左に関連する小説ニュースまとめ
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左 ニュース検索結果
2021.7.14 第165回芥川賞は石沢麻依『貝に続く場所にて』、李琴峰『彼岸花が咲く島』、直木賞は佐藤究『テスカトリポカ』、澤田瞳子『星落ちて、なお』に決定!
第165回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)が発表された。選考会は7月14日(水)、都内で開催され、「芥川龍之介賞」は石沢麻依『貝に続く場所にて』、李琴峰『彼岸花が咲く島』に、「直木三十五賞」は佐藤究『テスカトリポカ』、澤田瞳子『星落ちて、なお』に決定した。
2021.6.11 芥川賞と直木賞の候補作決まる
第165回芥川賞と直木賞の候補作が発表されました。それぞれ5人の作品が選ばれ、いずれも3人が初めての候補です。
2021.6.8 【今週はこれを読め! SF編】冷徹なる種族殲滅の宇宙で、愛は価値を持つか?
世界的ベストセラー《三体》シリーズの完結篇。『三体』『三体II』と比べて、時空スケールがいっそう壮大になっている。
2021.4.14 【今週はこれを読め! エンタメ編】料理とおみくじで一歩を踏み出す短編集〜冬森灯『うしろむき夕食店』
食べ物の描写がおいしそうな文章は、もうそれだけでありがたい。食は大事。栄養学的な観点からももちろんだけれど、単純においしいものを食べたときの格別な幸せを思うだけでも、食事の大切さは決してないがしろにできないと思う。...という意見に賛同してくださるあなたに、ぜひおすすめしたい本がございますのよ。
2021.3.1 【今週はこれを読め! ミステリー編】死と生が表裏一体の短篇集『丸い地球のどこかの曲がり角で』
滅びの唄が聴こえる。
2021.2.26 「魔法のiらんど 小説&コミック大賞」小説大賞・コミックシナリオ大賞の受賞作品が決定!
[株式会社KADOKAWA]
2021.2.12 【今週はこれを読め! ミステリー編】とんでもなく無能で不愉快な警部のコメディ『平凡すぎる犠牲者』
ドーヴァー警部よ(ピンクレディーの某曲っぽく)。
2021.1.3 日本SFを海外に積極展開へ 自身も初の小説を発表 日本SF作家クラブ会長・池澤春菜さん
「SFの振興と発展」をテーマに
2021.1.1 第55回北日本文学賞受賞者インタビュー
宮本輝氏選「第55回北日本文学賞」(副賞100万円)は、大阪市の大学院生、谷町蛞蝓(なめくじ)さん(32)の「きぼう」に決まった。
2020.12.23 【今週はこれを読め! エンタメ編】部活をめぐる青春ミステリー連作集〜酒井田寛太郎『放課後の嘘つきたち』
「この人に会ってみたい」と思う人はたくさんいる。
2020.9.9 【今週はこれを読め! エンタメ編】誰もが輝くバスケ小説〜藤岡陽子『跳べ、暁!』
バスケットボールって、ほんとうにハードなスポーツだというイメージがある。ほぼずーっと走りっぱなし、手も足も使う、ジャンプ力も要求される。未経験者からすると、こんなにいっぺんにいろんなことをしなければならないのが信じられない。しかも、チームワークまでが重要になってくるのだ。
2020.5.21 【今週はこれを読め! ミステリー編】達人ミネット・ウォルターズの性格劇『カメレオンの影』
ミステリーの興趣は性格喜劇、もしくは悲劇のそれにつながる。
2020.4.23 【今週はこれを読め! ミステリー編】颯爽と八方破れな『弁護士ダニエル・ローリンズ』登場!
人生に絶望するにはまだ早い、と教えてくれる小説である。
2020.3.3 【今週はこれを読め! SF編】第二次『幻想と怪奇』に喝采!
伝説の雑誌〈幻想と怪奇〉が45年の歳月を経て甦った!
