなパワードスーツのアンソロジー

J・J・アダムズ編『この地獄の片隅に パワードスーツSF傑作選』(創元SF文庫)

2021.3.3  【今週はこれを読め! エンタメ編】豪華ショートショート集『超短編! 大どんでん返し』

チョコレートのアソートボックスとかたくさんのネタが並んだお寿司桶とか、いろいろな種類が揃ったものってうれしいですよね。本書はまさにそんな本。アンソロジーといっても30人もの作家の作品が1冊で読める本って、なかなかないと思います。そんな夢のような企画が可能になったのは、掲載作品がほぼ4ページという「超短編」だから。

2021.2.9  【今週はこれを読め! SF編】独自のセンスで選んだ七篇、中国とアメリカの状況を照らしあう

柴田元幸・小島敬太編『中国・アメリカ 謎SF』(白水社)

2021.1.26  【今週はこれを読め! SF編】陰に隠れた幻想小説の水脈の発見

橋本勝雄編『19世紀イタリア怪奇幻想短篇集』(光文社古典新訳文庫)

2021.1.5  【今週はこれを読め! SF編】多様な傾向を集めつつ、懐かしい印象すら受ける間口の広いアンソロジー

もっとも新しい十年紀のSF傑作選。思わず身がまえてしまうが、心配はご無用。収録されている作家の人種・経歴・セクシャリティは多様で、作品の傾向もバラエティに富んでいるものの、飛びぬけて先鋭的な表現・主題・論理はほとんどない。ある程度SFに馴染んでいる読者にとっては、むしろ懐かしい印象すら受けるくらいだ。

2020.12.1  【今週はこれを読め! SF編】21世紀最初の十年紀を飾った注目のSF短篇を収めたアンソロジー

待望の2000年代傑作選である。十年ごとに区切ってのSF傑作選(英語で発表された作品を対象としたもの)は、中村融・山岸真編『20世紀SF』1~6(1940年代から90年代)、小川隆・山岸真編『80年代SF傑作選』、山岸真編『90年代SF傑作選』があり、本書はそれらを踏まえての企画である。

2020.11.17  【今週はこれを読め! SF編】銀河英雄伝説トリビュート・アンソロジー

もはや『銀河英雄伝説』は古典である。SFの基礎教養というレベルさえ超え、ミームとして浸透・機能している。本書は、『銀英伝』の設定を活かして、六人の作家がオリジナル・エピソードを繰り広げる競作アンソロジーだ。

2020.10.13  【今週はこれを読め! SF編】物珍しさではなく、作品そのものの価値で語られるべき充実のアンソロジー

イスラエルSFのアンソロジー。原著はアメリカで2018年に刊行されたが、編者のふたりはイスラエル人だ。

2020.9.23  【今週はこれを読め! SF編】オリジナル・アンソロジー・シリーズの三冊目。七篇を収録。

オリジナル・アンソロジー・シリーズの三冊目。七篇を収録。

2020.8.11  【今週はこれを読め! SF編】新たな壮途へ乗りだした年刊日本SF傑作選

創元SF文庫で十二年つづいた《年刊日本SF傑作選》を後継するアンソロジー・シリーズ。版元を移した経緯や、編者が大森望・日下三蔵のタッグチームから大森ソロへ変わったことなど「序」で語られているが、支障なく友好的に運んだようだ。まずは欣快。

2020.8.4  【今週はこれを読め! SF編】埋もれた名作を発掘・再評価する意欲的アンソロジー

昨夏に刊行された短篇集『なめらかな世界と、その敵』(本欄でも紹介)によって、一躍、現代日本SFの最先鋭へと躍りでた伴名練。小説家のみならず、「読み手」としても飛びぬけた資質の持ち主だ。それを遺憾なく証明したのが、この二冊組のアンソロジーである。

2020.7.15  【今週はこれを読め! エンタメ編】"意外性の作家"の短篇集〜津村記久子『サキの忘れ物』

津村記久子さんって思っていたのとはちょっとイメージの違う作家かもしれない、と思ったのは「フェリシティの面接」という短編を読んだときだ。アガサ・クリスティが生んだ名探偵エルキュール・ポアロの秘書であるミス・レモンが活躍する軽妙な作品で、『名探偵登場!』(筒井康隆他/講談社文庫)というアンソロジーに収録されている。津村作品といえば"職業小説(往々にしてパワハラあり)"という印象が強かったのだが、こんなミステリー絡みのしゃれた作品を書かれるとは思っていなかった(職業小説ではある)。「フェリシティの面接」は、読書好きの方でもあまりご存じでないような気がするので(Wikipediaの津村さんのページにも載っていなかった)、ぜひこちらもお手にとっていただけたら。

2020.7.14  【今週はこれを読め! SF編】ケン・リュウ選とは味わいの違う、新しい中華圏SFアンソロジー

鳴り物入りで邦訳された劉慈欣『三体』をはじめ、日本でも中華圏SFの活況が紹介されはじめている。中華圏と日本に両国のSF界の架け橋として大活躍しているのが、本書の編者、立原透耶さんである。

2020.6.3  【今週はこれを読め! エンタメ編】料理をめぐる実力派作家のアンソロジー『注文の多い料理小説集』

新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、このところ何か月にもわたって我々はさまざまな不自由を耐え忍んでいる。

2020.4.9  【今週はこれを読め! ミステリー編】『短編ミステリの二百年vol.2』で評論と短編を楽しむ!

コロナ禍に遭われたみなさまにお見舞い申し上げます。また、緊急事態宣言発令で外出自粛を余儀なくされているみなさまにも。ざわざわとして心落ち着かない日々ですね。早く日常が取り戻せないものかと思います。

2020.3.24  【今週はこれを読め! SF編】ケン・リュウ編の中国アンソロジー第二弾!

『折りたたみ北京』に続く、現代中国SFを紹介するアンソロジー。編者ケン・リュウは「序文」で、こう告げる。

2020.2.18  【今週はこれを読め! SF編】「珍しさ」より「質」を重視した、選りすぐりの十篇。

過去十年に発表された日本SFの傑作選。『2』は「新鋭篇」で、採られているのは次の10篇。

2019.12.24  【今週はこれを読め! SF編】寄稿者の持ち味が十二分に発揮されたオリジナル・アンソロジー

創元SF短編賞出身作家を中心に編まれたオリジナル・アンソロジー《Genesis》の第二巻。第一巻『一万年の午後』(http://www.webdoku.jp/newshz/maki/2019/01/08/144902.html)と同様、ホームグラウンドだけに、寄稿者それぞれが自分の持ち味をのびのびと発揮している。

2019.12.17  【今週はこれを読め! SF編】間口が広い物語と、ロジックの通った展開

松崎有理は現代日本SFの良き中庸といえるだろう。テーマと表現の両面で先鋭に走らず、かといって定型化した小説パターンで流すのでもなく、独自性があって間口の広い作品をコンスタントに発表している。本書は五篇を収めた短篇集。

