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丸に関連する小説ニュースまとめ

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丸 ニュース検索結果

2021.7.26  作家の読書道 第231回:佐藤究さん

今年『テスカトリポカ』が山本周五郎賞と直木賞を受賞、注目を集める佐藤究さん。幼い頃はプロレスラーになりたかった福岡の少年が、なぜ本を読み始め、なぜ小説を書き始め、なぜ群像新人文学賞受賞後に江戸川乱歩賞で再デビューしたのか。そしてなぜ資本主義について考え続けているのか。直木賞発表前の6月、リモートでおうかがいしました。

2021.3.27  作家の読書道 第227回:尾崎世界観さん

2001年にロックバンドのクリープハイプを結成、12年にメジャーデビュー。ヴォーカル、ギター、作詞作曲で活躍する一方、16年に小説『祐介』を発表した尾崎世界観さん。最新作『母影』が芥川賞にノミネートされるなど注目を浴びる尾崎さんは、どんな本を求めてきたのか。歌うこと、書くことについて切実な思いが伝わってくるお話です。リモートでインタビューを行いました。

2021.3.17  【今週はこれを読め! エンタメ編】重厚かつトリッキーな丸山正樹『ワンダフル・ライフ』

今回ご紹介する本は、【エンタメ編】という枠で取り上げるには少々ハードな内容かもしれない。気難しい障害者の妻と介護に疲れた夫の息が詰まるような生活ぶりを、読者は冒頭からさっそく読むことになる。

2021.3.15  第12回〈小説 野性時代 新人賞〉 選考結果のお知らせ

本日3月15日(月)午後3時より、第12回〈小説 野性時代 新人賞〉(主催=株式会社KADOKAWA)の選考会が行われました。

2021.3.10  【今週はこれを読め! エンタメ編】仕事への価値観をビシビシ問う連作短編集~額賀澪『転職の魔王様』

私(1967年生まれ)くらいの年代だと、転職にあまり明るいイメージがない人も多いだろう。長男の友だちが大手企業を退職したと聞いたとき、「え~、もったいないね」と言った私に、長男は「いや、そうは言っても自分に合わない会社に勤め続けるよりいいでしょ」と返してきた。その発言に対して、私は「それはそうだけど、もったいないことはもったいないよな」と心の中でつぶやいたのだった。

2021.2.24  坊っちゃん文学賞大賞、「黒猫」さんの「ドリームダイバー」

「第17回坊っちゃん文学賞」(松山市主催)の審査結果が22日発表され、大賞に高知市の「山猫軒従業員・黒猫」さん(37)の作品「ドリームダイバー」が選ばれた。黒猫さんは「すごく驚いている。猫の日(2月22日)にこのような賞をいただきありがとうございます」と自身のペンネームにかけて喜びを語った。受賞作は3月発売の雑誌「ダ・ヴィンチ」4月号に掲載される。

2021.2.10  【今週はこれを読め! エンタメ編】年ごとに移ろいゆく家族の日常〜藤谷治『睦家四姉妹図』

「定点観測小説」が好きだ。定点観測小説というのはたったいま考えた名称だけれども、場所(=小説の舞台)が固定された状態で、同じキャラクターが年齢を重ねていくor違う登場人物たちが入れ替わり立ち替わり出てくるといった作品を念頭に置いている。ぱっと思いついたものでは、半世紀の間に同じアパートの五号室に暮らした歴代の住人たちが登場する『三の隣は五号室』(長嶋有)とかイングランドの荒野に建つ屋敷の人々を次世代まで描いた『嵐が丘』(エミリー・ブロンテ)とか(テイストはえらく違いますけど)。

2021.1.11  凪良ゆう、森見登美彦の話題作がランクイン! 「2020年 二十歳が一番読んだ小説ランキング」をhontoが発表!

ハイブリッド型総合書店「honto」が、「2020年 二十歳が一番読んだ小説ランキング」を発表。2020年に話題となった注目作が名を連ねる結果となった。

2020.9.15  【今週はこれを読め! SF編】異質な敵の全容、失われた文明の謎、そして秘匿された人類史

林譲治による本格ハードSFシリーズがついに完結した。

2020.7.15  芥川賞に高山羽根子さんと遠野遥さん 直木賞に馳星周さん

第163回芥川賞と直木賞の選考会が15日開かれ、芥川賞は高山羽根子さんの「首里の馬」と遠野遥さんの「破局」の2つの作品が選ばれました。また、直木賞は馳星周さんの「少年と犬」が選ばれました。

2020.2.14  「坊っちゃん文学賞」北海道在住30代女性の作品が大賞に 松山

青春文学を志す新人作家の登竜門となっている松山市の「坊っちゃん文学賞」は、ショートショートに特化する新しい形になった今回、北海道在住の30代の女性の作品が大賞に選ばれました。

2020.2.14  「小説現代」リニューアル復刊 毎号読み切りに

月刊小説誌「小説現代」(講談社)がリニューアル復刊し、22日に刊行される。休刊した雑誌は事実上廃刊となるケースが多く、約1年半のブランクを経て復刊されるのは珍しい。長編小説の一挙掲載を軸に、短編小説、エッセー、対談、特集企画など、すべての企画を毎号読み切りとする。雑誌の電子化が進む中で「紙の小説誌を読んでもらうために何をすべきかを考えた結果、読者に興味を持った号から手にとってもらえる読み切りスタイルにした」(塩見篤史編集長)という。

2020.1.15  芥川賞に古川さん「背高泡立草」 直木賞に川越さん「熱源」

第162回芥川賞と直木賞の選考会が東京で開かれ、芥川賞は古川真人さんの「背高泡立草」、直木賞は川越宗一さんの「熱源」が、それぞれ選ばれました。

2019.12.19  【今週はこれを読め! ミステリー編】軽業のように飛翔してゆく物語『パリのアパルトマン』

不動産屋の手違いから、見ず知らずの男女が一つ屋根の下で共同生活を送り始める話。

2019.12.6  発表! 2019年いちばんおすすめの文庫本は『戦場のアリス』に決定!

書評誌「本の雑誌」が毎年年末に丸ごと文庫本を紹介するガイドブックとして刊行している『おすすめ文庫王国2020』にて、本の雑誌が選ぶ2019年度文庫ベストテンを発表!

2019.10.18  【特集】『弱キャラ友崎くん』×『千歳くんはラムネ瓶のなか』最新刊同時発売記念 屋久ユウキ×裕夢 青春ラブコメ対談インタビュー

2019年10月18日に『弱キャラ友崎くん』第8巻、『千歳くんはラムネ瓶のなか』第2巻が同時発売となった。このたび2作品の最新刊発売を記念して、両作品の著者である屋久ユウキ先生と裕夢先生をお招きし、青春ラブコメ対談インタビューとしてお話をお聞きした。両作品は小学館ライトノベル大賞にて「優秀賞」を受賞すると共に、キャラクターや物語において「リア充」という存在も欠かせない共通点として有している。お互いの印象から各作品のキャラクターに込められた想い、地元を物語の舞台にした理由など幅広く語っていただいた。

2019.10.9  【今週はこれを読め! エンタメ編】読まずにいられない小説〜遠田潤子『廃墟の白墨』

遠田潤子の小説を好きか、と聞かれたらなんと答えればよいのか迷う。手放しで共感できる登場人物も少ないし、描かれる状況も積極的に身を置きたくないシチュエーションがほとんどだ。だから、私にとって遠田作品は好き嫌いとは異なる次元にある。読まずにいられないから読むものなのである。

2019.10.7  【今週はこれを読め! ミステリー編】失われた人生のシークエンスを探す冒険行『戦下の淡き光』

こんなことが本当に起こりえたのかという人生の瞬間についての小説だ。

2019.9.10  【今週はこれを読め! SF編】きらめく青春小説にして、時間と現実と創作とをめぐる問い直し

サンライズ製作のSFアニメ『ゼーガペイン』のスピンオフ小説。ヒロインの守凪了子(カミナギリョーコ)、彼女の幼なじみ十凍京(ソゴルキョウ)は共通だが、小説版オリジナルの主要キャラクターも多く登場し、背景となる設定もいっそう深く練られている。

2019.9.3  【今週はこれを読め! SF編】手強い異存在との意思疎通と、未知の文明の調査

人気ミリタリーSFシリーズ《星系出雲の兵站》第二部の開幕篇。たんに地上の戦争を宇宙へと移植したアクションストーリーではなく、現実的な天文物理をふまえた条件と、SFならではの「異質な知性」に関わるアイデアが、この作品の大きな価値だ。そして表題に「兵站」とあるように、ハデな戦闘よりもそれを支える生産力、前線まで物資を届ける補給計画、戦時下の政治などに重点を置いて、いくつものエピソードが重ねられる。まことにシブいSFである。

2019.8.6  【今週はこれを読め! SF編】アイデアとロジックの名手!