2020.1.29 【今週はこれを読め! エンタメ編】将棋盤を挟んだ少女と元棋士の対話〜尾﨑英子『竜になれ、馬になれ』
これを題材にした本(漫画、映画、などなど)はスルーできない、というポイントは人それぞれであろう。私の場合は、「駅伝」と「将棋」。シーズンがだいたい秋〜冬場と決まっている駅伝と違って、将棋は一年中何かしらのタイトル戦やその予選・決勝リーグ的なものが途切れることなく行われている。大一番というときでなくても常にトレーニングや鍛錬を続けているのは同じだろうし、駅伝のように時期が集中していれば楽だなどとは決して思っていないが、成績が上位のプロ棋士ほど年間を通していくつものリーグ戦を同時進行で戦わなければならないとなると将棋ってほんとに過酷な世界だなと圧倒される。
2019.11.21 【今週はこれを読め! ミステリー編】スリル満点のリンカーン・ライムシリーズ最新作『カッティング・エッジ』
スリラー。文字通りスリルを掻き立てることを目的にした娯楽作品だ。
2019.10.26 作家の読書道 第211回:又吉直樹さん
お笑い芸人として活躍する一方で読書家としても知られ、発表した小説『火花』で芥川賞も受賞した又吉直樹さん。著作『第2図書係補佐』や新書『夜を乗り越える』でもその読書遍歴や愛読書について語っていますが、改めて幼少の頃からの読書の記憶を辿っていただくと、又吉さんならではの読み方や考察が見えてきて……。
2019.10.18 【特集】『弱キャラ友崎くん』×『千歳くんはラムネ瓶のなか』最新刊同時発売記念 屋久ユウキ×裕夢 青春ラブコメ対談インタビュー
2019年10月18日に『弱キャラ友崎くん』第8巻、『千歳くんはラムネ瓶のなか』第2巻が同時発売となった。このたび2作品の最新刊発売を記念して、両作品の著者である屋久ユウキ先生と裕夢先生をお招きし、青春ラブコメ対談インタビューとしてお話をお聞きした。両作品は小学館ライトノベル大賞にて「優秀賞」を受賞すると共に、キャラクターや物語において「リア充」という存在も欠かせない共通点として有している。お互いの印象から各作品のキャラクターに込められた想い、地元を物語の舞台にした理由など幅広く語っていただいた。
2019.10.1 【今週はこれを読め! SF編】有無を言わせぬ怒濤の展開! 正調ワイドスクリーン・バロック!
ブライアン・W・オールディスが激賞、この作品のために「ワイドスクリーン・バロック」なるサブジャンル呼称を提唱までした話題作がついに翻訳された。
2019.9.6 【今週はこれを読め! ミステリー編】夏の終わりに読みたい二つの中編『エレベーター』『わが母なるロージー』
暑さ寒さも彼岸までと言う。まだ夏が終わらないうちに、この本を読んでしまおう。
2019.8.28 【今週はこれを読め! エンタメ編】50代女性が思い出す子供の頃のこと〜岸政彦『図書室』
違う分野から「どこまでできるか挑戦したくてやってみました」的な感じで進出してくる人より、"苦節○十年"と地道にやってきた人の方を応援したくなる傾向は、確実に自分の中に存在している。具体的に言うと、"霜降り明星がM-1でチャンピオンになったときには素直に祝福できたが、粗品さんがR-1でも優勝をさらったことに対しては若干複雑な気持ちがないでもない"という状態だ。「ピンでやってる芸人さんが評価されるともっとよかったかも...」という感じ。しかし、確かにR-1においても粗品さんはおもしろく、なんなら決勝進出者の他の2名もコンビ芸人の片割れだったのだ。
2019.7.26 【今週はこれを読め! ミステリー編】英統治下インドでもがく警部と部下『カルカッタの殺人』
解けない謎があることのもどかしさを楽しさに変換してくれる警察小説だ。
2019.7.23 【今週はこれを読め! SF編】冬の物語、夢の物語、大胆なガジェットと切ない恋情
冬の物語、あるいは冬へと向かう物語。SFの歴史のなかで、いくつも印象的な作品が生まれてきた。ライバー「バケツ一杯の空気」、ティプトリー「愛はさだめ、さだめは死」、ル・グィン『闇の左手』、コーニイ『ハローサマー、グッドバイ』。本書はその系譜に連なる一冊だ。
2019.7.20 【今週はこれを読め! ミステリー編】スウェーデン発の歴史ミステリー『1793』
今ここにいる自分の当たり前が、違う場所、違う時間では当たり前ではないことを小説は気づかせてくれる。
2019.7.16 【今週はこれを読め! SF編】ミルハウザーの新しい試み、しかし変わりのない魔法の言葉
スティーヴン・ミルハウザーの言葉は、ささやかな、しかし鮮やかな魔法のように、読み手の世界を変えていく。『イン・ザ・ペニー・アーケード』『バーナム博物館』『ナイフ投げ師』『十三の物語』といった短篇集に収められた諸篇を読むとき、ぼくの脳裡に浮かぶのは、十八世紀スイスの時計職人が生みだした精妙な機械細工だ。小さな空間に驚異と憧憬が詰まっている。
2019.6.11 【今週はこれを読め! SF編】実体と魔物に分かれたひとり。止められない戦争をいかに生きるか?