2019.11.12  【今週はこれを読め! SF編】「宇宙」と「時間」、対になった二冊のテーマ・アンソロジー

二冊組みのアンソロジー。いっぽうは「宇宙」、もういっぽうが「時間」がテーマだ。作品を寄せているのは、創元SF短編賞からデビューした俊英たちである。

2019.10.27  【今週はこれを読め! ミステリー編】最も読むべき翻訳ミステリー・アンソロジー『短編ミステリの二百年vol.1』

21世紀に入ってから、という限定付きではあるが、これは最も読むべき翻訳ミステリー・アンゾロジーになるであろう。

2019.10.7  【今週はこれを読め! ミステリー編】失われた人生のシークエンスを探す冒険行『戦下の淡き光』

こんなことが本当に起こりえたのかという人生の瞬間についての小説だ。

2019.9.17  【今週はこれを読め! SF編】SFというジャンルを問い直しつづけた年刊傑作選の、これが最終巻。

2008年刊行の『虚構機関』から12巻を数えた《年刊日本SF傑作選》もこれが最終巻。前年に発表された作品のなかから(しかも掲載媒体を問わず)、優れたSFを選びぬくという途轍もない労力をたゆまずにつづけてきた編者のおふたりには、感謝の気持ちしかない。このアンソロジーのおかげで現代日本SFの見通しがぐんと良くなった。傑作の紹介だけにとどまらず、SFというジャンルを問い直す契機を与えてくれた。

2019.8.27  【今週はこれを読め! SF編】ゲンロン出身作家の意欲作から、ベテラン津原泰水の傑作戯曲まで

オリジナルアンソロジー・シリーズ《NOVA》の最新刊。前巻より、雑誌のような巻号表記となった。

2019.7.10  【今週はこれを読め! エンタメ編】フレッシュな執筆陣のアンソロジー『行きたくない』

人はさまざまなシチュエーションで、さまざまな場所やイベントについて「行きたくない」と感じるものだと思う。内気で引っ込み思案だった私は、小学校の入学式や引っ越し先の学校での登校初日に「行きたくない」と思ったし、会社員生活にも不安を抱いていたので入社式にも「行きたくない」と感じた。そうした節目に限らず、友だちとトラブルがあっても学校に「行きたくない」し、定期テストや運動会でも「行きたくない」という気持ちになった。こうして並べてみると改めて数々のパターンがあることに感心させられるが、本書には私の想像など軽く凌駕する「行きたくない」が収められていた。

2019.6.25  【今週はこれを読め! SF編】もはやそれほど危険ではないが、アイデア・ストーリーとして面白い

アメリカSFはその揺籃期(二十世紀の幕開けから1920年代)において、科学技術ホビイストあるいはティーンエイジャーむけの大衆文芸として発展してきた。その後、1930年代末の〈アスタウンディング〉誌でのキャンベル革命、1950年代初頭の〈F&SF〉や〈ギャラクシー〉での文芸的洗練があり、読者層も大きく広がるのだが、作品が扱うテーマや表現面における自己検閲(作家自身による、または編集者による)は根強く残っていた。SF界の風雲児ハーラン・エリスンは、そうした風潮に敢然と叛旗を翻し、このオリジナル・アンソロジーを企画した。

2019.6.18  【今週はこれを読め! SF編】狂気が漂う異様な作品ばかりの短篇集

一部の読書家のあいだでひっそりと語りつがれてきた飛びきりの異色作品を掘りおこす叢書《ドーキー・アーカイヴ》のうちでも、刊行前からとくに楽しみにしていたのが、このジョン・メトカーフの短篇集である。それまでアンソロジーに収録された作品をポツポツ読み、物語の底に狂気を湛えた、いつまでも覚めやらぬ悪夢のような読後感に、いったいどんな作家なのかと気になっていたからだ。この作者の作品は、正面から狂気をテーマにしているとはかぎらないが、作品空間にうっすらと漂う狂気の気配がある。気配なので形はなく、この部分が狂気だと示すことができない。

2019.6.4  【今週はこれを読め! SF編】安定感のある古典と一筋縄ではいかない問題作

2016年に刊行された『ボロゴーヴはミムジイ』につづく、伊藤典夫翻訳SF傑作選の第二弾。前巻が時間・次元テーマの作品を集めていたのに対し、本巻は宇宙SFを集めている。

2019.4.16  【今週はこれを読め! SF編】大胆なSFの設定に、現代社会の問題を写しとる

白水社の《エクス・リブリス》は、上質な海外文学を届けてくれる、小説読みにとっては慈雨のごとき叢書だ。そこに初めて収められたジャンルSFが本書である。七篇を収めた短篇集。著者のプロフィールを知って、のけぞった。

2019.4.9  【今週はこれを読め! SF編】はかない記憶と傷つく身体のエロティシズム

オリジナルアンソロジー『NOVA 5』に発表した短篇SF「愛は、こぼれるqの音色」と、書き下ろしの長篇ミステリ『密室回路』を対にして収めた一冊。物語はそれぞれ独立しているが、設定は共通しており、テーマ面でも強い結びつきがある。

2019.1.19  【今週はこれを読め! エンタメ編】"三人"の友情競作集『そしてぼくらは仲間になった』

実は『ズッコケ三人組』(那須正幹/ポプラ社)シリーズにはあまり親しんでこなかった世代である。いや、世代のせいにするのは違うかもしれない。シリーズ第1作『それいけズッコケ三人組』が刊行されたのは、1978年。自分は11〜12歳だったので、対象年齢の範囲内といえるだろう。とはいえ第1作が出た段階では(もちろんここまでの数の読者を獲得してはいなかっただろうし)、これほどの人気シリーズになるとは予想できなかったというのも事実ではないか。少なくとも私の周りの同学年の中では、かなりの本好きが新刊が出たことを知っていたか知らないか、という感じだった。自分自身を顧みれば、当時は『赤毛のアン』シリーズに夢中になっていた頃だったので、日本の児童文学にはいまひとつ目が向いていなかった。

2019.1.8  【今週はこれを読め! SF編】日本SFの新しいプラットホーム、ここから始まる。

SF出版では海外SF紹介から出発した東京創元社だが、2007年に日本SFの名作再刊に手を染め、2010年以降は創元SF短編賞(募集は前年から)によって次々と新しい才能を発掘してきた。いまや新鮮な日本SFの最重要供給源である。

2018.12.18  【今週はこれを読め! SF編】ベテランから新人まで個性豊かな書き下ろしアンソロジー

もう何度も書いていることだが、ここ数年の日本SFは空前の収穫期にあって、ベテランから俊英まで多くの才能が質の高い作品を送りだしている。惜しむらくは本来の受け皿たるべきSF専門誌が隔月刊の〈SFマガジン〉しかなく、しかも連載中心になってしまっていることだ。一般誌やWebなどSFを受けいれる媒体は以前より広がっているものの、ジャンルの求心力となる場が圧倒的に少ない。

2018.8.21  【今週はこれを読め! SF編】土地そのものとしての精霊、歴史の底から甦る異教の魅惑

日本版オリジナル短篇集。「解説」で植草昌実さんが述べているように、ブラックウッドはイギリス怪奇幻想作家のなかでは、早い時期から知られた作家で、それなりの数の作品が邦訳されている。本書は、新訳2篇、初訳3篇、つごう5篇の構成だ。

2018.8.3  【今週はこれを読め! ミステリー編】背筋が寒くなる怖い話アンソロジー『怪異十三』

夏といえば〈幻想と怪奇〉でしょ、というあなたにお薦め。

2018.6.11  【今週はこれを読め! SF編】ヒロタカ レア・トラックス!

