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ロクに関連する小説ニュースまとめ

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ロク ニュース検索結果

2021.6.25  【今週はこれを読め! ミステリー編】ユダヤ人古書店主の決死の犯罪捜査『狼たちの城』

この設定で話がつまらなくなるはずがないだろう。

2021.6.2  【今週はこれを読め! エンタメ編】残酷さと優しさが共存する短編集〜一穂ミチ『スモールワールズ』

読み終えて、人間って残酷で勝手だなと思った。だけど、その残酷さや勝手さは、優しさや思いやりみたいなものと共存し得るんだとも思った。

2021.3.2  探偵小説家の小栗虫太郎 作家像の見直しも 家庭小説を確認

昭和初期に活躍した探偵小説家で「黒死館殺人事件」などの作品で知られる小栗虫太郎が、昭和16年にほかの作品とは作風が全く異なる家庭小説を発表していたことが確認されました。

2021.1.6  【今週はこれを読め! エンタメ編】地球滅亡までの1ヶ月の物語〜凪良ゆう『滅びの前のシャングリラ』

"地球の滅亡まであと○○"という物語に外れはない。ぱっと思いつく限りでは、『ひとめあなたに...』(新井素子/創元SF文庫)も『終末のフール』(伊坂幸太郎/集英社文庫)もそうだ。そして、新たにこの系譜に連なるのが本書。

2021.1.5  【今週はこれを読め! SF編】多様な傾向を集めつつ、懐かしい印象すら受ける間口の広いアンソロジー

もっとも新しい十年紀のSF傑作選。思わず身がまえてしまうが、心配はご無用。収録されている作家の人種・経歴・セクシャリティは多様で、作品の傾向もバラエティに富んでいるものの、飛びぬけて先鋭的な表現・主題・論理はほとんどない。ある程度SFに馴染んでいる読者にとっては、むしろ懐かしい印象すら受けるくらいだ。

2020.12.29  【今週はこれを読め! ミステリー編】私立探偵スカダーの長い歩み『石を放つとき』

私立探偵小説のすべてがここに詰まっている。

2020.12.15  【今週はこれを読め! SF編】現実認識のテーマから、目くるめく神怪小説へ発展

第八回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作(前回紹介した竹田人造『人工知能で10億ゲットする完全犯罪マニュアル』と同時受賞)。

2020.10.13  【今週はこれを読め! SF編】物珍しさではなく、作品そのものの価値で語られるべき充実のアンソロジー

イスラエルSFのアンソロジー。原著はアメリカで2018年に刊行されたが、編者のふたりはイスラエル人だ。

2020.5.20  【今週はこれを読め! エンタメ編】農業にまつわる8つの物語〜瀧羽麻子『女神のサラダ』

私の父方の祖父母は現代においてはめっきり少なくなった専業農家だったのだが、本書を読んで自分が農業について全然わかっていないということがわかった。毎日食べるものを作ってもらっているというのに。まして生産者の方々の気持ちなど、なおさら理解できていなかった。

2020.3.27  2020年5月6日(水祝)「第三十回文学フリマ東京」開催中止のお知らせ

5月6日に開催を予定していた「第三十回文学フリマ東京」は、中止といたします。

2020.2.22  作家の読書道 第215回:相沢沙呼さん

『medium 霊媒探偵城塚翡翠』が2019年末発表のミステリランキングで3冠を達成、今年は同作が2020年本屋大賞ノミネート、第41回吉川英治文学新人賞候補となり、さらに『小説の神様』(講談社タイガ)が映画化されるなど、話題を集める相沢沙呼さん。そんな相沢さんが高校生の時に読んで「自分も作家になりたい」と思った作品とは? 小説以外で影響を受けたものは? ペンネームの由来に至るまで、読書とその周辺をたっぷりおうかがいしました。

2020.1.15  芥川賞に古川さん「背高泡立草」 直木賞に川越さん「熱源」

第162回芥川賞と直木賞の選考会が東京で開かれ、芥川賞は古川真人さんの「背高泡立草」、直木賞は川越宗一さんの「熱源」が、それぞれ選ばれました。

2020.1.8  【今週はこれを読め! エンタメ編】駅伝に興味のない人にもおすすめの額賀澪『タスキメシ 箱根』

今年の年始も箱根駅伝に釘付けでいらしたファンのみなさん、来年の大会まであと360日ほどどのようにお過ごしでしょうか? もちろん元日には実業団の大会であるニューイヤー駅伝もありますし、大学三大駅伝(←箱根を合わせて)である出雲・全日本なども始まるわけですが、それでも箱根は特別なんですよね。箱根駅伝は1年にたった2日間、残りの300と何十日間(箱根以外の大会やマラソンも観るとしても)を我々は駅伝なしの日々を送らなければならない。そんなファンたちを支えてくれるもののひとつが駅伝小説だと思うんです。

2019.11.14  【特集】『エリスの聖杯』刊行記念特別企画 常磐くじら先生×大森藤ノ先生スペシャル対談インタビュー

2019年11月15日頃に発売されるGAノベル刊『エリスの聖杯』の刊行を記念して、著者である常磐くじら先生と、本作の熱烈なファンであり、書籍化のきっかけとなったGA文庫刊『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の大森藤ノ先生をお招きしてのスペシャル対談インタビューをお届けする。『エリスの聖杯』が書籍化に至るまでの道のりと、大森藤ノ先生が激賞する物語やキャラクターについて、さらにはお二人の視点から見る「悪役令嬢やダークヒーローの魅力」など、幅広く語っていただいた。

2019.11.10  【今週はこれを読め! ミステリー編】『生者と死者に告ぐ』の執拗な語りに唸る!

あれあれ、ネレ・ノイハウスってこんなにおもしろかったけ。

2019.10.24  1年で最も面白かった小説を決める「山田風太郎賞」を犯罪巨編『欺す衆生』が受賞!

1年間で最も「面白い」と評価されたエンタテインメント小説を決める文学賞「山田風太郎賞」の選考会が、2019年10月18日(金)に開催された。月村了衛の長編小説『欺す衆生』が受賞作に決定し、「おめでとうございます! 本当に傑作だから読まれてほしい」「めちゃくちゃ面白い作品だから嬉しい」と話題を呼んでいる。

2019.10.1  【今週はこれを読め! SF編】有無を言わせぬ怒濤の展開! 正調ワイドスクリーン・バロック!

ブライアン・W・オールディスが激賞、この作品のために「ワイドスクリーン・バロック」なるサブジャンル呼称を提唱までした話題作がついに翻訳された。

2019.9.21  【今週はこれを読め! ミステリー編】何が起こるかわからない『11月に去りし者』

小説は思いがけないことが起こるからおもしろい。

2019.9.18  【今週はこれを読め! エンタメ編】兄弟姉妹と花言葉の短編集〜古内一絵『アネモネの姉妹 リコリスの兄弟』

本書の帯には「兄弟姉妹に一度でも仄暗い感情を抱いたことのあるあなたへ」とある。兄弟姉妹がいれば、「仄暗い」とまでいかないにしても一度たりとも衝突したことがないとは考えにくいし、逆にそうやって互いに成長していけるのが醍醐味ともいえる。ひとりっ子にはひとりっ子のよさがあるだろうし、世間でよく言われるように「きょうだいがいないとかわいそう」といったもの言いには意味がないと思うけれども、それでも兄弟姉妹がいなければ経験できない喜びあるいはつらさというものは確実に存在する。

2019.8.28  【今週はこれを読め! エンタメ編】50代女性が思い出す子供の頃のこと〜岸政彦『図書室』

違う分野から「どこまでできるか挑戦したくてやってみました」的な感じで進出してくる人より、"苦節○十年"と地道にやってきた人の方を応援したくなる傾向は、確実に自分の中に存在している。具体的に言うと、"霜降り明星がM-1でチャンピオンになったときには素直に祝福できたが、粗品さんがR-1でも優勝をさらったことに対しては若干複雑な気持ちがないでもない"という状態だ。「ピンでやってる芸人さんが評価されるともっとよかったかも...」という感じ。しかし、確かにR-1においても粗品さんはおもしろく、なんなら決勝進出者の他の2名もコンビ芸人の片割れだったのだ。

2019.8.20  【今週はこれを読め! SF編】自由意志をめぐる鋭角的な思考実験を、青春小説のスタイルで語りきる

粒ぞろいの短篇集。収録作六篇がどれも年間ベスト級の傑作である。事実、「なめらかな世界と、その敵」「ゼロ年代の臨界点」「美亜羽へ贈る拳銃」「ホーリーアイアンメイデン」の四篇は、創元SF文庫の年刊日本SF傑作選(大森望・日下三蔵編)に採られている。あとの二篇は、ポストサイバーパンクの異色作「シンギュラリティ・ソヴィエト」と、書き下ろしの「ひかりより速く、ゆるやかに」。

2019.7.27  作家の読書道 第208回:葉真中顕さん

日本ミステリー大賞を受賞したデビュー作『ロスト・ケア』でいきなり注目を浴び、今年は『凍てつく太陽』で大藪春彦賞と日本推理作家協会賞を受賞した葉真中顕さん。社会派と呼ばれる作品を中心に幅広く執筆、読書遍歴を聞けば、その作風がどのように形成されてきたかがよく分かります。デビュー前のブログ執筆や児童文学を発表した経緯のお話も。必読です。

2019.6.22  作家の読書道 第207回:最果タヒさん - 作家の読書道

作家の読書道 第207回:最果タヒさん

2019.6.7  「リアリティがすさまじい」 特別養子縁組を描いた辻村深月の小説『朝が来る』を監督・河瀨直美が映画化!