草上仁、ひさしぶりの作品集である。草上さんは〈SFマガジン〉をホームグラウンドとしてコンスタントに作品を発表しているのだが、このごろの長篇偏重の出版事情のせいか、なかなか一冊にまとまらなかった。コアなSF読者およびプロ作家のあいだでは、草上作品の評判は高く、こんかいの『5分間SF』はかねてより待ち望まれていた、ちょっと大袈裟にいえば慈雨のような一冊である。YOUCHANの装画もシャレている。

2019.7.20  【今週はこれを読め! ミステリー編】スウェーデン発の歴史ミステリー『1793』

今ここにいる自分の当たり前が、違う場所、違う時間では当たり前ではないことを小説は気づかせてくれる。

2019.7.16  ピース又吉の恋愛小説『劇場』が映画化 主演・山崎賢人、ヒロイン・松岡茉優の同い年コンビ

長編デビュー作『火花』で第153回芥川賞を受賞したお笑いコンビ・ピースの又吉直樹の受賞後第1作となる小説『劇場』が、映画化されることが決定し、松竹とアニプレックスの共同配信で公開。行定勲監督がメガホンを取り、主演は山崎賢人(24)、ヒロインは松岡茉優(24)の"同い年コンビ"が務めることが発表された。

2019.4.27  作家の読書道 第205回:今村昌弘さん

2017年に鮎川哲也賞受賞作『屍人荘の殺人』でデビューした今村昌弘さん。意表を突くクローズドサークルの設定が話題となり、年末の各ミステリランキングで1位になり、本格ミステリ大賞も受賞。第2作となる『魔眼の匣の殺人』も期待を裏切らない内容で、今後の活躍が楽しみな新鋭です。でも意外にも、昔からミステリ作家を目指していたわけではなかったのだとか。ではどんな本が好きだったのか、そして作家を目指したきっかけは?

2019.4.25  『漁港の肉子ちゃん』西加奈子

私がこの横丁カフェで本をご紹介させていただくのも、今回で最後になりました。大好きな本をたくさん並べて、どの本を選ぼうか迷っていたら、本から「私を選んでくれたらええんやでっ!」という主人公の強烈な声が聞こえたような気がしたので、最後の1冊はこれに決めました。『漁港の肉子ちゃん』西加奈子(幻冬舎)です。

2019.4.23  第16回 坊っちゃん文学賞 作品募集開始 ショートショートの文学賞にリニューアル 審査員に田丸雅智さん、大原さやかさん、山戸結希さんが決定!

株式会社パシフィックボイスはこのたび、「松山市 - 第16回 坊っちゃん文学賞」の運営業務を受託し、4月23日より短編小説の公募を開始いたします。  「坊っちゃん文学賞」は、市制100周年を機に、近代俳句の父・正岡子規を生み、明治の文豪・夏目漱石の小説『坊っちゃん』に描かれた街という、松山市の豊かな文化的土壌をいかして、新しい青春文学の創造と本市の文化的なイメージを高め、全国にPRするため昭和63年に創設しました。

2019.4.13  【今週はこれを読め! ミステリー編】感情を激しく揺り動かす圧巻のスリラー『終焉の日』

まるで暴れ馬のたてがみにしがみついているような乗り心地、読み心地であった。

2019.4.9  【今週はこれを読め! SF編】はかない記憶と傷つく身体のエロティシズム

オリジナルアンソロジー『NOVA 5』に発表した短篇SF「愛は、こぼれるqの音色」と、書き下ろしの長篇ミステリ『密室回路』を対にして収めた一冊。物語はそれぞれ独立しているが、設定は共通しており、テーマ面でも強い結びつきがある。

2019.3.31  低迷する文庫市場に光明 女性読者が支える"時代小説"

女性読者が増えた要因とは?

2019.3.19  【今週はこれを読め! SF編】加藤清正や恐竜も復活、愛のありかたを描く感動作

映画化されたヒット作『黄泉がえり』の続篇。前作同様、死者がつぎつぎと生き返る"黄泉がえり"の顛末を描く。

2019.1.18  独占インタビュー「ラノベの素」 上川景先生『撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろ』

独占インタビュー「ラノベの素」。今回は2019年1月19日にファンタジア文庫より『撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろ』が発売となる上川景先生です。第31回ファンタジア大賞にて「大賞」を同作で受賞し、満を持してファンタジア文庫よりデビューされます。人間の存在も、功績も、成果も、結果も、痕跡も、干渉も、そのすべてを消し去る悪魔の弾丸を手にした少年兵と、繰り返す戦争に暗躍する亡霊(ゴースト)の物語を描いた本作。主人公と共に一発の弾丸で変遷する世界を追いかける作品の内容や見どころについてお聞きしました。

2018.12.20  韓国の小説シェア、日本がトップ 東野圭吾らブームに

韓国最大規模の書籍チェーン「教保文庫」によると、2018年に販売した小説のうち日本人作家のシェアが31%を占め、韓国の小説(29.9%)を初めて上回った。書籍全体のベストセラー10位以内に薬丸岳「誓約」や、東野圭吾「ナミヤ雑貨店の奇蹟」などミステリー小説が入った。

2018.12.12  【今週はこれを読め! エンタメ編】ひりひりした青春の共同生活〜丸尾丸一郎『さよなら鹿ハウス』

気心が知れた仲間同士で共同生活する物語が気になる(『赤毛のアン』シリーズでは、アンが大学の友だちと家を借りて住む『アンの愛情』がいちばん好き)。

2018.10.25  【エンタメ小説月評】差別なき世界へ 試される心

舞台が遠い過去でも未来でも、あるいは異世界であっても、小説は現実を映す鏡となり得る。今村翔吾『童の神』(角川春樹事務所)に、改めてそう思わされた。平安時代の京での戦を描きながら奏でられるのは、なぜ人は自分と異なる者を差別するのか、そもそもその差異とは何か、というテーマ。それを重々しい物語とはせず"一気読み"のエンターテインメントに仕立てたのは著者の慧眼だろう。読者を楽しませつつ、人間のあるべき姿も考えさせる。

2018.10.17  【今週はこれを読め! エンタメ編】「知りたい」気持ちを持ち続ける〜三浦しをん『愛なき世界』

自分がそれまで知らなかったことを知りたいと思う気持ちは、誰にでもあるのではないだろうか。このような気持ちが強い人ほど心豊かな人生を送れるような気がしてならない。だいたいにおいて人間は加齢とともに好奇心の方は減少していくものだが、「知りたい」という気持ちをいつまでも持っている人がどんな分野でもいきいきと仕事や研究を続けられるように思う。