これは嬉しい一冊! 飛浩隆といえば、日本SF大賞を二度受賞した唯一の作家(2018年現在)であり、それどころか出した本すべてが同賞候補になった凄玉。だが、いかんせん寡作であり、ぼくと同年代のファンのなかには「飛さんの次の本が出るまでは死ねない!」とさまざまな健康法を試みている者までいる。

2018.4.24  【今週はこれを読め! SF編】インディーズならではの雰囲気、キノコのようにひっそり犇めいて

キノコをテーマにした怪奇・幻想小説のアンソロジー。原書は一巻本だが、邦訳は二分冊で本書はその第二巻。第一巻は、以前に紹介した。新しいアンソロジーを読むひとつの楽しみは未知の作家との出逢いだが、『FUNGI』はその度合いが甚だしく、ぼくが知っていたのは第一巻ではジェフ・ヴァンダミア、ラヴィ・ティドハー、W・H・パグマイア、第二巻ではニック・ママタスぐらい。

2018.3.27  【今週はこれを読め! SF編】ゲームとしての世界、プレイヤーとしての人生

ビデオゲームを題材としたSFのアンソロジー。2015年に刊行された原著Press Start to Playから十二篇を選んでの翻訳だ。全訳にならなかったのは、元が大部(二十六篇収録)なのでそのままでは売りにくいとか、作品の粒を揃えるためとか、版権の問題とかいろいろあるらしいが、これくらいのほうが(邦訳版は文庫判で三百六十ページほど)、気楽に読めていい。

2018.3.13  【今週はこれを読め! SF編】現代中国SFの洗練度の高さに瞠目

ケン・リュウは現代アメリカSFにあって、洗練された抒情性と巧みなストーリーテリングによって多大な人気を集める作家だが、中国SFの紹介者としても旺盛な活躍をつづけている。本書はそのひとつの成果だ。現代中国SFの最前線にいる七人の作家の小説十三篇・エッセイ三篇を、ケン・リュウが選び、英訳したアンソロジーInvisible Planets: Contemporary Chinese Science Fiction in Translation。それを日本語訳したのが、この『折りたたみ北京』だ。

2018.2.20  【今週はこれを読め! SF編】ゲームをつづける町、バスを待つばかりの人生

創元SF短編賞を受賞してデビューした石川宗生の第一短篇集。四つの作品を収録している。どれも、型破りのシチュエーションから出発し、予想もつかない方向へと発展していく。奇想小説だけど、奇想だけに価値があるのではなく、それを転がしていく手つきがひどく独特なのだ。

2018.1.6  【今週はこれを読め! ミステリー編】幻想作家ブッツァーティの短篇集『魔法にかかった男』

何年前の「このミステリーがすごい!」だったか、これまで邦訳されたミステリー短篇のベスト5を挙げよ、というアンケートをもらった。

2017.12.28  【書評】『ドレス』藤野可織 - 横丁カフェ

好き嫌いが非常に分かれる作家なので腰が引けるところがこれまではあったのですが、これほどの作品集を読んでしまったからには口を噤んではいられません。全日本の本読む人らよ、藤野可織を読みましょう。最新短編集『ドレス』(河出書房新社)を筆頭にいずれの本も傑作揃い。

2017.11.22  【今週はこれを読め! エンタメ編】家族の幸福の陰にある秘密〜ローレン・グロフ『運命と復讐』

「人間誰しも秘密のひとつやふたつはあるわよ」と言える人の秘密は、たいした秘密ではない。本書の主人公のひとりである妻のマチルドの抱える秘密の重さ、そして多さは、たいした秘密を持たない私などにとってはよくここまで隠しおおせたものだと感心させられるレベルだ。

2017.10.18  【今週はこれを読め! エンタメ編】スポーツの秋にぴったりのアンソロジー『走る?』

駅伝の季節到来〜〜〜! 「もしかして、駅伝の話が入っているかも?」と思い、手に取ったのが本書(駅伝ファンを名乗りながら、『あと少し、もう少し』(瀬尾まいこ/新潮文庫)も『タスキメシ』(額賀澪/小学館)も読み逃しているけども)。走ることをテーマに、14の短編が並ぶアンソロジーだ。

2017.9.12  【今週はこれを読め! SF編】アクチャルな未来の質感、テクノロジーと人間の新しい共生

多くのSFが描いてきたシンギュラリティは、AIが人間と同等の知性・意識を獲得し、さらにそれを凌駕してしまう臨界点だった。

2017.8.15  【今週はこれを読め! SF編】十年目を迎え、ますます好調な年刊傑作選。

創元SF文庫の《年刊日本SF傑作選》の十冊目。プロパーSFから文芸誌に掲載された奇想小説、ときに同人誌やネットで発表された秀作をピックアップする視野の広さが嬉しい。

2017.7.14  【今週はこれを読め! ミステリー編】警察捜査小説の原点となった犯罪実話集『彼女たちはみな、若くして死んだ』

「......どこのカレッジの名を挙げてくれてもいい。あらゆる女子大の学生が姿を消している。娘たちが、なぜ姿を消すかわかるか?」フォードは葉巻をしまって片方の手をあげ、指を追って数えはじめた。「理由はひとつではない。成績がふるわない。級友とうまくいかない。家庭内にいざこざがある。犯罪に巻き込まれた。自立したい。そして、男。理由は六つ。答はこの中にある」(法村理絵訳)

2017.6.22  宮部みゆき、辻村深月…超人気作家5名が2年の歳月をかけて"つないだ"ミステリーアンソロジー『宮辻薬東宮』

人気作家たちが約2年の歳月をかけて完成させた全編書き下ろしの"リレーミステリーアンソロジー"『宮辻薬東宮』(講談社)が6月20日、発売された。

2017.6.13  【今週はこれを読め! SF編】メガストラクチャーの宇宙、遠未来の悪夢

伊藤計劃の原作をアニメ化する「Project Itoh」とのタイアップが成功したせいかどうかわからないけれど、早川書房のSFラインがいろいろ面白いコラボレーション企画を仕掛けている。

2017.5.10  【今週はこれを読め! エンタメ編】新米司書が本にまつわる謎を解く!〜竹内真『図書館のピーナッツ』

私が初めて本気でなりたいと思った職業は学校司書である(その前には「スパイになりたい」という野望を持っていた時期もあるのだが。

2017.4.25  【今週はこれを読め! SF編】未知との遭遇、10のスタイル

副題が示すとおりのテーマ・アンソロジーだ。「ファーストコンタクト」とは、地球外生命体との接近遭遇である。ファースト、すなわち最初の接触なので、お互いのことがわからず、手探りになるし誤解や疑心暗鬼を生じる。その過程で、人類の文化や知性が相対化される。

2017.4.4  【今週はこれを読め! SF編】まるごと菌糸のアンソロジー

キノコをテーマにしたアンソロジーとは、またニッチな企画を考えついたものだ。

2017.3.8  【今週はこれを読め! エンタメ編】現代版お姫様物語アンソロジー〜『リアルプリンセス』

「リアルプリンセス」なる立場の人を厳密に規定するとしたら、現実社会においてはごくごく少数の方々しか当てはまらないだろう(よくわかっていないが、王族や皇族の未婚の女性といったら世界で200人くらいのものじゃないの? アメリカ合衆国なんてあんなに広い国だけど1人もいないわけだし)。6つの物語のヒロインたちは、そのような限定的な存在ではない。あなたでも、そしてわたしでもあり得る。

2017.2.28  【今週はこれを読め! SF編】伊藤計劃のテーマを継ぐ、新世代作家たちの共演

〈SFマガジン〉編集長の塩澤快浩さんは「まえがき」で、このオリジナル・アンソロジーの成りたちについて次のように述べている。

2017.1.10  【今週はこれを読め! SF編】ベルギーの幻想アンソロジー、戦慄の怪奇譚から幽暗な超現実まで

世界中それぞれの場所なりの幻想の地脈があるのだろう。ただ、それらがひとしく知られているわけではない。

2016.12.21  【今週はこれを読め! エンタメ編】豪華作家陣のひとひねりしたクリスマスアンソロジー

クリスマスの甘い思い出。20年ほど前、バイト先の先輩が「これすっごくよかったから貸してあげる!」と手渡された『クリスマス・ストーリー 四つの愛の物語』(ハーレクイン ハーパーコリンズ)なる本を読んだこと。

2016.11.22  【今週はこれを読め! SF編】伊藤典夫ブランドが存分に堪能できる一冊

「伊藤典夫翻訳SF傑作選」と謳われた一冊。SFのアンソロジーにはさまざまな趣向のものがあるけれど、訳者名をブランドとして押しだしているのは珍しい。

2016.10.18  【今週はこれを読め! SF編】ショートショート・マニアが地団駄を踏み、そして平伏す一冊

ショートショートは面白い。ひとつひとつが短くてさらりと読め、なのに良くできた作品は印象にくっきり深く刻まれる。

2016.9.6  【今週はこれを読め! SF編】アンドロイドは借金完済の夢を見るか?