辻村深月の小説『朝が来る』の映画化が決定。監督は映画「あん」「光」などの河瀨直美が務めるとあって、「このタッグで何が生まれるのか目撃したい」「絶対に映画館で見よう」と歓喜の声が相次いでいる。

2019.6.6  【今週はこれを読め! エンタメ編】期待の倒叙ミステリー短篇集『偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理』

ああ、またひとり追いかけたいキャラクターが増えてしまった(とはいえ、シリーズ化されるかどうかもわからないんですが。いや、ぜひとも続編をお願いいたします、降田先生。刮目してお待ちしておりますので!)。サブタイトルにもあるように、本書は「神倉駅前交番」に勤務する警官「狩野雷太」がさまざまな謎を解いていく連作短編集。

2019.5.31  【今週はこれを読め! ミステリー編】エリスンの内面が浮かび上がる短篇集『愛なんてセックスの書き間違い』

人の心を覗き込むと、そこにはこういう景色が広がっているのだろうと感じさせられた。

2019.5.15  【今週はこれを読め! エンタメ編】時代を生き抜いた女たちの人生〜窪美澄『トリニティ』

"子どもや孫に囲まれて、畳の上で大往生"的な亡くなり方は理想とされやすい。裏を返すと、"看取ってくれる人もいないまま、孤独のうちに死ぬ"のは不幸とみなされるということだ。しかし、こういった固定観念のようなものにはずっと疑問を抱いてきた。私とてできるなら死ぬ間際に息子たちにひとめ会えたらうれしいし、そこに孫の姿もあれば申し分ないことだろう。しかし例えば、自分の心の求めるままに行動し思い残すことはないと感じられるまでの生き方ができたならば、その人の人生を不幸だったなどと誰が言えるだろうか?

2019.5.14  【今週はこれを読め! SF編】場所が特定できぬ孤峰、スパゲッティコードとしての世界

これは旅の物語であり、物語という旅である。地図はない。行ってみないと、その先がどうなっているかわからない。

2019.4.25  『漁港の肉子ちゃん』西加奈子

私がこの横丁カフェで本をご紹介させていただくのも、今回で最後になりました。大好きな本をたくさん並べて、どの本を選ぼうか迷っていたら、本から「私を選んでくれたらええんやでっ!」という主人公の強烈な声が聞こえたような気がしたので、最後の1冊はこれに決めました。『漁港の肉子ちゃん』西加奈子(幻冬舎)です。

2019.4.23  【今週はこれを読め! SF編】天皇機関vs.粘菌機関 特撮映画のような痛快活劇

カバー袖の登場人物一覧が絢爛豪華だ。南方熊楠、福来友吉、江戸川乱歩、西村真琴、佐藤春夫、宮澤賢治、石原莞爾、北一輝、......。

2019.4.2  老舗電子書籍サイト「パブー」、9月末で閉店 購入・ダウンロード済みの本はサービス終了後も利用可能

6月30日に新規作品の公開停止、9月30日に販売終了、11月30日にログイン機能停止(購入済み作品が入手不可に)と、段階を踏んで閉鎖します。

2019.4.1  旭屋書店、TSUTAYA子会社に

TSUTAYAは4月1日、旭屋書店(大阪市)と東京旭屋書店(東京都千代田区)の株式を取得し、子会社化したと発表した。TSUTAYAのデータベースマーケティングと旭屋書店の顧客基盤を掛け合わせ、「お客様にとって価値ある新しいライフスタイル提案型の書店づくりを加速させる」としている。

2019.3.26  【今週はこれを読め! SF編】それでもなお、ひとは自由意志を希求する

ピーター・ワッツの長篇『ブライントサイト』の衝撃は忘れがたい。知性にとって意識は必然的なものではない。この大前提に、まず痺れた。

2019.3.20  【今週はこれを読め! エンタメ編】心をざわつかせる短編集〜今村夏子『父と私の桜尾通り商店街』

第1話「白いセーター」を読んで、忘れられない記憶がよみがえってきた。

2019.3.5  【今週はこれを読め! SF編】ティプトリー風の表題作から中国伝奇アクションまで

ケン・リュウ三冊目の日本オリジナル短篇集で、二十篇を収録。さまざまな傾向の作品を書きわける安定したストーリーテリングの作家だが、内戦や難民、差別、格差など現代的な問題を(作品によって濃淡はあるものの)設定と深く結びつくかたちで織りこんでいるのが特色といえよう。

2019.1.25  インフィニット・デンドログラム:"なろう系"人気ラノベがテレビアニメ…

小説投稿サイト「小説家になろう」で人気の海道左近さんのライトノベル「<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-」がテレビアニメ化されることが25日、明らかになった。斉藤壮馬さんがオンラインゲーム「Infinite Dendrogram(ID)」を始めた主人公のレイ・スターリング(椋鳥玲二)を演じるほか、声優として大野柚布子さん、村瀬歩さんや小倉唯さん、日笠陽子さんらが出演する。

2019.1.22  https://ddnavi.com/news/514263/a/

銀河帝国という設定は、物語の背景としては繰り返し描かれてきたが、それを前面に押しだした作品はさほど多くない。そもそも星間にまたがり、往来どころか通信にもままならない広大なエリアを、統一的な政治機構で統治するのはおよそナンセンスに思われる。多くの銀河帝国ものがスケール感に乏しく、未来の物語どころか、現代・近代以前の歴史の焼き直しに陥るのもしかたがない。

2019.1.19  【今週はこれを読め! エンタメ編】"三人"の友情競作集『そしてぼくらは仲間になった』

実は『ズッコケ三人組』(那須正幹/ポプラ社)シリーズにはあまり親しんでこなかった世代である。いや、世代のせいにするのは違うかもしれない。シリーズ第1作『それいけズッコケ三人組』が刊行されたのは、1978年。自分は11〜12歳だったので、対象年齢の範囲内といえるだろう。とはいえ第1作が出た段階では(もちろんここまでの数の読者を獲得してはいなかっただろうし)、これほどの人気シリーズになるとは予想できなかったというのも事実ではないか。少なくとも私の周りの同学年の中では、かなりの本好きが新刊が出たことを知っていたか知らないか、という感じだった。自分自身を顧みれば、当時は『赤毛のアン』シリーズに夢中になっていた頃だったので、日本の児童文学にはいまひとつ目が向いていなかった。

2019.1.18  独占インタビュー「ラノベの素」 上川景先生『撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろ』

独占インタビュー「ラノベの素」。今回は2019年1月19日にファンタジア文庫より『撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろ』が発売となる上川景先生です。第31回ファンタジア大賞にて「大賞」を同作で受賞し、満を持してファンタジア文庫よりデビューされます。人間の存在も、功績も、成果も、結果も、痕跡も、干渉も、そのすべてを消し去る悪魔の弾丸を手にした少年兵と、繰り返す戦争に暗躍する亡霊(ゴースト)の物語を描いた本作。主人公と共に一発の弾丸で変遷する世界を追いかける作品の内容や見どころについてお聞きしました。

2018.11.28  【今週はこれを読め! エンタメ編】予想もつかない物語〜藤谷治『燃えよ、あんず』

どんな展開になっていくのか想像もつかない、という読書体験を久しぶりに味わった気がします。だいたいの小説は、読む前からどのような話なのかということは予想できるものではないでしょうか。『吾輩は猫である』→「猫が出てくるんだろうな」、『1973年のピンボール』→「1973年のピンボールの話なんだろうな」と、題名からでも見当がつくものもあります。

2018.11.13  【今週はこれを読め! SF編】ITによって変貌しゆくアクチャルな未来を描いた連作集

ITの発展、およびそれを取りまく文化によって、変わりゆく近未来を描く連作。作中で用いられるのは空想的な超テクノロジーではなく、いま現実にあるツールやメソッドであり、主題となるのも、いまの世界が直面している(あるいは、これから不可避に直面するであろう)アクチャルな問題だ。そして、もっとも注目すべきは、それに取り組む主人公たちの行動原理である。