上田早夕里は小松左京の名を冠した公募新人賞からデビュー、その受賞経歴にふさわしく、人類史的スケールの視座から、しかしいっぽうで地に生きる個人の意志や情動を取りこぼさずに描く、骨太の作品を送りだして、読者の注目を集めてきた。そのいっぽう、《妖怪探偵・百目》や《洋菓子》など、別の領域の作品でも一定の評価を得ている。きわめて懐の深いクリエーターといえるだろう。
2019.6.10 【今週はこれを読め! ミステリー編】物語に呑み込まれるミステリー『国語教師』
ひさしぶりに物語を怖いと感じた。
2019.5.14 【今週はこれを読め! SF編】場所が特定できぬ孤峰、スパゲッティコードとしての世界
これは旅の物語であり、物語という旅である。地図はない。行ってみないと、その先がどうなっているかわからない。
2019.3.31 低迷する文庫市場に光明 女性読者が支える"時代小説"
女性読者が増えた要因とは?
2019.3.12 【今週はこれを読め! SF編】宇宙共通の原理としての進化
『天冥の標』がついに完結した。十巻構成だが、数冊がかりの巻もあるので本の数でいえば、全十七冊。足かけ十年にわたる執筆で、物語としては二十一世紀から二十九世紀までわたる長大な宇宙未来史となる。
2019.2.24 日本文学研究者ドナルド・キーンさんが死去 96歳
米国出身の日本文学研究の第一人者で文化勲章受章者のドナルド・キーン氏が24日午前6時21分、心不全のため東京都内の病院で死去した。96歳だった。お別れの会を行うが日取りなどは未定。喪主は養子のキーン誠己さん。
2019.2.12 【今週はこれを読め! SF編】幻想への航海、宙づりのままに残る謎
カール・エドワード・ワグナーが「LSDでぶっとんだメルヴィルが書いた『宝島』」と評した奇書である。ただし、表面的な筋を追うぶんには、ストレートな海洋幻想譚にすぎない。重要なのは、物語の向こう側にある何かだ。
2019.1.25 インフィニット・デンドログラム:"なろう系"人気ラノベがテレビアニメ…
小説投稿サイト「小説家になろう」で人気の海道左近さんのライトノベル「<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-」がテレビアニメ化されることが25日、明らかになった。斉藤壮馬さんがオンラインゲーム「Infinite Dendrogram(ID)」を始めた主人公のレイ・スターリング(椋鳥玲二)を演じるほか、声優として大野柚布子さん、村瀬歩さんや小倉唯さん、日笠陽子さんらが出演する。
2019.1.22 https://ddnavi.com/news/514263/a/
銀河帝国という設定は、物語の背景としては繰り返し描かれてきたが、それを前面に押しだした作品はさほど多くない。そもそも星間にまたがり、往来どころか通信にもままならない広大なエリアを、統一的な政治機構で統治するのはおよそナンセンスに思われる。多くの銀河帝国ものがスケール感に乏しく、未来の物語どころか、現代・近代以前の歴史の焼き直しに陥るのもしかたがない。
2018.12.20 【エンタメ小説月評】武家の悲喜 巧みな構成
ああ、うまいものだ――。朝井まかて『草々不一』(講談社)を読みながら、何度そう思ったことだろう。いい塩梅なのだ。武家の悲喜こもごもを描く短編8本を収めるが、語るべきことは存分に語り、余分は記さない。だから一編一編は短くとも、登場人物の人生が確かな手応えをもって伝わってくる。
2018.12.18 【今週はこれを読め! SF編】ベテランから新人まで個性豊かな書き下ろしアンソロジー
もう何度も書いていることだが、ここ数年の日本SFは空前の収穫期にあって、ベテランから俊英まで多くの才能が質の高い作品を送りだしている。惜しむらくは本来の受け皿たるべきSF専門誌が隔月刊の〈SFマガジン〉しかなく、しかも連載中心になってしまっていることだ。一般誌やWebなどSFを受けいれる媒体は以前より広がっているものの、ジャンルの求心力となる場が圧倒的に少ない。
2018.12.11 【今週はこれを読め! SF編】食べ飽きない語り口の妙、滋味ゆたかな物語
清朝の中国江南地方を舞台とした美食ファンタジイ。食の描写は、性愛や感情の描写と同様、ごてごてと修辞を盛ればよいというものではなく、細部を際立たせようとすれば全体がぼやけてだいなしになる。勝山海百合はそこらへんが絶妙なのだ。
2018.12.4 【今週はこれを読め! SF編】ガンマ線バーストでも終わらない世界のために
第六回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作。六篇の連作からなり、遠い未来が舞台だ。もはや人間は肉体にしばらておらず、思うがままに精神をアップロードできる(これが表題の「トランスヒューマン」たる所以)。「童話」をうたっているのは、誰もが知っているような童話を下敷きにしているからだ。