オリジナル・アンソロジー《NOVA》に断続的に発表されていた宮内悠介の人気シリーズが、書き下ろしを加えて一冊にまとまった。待ちわびていたファンも多いだろう。

2016.8.28  【手帖】小説の可能性を堪能できる異色アンソロジー

作家の福永信さんが、気鋭の書き手が寄せた個性的な11編からなる小説アンソロジー『小説の家』(新潮社・3800円+税)を編んだ。

2016.8.23  【今週はこれを読め! SF編】「怒り」と「暴力性」の神話、「イノセンス」の希求

ハーラン・エリスンはアメリカSF界にそのひとありと知られるカリスマ的存在で、先鋭的な作品と本人の過激な言動によって多くのファンを集めている。

2016.8.16  【今週はこれを読め! SF編】FはフィメールのF、フジ隊員のF

1960年前後生まれのSF読者はたいてい夢中になって『ウルトラマン』を観ていたくちで、かくいうぼくも怪獣や星人の名前くらいはスラスラ出てくる。

2016.8.16  SFって何だ!? これだ! 10代・20代のうちに読むべき小松左京のベストセレクション

筒井康隆、星新一らと並んで、日本SF小説の黄金時代を築きあげた作家・小松左京。没後5周年にあたる今年、その代表作を2巻にまとめた電子書籍オリジナルのベスト作品集『小松左京短編集 東浩紀セレクション』『小松左京短編集 大森望セレクション』(KADOKAWA)が7月25日、同時リリースされた。

2016.7.30  アートワークが魅力のアンソロジー「小説の家」に岡田利規「女優の魂」

岡田利規が小説として発表したのち、戯曲化され一人芝居にもなった「女優の魂」が、昨日7月29日に新潮社から発売された「小説の家」に収録されている。

2016.7.25  「こち亀」40周年記念小説で、両さんが「おそ松さん」や「ガルパン」と激突

秋本治「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の連載40周年と、単行本200巻の発売を記念したアンソロジー小説「VS.(バーサス)こち亀 こちら葛飾区亀有公園前派出所ノベライズアンソロジー」が、9月17日に刊行されることが決定した。

2016.7.20  【今週はこれを読め! SF編】発表媒体も含め新しい試みがおこなわれつつある短篇SFの現在

年刊日本SF傑作選の九巻目。2015年に発表された短篇SFのなかから注目作を選んでいる。

2016.7.19  【今週はこれを読め! SF編】発表媒体も含め新しい試みがおこなわれつつある短篇SFの現在

年刊日本SF傑作選の九巻目。2015年に発表された短篇SFのなかから注目作を選んでいる。

2016.5.27  谷川俊太郎作「なめる」がちょっとエロくて秀逸

冒頭、編著者である詩人の小池昌代は、「恋のさまざま――はしがきにかえて」に書いている。

2016.4.13  【今週はこれを読め! エンタメ編】稀代の目利きのアンソロジー『楽しい夜』偏愛ベスト3+1

2015年12月第1週に取り上げた『コドモノセカイ』(よろしければバックナンバーをお読みになってみてください)同様、岸本佐知子氏の編訳によるアンソロジー。『コドモノセカイ』の各作品には文字通り"子ども"という共通項があったけれども、あとがきによれば本書は「テーマを決めずに、そのときどきに見つけた面白い翻訳小説を不定期に翻訳」していた連載を中心にまとめたものとのこと。

2016.3.11  有栖川有栖「それぞれの作家の乱歩と小説への愛が詰まっている」江戸川乱歩のオマージュ・アンソロジー同時発売

大人気ミステリー作家陣が、江戸川乱歩のオマージュに挑み大きな話題を呼んだ『みんなの少年探偵団』。

2016.3.9  【今週はこれを読め! エンタメ編】"動物名"作家大集合のアンソロジー『どうぶつたちの贈り物』

よほどの厳粛さを求められる場面でない限り、個人的には"隙あらばボケる"という姿勢を好ましく思う。

2016.2.9  【今週はこれを読め! SF編】ねじれた宇宙外交事情を背景としたウルトラマンの闘い

昨夏に刊行されたウルトラ怪獣アンソロジー『多々良島ふたたび』に続く、円谷プロ×早川書房の公式コラボ企画の第二弾。こんかいは書き下ろし長篇だ。

2015.12.11  「小説」が愛おしくなる『本をめぐる物語 小説よ、永遠に』 副題に込められた意味とは?

『ダ・ヴィンチ』に連載していた「本をめぐる短編」から誕生したアンソロジーの第3弾。「小説よ、永遠に」という祈りのような副題をつけたのにはわけがある。

2015.12.2  【今週はこれを読め! エンタメ編】さまざまな子どもたちが集うアンソロジー『コドモノセカイ』

「もう一度子どもの頃に戻りたい」とまっすぐな目で語る人には、うらやましさと同時に懐疑的な気持ちが生じる。

2015.11.15  榎本俊二が谷崎潤一郎の小説をマンガに、映画女優の体を知り尽くす男描く

中央公論新社のWeb連載「マンガアンソロジー谷崎万華鏡」にて、榎本俊二「青塚氏の話」が公開された。

2015.11.5  "かわいい猫たち"による「時代小説」アンソロジーが登場! Wの癒し効果あり!

とつぜんですが質問です。YESかNOでお答えください。

2015.10.20  【今週はこれを読め! SF編】甦る『屍者の帝国』、読み換えられる『計劃』

伊藤計劃の三作品をアニメ化する「Project Itoh」と連動し、版元をまたいでの出版企画が相次いでいる。本書もそのひとつだ。

2015.10.15  「21世紀のSFベスト」牧眞司が偏愛で選んだ100冊

決定版の「21世紀のSFベスト100」は〈本の雑誌〉2015年11月号をごらんください。

2015.9.9  作者は一体誰だ!? 三省堂書店名物『誰本』第3弾スタート!!

発売前の小説のプルーフ(=試し刷り)が無料提供され、作者が誰かを当てる企画「誰本」。

2015.9.7  刀剣男士を豪華作家陣が華麗に描く『刀剣乱舞-ONLINE- ノベル&イラストアンソロジー~桜~』

あの大人気の刀剣男士たちを豪華作家陣が描いた、『刀剣乱舞-ONLINE- ノベル&イラストアンソロジー~桜~』が2015年9月14日(月)に発売される。

2015.9.1  【今週はこれを読め! SF編】藤井太洋が見つめるテロ多発の地平、長谷敏司が描く虚栄の英雄伝説

伊藤計劃は『虐殺器官』『ハーモニー』の二長篇で日本SFにエポックを画し、これからアニメ化も控えている、いまなお旬の作家だ。

2015.8.25  【今週はこれを読め! SF編】現実から逸れゆく船、海からやってくるゾッとする影ども

怪奇幻想小説の愛好家ならみなウィリアム・ホープ・ホジスンを知っている。

2015.8.4  【今週はこれを読め! SF編】現代日本SFの幅の広さを詰めこんだショーケース

あらためて「SFはいろいろだなあ」と感じいる。「いろいろ」の幅を年刊SF傑作選のパッケージにギチっと収めてみせるのが、大森・日下コンビの慧眼と手腕だ。

2015.7.21  【今週はこれを読め! ミステリー編】『薔薇の輪』の謎にぐいぐい引っ張り込まれる!