2018.10.17  【今週はこれを読め! エンタメ編】「知りたい」気持ちを持ち続ける〜三浦しをん『愛なき世界』

自分がそれまで知らなかったことを知りたいと思う気持ちは、誰にでもあるのではないだろうか。このような気持ちが強い人ほど心豊かな人生を送れるような気がしてならない。だいたいにおいて人間は加齢とともに好奇心の方は減少していくものだが、「知りたい」という気持ちをいつまでも持っている人がどんな分野でもいきいきと仕事や研究を続けられるように思う。

2018.10.16  【今週はこれを読め! SF編】星間宇宙船という完全密室、被害者も容疑者も探偵役も自分たち

SFミステリ。航宙中の宇宙船は理想的な密室だ。外からは侵入できず、逃げてもいけない。まあSFだからと開き直り超常的あるいはガジェット的な要素を足して、その前提を覆すことも可能だが、それをやったらミステリの要件がガバガバになる。『六つの航跡』はそういう抜け道をせず、こと「密室」の成立に関してはじゅうぶんフェアだ。

2018.10.3  【今週はこれを読め! エンタメ編】日本語の外での3か月〜柴崎友香『公園へ行かないか?火曜日に』

日本語で考えて、日本語で話す。たぶん物心つく前から、特に意識することもなく行ってきたことだ。私が幼かった頃は海外旅行すら現在ほど一般的なものではなく、帰国子女の存在も少数だったし、英語を話すという行為自体をもっと特別なこととして受けとめる人も多かったと思う。しかしいまや日本人でも、日本語で考えて日本語で話すのと同じレベルで、英語で考えて英語で話すことができるという人も少なくない。夫の仕事の関係で9.11の直前くらいまで3年間カリフォルニアに住んでいたことがあったが、どんなにがんばっても私の英語は"英語で話しかけられる→それを日本語に置き換えて理解する→相手への返事を日本語で組み立てる→それを英語に置き換えて話す"というプロセスを省略することはできなかった。

2018.10.1  『やりすぎた魔神殲滅者の七大罪遊戯(ニューゲーム)』上栖綴人先生 インタビュー

『新妹魔王』の上栖綴人×アニメスタジオGoHandsが贈る『やりすぎた魔神殲滅者の七大罪遊戯(ニューゲーム)』とは!?

2018.8.3  『うわさのズッコケ株式会社』で児童文学の掟を破る!? 「ズッコケ」と歩んだ40年。那須正幹さんインタビュー

1978年に『それいけズッコケ三人組』が出版されて、今年でシリーズ40周年。わんぱくだけど短気でおっちょこちょいのハチベエ、博識で努力家だけどなぜかテストの点は悪いハカセ、動きはのろくぽっちゃりしてるけど誰よりも優しいモーちゃん。世代を超えて子供たちが夢中になってきた、みんなの"友達"だった三人組。著者の那須正幹さんに、40周年をふりかえってみてどう感じているのか、お話をうかがった。

2018.7.13  【今週はこれを読め! ミステリー編】虚実入り混じる執筆牢獄小説『さらば、シェヘラザード』

これはミステリーというか、へんてこりんな小説である。

2018.7.11  【今週はこれを読め! エンタメ編】惹かれあう女子二人の書簡小説〜三浦しをん『ののはな通信』

生涯ただ一度しか経験できないような、その人のことを思うと何も手につかなくなるほどの恋。

2018.6.20  【今週はこれを読め! エンタメ編】胸を打つ映画会社の同期会〜古内一絵『キネマトグラフィカ』

2018年現在、映画館で映画を上映する際のしくみがどうなっているのか正確には理解していないが(いや、昔もできていなかったが)、映写機が使われることがほとんどなくなったことは知っている。また、映画館の多くがシネマコンプレックス形式になっていること、名画座の数がどんどん減っていること等々、映画を取り巻く状況は昭和の時代からするとだいぶ変わった。

2018.5.8  【今週はこれを読め! SF編】ボーイ・ミーツ・ガール物語のサイバーパンク的展開

冒頭の場面が印象的だ。ロンドンの川沿い、朽ちゆく街区の十四階建てのビルの屋上に腰かけている少年ハンター・ナッシュ。数ブロック先、さびれたスカイライン越しに、金持ちが住む高級マンション群がそびえている。ハンターのうちに滾っているのは、無軌道な衝動だ。なにかをしたい、しかし、なにをしていいかわからない。行き場のない気持ちは、ビルとビルのあいだを跳び越えるスリルへと向かう。たった五メートル、思い切ってジャンプするだけだ。

2018.5.2  【今週はこれを読め! エンタメ編】ごたつく日常と元同級生の日記〜安壇美緒『天龍院亜希子の日記』

文学賞といえば、なんといっても注目が集まるのは芥川賞・直木賞ではあるが、ここ何年かの小説すばる新人賞の充実度はそれら文学界のツートップを上回ってたりしないかとひそかに思っている。直近の受賞作が本書、『天龍院亜希子の日記』だ。

2018.4.18  七星のスバル:テレビアニメが7月スタート ラルケ制作

ガガガ文庫(小学館)の田尾典丈さんのライトノベルが原作のテレビアニメ「七星のスバル」が、7月からTBSほかで放送されることが18日、明らかになった。「マジでオタクなイングリッシュ!りぼんちゃん~英語で戦う魔法少女~」などの仁昌寺義人さんが監督を務め、「暗殺教室」「がっこうぐらし!」などのLerche(ラルケ)が制作する。

2018.4.17  【今週はこれを読め! SF編】消えてしまう過去、儚い現在、記憶のなかの世界

『プラネタリウムの外側』は連作集。有機素子コンピュータで会話プログラム(チューリングテストをクリアするレベル)を開発する南雲助教と、彼の研究室に関わるひとたちの物語だ。ITと現実感覚を結びつけたSFは数あるが、この作品はガジェット/アイデアばかりを前景化するのではなく、わたしたちが暮らしている日常、人間関係のなかで出逢う感情や感覚の地平で語られている。そこがとても新鮮だ。

2018.4.11  「不登校する勇気はなかった」辻村深月が本屋大賞受賞作に込めた思い

辻村深月さん、若くしてエンタメ小説界の旗手になった小説家である。1980年生まれの38歳。2004年にメフィスト賞を受賞した『冷たい校舎の時は止まる』で鮮烈なデビューを飾り、32歳のとき『鍵のない夢を見る』で直木賞を受賞する。

2018.3.27  【今週はこれを読め! SF編】ゲームとしての世界、プレイヤーとしての人生

ビデオゲームを題材としたSFのアンソロジー。2015年に刊行された原著Press Start to Playから十二篇を選んでの翻訳だ。全訳にならなかったのは、元が大部(二十六篇収録)なのでそのままでは売りにくいとか、作品の粒を揃えるためとか、版権の問題とかいろいろあるらしいが、これくらいのほうが(邦訳版は文庫判で三百六十ページほど)、気楽に読めていい。

2018.2.6  【今週はこれを読め! SF編】月面都市に渦巻く陰謀、大仕掛けの破壊工作、息詰まるサバイバル

『火星の人』で一躍注目を集めたアンディ・ウィアーの第二作。こんどは月が舞台だ。

2017.12.28  【書評】『ドレス』藤野可織 - 横丁カフェ

好き嫌いが非常に分かれる作家なので腰が引けるところがこれまではあったのですが、これほどの作品集を読んでしまったからには口を噤んではいられません。全日本の本読む人らよ、藤野可織を読みましょう。最新短編集『ドレス』(河出書房新社)を筆頭にいずれの本も傑作揃い。

2017.12.19  【今週はこれを読め! SF編】増殖し書き換えられる世界。存在は消えても記憶は残る。

第五回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作。この欄で前回とりあげた津久井五月『コルヌトピア』と同時受賞だが、選考委員の選評を読むかぎりでは『構造素子』のほうがじゃっかん高く評価されているようだ。選考委員四人のうち東浩紀、小川一水、神林長平の三氏は小説家----それもロジックを積みあげるような作品を得意とする----であり、この作品の内容や構成により踏みこめたのだろう。

2017.12.13  【今週はこれを読め! エンタメ編】大切なことを本気で教えてくれる奥田亜希子『リバース&リバース』

出版業界が斜陽と言われて久しい。スマホやゲームなど他に娯楽のツールが多々存在する現状を鑑みれば、ある程度しかたないことだとは思う。

2017.12.12  【重要】hon.jpサイト閉鎖について

【お知らせ】いつも電子書籍検索サイト「hon.jp」をご利用いただきましてまことにありがとうございます。

2017.11.28  【今週はこれを読め! SF編】なぜ、いくら待っても、ぶぶ漬けは出こないのか?