2018.10.9  「思いがけない、カタチになる」monogatary.com初のコンテスト「モノコン2018」結果発表

「モノコン2018」には、指定のお題に対して物語を投稿してエントリーする「物語部門」と、表紙となるイラストやデザインを投稿する「表紙部門」、さらには読んだ作品を積極的にシェアしたりオススメすることで参加できる「オススメシ部門」の3部門が用意されており、「物語部門」「表紙部門」の優秀作品は、「その作品の魅力を最も伝わるカタチで展開」することが約束されていましたが、「思いがけない、カタチになる」というキャッチコピーの通り、複数の優秀作品がそれぞれ様々な形に展開されることが発表となりました。

2018.8.7  【今週はこれを読め! SF編】至高のミリグラム、赤ちゃんのエネルギー化、人造美人の広告

こんな奇想小説家がいたとは! SF風のガジェットを用いたもの、メタフィジカルなもの、皮肉な風刺が効いた作品、宗教的含意がこめられた小品、さまざまな手ざわりの二十八篇が収録されている。どれもごく短い。

2018.7.18  【今週はこれを読め! エンタメ編】中2男子のおバカな友情物語〜黒瀬陽『別れ際にじゃあのなんて、悲しいこと言うなや』

"男子がいちばん愚かしいのは中学時代、女子は高校時代"というのが私の持論だ。私の弟や息子たちを観察した結果&自らの来し方を振り返っての反省をふまえての見解である。さらに補足すると、"男子のバカは概ね低レベル、女子のバカは小賢しさを伴うものである"という気がしている。本書の主人公・小林とその仲間たちは中学2年生、まさに脂ののったおバカたちだ。

2018.7.5  作家・西尾維新、言葉紡いだ15年 原点の京都で展覧会

「京都の二十歳」として出現し、独自の作品世界と驚異的な速筆で活躍する小説家の西尾維新。デビュー15周年を記念する展覧会「西尾維新大辞展~京都篇(へん)~」(展覧会公式サイト http://exhibition.ni.siois.in/別ウインドウで開きます)が7日、京都市の京都文化博物館で開幕します。会場を一冊の辞典に見立て、作品に登場するフレーズやアニメーション原画などの展示で、100冊を超える著作の魅力を紹介。作家その人に、展覧会への思いや執筆秘話を聞きました。

2018.5.30  【今週はこれを読め! エンタメ編】女の呪縛をぶちやぶる友情物語〜柚木麻子『デートクレンジング』

アイドルというものの定義についてちょっと考えてみたい。

2018.5.25  中毒性にハマる人続出!? 初心者でも読みやすい警察小説5作品を厳選

パズルのピースがピタッと合うときのような快感が病みつきになる警察小説。原作がドラマ化・映画化されることが多く、それだけ人気が高く、裾野の広いジャンルであると言えるだろう。本稿では、警察小説ビギナーに向けて全シリーズ一気読みしたくなるほど中毒性の高いおすすめ作品をご紹介したい。

2018.5.22  【今週はこれを読め! SF編】赤目の男に変身する孔雀、山頂と地下をつなげる大蛇

ほんものの幻想文学。ぼくが読みたい幻想文学は「昼間の論理」「日常の辻褄」「類型的な物語」の彼方にあるものだ。『飛ぶ孔雀』は、一行目からその領域へと引きこんでくれる。

2018.3.27  【今週はこれを読め! SF編】ゲームとしての世界、プレイヤーとしての人生

ビデオゲームを題材としたSFのアンソロジー。2015年に刊行された原著Press Start to Playから十二篇を選んでの翻訳だ。全訳にならなかったのは、元が大部(二十六篇収録)なのでそのままでは売りにくいとか、作品の粒を揃えるためとか、版権の問題とかいろいろあるらしいが、これくらいのほうが(邦訳版は文庫判で三百六十ページほど)、気楽に読めていい。

2018.3.22  【今週はこれを読め! エンタメ編】なつかしい喫茶店の思い出〜中島京子『樽とタタン』〜中島京子『樽とタタン』

喫茶店はいつからカフェと呼ばれるようになったんだっけと考えて、もしかしたらこのふたつは別物かもしれないなと思う。私が子どもの頃にコーヒー好きの母に連れられて行った喫茶店では、多くの大人がたばこを吸い(うちの母もだった)、子どものためのプリンやクリームソーダには真っ赤に着色された缶詰のサクランボがのっていた。このような場、このような食べ物を提供する店をカフェとは呼ばないだろう。

2018.2.21  作家の読書道 第191回:原田ひ香さん

2007年に『はじまらないティータイム』ですばる文学賞を受賞してデビュー、『東京ロンダリング』や『人生オークション』、最新作『ランチ酒』などで話題を呼んできた原田ひ香さん。幼い頃、自分は理系だと思っていた原田さんが、小説家を志すまでにはさまざまな変遷が。その時々で心に響いた本について、教えてもらいました。

2018.2.20  【今週はこれを読め! SF編】ゲームをつづける町、バスを待つばかりの人生

創元SF短編賞を受賞してデビューした石川宗生の第一短篇集。四つの作品を収録している。どれも、型破りのシチュエーションから出発し、予想もつかない方向へと発展していく。奇想小説だけど、奇想だけに価値があるのではなく、それを転がしていく手つきがひどく独特なのだ。

2018.1.31  【今週はこれを読め! エンタメ編】驚きの結末+書きおろしの蘇部健一『小説X あなたをずっと、さがしてた』

近年の出版業界においては、本を売り出す際に従来とはまったく違う宣伝方法が展開されるようになってきている。昨年たいへん注目された『ルビンの壺が割れた』(新潮社)はその好例。発売前に全文がネット上で公開され、読者からキャッチコピーを募るというものだった。結果、6015本のコピーが集まったとなれば、宣伝効果は上々だったであろう。

2017.11.14  【今週はこれを読め! SF編】マイノリティがマッチョを懲らしめる痛快ダイムノヴェル

ときは十九世紀後半。飛行船が行き交い、甲冑型の巨大な蒸気機械が闊歩する港町ラピッド・シティはゴールドラッシュに湧いていた。

2017.11.8  【今週はこれを読め! エンタメ編】嫉妬渦巻くバレエミステリー〜秋吉理香子『ジゼル』

「ジゼル」、流行ってます? いや、古典バレエに流行というものがあるかどうかも知らないんですけど、当コーナー9月13日更新の『ジゼルの叫び』(雛倉さりえ/新潮社)もジゼルものだったので(よろしかったらバックナンバーをお読みになってみてください)。

2017.11.6  豚肉の部位になぞらえた『肉小説集』の次は、旨さあふれる「鶏」小説! 『和菓子のアン』でおなじみ、坂木司の最新刊

本書は、人気シリーズ『和菓子のアン』でもおなじみ、〝日常の謎〟の名手・坂木司さん、待望の最新刊。各世代が抱える悩みを豚肉の部位になぞらえた『肉小説集』(この9月に文庫化)に続いて、今回のテーマ(?)は、鶏=鶏料理。とはいえ、そこはひとすじなわではいかない坂木さん。はたしてその内容とは――?

2017.10.26  世界一短い詩と小説がコラボした「物語の宝石箱」が生まれた舞台裏とは?【堀本裕樹さん×田丸雅智さん対談】

俳人・堀本裕樹さんとショートショート作家・田丸雅智さんがコラボレーションした本『俳句でつくる小説工房』(堀本裕樹、田丸雅智/双葉社)が10月18日に刊行されました。同書は一般公募された俳句を堀本さんが選び、その句をもとに田丸さんがショートショートを書くという史上初の試み。言葉の匠ふたりのセンスと想像力が絶妙にマッチングした"物語の宝石箱"はどのように生まれたのか? その舞台裏を語っていただきました!