クリスチアナ・ブランドは、謎解きミステリー好きの心をざわざわさせる作家だ。だいたい、読む前から作品の評判を聞かされるだけで心が躍ってくるのである。

2015.7.14  日本文学アンソロジー、相次ぎ刊行

日本文学の100年を振り返るアンソロジーが相次いで刊行されている。

2015.7.8  電子文芸誌『小説屋sari-sari』が、今アツい"キャラクター小説"へとリニューアル!

『小説屋sari-sari』。"sari-sari"とはタガログ語で"何でもあり"という意味。

2015.6.9  【今週はこれを読め! SF編】名シェフが腕によりをかけたメニュー。絶品の素材をスペシャル・コースで!

これは嬉しい! 「奇妙な味」のアンソロジー、しかも中村融編の!

2015.5.2  新作が続々登場! 小説界に吹き荒れる怪獣旋風はホンモノか?

ハリウッド版『GODZILLA』の公開、『パシフィック・リム』続編の製作決定、そして日本版『ゴジラ』復活のニュースと、怪獣ブーム再来の機運が高まっている昨今の映画界。

2015.4.30  「関ヶ原」の複眼的小説 多様な価値観に支持

徳川家康率いる東軍と石田三成中心の西軍が戦った関ヶ原の戦い※。

2015.1.21  「スレイヤーズ 25周年あんそろじー」ファンの作家が小説とイラストを寄稿

あらいずみるいがイラストを手がける神坂一の小説「スレイヤーズ」が25周年を迎えたことを記念して、本日1月20日に短編小説集「スレイヤーズ 25周年あんそろじー」が発売された。

2015.1.20  【今週はこれを読め! SF編】埋もれていた奇貨の発見、知られざる鉱脈の探索

画期的なアンソロジー。博識の読書家にして希代のブックハンターである荒俣宏ならではの異形----いや失礼、偉業だ。『大山脈』を謳う心意気と、それに見合う内容を実現してしまう膂力に痺れる。

2014.12.17  電子書籍ランキング2014

BOOK☆WALKERで販売中の約151,000点の作品の中から、もっとも読まれているタイトルTOP100を発表!メディアミックス作品が絶好調のなか、みなさんの愛読書は何位にあるでしょうか?同時にラノベ、コミック、文芸、実用書などカテゴリー別ランキングも20位まで公開中!

2014.10.24  著者インタビュー -辻村深月さん「家族シアター」

■みんなが自分の役をやりながら、家族になっている

2014.10.21  【今週はこれを読め! SF編】アタリマエに満足しない編者が満を持して放った新アンソロジー

大森望編のオリジナル・アンソロジー・シリーズ《NOVA》全10冊は、第34回日本SF大賞特別賞を受賞した。

2014.10.15  【今週はこれを読め! エンタメ編】多彩なふたり暮らしアンソロジー『この部屋で君と』

ふたり暮らしの経験は、夫と結婚して長男が生まれるまでの2年半ほどだ。

2014.10.12  白泉社の時代小説カバーに川原泉、山田南平ら

白泉社から新たなキャラクター時代小説シリーズ「招き猫文庫」が誕生。11月5日に、5タイトルが発売される。

2014.10.8  中年の小林少年も…5作家が描く「少年探偵団」

江戸川乱歩(1894~1965年)の「少年探偵」シリーズを、当代の人気作家5人が現代によみがえらせる――。

2014.9.27  【書店員のおすすめ】『変愛小説集 日本作家編』岸本佐知子編

恋愛であれば愛し合う二人を、偏愛ならば特定の部位・物への愛をイメージしませんか。

2014.9.19  きらら熱烈インタビュー 第112回 瀧羽麻子さん

人生のほんの一部しか描いていなくても、彼らのその後まで想像していただける短編集になっていたら嬉しいです。

2014.9.10  「新宿鮫」の作者が書くルパンも! ルパン三世の小説作品

小栗旬主演の実写映画版『ルパン三世』が8月30日より公開されている。

2014.8.12  読書委員が選ぶ「夏休みの一冊」<上>

やっぱり推したい!とっておき

2014.7.8  【今週はこれを読め! SF編】哲学と脳科学を結ぶ宮内悠介、世界をひっくりかえす藤野可織 - 牧眞司

7冊目となる創元SF文庫の「年刊SF傑作選」。前巻まで、よくわからないがカッコよさげな四字熟語のタイトルだったが、こんかいから収録作から表題をつけるようになって、まずはめでたい。覚えやすい。

2014.6.24  【今週はこれを読め! SF編】2冊のレア・トラックス! マニアに嬉しく、ビギナーに新鮮

今週は2冊対で取りあげたい。長らく日本SF界を牽引してきた専門誌〈SFマガジン〉が先ごろ700号を達成し、同誌自体も来しかたを振りかえる特集を組んだ。

2014.6.20  【記者ノート】ミステリー・SF、豊かな歴史

ミステリーやSFなどジャンル小説の専門出版社・東京創元社が創立60周年を記念して、読者800人から募った同社の「ベスト1」作を公式サイトで発表している。

2014.5.15  作家になったエンジニア《前編》 …藤井太洋×宮内悠介×大森望 | Matogrosso

元3DCGソフトの開発者と元プログラマー、ともにエンジニアマインド溢れるおふたりが、

2014.5.15  もはやためらっている場合じゃない!? ロマンス小説最前線はエロスと快楽のジェットコースター級!

ドラマチックかつロマンチックな恋愛模様が世の多くの女性たちを魅了し、独自のジャンルを築いてきたロマンス小説。

2014.4.3  【文芸月評】神話的な愛の輝き 闇が深いからこそ、まばゆい

<夏の夜には鳥が鳴いた。短く、太く、鳴く鳥だった>

2014.4.1  『書かずにはいられない 北村薫のエッセイ』(北村薫 新潮社)刊行記念  北村薫先生ミニトーク&サイン会

記憶の底の事物やふと感じる違和感にも<謎>を見つける作家の日常に<ものがたり

2014.3.19  対談 星新一さんと「理系文学」の世界 新井素子氏 × 鏡 明氏

昨年日本で初めての「理系文学」の賞として創設された日経「星新一賞」(主催=日本経済新聞社)の受賞作が3月13日発表された。文学界に限らず、日本の社会に大きなインパクトを与えそうな理系文学。同賞の創設や受賞作選考に深く関わった二人が、「理系」の秘めた力と可能性を語り合った。

2014.2.18  【今週はこれを読め! SF編】瀬名秀明のヴィジョン----精神の虚無回廊を突きぬけ、宇宙の虚無回廊を超えて

昨夏、本欄で大森望編のオリジナル・アンソロジー『NOVA 10』(河出文庫)を紹介したとき(「瀬名秀明「ミシェル」が凄い! 小松左京2大代表作を取りこんでさらなる高みへと到達」)、集中最大の注目作として瀬名秀明「ミシェル」に言及した。

2014.1.22  「機巧少女は傷つかない」アンソロ本に矢上裕ら作家18名

海冬レイジによるライトノベル「機巧少女は傷つかない」のコミカライズやイラストを収録したアンソロジーが、1月23日に発売される。

2014.1.11  古代日本に「三面記事」の視点…作家、澤田瞳子さん

「戦国時代はみなさん書いているから」「江戸時代は、私じゃなくても」

2014.1.9  次世代クリエイター育成を目的としたボカロ小説コンテストが開催!