2018.10.27 作家の読書道 第199回:瀧羽麻子さん
京都を舞台にした「左京区」シリーズや、今年刊行した話題作『ありえないほどうるさいオルゴール店』など、毎回さまざまな作風を見せてくれる作家、瀧羽麻子さん。実は小学生の頃は授業中でも読書するほど本の虫だったとか。大人になるにつれ、読む本の傾向や感じ方はどのように変わっていったのでしょうか。デビューの経緯なども合わせておうかがいしました。
2018.10.12 今年限りの文学賞にカリブの女性作家 スウェーデン
【ストックホルム=共同】ノーベル文学賞の発表見送りに伴い、スウェーデンの文化人らが創設した今年限りの市民文学賞に、カリブ海のフランス海外県グアドループ出身の黒人女性作家マリーズ・コンデ氏(81)が12日決まった。最終候補4人のうちの1人に残っていた村上春樹氏は9月、「執筆に専念したい」としてノミネートを辞退した。
2018.9.25 『ハルヒ』新作短編も!伝説のライトノベル誌「ザ・スニーカー」1号限りの復活
株式会社KADOKAWAのライトノベルレーベル「角川スニーカー文庫」の創刊30周年を記念し、伝説のライトノベル雑誌「ザ・スニーカー」が1号限りの復活を果たすことが発表された。
2018.8.3 【今週はこれを読め! ミステリー編】背筋が寒くなる怖い話アンソロジー『怪異十三』
夏といえば〈幻想と怪奇〉でしょ、というあなたにお薦め。
2018.6.29 独占インタビュー「ラノベの素」 悠寐ナギ先生『→ぱすてるぴんく。』
独占インタビュー「ラノベの素」。今回は2018年6月29日に講談社ラノベ文庫より『→ぱすてるぴんく。』第2巻が発売となった悠寐ナギ先生です。第7回講談社ラノベ文庫新人賞「佳作」受賞作にして、隔月で続刊が刊行された本作。20歳の新鋭が描いたインターネットやSNSを通じた苦々しくも愛しい、リアルで等身大の青春ストーリーの内容や、第2巻の見どころについてお聞きしました。
2018.6.22 【今週はこれを読め! ミステリー編】足枷だらけの警察小説『影の子』がいいぞ!
いかに状況を宙吊りにするか。それがサスペンスを書くための条件である。
2018.6.19 【今週はこれを読め! SF編】21世紀の「ゴルディアスの結び目」、イーガン経由でアップデートされた『神狩り』
コウモリの群れがブラックホールにアタックを仕掛けている。
2018.6.11 【今週はこれを読め! SF編】ヒロタカ レア・トラックス!
これは嬉しい一冊! 飛浩隆といえば、日本SF大賞を二度受賞した唯一の作家(2018年現在)であり、それどころか出した本すべてが同賞候補になった凄玉。だが、いかんせん寡作であり、ぼくと同年代のファンのなかには「飛さんの次の本が出るまでは死ねない!」とさまざまな健康法を試みている者までいる。
2018.6.7 <91>小説の中の料理がカフェメニューに 「STORY STORY」
小田急百貨店新宿店本館10階にある「STORY STORY」。真っ白くてオブジェのような店名サインの近くにはたくさんの雑貨が並べられ、左手にはカフェがある。でもよく見ると、雑貨の隣や、カフェのカウンターなどに本が飾られており、店の奥に進むにつれ、本棚が増えていく。
2018.5.25 中毒性にハマる人続出!? 初心者でも読みやすい警察小説5作品を厳選
パズルのピースがピタッと合うときのような快感が病みつきになる警察小説。原作がドラマ化・映画化されることが多く、それだけ人気が高く、裾野の広いジャンルであると言えるだろう。本稿では、警察小説ビギナーに向けて全シリーズ一気読みしたくなるほど中毒性の高いおすすめ作品をご紹介したい。
2018.4.18 作家の読書道 第193回:奥田亜希子さん
すばる文学賞受賞作品『左目に映る星』(「アナザープラネット」を改題)以降、一作発表するごとに本読みの間で「巧い」と注目を集めている奥田亜希子さん。長篇も短篇も巧みな構築力で現代に生きる人々の思いを描き出す筆力は、どんな読書経験で培われてきたのでしょうか。デビューに至るまでの創作経験などとあわせておうかがいしました。
2018.4.11 「不登校する勇気はなかった」辻村深月が本屋大賞受賞作に込めた思い
辻村深月さん、若くしてエンタメ小説界の旗手になった小説家である。1980年生まれの38歳。2004年にメフィスト賞を受賞した『冷たい校舎の時は止まる』で鮮烈なデビューを飾り、32歳のとき『鍵のない夢を見る』で直木賞を受賞する。
2018.3.26 【今週はこれを読め! ミステリー編】探偵VS殺し屋夫婦の変幻自在ミステリー『アベルVSホイト』