松崎有理さんは、作家になる以前、医学系研究所に勤務をしていた。第一回創元SF短編賞を受賞したデビュー作「あがり」にもその経験が反映されていたが、本書『架空論文投稿計画』からはいささか戯画的とはいえ、かなり生々しい研究者の嘆きや苛立ちが伝わってくる。サスペンス仕立ての研究職エレジーだ。

2017.11.27  『このライトノベルがすごい!2018』はアンケート回答数過去最多!? 書き下ろし短編や特製ポスターなど豪華特典付き

いまが旬のライトノベルを紹介するライトノベル総合情報誌『このライトノベルがすごい!2018』(『このライトノベルがすごい!』編集部/宝島社)が11月25日に発売された。

2017.11.16  「メインと関係ない部分が意外なヒット」小説家、澤田瞳子さんが公開授業・講演会

帝塚山大文学部に来春、「創作文芸・出版プログラム」が開設されるのを記念し、「若冲(じゃくちゅう)」などの作品で知られる小説家、澤田瞳子(とうこ)さんが「歴史を書く、歴史を探す」をテーマに公開授業・講演会を開いた。

2017.11.1  【今週はこれを読め! エンタメ編】いっぷう変わったお仕事小説〜青山七恵『踊る星座』

例えば女優という肩書きだけでもすごいのにモナコの国王に見初められて王妃にまでなったグレース・ケリーレベルまでいかずとも、一般人の人生も十分さまざまな事件にあふれている。

2017.10.31  今週はこれを読め! SF編】精神を共有する「ネクサス」が拓くのは、理想郷か地獄か

テレパシーによって心がつながりお互いの感覚まで共有される----これまでのSFで何度も描かれてきたアイデアだ。

2017.10.11  【今週はこれを読め! エンタメ編】めざせ一発逆転!?〜両角長彦『メメント1993 34歳無職父さんの東大受験日記』

亡くなった私の父は、納得がいかないことに対し妥協して頭を下げたりすることができない性格で、そのためしょっちゅう仕事を変わってくる人間だった。一方で弟と私に対しては甘く、「ふたりはおとうさんの宝物だから」といった言葉を照れもせずに言える父親だった。父親としては満点に近いが、夫としては15点くらいだったのではないかと思う。

2017.9.21  ビートたけし純愛小説「アナログ」 初めて自分で書いた

お笑い界と映画界の巨匠が文学界に参入する。ビートたけしさん(70)が「こんな恋がしたい」という純愛を描いた小説「アナログ」を書き下ろした。著書は多数あるが「(詩集以外では)ゴーストライターではなく初めて自分で書いた」と告白。19日、東京都内で思いを語った。

2017.9.12  【今週はこれを読め! SF編】アクチャルな未来の質感、テクノロジーと人間の新しい共生

多くのSFが描いてきたシンギュラリティは、AIが人間と同等の知性・意識を獲得し、さらにそれを凌駕してしまう臨界点だった。

2017.9.4  ブクログ:第5回大賞発表

書評専門インターネットサイト「ブクログ」(http://booklog.jp/)が、ネットで一般読者の投票により決める、第5回ブクログ大賞の受賞作が発表された。

2017.8.22  【今週はこれを読め! SF編】人類補完機構よりも古くから伝わる信仰、そして愛としあわせの物語

コードウェイナー・スミスのSF短篇をすべてまとめる《人類補完機構全短篇》も、この巻でぶじ完結。先行する二巻、『スキャナーに生きがいはない』と『アルファ・ラルファ大通り』は本欄でも紹介をしている。

2017.8.21  「天才・長身・イケメン」化学探偵が、文系読者も堪能できる謎解きを披露! 化学ミステリ『化学探偵Mr.キュリー』の読後感が爽やかすぎる!

学校で、個性的でおもしろい人たちと、刺激的な時間を過ごす。時間はあっという間に過ぎて、楽しかった思い出が心地よく胸に残る――。

2017.8.15  【今週はこれを読め! SF編】十年目を迎え、ますます好調な年刊傑作選。

創元SF文庫の《年刊日本SF傑作選》の十冊目。プロパーSFから文芸誌に掲載された奇想小説、ときに同人誌やネットで発表された秀作をピックアップする視野の広さが嬉しい。

2017.8.2  【今週はこれを読め! エンタメ編】谷崎潤一郎を囲む女たちの危ういバランス〜桐野夏生『デンジャラス』

"芸術家は放蕩三昧なくらいの方が作品に味わいが出てよい"的な考え方は根強くあると思うが、いまひとつ共感できない。

2017.7.11  【今週はこれを読め! SF編】J・P・ホーガンを超える壮大なSFミステリにしてO・ヘンリーの情緒

日本の宇宙科学研究開発機構の無人宇宙探査機〈ノリス2〉が、小惑星パンドラから持ち帰ったのは、四万年から五万年前と推測されるホモサピエンスの化石人骨だった!

2017.7.5  【今週はこれを読め! エンタメ編】断裁工場で働く主人公の朗読の日々『6時27分発の電車に乗って、僕は本を読む』

売れ残って在庫として置いておく場所もなくなった本には、「断裁」という末路が待っている。この事実を知ったとき、血の気が引きそうな心持ちがしたことは忘れられない。一時期(今も?)、電子書籍として読めるように本をいったんバラバラに分解してデータとして読み込む「自炊」が流行ったと思うが、それでさえとてつもなく抵抗があったのに。

2017.6.27  【今週はこれを読め! SF編】ご先祖さまとの情事、過去へ未来へいそいそする艶笑譚

シルヴァーバーグはおびただしい著作のある作家だが、本書『時間線をのぼろう』は代表作のひとつといってよかろう。

2017.6.27  日本の伝統的な出版技術とデジタル技術の融合へ――講談社・小学館・KADOKAWAなど出版大手やSFCが参画し、未来の出版を研究するラボを発足

株式会社出版デジタル機構は27日、應義塾大学SFC研究所、株式会社KADOKAWA、株式会社講談社、株式会社集英社、株式会社小学館と共同で、未来の出版に関する研究を行う「Advanced Publishing Laboratory(APL)」を発足すると発表した。活動期間は2年間の予定。

2017.5.24  【今週はこれを読め! エンタメ編】心のぶつかり合いに圧倒される〜柚木麻子『BUTTER』

男の方が数が多いからなのか、女の犯罪者に対して世間の注目度はがぜん高くなる気がする。

2017.5.23  本の記事 : 小説も料理も適量って難しい 柚木麻子「BUTTER」 - 中村真理子

作家、柚木麻子さんの新刊『BUTTER(バター)』(新潮社)は、首都圏連続不審死事件をモチーフにした長編小説だ。法廷やブログで被告が見せた欲望を抑えない生き方は、世の女性たちを戸惑わせた。「被害者の家族や周りの女性が気になって書き始めた」という。

2017.5.12  "シンギュラリティ"への丁寧な、そして終着点までのガイドブック 『エクサスケールの少女』【書評】

Precisely because we cannot resolve issues of consciousness entirely through objective measurement and analysis (science), a critical role exists for philosophy. (客観的な測定・分析――即ち科学――のみでは意識の問題を解明できないからこそ、決定的な役割が哲学に求められる)

2017.5.6  無職のおっさんがチート性能で転生! 40代の夢と悲哀が詰まった『アラフォー賢者の異世界生活日記』

異世界に転生した主人公の活躍を描く「異世界転生モノ」が、小説投稿サイト「小説家になろう」を中心に、ライトノベルやアニメなどで人気を集めている。『アラフォー賢者の異世界生活日記』(寿 安清:著、ジョンディー:イラスト/KADOKAWA)もまた「~なろう」で発表され、2016年に第1巻が書籍化された作品だ。

2017.4.21  海辺のラブホテルに辿り着いたシングルマザーと訳ありの老オーナー。生命の「罪と罰」を描き出す衝撃作

生きることは血を流し、血を流させることである。それが頭では分かっていても、男性は実感することはできない。それゆえ、女性作家が「命」についての物語を紡ぐときこそ、読者の心を抉る生々しさを閉じ込めることができるのではないだろうか。

2017.4.19  作家の読書道 第182回:塩田武士さん

グリコ・森永事件に材をとった『罪の声』で話題をさらった塩田武士さん。神戸新聞の記者から作家に転身した経歴の持ち主と思ったら、実は学生時代からすでに作家を志望していたのだそう。大阪でお笑い文化に多大な影響を受けながら、どんな小説に魅せられてきたのか。影響を受けた他ジャンルの作品にもたっぷり言及してくださっています。

2017.4.4  「絶対無敵ライジンオー」矢立文庫で新作小説連載 シリーズ構成・脚本の園田英樹が執筆

サンライズの運営するウェブサイト「矢立文庫」にて、1991年から1992年にかけて放送された『絶対無敵ライジンオー』の新作小説が連載されることが決定した。同作のシリーズ構成・脚本を手掛けた園田英樹が執筆を担当し、4月18日より連載がスタートする。

2017.4.3  『君の膵臓をたべたい』の住野よるが憧れる小説家・紗倉まなの"冷たい目線"とは? 【住野よる×紗倉まな対談/前編】

2015年、『君の膵臓をたべたい』で彗星のごとくデビューした小説家・住野よるさん。

2017.3.29  ディランさんにメダル授与へ=ノーベル文学賞の選考団体-スウェーデン

【ロンドン時事】ノーベル文学賞の選考に当たるスウェーデン・アカデミーは29日、昨年の受賞者である米シンガー・ソングライター、ボブ・ディランさんに対し、今週末にストックホルムで開く会合で賞状とメダルを授与すると明らかにした。

2017.3.21  【今週はこれを読め! SF編】天使が見える神経学者、偏執狂の諜報プロ、神聖なるドラッグの探索

子どものころは素朴に、科学思考が信仰や神秘体験を駆逐すると思っていた。合理と実証をつきつめれば神や霊は否定しうる、と。もちろん、実際はそんな単純ではない。科学思考と信仰はじゅうぶんに両立する。

2017.3.21  著者インタビュー 小川洋子 『不時着する流星たち』

作家にとって、どうでもいい人は世の中に一人もいない

2017.3.18  紗倉まな新作長編小説『凹凸(おうとつ)』刊行記念! 特設サイトが公開!!