KADOKAWA エンターブレイン ブランドカンパニーは、次世代のクリエイター育成を主目的として、ボカロ曲をテーマとした小説を募集するコンテストをエンターブレインの小説レーベル(ファミ通文庫編集部、ビーズログ文庫編集部、KCG文庫編集部)にて、イラストコミュニケーションサービス"pixiv"上で開催する。

2013.12.20  きらら著者インタビュー 第65回 彩瀬まるさん『骨を彩る』

「骨」という言葉の意味合いは、読み手がいちばんしっくりくる捉え方をしてもらえたら。

2013.10.31  「今」読むべきミステリーブックガイド

去る10月25日金曜日に、拙著『読み出したら止まらない 海外ミステリーマストリード100』(日経文芸文庫)という本を上梓した。

2013.10.29  【今週はこれを読め! SF編】名状しがたい感情を喚起する「魚舟・獣舟」、危険なヴィジョン「The Indifference Engine」

全5巻からなる日本SF作家クラブ創立50周年記念アンソロジーの最終篇。

2013.10.16  KDDI「ブックパス」、幻冬舎オリジナル小説の配信を開始

電子書籍ストア「ブックパス」では、10月16日からオリジナル小説の独占配信を開始する。

2013.10.16  KDDIと幻冬舎がコラボ:作家・三崎亜記氏が新作小説『イマジナリー・ライフレポート』をブックパスで独占配信

『となり町戦争』『玉磨き』などの作品で知られる三崎亜記さんがKDDIの電子書店「ブックパス」に新作小説を独占配信。「(電子書籍について)自分では語るまいと思っていた」と話す三崎氏の目には電子書籍はどう映っているのか。

2013.10.12  【装丁魂】『胞子文学名作選』田中美穂編

■目と手で楽しむ不可思議な世界

2013.10.10  プロレタリア文学選集の刊行始まる

大正時代後半から昭和にかけて、社会の格差や厳しい労働の現実を描いた文学の選集「アンソロジー・プロレタリア文学」の刊行が森話社で始まった。「戦争」「事件」などテーマ別に7巻を予定する。

2013.9.20  芸人、イラストレーター、作家・・・と多芸なリタ・ジェイ氏が新作ライトノベル『絶対調和☆御裏崎ちゃんっ!』を発表!

お笑い芸人・イラストレーター・エッセイスト・司会者・ラジオパーソナリティ・コントユニット「実弾生活」主宰(脚本・演出)・・・と、多芸を極める"芸"人、リタ・ジェイ氏が、9月25日にライトノベル『絶対調和☆御裏崎(おりさき)ちゃんっ! 解放の五行少女~水の行~』をメディアファクトリー(MF文庫J)から発売する。

2013.9.18  艦これ : 初のラノベ化 アンソロコミックは早くも重版

人気ブラウザーゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」をテーマとしたライトノベル「艦隊これくしょん -艦これ- ノベライズ(仮)」が11月30日にファミ通文庫(エンターブレイン)から発売されることが18日、分かった。

2013.9.14  【ブンコに訊け】消えてはよみがえる百けん

漱石、芥川、太宰のように、没後何十年たっても作品の大半を読める作家は、ひと握りにすぎない。去る者日々に疎し。流行語大賞の芸人は消えるというジンクスもあるように、流行は流れ行く。ベストセラーも忘れられ、1冊でも文庫が残るのは至難だ。

2013.9.6  ふるさと文学さんぽ 北海道

■ふるさと文学さんぽ 北海道 野坂幸弘《監修》

2013.8.11  暑い夏にオススメ! 初心者でも楽しめる怪談本ランキング

お化け屋敷に肝試し、心霊スポット巡りと、ひんやりできそうな夏の風物詩はいくつかあるが、もっと身近な「怪談本」で、暑さを吹き飛ばしてみてはどうだろうか。そこで今回は、ビブリオバトルや怪談イベントの企画で活躍中の稲川綾乃さんに"暑い夏にオススメ! 初心者でも楽しめる怪談本"を紹介してもらった。

2013.7.22  瀬名秀明「ミシェル」が凄い! 小松左京2大代表作を取りこんでさらなる高みへと到達

先週取りあげた『極光星群』は、これさえあれば前年のSF短篇の最上級品ばかりウマウマ味わえるマコトに重宝な一冊なのだが、死角がないわけではない。

2013.7.14  文学者は死んでも、作品は生き続ける…

文学者は死んでも、作品は生き続ける。とはいうものの、その名とともに作品も忘れ去られる作家が多いのが現実。

2013.4.24  男性執筆陣だけのBLアンソロ、BOOK☆WALKERで配信

ブックウォーカーの電子書店「BOOK☆WALKER」で、ボーイズラブアンソロジー『男主BLアンソロジーGalettes』が配信開始。執筆陣は男性作家8名で、男性ならではの感覚で描いたカップリングやシチュエーションを豊富に用意している。

2013.3.14  関西文学つれづれ:第3回「萩原朔太郎記念とをるもう賞」募集

◇第3回「萩原朔太郎記念とをるもう賞」募集(同賞運営委員会、NPOやお文化協会主催、大阪府八尾市、毎日新聞社、ミキハウス後援)

2013.3.7  日本SF作家50人の50作紹介

クラブ創設50年記念短編集 日本SF作家クラブの創設50周年を記念したアンソロジー『日本SF短篇50』(ハヤカワ文庫)=写真=の刊行が始まった。

2013.3.6  第33回日本SF大賞受賞記念インタビュー――宮内悠介『盤上の夜』を語り尽くす!/宮内悠介(第33回日本SF大賞受賞作家)×草場純(ゲーム研究家)×岡和田晃(SF評論家/ゲームライター)

■はじめに 岡和田晃 東京創元社から『盤上の夜』を刊行され、このたび第33回日本SF大賞に輝いた宮内悠介さんにお話をうかがいます(月村了衛さんの『機龍警察 自爆条項』と同時受賞)。

2013.2.24  作家が作家にリクエスト…アンソロジー3冊

「このテーマで、この作家に作品を書いてほしい」。本好きなら誰もが抱くような夢を、作家自身が、別の作家たちにお願いしたら――。

2013.2.21  コレクション戦争×文学:全20巻完結 現代史も網羅し世界が注目−−集英社

戦争文学のアンソロジー全集「コレクション戦争×(と)文学」(集英社)の配本が、このほど完結した。一昨年6月の刊行開始以来、全20巻で14万7500部を発行。実売率80%と好調で、本が売れない時代に送り出された新しい全集として、存在感を示した。

2013.2.20  書き出し小説大賞・第11回秀作発表

書き出し小説とは、書き出しだけで成立したきわめてミニマムな小説スタイルである。

2012.12.20  きらら著者インタビュー 宮下奈都さん『終わらない歌』

宮下奈都さん『終わらない歌』 玲と千夏が一緒に歌う場面は、二人にとっても確かに喜びの瞬間だったと思う。あの場面を書けたことに、自分もすごく満足しています。

2012.12.14  キンコン西野だけじゃない! 太宰嫌いな人々

「僕は太宰治が(いかがわしいから)大嫌いなのですが」……このつぶやきが発端となりTwitterが炎上した、お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣。その後、「太宰治先生のファンの皆様、たいへん申し訳ございませんでした」と謝罪したが、その際、「負けた私が言うのもおかしな話ですが、『大人とは裏切られた青年の姿』なのです。覚えておいてください」と、太宰の作品『津軽』の一節を引用。太宰への印象だけで語っているわけではなく、作品を読んだ上での発言であることを漂わせた。