2017.10.19  【書評】『つぼみ』宮下奈都

30代半ば、身内と愛犬が3年の間に相次いで亡くなり、仕事にも行き詰まりを感じ、打ちのめされていた時期がありました。その頃に出会った『スコーレNo.4』は、私をゆるやかに再生へと導いてくれた作品でした。ひとりの少女が大人へと成長する過程がとても丹念に描かれたこの物語を読み終えたとき、当時暗闇だった胸の奥底に、小さく明かりが灯ったように感じたのを思い出します。


2017.8.15  【今週はこれを読め! SF編】十年目を迎え、ますます好調な年刊傑作選。

創元SF文庫の《年刊日本SF傑作選》の十冊目。プロパーSFから文芸誌に掲載された奇想小説、ときに同人誌やネットで発表された秀作をピックアップする視野の広さが嬉しい。

2017.8.9  【今週はこれを読め! エンタメ編】小嶋陽太郎『ぼくらはその日まで』の甘酸っぱさにノックアウトされる!

本書を読まれるにあたって、ぜひおすすめしたいことがふたつ。

2017.7.18  一生懸命な人美しい 児童文学新人賞、郡山・吉田桃子さんに聞く

郡山市在住の作家、吉田桃子さんの第57回講談社児童文学新人賞受賞作「ラブリィ!」が同社から発刊された。

2017.6.23  『真夜中のパン屋さん』ついに完結! それぞれが迎えた5年後の「朝」が物語をつなぐ――大沼紀子さんインタビュー【前編】

2011年に第1巻が刊行された『真夜中のパン屋さん』、通称「まよパン」シリーズ(大沼紀子/ポプラ社)。

2017.6.22  宮部みゆき、辻村深月…超人気作家5名が2年の歳月をかけて"つないだ"ミステリーアンソロジー『宮辻薬東宮』

人気作家たちが約2年の歳月をかけて完成させた全編書き下ろしの"リレーミステリーアンソロジー"『宮辻薬東宮』(講談社)が6月20日、発売された。

2017.6.21  作家の読書道 第184回:朝比奈あすかさん

2006年に『憂鬱なハスビーン』で群像新人文学賞を受賞してデビュー、以来、現代社会のなかでいきる大人の女性の姿から少年や少女の世界まで、さまざまな設定・テーマで作品を発表している朝比奈あすかさん。その作風の幅広さは、幼い頃からの幅広い読書体験、さらには一時期アメリカに住んでいた頃の体験が影響している模様。ではその具体的な作品・作家たちとは?

2017.5.6  村上春樹さんは2時間のトークイベントで何を語ったのか?【WEBメディア単独取材ロングver.】

4月27日、新宿サザンシアターにて村上春樹さん13年ぶりとなるトークイベントが開催された。

2017.4.26  京都・山科は「文学の聖地」? 志賀直哉など33作品の舞台

京都市山科区の山科図書館が、文学作品を生かした観光客誘致に力を入れ始めた。

2017.4.20  濃厚なセックス…ムシと人間が融合した人類の超設定にハマる人続出!! 大人気BL小説ムシシリーズ、待望の続編!!

樋口美沙緒の大人気BL小説ムシシリーズ7冊目となる最新刊『愛の在り処に誓え!(花丸文庫)』(街子マドカ:イラスト/白泉社)が4月20日に発売された。

2017.2.17  ショートショート作家・田丸雅智が"ゴールドコースト"をテーマに書き下ろし! 3組のカップルが織りなす不思議な愛のストーリー

2017年2月1日(水)から3月31日(金)の期間限定で、スペシャルサイト「Love Story from Gold Coast」が公開されている。

2017.2.15  【今週はこれを読め! エンタメ編】キラキラした冒険と友情と恋の日々〜小嶋陽太郎『ぼくのとなりにきみ』

10代の若者たちがこんなにキラキラしているなんて、自分が10代のときにはわからなかった。

2017.2.14  【今週はこれを読め! SF編】愛の根拠としての死、愛に意味づけられる死

つかいまことは第3回ハヤカワSFコンテストに投じた『世界の涯ての夏』が佳作となりデビューした新鋭。

2017.1.27  累計100万部突破! 続きが気になる……! 毒舌イケメン陰陽師とちょっと抜けてる狐耳高校生のハートフル小説最新刊はもう読んだ!?

面白くて一気読みしてしまった! マンガならいざ知らず、そして上下巻の小説ならまだしも、「既刊9冊を一気に読んでしまう」のは初めての体験だったので、自分でも戸惑っている……ゆるくも笑える話と、キャラクターたちの絡みがじわじわとクセになっていき、ページをめくる手を止められなかった。

2017.1.21  <仙台文学館>12年越し展示準備実る

仙台市出身の恩田陸さん(52)の「蜜蜂と遠雷」が直木賞に選ばれ、市内の書店は20日、受賞作や過去の著作を集めた特集コーナーを設け、祝福ムードを盛り上げている。青葉区の仙台文学館も快挙をたたえる展示を始めた。

2017.1.5  二十歳が読んだ小説ランキング、2016年の第1位は?

「honto」を運営する大日本印刷(DNP)とDNPグループの書店及びトゥ・ディファクトは1月5日、「2016年 二十歳(はたち)が一番読んだ小説ランキング」を発表した。

2016.12.27  SUNDAY LIBRARY:著者インタビュー 綿矢りさ 『手のひらの京』

ずっと書きたくても書けず、ようやく書けた心のふるさと

2016.12.8  「朽ち果てるまで」その真意を知ったとき、鳥肌が止まらなくなる……!「恐怖」と「究極の恋愛」が融合した新しいホラー小説が登場

第23回日本ホラー小説大賞「優秀賞」を受賞した『きみといたい、朽ち果てるまで 絶望の街イタギリ』(坊木椎哉/KADOKAWA)は、どこかつかみきれない「恐怖」と、少年と少女の「究極の恋愛」を見事に融合させた「今までにない」ホラー小説だった。

2016.12.6  【今週はこれを読め! SF編】SF作家のイマジネーションとAI研究の最新知見が出会う

人工知能学会はこれまでも学会誌に日本SF作家クラブ会員のショートショートを掲載するなどSFへの理解・関心を示してきたが、本書はさらに一歩踏みこんだ画期的な企画だ。

2016.11.29  SUNDAY LIBRARY:著者インタビュー 丸山正樹 『漂う子』

小説の形でしか書けないことを何とかして掬い上げたい

2016.11.26  毎日出版文化賞:島田雅彦さんら喜びの声 東京で贈呈式

第70回毎日出版文化賞(特別協力=大日本印刷株式会社)の贈呈式が25日、東京都文京区の椿山荘で開かれた。

2016.11.25  今年度の『このライトノベルがすごい!2017』は新たな幕開け!? 新設「単行本・ノベルズ部門」ランキングに、あの大人気WEB小説が!

いまが旬のライトノベルを紹介するガイドブック『このライトノベルがすごい!2017』(このライトノベルがすごい! 編集部/宝島社)が11月24日に発売された。

2016.11.16  作家の読書道 第178回:宮内悠介さん

デビュー作品集『盤上の夜』がいきなり直木賞の候補になり、日本SF大賞も受賞して一気に注目の的となった宮内悠介さん。その後も話題作を発表し続け、最近ではユーモアたっぷりの『スペース金融道』や、本格ミステリに挑んだ『月と太陽の盤』も発表。 理知的かつ繊細な世界観はどのようにして育まれたのか。読書の変遷をたどります。

2016.11.16  リアル書店は消えるのか、模索する現場の本音

インターネット通販と電子書籍の普及から、経営に行き詰まった多くの書店が街から姿を消している。1999年に2万2,296店あった書店数は、2014年には1万3,943店に急減。「リアル書店」はこのまま消えていく運命にあるのか? 現場はどう生き残り策を模索しているのか? 立場の異なる書店の声を聞いた−−。

2016.10.19  【今週はこれを読め! エンタメ編】古都に暮らす三姉妹の日々〜綿矢りさ『手のひらの京』

京都府出身の(「京都市出身」というのは抵抗がおありであるらしい)国際日本文化研究センター教授・井上章一氏の『京都ぎらい』が話題になったのは1年ほど前のことだっただろうか。

2016.10.7  シリーズ累計300万部突破の最強譚『オーバーロード』シリーズ最新刊発売! Blu-ray付き特装版、購入特典も!