自分の右手と左手が勝手にじゃんけんを始めてしまったような感じ。
2018.3.26 地下かつ地方な"アイドル小説"の新機軸!『地下にうごめく星』
アイドル戦国時代、と呼ばれるようになって久しい。その現象とシンクロして、物語カルチャーにおいてもアイドルを題材にした作品が数多く見受けられるようになった。小説分野で言えば、先日文庫化され巻末につんく♂の解説が掲載されていることも話題となった、直木賞作家・朝井リョウの『武道館』。桐野夏生の短篇「神様男」(『奴隷小説』収録)も、アイドルファンならば必読の一篇だ。
2018.3.13 【今週はこれを読め! SF編】現代中国SFの洗練度の高さに瞠目
ケン・リュウは現代アメリカSFにあって、洗練された抒情性と巧みなストーリーテリングによって多大な人気を集める作家だが、中国SFの紹介者としても旺盛な活躍をつづけている。本書はそのひとつの成果だ。現代中国SFの最前線にいる七人の作家の小説十三篇・エッセイ三篇を、ケン・リュウが選び、英訳したアンソロジーInvisible Planets: Contemporary Chinese Science Fiction in Translation。それを日本語訳したのが、この『折りたたみ北京』だ。
2018.3.6 【今週はこれを読め! SF編】盆暗にして繊細、くだらないからこそ輝く、宮内悠介の短篇集
宮内悠介の短篇集。純文学作品ではすでに『カブールの園』『ディレイ・エフェクト』という二冊の短篇集があるが、SFもしくはミステリの短篇集としてはこれが最初の一冊となる。厳密に言うと、『盤上の夜』『ヨハネスブルグの天使たち』『彼女がエスパーだったころ』『スペース金融道』『月と太陽の盤』は短篇連作を一冊にまとめているので、書誌的には短篇集なのだけど、現在の出版慣習では長篇とほぼ同等の扱いだし、読者もそのように受容している。
2018.2.13 【今週はこれを読め! SF編】メタフィジカルな奇想と上品なユーモアのショートショート連作
ここ数年、ショートショートが新しい盛りあがりを見せていて、ファンとしては嬉しいかぎり。この分野では、星新一というあまりに偉大な存在がいて、かつてはその引力圏のなかに多くの作家や読者がいたのだが、最近ではやや状況が変わってきたようだ。
2018.1.24 「ゲド戦記」のSF小説家、ル・グウィンさん死去
米メディアによると、ファンタジー小説「ゲド戦記」などで知られる人気SF作家アーシュラ・K・ル・グウィンさんが22日、西部オレゴン州ポートランドの自宅で死去した。88歳だった。詳しい死因は不明。数カ月前から体調を崩していた。
2017.12.15 又吉直樹は『えんとつ町のプぺル』に投票!? 全国の小学生が選ぶ最強の本が決まる『こどもの本総選挙』開催!
児童書出版社として70周年を迎えた「ポプラ社」が主催する、「小学生がえらぶ!"こどもの本"総選挙」の投票が2017年11月1日(水)から開始され大好評を博している。
2017.12.15 【今週はこれを読め! ミステリー編】虚実入り乱れる異色恐怖小説『誰がスティーヴィ・クライを造ったのか?』
作業中にパソコンのハードディスクがぐぐぐと唸りだしておだぶつになった経験のあるすべての方にこの本、マイクル・ビショップ『誰がスティーヴィ・クライを造ったのか?』をお薦めする。焦るよね、あれは。
2017.12.5 【今週はこれを読め! SF編】狂気の細菌兵器、すでにはじまっている破滅
表題の「破滅の王」とは、治療法のない細菌兵器のことだ。常識で考えれば、治療法がなければ兵器として成立しない。破壊兵器と異なり、細菌は標的を絞れない。地に放てば、敵味方関係なく冒していく。そんなものを実戦投入できるはずがない。しかし、戦術としてではなく、暗い情念に駆られてこれを用いる者がいたら......。
2017.11.27 『このライトノベルがすごい!2018』はアンケート回答数過去最多!? 書き下ろし短編や特製ポスターなど豪華特典付き
いまが旬のライトノベルを紹介するライトノベル総合情報誌『このライトノベルがすごい!2018』(『このライトノベルがすごい!』編集部/宝島社)が11月25日に発売された。
2017.11.22 【今週はこれを読め! エンタメ編】家族の幸福の陰にある秘密〜ローレン・グロフ『運命と復讐』
「人間誰しも秘密のひとつやふたつはあるわよ」と言える人の秘密は、たいした秘密ではない。本書の主人公のひとりである妻のマチルドの抱える秘密の重さ、そして多さは、たいした秘密を持たない私などにとってはよくここまで隠しおおせたものだと感心させられるレベルだ。
2017.11.18 阿部和重×伊坂幸太郎「私小説として読んでいただいてもいい。僕ら二人が世界を救ったんです!」奇跡の合作小説『キャプテンサンダーボルト』待望の文庫化!