2012.11.20  羽生生純×太宰、若狭たけし×芥川などマンサンで文学特集

実在する文学作品を題材にマンガを描く特集「マンガで文学三昧!!」が、本日11月20日に発売された漫画サンデー34号(実業之日本社)にて組まれている。複数の作家が1つのテーマでマンガを描くアンソロジー企画「マンサン・プレミアム」の一環だ。

2012.10.12  ミステリーファン必見! 北村 薫が語る 映画『推理作家ポー 最期の5日間』

ミステリーの始祖と呼ばれるエドガー・アラン・ポー。映画『推理作家ポー 最期の5日間』は、その偉大な作家の謎の死を題材とした意欲作であると同時に、彼自身が探偵役を務める奇想溢れる作品だ。ミステリーをこよなく愛する作家・北村薫に、ポーという作家と映画の魅力を語り尽くしてもらった。

2012.10.2  あなたに合った電子書店を見つけよう:これでもう迷わない、電子書店完全ガイド――楽天koboイーブックストア

eBook USERがお届けする国内の主要な電子書店の徹底レビュー。そう、これは"書店のレビュー"だ。第4回となる今回は「楽天koboイーブックストア」を紹介する。

2012.8.15  作家・イラストレーターインタビュー > 第106回 高遠るいさん

Q.まずはスーパーダッシュ文庫の読者の皆さんにご挨拶をどうぞ。 高遠るいです。17歳美少女漫画家ということでやってきたんですけど、小説家デビューをきっかけにハイパーメディア十七歳美少女を名乗ることにしました。たぶん、今あなたが想像しているのの3倍くらい美少女だと思います。愛してください。

2012.7.30  「全巻読破.COM」、2012年上半期に最も全巻読破された人気ライトノベルランキングを公表―1位はダブルスコアで「ソードアート・オンライン」

「全巻読破.COM」、2012年上半期に最も全巻読破された人気ライトノベルランキングを公表―1位はダブルスコアで「ソードアート・オンライン」

2012.7.10  パピレスが「upppi」を使用したホラー小説コンテスト開催、賞金総額20万円

パピレスが運営する電子書籍投稿&編集サイト「upppi」にて、ユーザー参加型のホラー小説コンテスト『教えて下さい、あなただけが知ってる「怖い話」』の開催を発表した。

2012.6.2  一回1000円でボディガードやります。「放課後ライトノベル」第94回は『クロス×レガリア』で現代科学の粋を凝らして異能者達に立ち向かうのだ

異能。それは読んで字のごとく,普通とは異なる能力。マンガやアニメ,ライトノベルではお馴染みの要素である。異能力者たちがそれぞれの持つ力をぶつけあう姿は,もうそれだけで見ている者の胸をワクワクさせる。そんな異能を持ったキャラクターが登場する作品はたくさんあるが,最近のお気に入りの異能バトル作品は「咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A」だ!

2012.5.4  ラノベ質問状 : 「STEINS;GATE」 "助手"のデレっぷり堪能して

話題のライトノベルの魅力を担当編集者が語る「ラノベ質問状」。今回は、人気SFアドベンチャーゲームから生まれたライトノベル「STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)」(5pb.×ニトロプラス原作、三輪清宗著、坂井久太画)です。角川書店角川スニーカー文庫編集部の大輝洋平さんに作品の魅力を聞きました。

2012.4.6  片瀬さん 群像新人文学賞優秀作に

帯広出身で明治大学4年生の片瀬チヲルさん(21)=横浜市在住、本名非公表=の応募作品が、第55回群像新人文学賞(講談社主催)の小説部門で優秀作に選ばれた。受賞作品は「群像」6月号(5月7日発売)に掲載され、メジャーデビューを果たす。片瀬さんは十勝毎日新聞社、NPO十勝文化会議主催の短編小説公募「郷土作家アンソロジー」で4度、最優秀賞を受けており、「大きい賞に挑んでもなかなか評価されず悩むことも多かったが、地元に自分を評価してくれる人がいることが心強く、書き続ける力になった」と話している。

2012.3.1  きらら著者インタビュー 西崎 憲さん『ゆみに町ガイドブック』

自分はつねにボーダーの上をさまよっていきたいですね。それがおそらく"正しい"道なんだろうと思っています。 翻訳家、アンソロジーの編纂者などとしても活躍する作家の西崎憲さん。最新作『ゆみに町ガイドブック』は、タイトルにある町について書かれた一冊……と思いきや、謎めいたパートが挿入されてファンタスティックな世界が広がっていく。印象的なモチーフがちりばめられた、愛らしくて寂しくてダークでファニーなこの世界は、どのように生まれたのか。

2012.2.10  「僕は友達が少ない」平坂読と「魔術士オーフェン」秋田禎信の人気作家対談「執筆者の戦場」を一部先行公開

現在、既刊の新装版と新シリーズが刊行されている「魔術士オーフェン」の作者である秋田禎信さんと、「僕は友達が少ない」の作者である平坂読さん。秋田さんはまだ「ライトノベル」という言葉が使われていなかった時代から業界に関わっていた作家ですが、一方の平坂さんはそのライトノベルを読んで育った作家であり、二人の間には世代差があります。しかし、実はこの2人の間には不思議な共通項が……というのが2人の対談「執筆者の戦場」で明かされます。

2012.2.10  女流だけの随筆集が刊行スタート!

今では囲碁や将棋くらいしか使われなくなった「女流」ということば。明治以降、新しい文学の世界で「女流作家」は差別されながらも、すばらしい活躍していた。小説はもとより、その随筆は当時の世相を反映しているばかりか、作家の心情や、周辺の人々との交流が鮮やかに描かれ、今読んでも全く古びたところがない。

2012.2.2  「電子書籍アワード2012」ノミネート作品の レビューを読んでみよう!

2011年の1年間に配信を開始した電子書籍の中から、みんなにすすめたいNo.1の電子書籍を決める「電子書籍アワード」。2回目の今年も、読者のみなさまから数多くの作品をご推薦いただきました。どの作品にも推薦者の方からの熱い推薦コメントが添えられており、みなさんの熱い思いが伝わってきました。

2012.1.19  日本の現代詩人 スペイン語で紹介

日本の現代詩人10人の作品を紹介するスペイン語版『日本現代詩集』=写真=が、ベネズエラのロス・アンデス大学から刊行された。

2012.1.14  谷川俊太郎さんら17人、震災アンソロジー出版

谷川俊太郎、池澤夏樹、角田光代の各氏ら国内外の文学者17人が執筆した東日本大震災をテーマとするアンソロジー(作品集)が、2月出版される。

2011.9.29  著者インタビュー | 宮部みゆき 「チヨ子」 特設サイト

地震のときはどこにいらっしゃったんですか。

2011.6.1  きらら著者インタビュー 大島真寿美さん『ピエタ』

どういう場所で生きようと最善を尽くそうじゃないか、という気持ちは私の中にもある。 大島真寿美さんの長編『ピエタ』が話題となっている。18世紀のヴェネチア共和国を舞台に、作曲家ヴィヴァルディや彼が音楽指導をしていた実在の慈善院を題材とし、当時の人々の生を活き活きと描いた傑作。こうした舞台設定の小説は著者にとっては初の試みだ。その出発点には、ほんの小さな、しかし強烈な「小説の種」があったという。

2011.6.1  bestseller's interview 第30回 北村 薫さん

出版界の最重要人物にフォーカスする『ベストセラーズインタビュー』も今回で30回目! 記念すべき第30回のインタビューは、この度、新刊『飲めば都』を刊行した北村薫さんです。 大学を出たばかりの若手編集者が、周囲の人に揉まれ、仕事に揉まれながら一人前になっていく姿を描いた本作は、20代~30代の若い読者にこそ読んでほしい一冊。 今回は、この物語ができたあらましや、キーワードとなっている「酔っぱらい」についてお話を伺いました。

2011.6.1  きらら熱烈インタビュー 第72回 梓崎 優さん

名探偵の存在には懐疑的。探偵というのは、普通の人が必要に迫られてなっていくはず。 デビュー作『叫びと祈り』が今年の「本屋大賞」にノミネートされ、ミステリファンはもちろん、幅広い読者から注目を集めている梓崎優さん。

2010.11.20  一番いい妹を頼む。「放課後ライトノベル」第19回は『俺の妹がこんなに可愛いわけがない7』を紹介するわけがない

綺羅星!(挨拶) いやーほんと,「STAR DRIVER 輝きのタクト」は面白いよね。タクトが「颯爽登場,銀河美少年!」って名乗りを上げるたびに,こっちのテンションも上がりまくりですよ。これからはきっと「キラッ☆」よりも「綺羅星!」が流行るに違いないね!