アニメ放送の総集編となる、劇場版総集編の制作が進行中と発表され注目を集める小説『オーバーロード』。2016年9月30日(金)には、シリーズ累計300万部突破の最強譚『オーバーロード11 山小人の工匠』が発売された。

2016.10.4  【今週はこれを読め! SF編】鮮烈なイメージ喚起力と先鋭的なテーマの十篇

十篇収録の短篇集。煌めくような幻想あり、ハードな設定のSFあり、深遠なスペキュレーションあり、バラエティに富んでいる。ただし、上田早夕里はそれらさまざまな傾向を、ただ器用に書きわけているのではない。あらわれる表情は作品ごとに違っていても根底には独自の感覚、独自のテーマが流れている。

2016.9.12  書店チェーンの文教堂、日販が筆頭株主に DNPグループが株式売却

書店チェーンの文教堂の筆頭株主が日販に。

2016.9.10  県ゆかり作家遺品、2500点寄贈受ける 県ふるさと文学館

県ふるさと文学館(福井市下馬町)は九日、中野重治と妹の鈴子が家族間でやりとりした書簡や、橘曙覧のびょうぶなど、県ゆかりの作家の遺品約二千五百点の寄贈を受けたと発表した。

2016.9.6  著者インタビュー 浅野里沙子 『藍の雨 蒐集者たち』

美への欲が悪を引き起こす そこに人間くささを感じる

2016.9.4  『東京會舘とわたし 上・下』 著者・辻村深月さん

自分の頭以外で書く醍醐味 辻村深月(つじむら・みづき)さん

2016.9.4  足袋の街・行田沸く 小説「陸王」が話題に

かつて日本人の足元を支えた足袋の国内最大産地だった行田市。そこを拠点とする小さな足袋メーカーの奮闘を描いた池井戸潤さんの小説「陸王」(集英社刊)が出版され、地元行田市が沸いている。

2016.8.31  「鬼平犯科帳」テレビアニメ化!「美しい、どこにもない世界を目指します」

さいとう・たかをによるマンガ版も発表されている、池波正太郎の小説「鬼平犯科帳」のテレビアニメ化が決定した。

2016.8.24  坊っちゃん文学賞に新部門 短編作品含め募集開始

青春文学の登竜門として知られる松山市の第15回「坊っちゃん文学賞」で、新たに400字詰め原稿用紙15枚以下の短編小説を対象にした「ショートショート部門」が設けられ、既存の小説部門とともに作品募集が始まった。

2016.8.17  レシートに小説が!? 前代未聞の企画「レシート小説」はいかにして生まれたのか――【田丸雅智氏インタビュー】

2016年8月15日(月)より三省堂書店全店にて、おそらく世界初であろう企画「レシート小説」が開始されている。

2016.8.9  フランス文学者の山田登世子さん死去

山田 登世子さん(やまだ・とよこ=フランス文学者、愛知淑徳大名誉教授)8日午後8時35分、肺がんのため名古屋市の病院で死去、70歳。

2016.8.9  続きは読み手のイマジネーション次第―一瞬で読める「書き出し」だけの小説集とは?

約2年前、小説家志望でさまざまな新人賞に作品を投稿していた頃、私は奇をてらって、出だしだけの小説という切り口で短編小説を書こう考えていた。どこがおもしろいのかわからず、すぐにやめてしまったが、まったく同じ切り口の書籍が出版されている。

2016.7.27  ショートショート部門新設 坊っちゃん文学賞募集

愛媛県松山市は26日、第15回「坊っちゃん文学賞」の作品募集を始めた。

2016.7.26  小さな疑問は大きな恐怖へと変わりトラウマに! 『骨』『まめつま』『霧が晴れた時』…【小松左京の怖いはなし】5タイトルがデジタルコミックと朗読コンテンツで登場!

ソニー・デジタルエンタテインメント・サービスと毎日放送が提携し、小松左京のホラー短編小説5タイトルが、デジタルコミックと朗読コンテンツとなり2016年7月26日(火)にリリースされる。

2016.7.20  【今週はこれを読め! エンタメ編】さまざまな女たちのいさかいと共闘〜朝倉かすみ『少女奇譚 あたしたちは無敵』

"少女"の"奇譚"である。日本においては少女(下手すると幼女)に過剰な価値を付加する傾向があるが、汚れを知らないとされる女子を崇める心持ちは脈々と続いてきたものなのだろう(例えば巫女や斎宮など)。

2016.7.14  松本潤×有村架純で恋愛小説「ナラタージュ」を映画化!行定勲監督がメガホン

松本潤と有村架純の共演で、島本理生氏の恋愛小説「ナラタージュ」が映画化されることが決定した。松本、有村ともに初の顔合わせとなる行定勲監督のメガホンで、一生に一度しか巡り合えない狂おしいほどの恋を描き出す。

2016.6.15  作家の読書道 第173回:西崎憲さん

作家、翻訳家、アンソロジスト、ミュージシャンと、さまざまな顔を持つ西崎憲さん。昨年は日本翻訳大賞を立ち上げ、今年は文芸ムック『たべるのがおそい』を創刊など、活動の場をどんどん広げていく西崎さんの原点はどこにある? その読書遍歴はもちろん、各分野に踏み出したきっかけもあわせておうかがいしました。

2016.6.8  【今週はこれを読め! エンタメ編】アイデアと奥深さが詰まった傑作集『ショートショートの缶詰』

星新一のショートショートとともに中学高校時代を過ごした身としては、星氏の逝去後ずっと「もうショートショートって読めないのかなあ...」という喪失感を抱えていた。

2016.6.7  【今週はこれを読め! SF編】竜の神話と生物学のロジック、篠田節子のサイエンス・フィクション

篠田節子はこれまでも、毒性を有する変異カイコが猛威をふるう『絹の変容』、新種日本脳炎を媒介する軟体動物が蔓延る『夏の災厄』と、描線がくっきりとしたパニックSFを送りだしてきた。『竜と流木』はそれらにつづく最新作である。人間に仇なす生物の量感でみれば、こんかいはほとんど怪獣小説といってよい。

2016.5.31  「ばーっと読めて、わーっと楽しめるそんな小説を目指しました」第2回「本のサナギ賞」大賞作品『ウンメイト』

全国の書店員と本好きが選ぶ新人小説賞「本のサナギ賞」。第2回目となる開催で大賞に選ばれた作品『ウンメイト』が、2016年6月16日(木)に発売される。

2016.5.24  村上春樹とイラストレーターをテーマにした初の展覧会にファン大興奮!「これは行かねば…」

現代日本を代表する小説家・村上春樹の文学作品と、イラストレーションとの関係をテーマにした企画展『村上春樹とイラストレーター-佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸-』が2016年5月25日(水)~2016年8月7日(日)まで、ちひろ美術館・東京で開催される。

2016.5.23  季刊文芸誌:『小説BOC』創刊

今年、創業130年を迎えたことを記念し、中央公論新社は季刊文芸誌『小説BOC(ボック)』を創刊した。

2016.5.18  「共感は必要ない」 小説家は「良い小説の書き方」をどう考えるのか

日本翻訳大賞の発起人であり、小説家、翻訳家、ミュージシャンなど多岐にわたるジャンルで活躍する西崎憲さんが、今度は自身が責任編集を務める文芸誌を創刊した。

2016.5.5  【今週はこれを読め! エンタメ編】奇妙で不穏な三崎亜記の短篇集『ニセモノの妻』

三崎亜記という作家を形容するのに、「とらえどころのない」「不穏な」「不条理な」あたりは欠かせないキーワードではないだろうか。

2016.4.17  ちひろ美術館で「村上春樹とイラストレーター」展 - 文学と絵の相互関係、過去作品の表紙を振り返る

企画展「村上春樹とイラストレーター-佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸-」が、ちひろ美術館・東京で開催される。会期は、2016年5月25日(水)から8月7日(日)まで。