女性から圧倒的な支持を集めたデビュー小説『最低。』の刊行から1年。紗倉まなの新作長編小説がいよいよ3月18日に発売される。

2017.2.17  「幽」文学賞大賞『やみ窓』篠たまきインタビュー 窓の向こうの異形は化け物? それとも……。

第十回「幽」文学賞の受賞作「やみ窓」が、続篇を加えた連作短篇集として上梓された。窓で繋がる異界と、どこまでも厳しい現実。ふたつの世界に生きる普通の女の物語の背景を、著者・篠たまきさんに聞いた。

2017.1.30  『コンピュータが小説を書く日』 佐藤理史著

AIが問う人の倫理観

2017.1.13  マチネの終わりに:文学と音楽の夢の共演 コンサート開催

平野啓一郎さんの小説「マチネの終わりに」にちなんだコンサートが7日、東京都渋谷区の白寿ホールで行われ、約300人の観客が小説の文学と音楽の"夢の共演"に聴き入った。

2017.1.11  DeNA、バンナムカタログIPの二次創作マンガ・小説を公募--受賞作は謎ときゲーム化

ディー・エヌ・エーは1月11日、同社が運営するマンガアプリ「マンガボックス」と小説投稿サイト「エブリスタ」において、バンダイナムコエンターテインメントが展開するカタログIPを利用した二次創作マンガおよび小説の募集を開始する。

2017.1.6  経済小説家はどうやって当事者を取材しているのか?

私は今般『国家とハイエナ』という書き下ろしの国際金融小説を上梓した。

2016.12.8  「朽ち果てるまで」その真意を知ったとき、鳥肌が止まらなくなる……!「恐怖」と「究極の恋愛」が融合した新しいホラー小説が登場

第23回日本ホラー小説大賞「優秀賞」を受賞した『きみといたい、朽ち果てるまで 絶望の街イタギリ』(坊木椎哉/KADOKAWA)は、どこかつかみきれない「恐怖」と、少年と少女の「究極の恋愛」を見事に融合させた「今までにない」ホラー小説だった。

2016.12.5  BOOK☆WALKER 2016年間ランキング

BOOK☆WALKERで販売中の300,000点を超える作品の中から、もっとも読まれているタイトルTOP100を発表!みなさんの愛読書は何位にあるでしょうか? 同時に各カテゴリー別のランキングも20位まで発表します!

2016.12.1  2016年 年間本ランキング、『小説 君の名は。』ミリオン突破!話題の『天才』『ハリー・ポッター』最新刊もBOOK総合上位を席巻

2016年の年間本ランキングを発表!現在、邦画歴代3位の興行収入を記録しているメガヒット映画の小説版『小説 君の名は。』が、119万部を超える売上部数で文庫部門1位。BOOK総合1位は、石原慎太郎が希代の政治家・田中角栄を綴った『天才』が獲得。さらに『ハリー・ポッター』シリーズ最新刊、芥川賞作品『コンビニ人間』など話題作が上位をにぎわせている。ジャンル別の年間本ランキングは、それぞれの分野の2016年世相が色濃く反映される結果になった。

2016.11.22  SUNDAY LIBRARY:著者インタビュー 恩田陸 『蜜蜂と遠雷』

勝ち抜くのはたった一人 残酷で華やかなコンクール

2016.11.10  小説家がiPhoneでメモだと夢がない(森見登美彦)

デビュー以来使い続けているポケットサイズのモレスキン

2016.11.8  【今週はこれを読め! SF編】日本統治下のアメリカ、不確かなアイデンティティ

第二次世界大戦で枢軸国側が勝利し、アメリカは日本とドイツに分割統治されている。

2016.11.2  【今週はこれを読め! エンタメ編】面白くて心にしみる短篇集〜津村記久子『浮遊霊ブラジル』

津村記久子という作家のおもしろみを言葉で説明するのは難しい。

2016.10.19  【今週はこれを読め! エンタメ編】古都に暮らす三姉妹の日々〜綿矢りさ『手のひらの京』

京都府出身の(「京都市出身」というのは抵抗がおありであるらしい)国際日本文化研究センター教授・井上章一氏の『京都ぎらい』が話題になったのは1年ほど前のことだっただろうか。

2016.10.16  借金で首が回らなくなった男に課せられた仕事とは…? 怖いバナーで話題となった漫画『うなぎ鬼』の原作小説

ネットサーフィンをしていると、どうにも不愉快な広告を目にすることって、ありませんか? ポインタが端を掠めただけで全画面展開される画像や、予告なく響き渡る音声など、物理攻撃を仕掛けてくるバナーは少なくありません。

2016.10.10  「これはプラモ化待ったなし!」 本格ロボットファンタジー『ナイツ&マジック』アニメ化決定でファンのテンション急上昇!

小説投稿サイト「小説家になろう」から、またもや新たな作品のアニメ化が決定した。アニメ化されるのは、天酒之瓢によるロボットファンタジー小説『ナイツ&マジック』。この知らせにファンは「やったな! ナイツマジックだぜナイツマジック!」「絶対アニメ化すると思ったよマジ高まるわー!!!」と大興奮だ。

2016.10.7  シリーズ累計300万部突破の最強譚『オーバーロード』シリーズ最新刊発売! Blu-ray付き特装版、購入特典も!

アニメ放送の総集編となる、劇場版総集編の制作が進行中と発表され注目を集める小説『オーバーロード』。2016年9月30日(金)には、シリーズ累計300万部突破の最強譚『オーバーロード11 山小人の工匠』が発売された。

2016.10.4  【今週はこれを読め! SF編】鮮烈なイメージ喚起力と先鋭的なテーマの十篇

十篇収録の短篇集。煌めくような幻想あり、ハードな設定のSFあり、深遠なスペキュレーションあり、バラエティに富んでいる。ただし、上田早夕里はそれらさまざまな傾向を、ただ器用に書きわけているのではない。あらわれる表情は作品ごとに違っていても根底には独自の感覚、独自のテーマが流れている。

2016.9.23  [ナイツ&マジック]"なろう系"ラノベがテレビアニメ化

小説投稿サイト「小説家になろう」から生まれたライトノベル「ナイツ&マジック」がテレビアニメ化されることが分かった。アニメの詳細は今後、発表される。

2016.9.21  作家の読書道 第176回:阿部智里さん

早稲田大学在学中の2012年、『烏に単は似合わない』で史上最年少の松本清張賞受賞者となり作家デビューを果たした阿部智里さん。その後、同作を第1巻にした和風ファンタジー、八咫烏の世界を描いた作品群は一大ヒットシリーズに。なんといっても、デビューした時点でここまで壮大な世界観を構築していたことに圧倒されます。そんな阿部さんはこれまでにいったいどんな本を読み、いつ作家になろうと思ったのでしょう?

2016.9.15  社説:ふるさとと文学 石川達三を知る好機に

第1回芥川賞の受賞者で横手市生まれの石川達三(1905~85年)について理解を深めてもらおうと、日本ペンクラブ(浅田次郎会長)は10月29日に秋田市で「ふるさとと文学2016『石川達三の秋田』」を開催する。

2016.9.1  はっとしてキュン!『ビーズログ文庫』が「恋愛小説コンテスト」を開催!