純文学のフィールドで活躍する阿部和重と、エンターテインメント小説界の雄として知られる伊坂幸太郎。二人が合作小説『キャプテンサンダーボルト』を電撃刊行したのは、2014年11月のことだった。本屋大賞にもノミネートされ話題を集めた同作がこのたび、上下巻の文庫版に。この機会に改めて、合作の成果を二人にうかがい、胸を張ってもらった。
2017.11.9 青空文庫はこうやって運営され、こうやって活用されてます
10月14日に開催された青空文庫20周年記念シンポジウム"青空文庫の今とこれから"レポートの後半は、青空文庫にボランティアとして関わりたい方へ向けた入門セッションと、青空文庫の活用事例セッションをお届けする。レポート前編はこちら。
2017.10.4 【今週はこれを読め! エンタメ編】親バカの父から見た宮沢賢治の生涯〜門井慶喜『銀河鉄道の父』
ときどき「子どもたちも大きくなって、やっと子育てが終わった」的なもの言いをする人がいるが、耳にするたび違和感を覚えてしまう。
2017.10.3 講談社:「小説現代」リニューアル休刊 18年秋
半世紀の歴史を持つ小説誌の「小説現代」(講談社)が来秋、リニューアルのため1年半ほど休刊すると3日、発表した。
2017.8.28 今この瞬間の「絶対」をつないでいけば、いつかそれは永遠になる――初恋を通じて少年たちの成長を描く『ぼくらはその日まで』
9月6日発売の『ダ・ヴィンチ』は「恋する私たちは、ちょっとおかしい」という特集が組まれるが、恋をすれば「僕たち」もちょっとおかしくなる。
2017.8.12 下鴨納涼古本まつり:文学や美術書、80万冊ずらり 下鴨神社・糺の森 /京都
お盆恒例の「第30回下鴨納涼古本まつり」(京都古書研究会主催)が11日、京都市左京区の下鴨神社・糺(ただす)の森で始まった。
2017.7.29 小松左京さんの「日本沈没」電子版が"44年ぶり"ランキング1位 七回忌にあわせ配信
文芸春秋は28日、小松左京さんの小説「日本沈没」電子版がアマゾンのベストセラー・ランキングで「文芸作品(文学・評論)」部門1位(同日午前11時現在)になったと発表した。昭和48年にベストセラー1位(紙)を獲得して以来44年ぶりの快挙だという。
2017.7.26 【今週はこれを読め! エンタメ編】感動のシリーズ最終巻〜須賀しのぶ『夏は終わらない』
サブタイトルは「夏は終わらない」。イヤよ、終わって! 暑いの苦手なの! ...いや、高校球児だって暑いのがきらいな子もいるよな。それでも彼らはできる限り長く、地区大会で、甲子園で、野球をやっていたいんだよな...。と、野球を愛する若者たちの心に触れた気になる(だからといって、涼しくはならないが)。
2017.7.13 人生どん底のアラサー女性を救ったのは、"古都"と"和菓子"と……神の遣いの「子狐」? 地元ネタ満載、注目のキャラ文芸
唐突だが、私は度々「京都に住みたい」欲求に苛まれる。仕事や家族のことを考えると実現は限りなく不可能なので、ただ妄想するだけだった……なのに、まるで「京都」(しかも私の狙っている伏見周辺!!)に住んでいる気分を味わわせてくれるキャラクター文芸が誕生するとは……!
2017.7.10 Interview:島田雅彦さん 人類文明の後まで考察 小説『カタストロフ・マニア』発表
ロールプレーイングゲームのごとく、読むのは楽しい。
2017.7.6 縄文時代に生きた少年の戦いと愛 人間の根源を描く歴史ロマン『二千七百の夏と冬』
北関東のダム建設予定地で、縄文人の古人骨が発見された。
2017.6.28 【今週はこれを読め! エンタメ編】「先生」の手紙をめぐるミステリー〜吉田篤弘『遠くの街に犬の吠える』
我々はふだん言葉を使って意思の疎通を図る。声に出して話す場合もあるし、手紙やメールで文字にして送る場合もある。
2017.6.21 作家の読書道 第184回:朝比奈あすかさん
2006年に『憂鬱なハスビーン』で群像新人文学賞を受賞してデビュー、以来、現代社会のなかでいきる大人の女性の姿から少年や少女の世界まで、さまざまな設定・テーマで作品を発表している朝比奈あすかさん。その作風の幅広さは、幼い頃からの幅広い読書体験、さらには一時期アメリカに住んでいた頃の体験が影響している模様。ではその具体的な作品・作家たちとは?