2016.4.7  京都府立図書館にカーリルの高速横断検索サービスが初導入

京セラ丸善システムインテグレーション株式会社と株式会社カーリルは7日、京セラ丸善の公共図書館システム「ELCIELO」と高速横断検索サービス「カーリル Unitrad API」を連携したシステム共通基盤を京都府立図書館に導入したことを発表した。

2016.3.29  (京ものがたり)梶井基次郎と小説「檸檬」の舞台 出口見えぬ時代、描いた日常の美

棚から引き抜いて積み上げた色彩豊かな画集の上に、黄色のレモンを置いて書店を立ち去る。

2016.3.29  ヤキに体罰にシゴキ……!? 想像を絶する大学生生活にして、青春小説。

つい先日、「体罰による学生の自殺」がニュースで取り上げられた。試合中に顧問が生徒の顔を何度も殴るショッキングな映像が流れ、「どうして誰も止めないのだろう?」と思ったものだ。

2016.3.26  中川大志&伊藤沙莉がラブコメに挑戦! 「E★エブリスタ」発の『私のあだ名はブタっち。』原案の映画公開が決定

中川大志と、映画初主演となる伊藤沙莉が共演する「片想い」をテーマにしたラブコメディ「MY NICKNAME is BUTATCHI」が、2016年7月2日(土)より公開されることが決まった。

2016.3.20  [オカルティック・ナイン]志倉千代丸のラノベがテレビアニメ化 声優に梶裕貴、佐倉綾音、石川界人

ゲームなどで人気の「STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)」シリーズを手がけた志倉千代丸さんのライトノベル「Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-」(オーバーラップ文庫)が、テレビアニメ化されることが分かった。

2016.3.3  吉川英治文学賞、赤川次郎さんの「東京零年」に

第50回吉川英治文学賞(吉川英治国民文化振興会主催)は3日、赤川次郎さん(68)の「東京零(ぜろ)年」(集英社)に決まった。

2016.3.1  「丸善&ジュンク堂ネットストア」がネット書店「honto」に統合、hontoでも店舗取り置きサービスが利用可能に

株式会社トゥ・ディファクトは、株式会社HONが運営するネット通販サービス「丸善&ジュンク堂ネットストア」を、トゥ・ディファクトが運営するネット書店サービス「honto」に、4月11日に統合すると発表した。

2016.2.29  Web小説は新たな時代に突入!小説投稿サイト「カクヨム」が正式オープン!

株式会社KADOKAWAと株式会社はてなが共同で開発する新しい小説投稿サイト「カクヨム」が、本日、正式オープンした。

2016.2.28  島田雅彦インタヴュー:「文学は自然界と同様に多様性が命だ」

ローリングストーン日本版 アーカイヴ・インタヴュー

2016.2.25  ピース又吉がきっかけ!? 俳句をSS作品として紡ぐ「五七五の小説工房」オープン!堀本裕樹×田丸雅智対談【前編】

定期的にWEB上で俳句を公募し、特選、秀逸、佳作を決定して選評をつけ、さらにその中から二句を選んでショートショート作品として紡ぐという、俳人の堀本裕樹さんとショートショート作家の田丸雅智さんがコラボレートする企画「五七五の小説工房」が2月25日に双葉社の文芸WEBマガジン『カラフル』にオープンする。

2016.2.24  田辺聖子文学館:永遠の文学少女の世界を 書斎も再現 東大阪

近鉄奈良線の河内小阪駅(東大阪市)から徒歩数分。

2016.2.17  書店員が"世に出したい"作品を選ぶ「本のサナギ賞」第2回受賞作品決定!

未発売の作品を書店員が審査・投票し、「世に出したい」作品を選ぶ「本のサナギ賞」。2016年2月16日(火)、「第2回 本のサナギ賞」の受賞作品が発表され、応募総数365作品の中から、大賞に『アメリカンレモネード』(百舌涼一著)、優秀賞には『顔のない悪魔』(今葷倍正弥著)が決定した。

2016.1.19  芥川賞に滝口さんと本谷さん 直木賞に青山さん

第154回芥川賞と直木賞の選考会が、19日夜、東京で開かれ、芥川賞に滝口悠生さんと本谷有希子さんの2つの作品、また、直木賞には青山文平さんの作品が選ばれました。

2016.1.18  【関西の議論】作家、本好きの貴重な"生息場所"-文学バー「リズール」開店5年、芥川賞作家・玄月さんの手料理も

芥川賞作家の玄月さんが大阪・南船場に開いた文学バー「リズール」が今月末、丸5年を迎える。

2016.1.2  [2016年ラノベ市場展望]ネット発小説の拡大続く 紙書籍と「住み分け」

出版不況の中で唯一の"成長分野"とされる、若者向けのイラスト付き小説「ライトノベル」も、2年連続減の約225億円(出版科学年報調べ)となり、縮小傾向だ。

2015.12.11  架空の高校を使ったプロジェクト「N高校」KADOKAWA電撃各誌などで開始

KADOKAWAが、オンライン上に架空のネット高校として「N高校」を設立。電撃系を中心とした各メディアとの連動企画を展開していく。

2015.12.11  「小説」が愛おしくなる『本をめぐる物語 小説よ、永遠に』 副題に込められた意味とは?

『ダ・ヴィンチ』に連載していた「本をめぐる短編」から誕生したアンソロジーの第3弾。「小説よ、永遠に」という祈りのような副題をつけたのにはわけがある。

2015.12.9  ヤフー検索大賞、作家部門は芥川賞の又吉さん

インターネット上の検索回数が前年より最も上昇した人物や作品などを表彰する「Yahoo!検索大賞2015」が9日、発表され、大賞にダンス&ボーカルグループ「三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」が選ばれた。

2015.12.9  【今週はこれを読め! エンタメ編】第三の言語で書かれたエッセイ『べつの言葉で』

小学生のとき、「ゆかりちゃんちってごはんは毎日カレーなの?」と聞かれる。

2015.12.3  「このままじゃマズい…」アラフォー独身男の自堕落ポップノベル【第2回暮らしの小説大賞受賞作】

同じような毎日の繰り返しに、安心しつつも、辟易としている。

2015.11.28  電撃文庫『戦闘機少女クロニクル』は歴代の戦闘機が電撃文庫の人気イラストレーター陣によって美少女の姿に!?

瑠莉丸タクマ先生が執筆する電撃文庫『戦闘機少女クロニクル』の紹介記事をお届けします。

2015.11.25  原稿用紙一枚から応募可能! "ショートショート作家"の育成を目的とした新しい文学賞設立

短い文章の中に目を見張るようなアイデアやあっと驚く結末があり、すぐ読めるにも関わらず、読後に余韻が残る超短編小説のショートショート。

2015.11.23  文学作品を漫画に

古今東西の文学作品を、芸術性豊かな描き方で漫画にした本が相次ぎ登場している。

2015.10.28  【エンタメ小説月評】「特別」ではない者の覚悟

大概の人は成長するにつれ、「ちっぽけな自分」に気づいてしまう。

2015.10.23  『バカとテストと召喚獣』作者の最新作発売! 特装版には"バカテス"書き下ろし小冊子付き!