今年で創刊10周年を迎える『ビーズログ文庫』が、KADOKAWAとはてなが運営するWeb小説サイト『カクヨム』にて、読者を「はっとしてキュンとさせる」恋愛小説を対象としたコンテストを開催する。

2016.8.25  大学生に片想いする小学生の女の子。だけど、相手は自分のことを「男の子」だと思っていて……。

第4回ネット小説大賞受賞作の『静かの海 あいいろの夏、うそつきの秋』(筏田かつら/宝島社)は、子どもの頃のまっすぐな「好き」を思い出させてくれる、小学生の女の子と大学生の、切ない片想いの物語だ。

2016.8.15  71年目の戦争:模索する表現者 文学/上 日常の中に時代のきな臭さ

戦後70年の節目が過ぎた後も、戦争をテーマに創作活動をする人たちがいる。戦争体験者は減り、取材したり着想を得たりするのが難しくなる中、なぜ戦争にこだわるのか。どんな苦労ややりがいがあるのか。各分野で模索する表現者たちを追う。

2016.8.10  ネット発、3億PVを記録したモンスター作品がコミカライズ! プログラマー目線で描かれる、一風変わった異世界転生モノがおもしろすぎる件

ここ数年、「なろう系」と呼ばれるジャンルの小説が次々とヒットしている。「なろう系」とは、「小説家になろう」に代表されるような無料小説投稿サイトにて注目を集め、書籍化され市場に流通された作品のこと。

2016.8.4  清少納言はなぜ『枕草子』を書いたのか? 『天地明察』の冲方丁が描く最新歴史小説が遂に文庫化!! 発売たちまち重版!

学生の頃、清少納言の『枕草子』は随筆、つまり「エッセイ」だと教わった。「春はあけぼの」から始まる一文は、多くの人が覚えている有名な文章だと思う。私が初めて『枕草子』に触れた時の感想は、「お貴族様は忙しい現代人とは違うよね」というもの。

2016.8.3  <ソードアート・オンライン>人気ラノベがハリウッドで実写ドラマ化

シリーズ累計発行部数が1900万部以上を誇る人気ライトノベル「ソードアート・オンライン」(電撃文庫)が米ハリウッドで実写ドラマ化されることが3日、明らかになった。同作の実写化は初めて。

2016.8.2  【今週はこれを読め! SF編】史実に材をとったご当地SFにして、全時空規模の超絶アイデア

第一回ハヤカワSFコンテストで大賞を受賞したデビュー作『みずは無間』、それにつづく『地球が寂しいその理由』と宇宙を舞台にスケールの大きな作品を送りだしてきた六冬和生だが、第三作にあたる本書は一転して信州松本が舞台のご当地小説だ。

2016.7.28  横山秀夫さん「64」ダガー賞最終候補に 日本人作品初

英国推理作家協会(CWA)は28日、同国で出版された優れた推理小説に贈られる同協会賞の翻訳部門(インターナショナル・ダガー賞)の今年の最終候補5作品を発表した。

2016.7.26  小説を投稿してAI分析できるサイト「ツギクル」ベータ版がオープン

ツギクル株式会社は26日、小説を投稿できるウェブサイト「ツギクル」のベータ版サイトをオープンし、作品の登録受付を開始した。正式オープンは今秋ごろの予定で、投稿や閲覧など、すべての機能が無料で利用できる。

2016.7.11  永六輔さん死去 放送界の草分け、マルチに活躍

放送作家の草分け的存在でタレント・作家の永六輔(えい・ろくすけ、本名永孝雄〈えい・たかお〉)さんが死去したことが11日、分かった。83歳だった。

2016.7.6  芥川賞作家・羽田圭介の新作書き下ろし小説が"絶対もらえる"!? サントリー「オールフリー」キャンペーン開催

2016年6月28日(火)から全国でスタートした「オールフリーと楽しむ、この夏イチオシ物語」キャンペーン。同キャンペーンは、「いつでも、どこでも、自由に楽しめる」という「オールフリー」の魅力を多くの人に感じてほしいという思いから、対象商品を2本購入するだけで気軽に応募ができ、"絶対もらえる"内容となっている。

2016.7.5  TVアニメ『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』原作者×監督×プロデューサー放送直前インタビュー【前編】

2016年7月8日より順次放映開始予定のTVアニメ『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』の魅力や見どころを中心に、ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメントプロデューサーの中山信宏氏、監督の市村徹夫氏、そして原作者である宇野朴人氏にお話を伺った。全2回にてお届けする。

2016.7.5  【今週はこれを読め! SF編】アンドロイドはジャムセッションで人間と勝負できるか?

中核となるテーマはAIによる人間性の再現。その題名が示すように、ジャズが題材としてさまざまに扱われている。これがきわめて重要。物語の味つけにとどまらず、この作品の本質につながっている。

2016.6.28  【今週はこれを読め! SF編】幸福のための不完全性、本物の感情を奏でるいにしえの物語

全三冊となる人類補完機構全短篇の第二巻。最終巻『三惑星の探求』には《補完機構》の枝篇(いちおう同じ歴史線だが別個のシリーズ)《キャッシャー・オニール》と《補完機構》以外の短篇が入るので、ふつうの意味での《補完機構》はこの『アルファ・ラルファ大通り』で大詰めを迎える。

2016.6.23  これが5,788作品の頂点!Web小説コンテストの大賞作品がついに発表!

今年2月末の応募受付から約4ヶ月、第1回Web小説コンテストの大賞作品が遂に発表された。

2016.6.22  「最近の若い者は」などという常套句を寄せ付けない。頼もしいぞ、高校生! 第3回高校生直木賞レポート

高校生直木賞は過去1年の直木賞候補作の中から、高校生が自分たちにとっての1冊を決める試みで、一昨年から始まり、今年で3回目の開催です。

2016.6.21  【今週はこれを読め! SF編】赤いリボンをつけ、買いもの籠を手に、不思議な世界をどこまでも

人間がいなくなった世界で、残された人造物が変わらぬ日常を営みつづけている。

2016.6.7  News Up 「新刊寄贈を」 呼びかけに"待った"

買いますか?それとも借りますか?読みたい新刊が出た際に、書店に行くか図書館に行くか、迷う人も多いのではないでしょうか。人気の本は、図書館で借りようとしても順番待ちになることも少なくありません。そんななか、ある図書館が利用者からのリクエストが多い新刊の寄贈を募ったところ、作家から待ったの声がかかりました。

2016.5.27  谷川俊太郎作「なめる」がちょっとエロくて秀逸

冒頭、編著者である詩人の小池昌代は、「恋のさまざま――はしがきにかえて」に書いている。

2016.5.25  bestseller's interview 第79回 三崎 亜記さん

出版界の最重要人物にフォーカスする『ベストセラーズインタビュー』!

2016.5.23  第3回「暮らしの小説大賞」受賞作決定! 大賞は神奈川県の限界集落に住む女性の作品

"暮らし"と"小説"をつなぐ存在になるべく、選考委員に暮らしのスペシャリストを迎え、2013年6月からスタートした新しい文学賞「暮らしの小説大賞」。

2016.5.13  『ゴシップガール』好きにオススメ! LAのクラブが舞台!不安定な友情を描く、ハリウッド×青春×ミステリー小説

16ケ国語に翻訳され、世界同時発売。作者は「ニューヨーク・タイムズ」ベストセラー作家のひとりで、ヤングアダルト向け小説のヒット作多数。物語の舞台はLA・ハリウッドのナイトクラブ、主人公はライバル同士のティーンエイジャーで、若手有名女優の失踪を巡るミステリー。

2016.5.10  アニメ『ネトゲの嫁』はどんな人が作っていると思った? 第2回は南條愛乃さん&日高里菜さん&聴猫芝居先生が語る!

4月7日よりTOKYO MX他各局で好評放送&配信中のTVアニメ『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』。前回の柳監督&福良Pとの座談会に続いて、原作者&声優陣による座談会の第2回をお届けします。

2016.5.9  太宰治賞:夜釣十六さんの小説「楽園」に

第32回太宰治賞(筑摩書房、東京都三鷹市共催)は9日、埼玉県在住の夜釣十六(よづり・じゅうろく)さん(28)の小説「楽園」に決まった。

2016.4.28  祝・本屋大賞受賞!『羊と鋼の森』の宮下奈都さんインタビュー。「3人の子育てと執筆活動はどちらも楽しくて大切で、なくてはならないものです」

――『羊と鋼の森』の2016年本屋大賞受賞おめでとうございます。今のお気持ちはいかがですか。

2016.4.23  大切な人を抱きしめたくなる4つの恋物語―いま最も注目を集めるクリエイター・深町なかの描く世界を完全小説化!

Twitterフォロワー数51万人の大人気イラストレーター・深町なかの世界を小説化した作品の第2弾『さんぽみち ほのぼのログ another story』が2016年4月23日(土)に発売される。さらに発売を記念してPVも公開された。

2016.4.19  【今週はこれを読め! SF編】さもしい世界を掃除してやろう! きょうからぼくもプーカ人!