2017.5.18 「記者小説」に相次ぎ文学賞
2000年代半ば、新聞記者を描く小説といえば、日航ジャンボ機墜落事故を題材にした横山秀夫さんの「クライマーズ・ハイ」だった。
2017.5.16 【今週はこれを読め! SF編】一篇ごとに工夫を凝らす名手ケン・リュウ
ケン・リュウは小説が上手いなあ。物語が面白いというだけではなく、小説が上手い。
2017.5.11 ウイスキーと小説がコラボ! 角田光代×朝井リョウ お酒をめぐる対談
楽しみ方で、"ウイスキーって、おもしろい"を味わうことのできる「ブラックニッカ」。今、対象商品のポイントを集めて応募すると、人気作家二人のオリジナル小説が必ず読めるお楽しみが! ウイスキーをテーマに、二人はどんな想いで物語を紡いでいったのだろう。
2017.4.19 【今週はこれを読め! エンタメ編】心を温めてくれる短編集〜川上弘美『ぼくの死体をよろしくたのむ』
ある時期、川上弘美さんの本だけを読み続けていたことがある。
2017.3.28 【今週はこれを読め! SF編】無限に反復される抽象画、均質な空間に宿る悪夢
『時間のないホテル』は、建築SFであり、21世紀版の幽霊屋敷小説ともいえる。
2017.3.21 内田康夫さんが休筆宣言 未完の小説、完結編は公募で
「浅見光彦シリーズ」などで知られる作家、内田康夫さん(82)が、休筆宣言をした。2015年夏に脳梗塞(こうそく)に倒れ、小説執筆が難しくなったという。同シリーズとして毎日新聞夕刊に連載中に中断していた小説「孤道」は未完のまま刊行する一方、続編を公募して完結させることになった。
2017.3.18 Topics:西村賢太さん、新境地示す小説集『芝公園六角堂跡』 分身の作家、突き抜ける個性
「欲も得もなく、読み手の存在なんか考えない。右顧左眄(うこさべん)せず、文学青年のたわ言を80歳まで書き続けたい」。作家、西村賢太さん(49)が語る。新刊の連作小説集『芝公園六角堂跡』(文芸春秋)で作風の幅を大きく広げてみせた。
2017.3.17 九州さが大衆文学賞 大賞に石川さん(秋田県)
佳作には飯島さん(札幌市)、奨励賞に原口さん(鳥栖市)
2017.2.23 最後の文学賞
多くの新人作家を発掘
2017.1.13 マチネの終わりに:文学と音楽の夢の共演 コンサート開催
平野啓一郎さんの小説「マチネの終わりに」にちなんだコンサートが7日、東京都渋谷区の白寿ホールで行われ、約300人の観客が小説の文学と音楽の"夢の共演"に聴き入った。
2016.11.22 よみカル小説教室から2人の女性作家が誕生
よみうりカルチャー(読売・日本テレビ文化センター)の小説教室から2人の女性作家が誕生した。「お師匠さま、整いました!」で第11回小説現代長編新人賞(講談社)を受賞した泉ゆたかさんと、「サイレント・ブレス」(幻冬舎)を出版した南杏子さん。
2016.11.9 【今週はこれを読め! エンタメ編】謎の絵画をめぐる成長小説〜青谷真未『ショパンの心臓』
芸術の秋! 隔週でお届けしている"音楽本スペシャル"、今回は第2回(最終回になる可能性もありますが...)。
2016.10.27 【今週はこれを読め! ミステリー編】凄まじくアナーキーな警察捜査小説『ノース・ガンソン・ストリートの虐殺』
この小説は失踪した麻薬密売人の行く先を知る男が、ハトの腐乱死体を口に突っ込まれるという斬新な手段で拷問される場面から始まる。
2016.10.19 【今週はこれを読め! エンタメ編】古都に暮らす三姉妹の日々〜綿矢りさ『手のひらの京』
京都府出身の(「京都市出身」というのは抵抗がおありであるらしい)国際日本文化研究センター教授・井上章一氏の『京都ぎらい』が話題になったのは1年ほど前のことだっただろうか。
2016.10.18 【今週はこれを読め! SF編】ショートショート・マニアが地団駄を踏み、そして平伏す一冊
ショートショートは面白い。ひとつひとつが短くてさらりと読め、なのに良くできた作品は印象にくっきり深く刻まれる。
2016.10.5 【今週はこれを読め! エンタメ編】新米編集者の悪戦苦闘成長小説〜小嶋陽太郎『こちら文学少女になります』
こちらは文学中年になります。あ、これはタイトルへのアンサー。(ん? これどっかで見たなあ。あ、このコーナーで著者のデビュー作『気障でけっこうです』が取り上げられたときだ! ...ということで、よろしければ2014年12月第3週のバックナンバーをお読みになってみてください)。