累計730万部を突破し、TVアニメ化もされた大人気ライトノベル『バカとテストと召喚獣』。その"バカテス"の著者である井上堅二の最新作『Lady!? Steady,GO!! Special Edition』が、2015年10月30日(金)に発売されることとなった。

2015.10.23  暮らしのスペシャリストと選ぶ新しい文学賞―第2回「暮らしの小説大賞」受賞発表会レポート

2015年10月9日(金)に、都内で第2回「暮らしの小説大賞」の受賞発表会が行われた。「暮らしの小説大賞」とは、"暮らし"と"小説"をつなぐ存在になるべく、選考委員に暮らしのスペシャリストを迎え、2013年6月からスタートした新しい文学賞だ。

2015.10.21  村上春樹、文芸誌『MONKEY』で復刊してほしい翻訳小説を語る! ロングインタビューも掲載

アメリカ文学研究者であり、稀代のメキキスト・柴田元幸が、古今東西の文学世界を変幻自在に遊びつくす文芸誌『MONKEY』の最新号が、2015年10月15日(木)に発売された。

2015.10.20  【今週はこれを読め! SF編】甦る『屍者の帝国』、読み換えられる『計劃』

伊藤計劃の三作品をアニメ化する「Project Itoh」と連動し、版元をまたいでの出版企画が相次いでいる。本書もそのひとつだ。

2015.10.20  きらら熱烈インタビュー 第126回 大島真寿美さん

静助さんの生き方も愚かだとは簡単には言えない。無限の凄さを持っている人が、世の中にはたくさんいると信じています。

2015.10.6  【今週はこれを読め! SF編】ウカレモノの宇宙人、バルセローナを行く

作者のエドゥアルド・メンドサは、1970年代半ばから活躍しているスペインの小説家で、2015年にはフランツ・カフカ賞を受賞している(この賞は2001年より実施されている国際的な文学賞で、これまでフィリップ・ロス、ハロルド・ピンター、村上春樹、ジョン・バンヴィル、アモス・オズ、閻連科らが受賞)。

2015.10.6  [注目アニメ紹介]「『庶民サンプル』としてゲッツされた件」 お嬢様学校に転校でモテモテに

令嬢ばかり通う学校に連れてこられた高校生の学園生活を描くラブコメディー「俺がお嬢様学校に『庶民サンプル』としてゲッツされた件」が7日から順次スタートする。

2015.9.26  "書店ゼロ市町村"が全国に332も! 理由はオリジナリティの喪失?

電子書籍やインターネット書店など、本の購入に"足"を必要としなくなって久しい。

2015.9.19  宮尾登美子88年の足跡 県立文学館で追悼展

◇「母のたもと」直筆原稿、愛用着物など

2015.8.27  "第17回 エンターブレインえんため大賞"全部門の受賞作品が発表 エンターテイメント系クリエイターのプロデビューの登竜門

小説、コミックなどのエンターテイメント作品を募集するKADOKAWA主催による新人賞"エンターブレインえんため大賞"。その第17回について、応募総数1738作品の中から選考を経て、受賞作品すべてが決定した。

2015.8.26  純粋な小鬼の「思い」にあなたは何を感じるか!? 西條奈加のファンタジー小説『千年鬼』

2015年に『まるまるの毬』で吉川英治文学新人賞を受賞した、西條奈加の『千年鬼』が2015年8月4日(火)に待望の文庫化となった。

2015.8.18  丸善京都本店:10年ぶり再開へ 小説「檸檬」の舞台

2005年5月26日、閉店が決まった「丸善京都河原町店」で、積み上げられた美術書の上に人知れず置かれたレモン

2015.8.4  【今週はこれを読め! SF編】現代日本SFの幅の広さを詰めこんだショーケース

あらためて「SFはいろいろだなあ」と感じいる。「いろいろ」の幅を年刊SF傑作選のパッケージにギチっと収めてみせるのが、大森・日下コンビの慧眼と手腕だ。

2015.8.1  ラノベ質問状:「されど僕らの幕は上がる。」 リアリティー番組「シェアハウス」の謎とは!?

話題のライトノベルの魅力を担当編集者が語る「ラノベ質問状」。今回は「されど僕らの幕は上がる。」(喜多見かなたさん作、白身魚さんイラスト)です。角川スニーカー文庫(KADOKAWA)の今井理紗さんに作品の魅力を聞きました。

2015.7.17  『狼と香辛料』の支倉凍砂氏による『WORLD END ECONOMiCA』シリーズ完結記念インタビュー!!

『狼と香辛料』の支倉凍砂氏による最新作、電撃文庫『WORLD END ECONOMiCA』がついにシリーズ完結。テスト明けや夏季休暇に一気読みするチャンスですよ!!

2015.7.16  梶井基次郎『檸檬』で知られる"丸善"が10年ぶりに復活! カフェ併設の超大型書店として蘇る

"私は体調の悪いときに美しいものを見る贅沢をしたくなる。しかし最近は馴染みの丸善に行くのも気が重い。ある日檸檬を買った私は、その香りや色に刺激され、丸善の棚に檸檬一つを置いてくる"

2015.7.6  <注目アニメ紹介>「オーバーロード」 さえない青年が魔王に 人気ウェブ小説をアニメ化

ウェブ小説から生まれた丸山くがねさんのライトノベルが原作のテレビアニメ「オーバーロード」が7日から順次スタートする。ゲーム好きのさえない青年が魔王となって暗躍する姿が描かれる。

2015.7.1  富士通の電子書店「BooksV」終了 開始から4年

富士通の電子書店「BooksV」が9月29日に終了する。

2015.6.30  京都の「丸善」、10年ぶり復活

京都の丸善が10年ぶりに復活。「京都BAL」地下1階・2階に8月21日にオープンする。

2015.6.30  書評:女たち三百人の裏切りの書 [著]古川日出男 - 蜂飼耳(詩人・作家)

■改竄された「源氏」、「現代」映す物語の妙

2015.6.24  【今週はこれを読め! エンタメ編】姉妹の心理をさりげなく的確に描く〜瀧羽麻子『ふたり姉妹』

情報番組「ノンストップ!」(フジテレビ系。私の住む地域では平日朝10時頃から放映)で最近ホットな話題のひとつが、「アラ50姉妹トラブル」だ。

2015.6.10  アラフォー世代の心を打つ!「俺の暮らしはどうなるんだ…」小説 【第2回「暮らしの小説大賞」受賞作が決定!】

〈暮らし〉と〈小説〉をつなぐ新しい架け橋、「暮らしの小説大賞」

2015.6.7  小説で読みたい 名作SF映画、ベスト10

近年、「猿の惑星」や「スター・トレック」など往年のSF映画が相次ぎ再び製作されている。今年も「ターミネーター」(7月)、「ジュラシック・ワールド」(8月)、「スター・ウォーズ」(12月)と、話題の大作が続々公開される。

2015.6.4  【文芸月評】静かに散る 銃後の描写

愛せない苦悩つづる佳作も

2015.5.20  作家の読書道 第160回:薬丸岳さん

005年に『天使のナイフ』で江戸川乱歩賞を受賞、以来少年犯罪など難しいテーマに取り組む一方で、エンタメ性の高いミステリも発表してきた薬丸岳さん。

2015.5.19  【今週はこれを読め! SF編】大きい世界を映す小さな言葉の粒、妙なるアイデア、巧みなプロット

ジーン・ウルフの第二短篇集。ちょっと変わったタイトルは、各収録作がなんらかの「日」----祝祭日もあれば狩猟解禁日みたいなものもある----に対応しているからだ。

2015.5.18  直木賞作家の車谷長吉さんが死去

濃密な文章で反時代的な私小説を書いた直木賞作家の車谷長吉(くるまたに・ちょうきつ、本名・嘉彦=よしひこ)さんが17日、死去した。

2015.5.17  早生まれは作家になりやすい? 芥川賞選考委員の9割も…「なぜ」を調べてみた

1月1日から4月1日に生まれた、いわゆる「早生まれ」。国内の作家の経歴をひもとくと、なぜかこの"早生まれ率"が高い、という話が文壇でささやかれている。

2015.5.12  【今週はこれを読め! SF編】高度監視システムの間隙をくぐり、悪党どもを出しぬいて、走る少年少女

体制による管理が行き届いた息苦しい社会のなかで、アウトローのヒーローが支配の裏をかいて大活躍するSF。

2015.5.8  太宰治賞に伊藤朱里さんの「変わらざる喜び」

新人小説家の登竜門とされる第31回太宰治賞(筑摩書房、東京都三鷹市共催)の選考会が7日、三鷹市内で開かれ、応募1251作品の中から、東京都板橋区の専門学校生、伊藤朱里(あかり)さん(29)(本名・水野彩絵(さえ)さん)の「変わらざる喜び」が選ばれた。