ラファティ! 大好き! ラファティみたいな作家はラファティしかおらず、ラファティにかぶれたファンは「ラファティ凄い、ワン・アンド・オンリー!」「孤高の天才!」「始原にして至高の語り手!」と踊りまわる。ちょっと落ちつこうか、オレ。

2016.4.7  京都府立図書館にカーリルの高速横断検索サービスが初導入

京セラ丸善システムインテグレーション株式会社と株式会社カーリルは7日、京セラ丸善の公共図書館システム「ELCIELO」と高速横断検索サービス「カーリル Unitrad API」を連携したシステム共通基盤を京都府立図書館に導入したことを発表した。

2016.4.6  こんな宮部みゆき読んだことない!10年前の深夜番組『最後の晩餐』が執筆のきっかけに!

脱力系ファンタジー「ここはボツコニアン」シリーズ文庫版刊行スタート!!

2016.4.5  【今週はこれを読め! SF編】それぞれの時代の色合いと情感、スミスの不思議な未来史

コードウェイナー・スミスの全短篇をまとめる企画の第一巻。続巻として『アルファ・ラルファ大通り』と『三惑星の探求』が予定されている。〈人類補完機構全短篇〉とうたわれているが、このシリーズ以外の作品も『三惑星の探求』に併録されるそうだ。

2016.3.24  佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生ら豪華キャスト集結! 朝井リョウ『何者』実写映画化に期待の声

平成生まれの直木賞作家として世間にその名を残した朝井リョウの代表作『何者』が、主演・佐藤健をはじめ有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之など超豪華俳優陣で2016年10月15日(土)に実写映画化されることが決定した。

2016.3.23  【今週はこれを読め! エンタメ編】将棋にかける思いがアツい!〜白鳥士郎『りゅうおうのおしごと!』

いま将棋がアツい! マンガでいえばジャンプで最も注目すべき作品のひとつが『ものの歩』という将棋マンガだし(松井比)、『三月のライオン』も実写映画化が決まったし、『聖の青春』の映画も今秋公開予定だし、それどころか現実にはフィクション以上かもしれない強烈なキャラの棋士がいて、例えば対局の前にかぶっていたヅラを投げ捨てて相手の動揺を誘う人が存在したり(佐藤紳哉七段)、とにかくなんかすごいことになっている。とか言ってたら、とうとうラノベ界にまで将棋ものが!

2016.3.22  【今週はこれを読め! SF編】ロボットの教養小説、SFを対象化するSF(みたいな小説)

ロデリックはミネトンカ大学のコンピュータ・サイエンス科で開発されたロボットだ。

2016.3.21  ゼロの使い魔:人気ラノベ生み出した亡き作者の魅力 初代担当に聞く 新作者はどんな人?

2013年に亡くなったヤマグチノボルさんのライトノベル「ゼロの使い魔」(MF文庫J)が人気だ。

2016.3.20  [オカルティック・ナイン]志倉千代丸のラノベがテレビアニメ化 声優に梶裕貴、佐倉綾音、石川界人

ゲームなどで人気の「STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)」シリーズを手がけた志倉千代丸さんのライトノベル「Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-」(オーバーラップ文庫)が、テレビアニメ化されることが分かった。

2016.3.18  「予告だけで泣けてしまうのだが」 岩田剛典&高畑充希主演映画「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」に期待大!

映像化が相次ぐ作家・有川浩(ありかわ ひろ)の累計80万部突破の恋愛小説『植物図鑑』が、「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」とのタイトルで実写映画化、2016年6月4日(土)より公開される。

2016.2.29  Web小説は新たな時代に突入!小説投稿サイト「カクヨム」が正式オープン!

株式会社KADOKAWAと株式会社はてなが共同で開発する新しい小説投稿サイト「カクヨム」が、本日、正式オープンした。

2016.2.27  【祝!本屋大賞ノミネート】芸能界注目度No.1小説『教団X』とは? 作者・中村文則さんにいろんな質問をぶつけて見えた"素顔"

「最高傑作を書こう、と決めていました。中村文則の代表作と呼ばれるものに必ずしよう、と」

2016.2.27  「創作は感染する」出版社が運営する投稿サイト「カクヨム」の狙いとは?

「小説家になろう」や「エブリスタ」などの投稿サイトが、新たな才能が生まれてくる場として活況を呈している。そこに2月29日、株式会社KADOKAWAの「カクヨム」がローンチされる。出版社が運営する投稿サイト。その狙いを編集長・萩原猛さんに聞いた。

2016.2.19  AV女優が書く小説はどこまでが実体験なのか?【紗倉まな×DJあおい対談】

「絡み、フェラ、乱交、オナニー……。めんど、くさ」――。人気AV女優、紗倉まなの処女小説『最低。』の一節である。年齢や境遇がばらばらな4人のAV女優が登場するオムニバス作品だが、どうしても4人がすべて、紗倉自身に思えて仕方がない。筆者は女性だが、感情の発露があまりにも生々しく、思わず目を背けたくなるほどだった。

2016.2.15  「本はもはや欠陥品だ」――マンガ・小説復権の鍵はアプリにあり!

2月8日に非常に刺激的なイベントが開催された。「読書チャンネル」を設け本やマンガに関するニュースの配信も始めたSmartNewsと、小学館の「裏サンデー」が出自となり、ネット発のユニークなマンガをアプリで提供する「マンガワン」、そして、KADOKAWAが二次創作も含めた投稿小説を募集する「カクヨム」の仕掛け人たちが、「オンラインサービスと本のプロモーションを考える会」と銘打って持論を展開したのだ。「ラノベすらネットのスピード感からは遅れている」「本はもはや窮屈なメディアだ」といった言葉も飛び出し、会場に詰めかけた出版関係者たちにも強い印象を残した。このイベントのハイライトをお届けしよう。

2016.2.2  清掃バイトから「億万長者」の作家へ。橘玲に聞く

最新刊『「読まなくていい本」の読書案内』が話題の橘玲インタビュー後編です。前編はコチラ

2016.1.28  中国最強のラノベが日本初上陸! 天才ゲーマーの活躍を描く『マスターオブスキル ~全職高手~』

中国国内で10代の若者を中心に人気を博すライトノベル『マスターオブスキル ~全職高手~』。1日のアクセス数が3億を超える、中国最大のオンライン小説レーベル「起点中文網」の大人気タイトルである同作の日本語翻訳版小説(1&2巻)が、2015年12月24日(木)に刊行された。

2016.1.20  『サムライ・オーヴァドライブ』は日本刀女子が魅力の『エスケヱプ・スピヰド』著者が贈る待望の新作!!

九岡 望先生が執筆する電撃文庫『サムライ・オーヴァドライブ ―桜花の殺陣―』の紹介記事をお届けします。

2016.1.19  芥川賞に滝口さんと本谷さん 直木賞に青山さん

第154回芥川賞と直木賞の選考会が、19日夜、東京で開かれ、芥川賞に滝口悠生さんと本谷有希子さんの2つの作品、また、直木賞には青山文平さんの作品が選ばれました。

2016.1.12  【今週はこれを読め! SF編】騎士になる「ぼく」が負うもの──天上界の魔法、地下境の記憶、ひとの世の名誉

第一部が『ナイト』で、第二部が『ウィザード』。いちおう別々のタイトルがついているが、実際はひとつらなりの物語だ。

2015.12.25  小説投稿サイト「カクヨム」 投稿受付開始!声優・高橋李依さんによる投稿実演動画も公開予定

株式会社KADOKAWAと株式会社はてなが共同で開発する新しい小説投稿サイト「カクヨム」にて、本日、小説投稿の受付が開始された。開始に際し、両社の代表取締役がコメントを発表した。

2015.12.22  ブックオフ、書籍レビューのブクログを買収

ブックオフが書籍レビューサイト「ブクログ」と電子書籍プラットフォーム「パブー」を運営するブクログを100%子会社化。

2015.12.21  ブックオフ、書籍レビューのブクログを買収

ブックオフが書籍レビューサイト「ブクログ」と電子書籍プラットフォーム「パブー」を運営するブクログを100%子会社化。

2015.12.16  ライトノベルを試し読み「pixivノベル」 講談社、KADOKAWAなど105作品

ライトノベルを無料で試し読みできる「pixivノベル」がオープンした。

2015.12.11  【カクヨム・作家インタビュー企画】 VS 入江君人先生

【カクヨム・作家インタビュー企画とは】

2015.12.11  「小説」が愛おしくなる『本をめぐる物語 小説よ、永遠に』 副題に込められた意味とは?