2010.10.27  作家の読書道 第108回:乾ルカさん

今年は単行本を3冊も上梓し、『あの日にかえりたい』が直木賞の候補にもなった乾ルカさん。グロテスクな描写がありながらも、ユーモアや哀しみを潜ませて、最後にはぐっと心に迫る着地点を描き出すその筆力の源はどこに…。と思ったら、敬愛する漫画があったりゲーマーだったりと、意外な面がたっぷり。大好きな作品についてとともに、作家デビューするまでの道のりも語ってくださいました。

2010.5.1  きらら熱烈インタビュー 第58回  本多孝好さん

最初は物語がどううねっていくのか流れに身を任せる。ラストシーンは書いているうちに浮かびあがってきます。 スタイリッシュな文体と「生」と「死」に向き合った作風で読者の注目を集めている本多孝好さん。

2009.12.1  きらら熱烈インタビュー 第53回  宮下奈都さん

書店員の方たちに「ぜひこれを読んでください」と胸を張って言えるような作品を書き続けたい。 仕事に恋に真摯に向き合い成長していく女性の姿を描いたデビュー作『スコーレNo.4』で多くの女性読者を魅了した宮下奈都さん。

2009.11.25  作家の読書道 第97回:越谷オサムさん

一作ごとにまったく異なる設定で、キュートで爽やかなお話を発表している越谷オサムさん。新作『空色メモリ』は、地味だけど愛らしくて憎めない高校生の男の子2人が探偵役として活躍。そんな発想はどこから生まれるのか。辿ってきた読書道は、まさに男の子っぽいラインナップ。そして小説の執筆に至るまでの、意外な遍歴とは?

2009.11.1  きらら著者インタビュー 藤谷 治『船に乗れ!Ⅲ』

人はどうやって生きるかということがこの小説の主軸。最初から、哲学のことしか頭になかった。 第1巻の発売時から、書店員や読書家の間で話題となっていた青春小説『船に乗れ!』。高校の音楽科を舞台に、ひとりの少年の3年間を1冊ごとに追った3部作が、ついに完結した。しかも、圧倒的な感動をともなう傑作となって。自身も高校では音楽科に通っていたという藤谷治さんにとって、本書の執筆には特別な思いがあったようだ。

2008.2.29  作家の読書道:第76回 坂木司さん

2002年に引きこもり青年が探偵役となる「日常の謎」の連作集『青空の卵』でデビュー、以来ミステリだけでなくさまざまなエンターテインメントを上梓し、注目を集めている坂木司さん。生年以外は性別すら公表していない人気覆面作家に、こっそりお会いして、その読書歴をうかがうことができました。

2006.12.21  著者インタビュー - 平山夢明さん『独白するユニバーサル横メルカトル』

短篇集『独白するユニバーサル横メルカトル』は「このミステリーがすごい!」2007年度国内部門第1位を受賞した。

2006.12.2  GA文庫:新人情報局; 馬場卓也さんインタビュー INDEX

ニューフェイス一問一答 第五回 12月15日発売「真田十勇姫!」 著者:馬場卓也さん インタビュー

2006.11.1  きらら熱烈インタビュー 第16回 三羽省吾 さん

僕の手を離れてしまった作品に、力を尽くしてくださり感謝しています 2冊目の単行本『厭世フレーバー』で着実に読者の心をつかみ、全国の書店員さんにもファンが多い三羽省吾さん。

2006.10.27  作家の読書道:第60回 中原 昌也さん

非常に個性的かつ魅惑的な作風で、読者を奇妙な感覚に誘ってくれる中原昌也さん。小学校時代のSF好きに始まり、実に幅広い読書歴の持ち主。音楽活動でも実績を持ち、映画にも精通している彼は、どんな本を好んできたのか。そして、そんな彼の目から見た、今の文学とは? 忌憚ない、生の声を聞かせてくれています。

2006.10.1  きらら熱烈インタビュー 第15回 山本幸久 さん

自分の中にあるものを背伸びせずに書くように心がけている ハートウォームでユーモアがあり、読む者をいつもホッとした気持ちにさせてくれる山本幸久さんの小説。

2006.6.1  きらら熱烈インタビュー 第11回 石田衣良 さん

気持ちのいい友人のような小説をこれからも書いていきたい! 次号から「きらら」で新連載小説をスタートさせる石田衣良さん。旺盛な執筆活動のかたわら文学賞の選考委員や公の場での発言など、いまその動向がもっとも注目される小説家のひとりだ。

2006.3.1  きらら熱烈インタビュー 第8回 中村 航 さん

作家として自分の小説を出すときは、確信と愛情をもって送りだしている 中村航さんの新刊『100回泣くこと』が刊行されました。

2005.11.25  作家の読書道:第49回 島本理生

若い世代の、壊れそうなくらいの切ない思いを、確かな文章で綴る島本理生さん。まだ22歳ながら、今や人気作家の一人。中学生の時にすでに雑誌で文才を認められていた彼女は、やはり幼い頃から本好きの少女だったようです。ずっと作家になることを意識していた女の子の読書歴とは?

2004.12.31  作家の読書道:第38回 平安寿子さん

ごく普通の人々のごく普通の日常生活を、独特のユーモアとアイロニーを交えて、味わいたっぷりに描く平安寿子さん。人と口を聞かず本ばかり読んでいたという幼少の頃から、書くことを志して試行錯誤していた時代、そしてペンネームのもととなるほど影響を受けた女性作家、アン・タイラーの作品との出会いに至るまで、読書道と作家道を交えてたっぷり語っていただきました。

2004.7.31  作家の読書道:第33回 三浦 しをんさん

エッセイでは妄想を炸裂させて読み手を爆笑させ、一方小説では練りにねった巧みな文章世界に私たちをどっぷり浸らせてくれる三浦しをんさん。新刊『私が語りはじめた彼は』も、まだ20代の著者が記したとは思えないほど熟練の味を感じさせる小説。小さい頃から本が好きで、気に入った作品は何度も繰り返して読むという彼女が、これまで読んできたジャンル、心酔する作家とは…。

2003.12.31  作家の読書道:第27回 歌野 晶午さん

毎回、巧妙な仕掛けで読者をうならせる推理小説作家・歌野晶午さん。本年発表した『葉桜の季節に君を想うということ』では、警備員からパソコン教室の講師まで勤める"なんでもやってやろう屋"探偵、成瀬将虎が大活躍。その意外な結末に「ええっ!」とビックリした読者も多いはず。そんな歌野さんが、推理小説の醍醐味を知ったきっかけとは?読書の原点から作家デビューのエピソード、『葉桜~』の制作秘話(?)秘話も語ってくれました。

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