2015.4.29  イラスト付き街歩きエッセー

昨年3月に急逝したイラストレーター、安西水丸さんが月刊小説誌「小説現代」に2007年から昨年4月号まで隔月で掲載したイラスト付き街歩きエッセー全44回分が『東京美女散歩』(講談社、2100円)=写真=にまとまった。

2015.4.21  本屋大賞受賞作『鹿の王』が凄いことになっている 「全国書店ランキング」を総なめ

「2015年本屋大賞」を受賞した上橋菜穂子氏の『鹿の王』(KADOKAWA)が、全国の大型書店ベストセラーランキングで第1位を続々と獲得。

2015.4.15  紙の本を購入→将来、同じ本の電子書籍を購入するとき50%オフ、丸善などで「読割50」スタート

過去に買った本にも、これから電子化される本にも適用

2015.4.8  高知県立文学館で「姉弟展」倉橋由美子の素顔紹介

高知県香美市出身の作家、倉橋由美子さん(1935年~2005年)の魅力を弟で装画・装丁家の倉橋三郎さん(73)=東京都=の文章や秘蔵写真で紹介する「倉橋由美子×倉橋三郎姉弟展『心にいつも土佐の風』 」が高知市丸ノ内1丁目の高知県立文学館で開かれている。

2015.4.7  藤井太洋×長谷敏司 対談:科学技術とSF――2人のSF作家は語る、その過去・現在・未来を

第35回「日本SF大賞」を受賞した藤井太洋さんと長谷敏司さん。古典と言われるSF作品が生まれた時代、多くの人が夢見た技術がだんだんと実現し始めている現代において、SF作家に求められるものとは何なのか。二人の会話を中心にお届けする。

2015.4.7  bestseller's interview 第67回 田中 慎弥さん

『宰相A』著者 田中慎弥さん

2015.4.6  映画『王妃の館』公開記念SP対談 浅田次郎×水谷 豊

「相棒」シリーズでもおなじみの杉下"右京"演じる水谷豊が、今作では天才小説家の北白川 "右京"になる!?

2015.4.3  82歳の官能小説評論家がふり返る『日本の官能小説』と性表現 ―摘発と戦ってきたエロスな文学の深淵

戦後70年を迎える今年。『日本の官能小説 性表現はどう深化したか』(永田守弘/朝日新聞出版)がたどる官能小説の歴史も1945年、終戦の年からはじまる。

2015.3.16  【今週はこれを読め! ミステリー編】『ザ・ドロップ』に犯罪小説の真髄を見た!

これぞ犯罪小説、という長篇を読んでしまった。

2015.3.3  【今週はこれを読め! SF編】ヒーローさえ沈鬱な霧に沈む歴史のなか、一瞬だけ輝く「夏の日」

「立派なヒーローとは、どんなヒーローだろう?」。能力を得たイギリスの青年ヘンリー・フォッグはそう自問する。

2015.2.23  出版不況でも「全集」活況の背景 「世界文学全集」異例の40万部 「より深く考えるコンテンツを」

「活字離れ」の傾向が続く中、ここ数年、全集を目にする機会が増えている。この出版不況の折に、なぜ重厚な書物を世に出すのか――。

2015.2.18  【今週はこれを読め! エンタメ編】じんわり効いてくる寅さん小説〜滝口悠生『愛と人生』

博多華丸・大吉のネタに「酒のちゃんぽんと親の意見は後から効いてくる」というフレーズがある。私はここに「男はつらいよ」シリーズも、"後から効いてくるもの(成長とともによさがわかる、という意味での)"として加えたい。

2015.1.30  海外文学が売れないのは値段のせい!? 書店にて「海外文学フェア」開催!

普段あまり海外文学を読まない人に、海外文学の面白さを伝える「50人に聞きました!老いも若きもまずはこの1冊から はじめての海外文学フェア」が、全国の書店14店舗で開催されている。

2015.1.18  「女子アナは欲望がないフリをするのがお約束」 林 真理子×小島慶子対談!

一昨年に出された初の人生論新書『野心のすすめ』がベストセラーに。

2015.1.17  小野さん芥川賞 九州の風土が育んだ文学

九州の風土や文学の土壌を背景に育まれた作品が、また一つ大きな評価を得た。

2015.1.15  芥川賞に小野正嗣さん 直木賞に西加奈子さん

第152回芥川賞と直木賞の選考会が15日夜に東京で開かれ、芥川賞に小野正嗣さんの「九年前の祈り」、直木賞に西加奈子さんの「サラバ!」がそれぞれ選ばれました。

2015.1.10  『狼と香辛料』の支倉凍砂先生最新作『WORLD END ECONOMiCA I』は金融冒険青春活劇!【電撃文庫新作紹介】

■青春×月面×金融! 『狼と香辛料』『マグダラで眠れ』の支倉凍砂が贈る、金融冒険青春活劇!

2015.1.10  浅草神社 小説で応援 地元に在住の浅草アリスさん ネット投稿作品を文庫化

台東区花川戸に残る「浅茅ケ原(あさぢがはら)の鬼婆(おにばば)伝説」を題材にした小説が角川ビーンズ文庫から出版された。

2015.1.8  ニコニコ、芥川・直木賞候補作の試し読みを実施

ニコニコチャンネルは1月7日、テキスト配信機能「ブロマガ」で第152回芥川賞・直木賞の全候補作品の冒頭部分を無料配信している。出版社の協力を得て、前回から実施。

2015.1.8  丸善書店とジュンク堂書店、出版社別売上げベスト300を発表

丸善書店とジュンク堂書店はこのほど、2014年の出版社別売上げ上位300位をそれぞれ発表した。

2014.12.31  読書委員が選ぶ「2014年の3冊」<下>

評・松山巖(評論家・作家)

2014.12.26  『ニートの恩返し』のヒロインは助けた鶴! でも美少女だけど引きこもり……【電撃文庫新作紹介】

丸山英人先生が執筆する、電撃文庫『ニートの恩返し』の紹介記事をお届けします。

2014.12.26  「主演・高倉健」の小説、作者が見たスターの素顔

"主演・高倉健"の小説がある。

2014.12.24  丸善、ジュンク堂を吸収合併 社名は「丸善ジュンク堂書店」に

丸善CHI傘下の丸善書店がジュンク堂書店を来年2月1日付けで吸収合併する。

2014.12.21  松尾さんら金賞 「佐賀の伝統文学の世界」文芸大会

文芸の魅力を伝える第5回「佐賀の伝統文学の世界」文芸大会が20日、佐賀市の佐賀城本丸歴史館で開かれた。

2014.12.19  本との意外な出会いを演出!? 図書館で貸し出される「本の福袋」が面白い!

目白図書館の本の福袋「本の宝袋」。12月16日から特設コーナーが設置されている

2014.12.8  丸善や文教堂で紙の本を購入→将来、電子版を買う時に5割引~ISBNで照合

大日本印刷グループの書店が来年春より「読割50」

2014.11.29  アニメ『冴えない彼女の育てかた』ノイタミナほかで1月スタート

来年1月よりフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」ほかで放送開始予定のテレビアニメ『冴えない彼女の育てかた』。オープニング&エンディングテーマの情報や第2弾キービジュアルが公開中だ。

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