『ダ・ヴィンチ』に連載していた「本をめぐる短編」から誕生したアンソロジーの第3弾。「小説よ、永遠に」という祈りのような副題をつけたのにはわけがある。

2015.12.11  『ゼロの使い魔』二次創作解禁へ 小説投稿サイト「カクヨム」で誰でも自由に

KADOKAWAは11日、はてなと共同で開発した新しい小説投稿サイト「カクヨム」内で、2013年4月に亡くなった、ヤマグチノボル氏の人気ライトノベル『ゼロの使い魔』の二次創作を解禁することを発表した。

2015.12.10  WEB小説の登場で新たな動き!? このラノ編集部に聞く、新人賞の過去、未来!

近年、出版不況と言われる中でも、比較的好調と言われてきたライトノベル。

2015.11.29  【文学の学校・詳報】村上春樹氏「文章を書く、孤独な作業は『1人カキフライ』によく似ている」、古川日出男氏「見事にカキフライの話をされてしまって…」

東日本大震災後に福島県郡山市で始められた文学講座「ただようまなびや 文学の学校2015」で29日、最終プログラム「朗読とディスカッション」にサプライズゲストとして登場した作家の村上春樹さんは自作短編を朗読するとともに、ユーモアあふれる表現で小説における想像力などについて語った。

2015.11.18  KADOKAWA × はてなが贈る、新・小説投稿サイトが2月末にいよいよ本格始動!

株式会社KADOKAWAと株式会社はてなが共同で開発する新しい小説投稿サイトが来年2月29日(月)にオープンする予定となった。

2015.11.8  オタクと文学の関係を福岡で見てきた。第1回文学フリマ福岡で見つけた熱い本

去る10月25日、福岡・天神の都久志会館にて第1回文学フリマ福岡が開催された。ちょうど前日からヤフオクドームにて福岡ソフトバンクと東京ヤクルトによる日本シリーズが始まっており、福岡の街はいつにもましてお祭りの様相を呈していた。

2015.10.14  モテないという逆境が作品を作る!? 肉声で語られた作家の言葉

ピース・又吉直樹が、小説『火花』で芥川賞をとった。

2015.10.13  【今週はこれを読め! SF編】古代エジプトの孤高の愛と、現代ロンドンの温かな愛

ブラム・ストーカーが『吸血鬼ドラキュラ』の六年後にあらわした怪奇長篇。『ドラキュラ』が伝説的な怪異によせて東ヨーロッパ辺境の陰鬱なエキゾチズムを持ちこんだように、『七つ星の宝石』では古代エジプトの神秘が題材となる。

2015.10.6  【今週はこれを読め! SF編】ウカレモノの宇宙人、バルセローナを行く

作者のエドゥアルド・メンドサは、1970年代半ばから活躍しているスペインの小説家で、2015年にはフランツ・カフカ賞を受賞している(この賞は2001年より実施されている国際的な文学賞で、これまでフィリップ・ロス、ハロルド・ピンター、村上春樹、ジョン・バンヴィル、アモス・オズ、閻連科らが受賞)。

2015.9.23  【今週はこれを読め! エンタメ編】悪魔のような編集者と作家の歪な関係〜島本理生『夏の裁断』

この本を手に取った最大の決め手は、文藝春秋のサイトで見た「悪魔のような編集者」というフレーズだった(そんな恐ろしい人は本の雑誌社にはいらっしゃいませんので、みなさんご安心くださいね)。

2015.9.7  刀剣男士を豪華作家陣が華麗に描く『刀剣乱舞-ONLINE- ノベル&イラストアンソロジー~桜~』

あの大人気の刀剣男士たちを豪華作家陣が描いた、『刀剣乱舞-ONLINE- ノベル&イラストアンソロジー~桜~』が2015年9月14日(月)に発売される。

2015.9.2  玉森裕太主演の映画原作・有川浩『レインツリーの国』 角川文庫よりオリジナル帯で登場!

『図書館戦争』シリーズ、『県庁おもてなし課』『植物図鑑』『空飛ぶ広報室』などで知られるベストセラー作家・有川浩。作品の映像化も相次いでおり、恋愛小説『レインツリーの国』は、映画初主演の玉森裕太(Kis-My-Ft2)、実写映画初出演の西内まりやで2015年11月21日(土)より映画公開されることが決定している。

2015.8.30  人工知能は小説家になれるか 長文意味不明、まだ人頼み

お笑い芸人、又吉直樹さんの受賞が話題を呼ぶ芥川賞。研究の進展が著しい人工知能(AI)でも、そんな小説を生み出せるのではないか。複数の大学グループが挑戦中で、この秋に文学賞に応募する動きもある。

2015.8.27  "第17回 エンターブレインえんため大賞"全部門の受賞作品が発表 エンターテイメント系クリエイターのプロデビューの登竜門

小説、コミックなどのエンターテイメント作品を募集するKADOKAWA主催による新人賞"エンターブレインえんため大賞"。その第17回について、応募総数1738作品の中から選考を経て、受賞作品すべてが決定した。

2015.8.20  きらら熱烈インタビュー 第124回 仁木英之さん

「こういうテイストの警察小説もあるよ」と、書店員のみなさんから読者の方に届けていただけたら嬉しいです。

2015.8.5  【今週はこれを読め! エンタメ編】いじめる側の心理を描く額賀澪『ヒトリコ』

どんな言い訳をしようといじめは許されることではない。これは揺るぎない事実だ。でも、(特に理由もなくやっている加害者もたくさんいるだろうけど)もしいじめる側の心理を知ることができたとしたらどうだろう?

2015.7.31  芥川賞や谷崎潤一郎賞などに輝く池澤夏樹の33作品が無料で読み放題!? 「池澤夏樹レビューコンテスト」開催

1984年の作家デビュー以来、『マシアス・ギリの失脚』『母なる自然のおっぱい』など、数多くの作品を発表し続ける池澤夏樹。

2015.7.21  【今週はこれを読め! ミステリー編】『薔薇の輪』の謎にぐいぐい引っ張り込まれる!

クリスチアナ・ブランドは、謎解きミステリー好きの心をざわざわさせる作家だ。だいたい、読む前から作品の評判を聞かされるだけで心が躍ってくるのである。

2015.7.21  フリージャズ×怪奇文学朗読「朗読幻奏」ゲストに京極夏彦

日本の夏を禍々しく彩る"怪談"。2015年8月4日(火)、4回目を迎える「朗読幻奏」は、ひと味もふた味も違った怪談を堪能できる朗読公演である。

2015.7.17  『狼と香辛料』の支倉凍砂氏による『WORLD END ECONOMiCA』シリーズ完結記念インタビュー!!

『狼と香辛料』の支倉凍砂氏による最新作、電撃文庫『WORLD END ECONOMiCA』がついにシリーズ完結。テスト明けや夏季休暇に一気読みするチャンスですよ!!

2015.7.16  「文学フリマ」とエブリスタが提携 同人誌の一部をWeb上で"立ち読み"可能に

小説などの投稿サイト「E★エブリスタ」に、文学同人誌即売会「文学フリマ」の出店者の作品の一部を無料で読める「文学フリマ×エブリスタ 立ち読みカタログ」がオープンする。

2015.7.16  芥川賞受賞の又吉直樹さん 会見全文

第153回芥川賞と直木賞の選考会が16日夜、東京で開かれ、芥川賞にはお笑い芸人の候補として注目を集めた又吉直樹さんの「火花」が選ばれました。芸人らしいユーモアのある受け答えで、受賞の喜びを語った又吉直樹さんの会見の全文を掲載します。

2015.7.8  電子文芸誌『小説屋sari-sari』が、今アツい"キャラクター小説"へとリニューアル!

『小説屋sari-sari』。"sari-sari"とはタガログ語で"何でもあり"という意味。

2015.7.6  <注目アニメ紹介>「オーバーロード」 さえない青年が魔王に 人気ウェブ小説をアニメ化

ウェブ小説から生まれた丸山くがねさんのライトノベルが原作のテレビアニメ「オーバーロード」が7日から順次スタートする。ゲーム好きのさえない青年が魔王となって暗躍する姿が描かれる。

2015.6.27  『カゲロウデイズ』じん×『月下ノ外レ外道』沙雪 特別対談(前編)

「外道」と呼ばれる烏天狗の妖がはびこる世界。

2015.6.16  【今週はこれを読め! SF編】伝統的なSFの設定・アイデアの数々に、独自のテーマと風合いを盛りこむ

『怨讐星域』! この表題にたじろぐが、内容はバイオレンスやハードボイルドではなく、あくまで世代宇宙船と惑星植民の物語だ。「怨讐」はしっかりと描かれているが、それは個々人の直線的な感情ではなく、まとまった社会・文化の底流としてである。

2015.6.12  「ブックショート アワード」第1回大賞は結城紫雄『HANA』に決定! プレゼンターには筧美和子が登場

アジア最大級の国際短編映画祭『ショート ショート フィルムフェスティバル & アジア2015』に、今年から新たに創設された「ブックショート アワード」。

2015.5.20  きらら熱烈インタビュー 第121回 柚木麻子さん

手の届かない相手を思う時間を無駄なものだとは考えずに、贅沢なものだと思ってほしいです。

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