2016.10.4 【今週はこれを読め! SF編】鮮烈なイメージ喚起力と先鋭的なテーマの十篇
十篇収録の短篇集。煌めくような幻想あり、ハードな設定のSFあり、深遠なスペキュレーションあり、バラエティに富んでいる。ただし、上田早夕里はそれらさまざまな傾向を、ただ器用に書きわけているのではない。あらわれる表情は作品ごとに違っていても根底には独自の感覚、独自のテーマが流れている。
2016.9.13 【今週はこれを読め! SF編】星新一も認めた独創性。体温がある文体と作品に包含された謎。
江坂遊の傑作集が出た! 待ち望んでいたかたも多いだろう。江坂さんは「星新一ショートショートコンテスト」からデビューした。このコンテストを足がかりとして作家になったひとはほかに何人もいるが、星新一が「直弟子」と認めたのは江坂遊ただひとりだ。
2016.9.6 湊かなえのベストセラーを本田翼&山本美月主演で映画化! "死"に魅せられた2人の『少女』が体験する衝撃サスペンス
今年の10月8日(土)に実写映画版の公開が決定した湊かなえの『少女』(双葉文庫)。
2016.9.4 近松文学賞最高賞に上野陽平さん 男女の青春を巧みに表現
「さばえ近松文学賞2016~恋話(KOIBANA)~」の最終審査と結果発表が3日、福井県鯖江市立待公民館で行われた。
2016.9.2 もしかしたらアニメ化も期待できるかも!? 日本と異世界の交流を描く"2.5次元"Web小説『幻想交流』
漫画や映画などで、登場人物がその世界・物語が作りものであることを肯定する表現手法を、メタフィクションという(たとえば、「自分は主人公だから、最後は助かる」と発言するなど)。
2016.8.23 自虐的すぎる? 〆切にまつわる作家90人のコラムやエッセイを集めた「〆切本」が登場
「〆切本」なる、自虐的なタイトルの書籍の予約受付がAmazonなどで始まり、一部クラスタで話題になっている。
2016.8.16 SFって何だ!? これだ! 10代・20代のうちに読むべき小松左京のベストセレクション
筒井康隆、星新一らと並んで、日本SF小説の黄金時代を築きあげた作家・小松左京。没後5周年にあたる今年、その代表作を2巻にまとめた電子書籍オリジナルのベスト作品集『小松左京短編集 東浩紀セレクション』『小松左京短編集 大森望セレクション』(KADOKAWA)が7月25日、同時リリースされた。
2016.8.13 戦時下の暮らしを知る 阪神間文学集め 芦屋 /兵庫
太平洋戦争中に阪神間に住んだ作家の文章から、戦時下の暮らしを読み取る企画展「阪神間文学にみる大戦下の街と暮らし」が、芦屋市業平町8の芦屋市民センターで開かれている。15日まで。
2016.8.8 「詩が映画になるとか全然想像つかない!」最果タヒのベストセラー詩集『夜空はいつでも最高密度の青色だ』映画化に大反響
若者から絶大な支持を受け、ベストセラーとなっている最果タヒの詩集『夜空はいつでも最高密度の青色だ』が、2017年春公開予定で映画化されることが決定。
2016.7.26 小さな疑問は大きな恐怖へと変わりトラウマに! 『骨』『まめつま』『霧が晴れた時』…【小松左京の怖いはなし】5タイトルがデジタルコミックと朗読コンテンツで登場!
ソニー・デジタルエンタテインメント・サービスと毎日放送が提携し、小松左京のホラー短編小説5タイトルが、デジタルコミックと朗読コンテンツとなり2016年7月26日(火)にリリースされる。
2016.7.17 鴻巣友季子・評 『遠読−<世界文学システム>への挑戦』=フランコ・モレッティ著
十数年来の世界文学ブームの火付け役
2016.7.15 セミナー「小説投稿サイトの現在」:"出版不況の中でも売れる本"を生み出す「ウェブ小説」の仕組みとは?
出版不況の中でも、毎年ベストセラーは生まれている。映画化もされた川村元気『世界から猫が消えたなら』は累計100万部、又吉直樹の次に売れている新人作家・住野よるの『君の膵臓をたべたい』は累計55万部を突破した。「出版不況でも売れる本」に隠された「ウェブ小説」の秘密とは?
2016.6.26 小池真理子さんの「わが人生最高の10冊」~直木賞作家を惹きつける"エロス"と"倦怠"の物語 三島由紀夫は「原点」、坂口安吾は「バイブル」…
カッコいいことを言いたくて
2016.6.22 【今週はこれを読め! エンタメ編】ワケあり家族の短編集〜奥田亜希子『ファミリー・レス』
「シュガーレス」とは糖類を含まないこと。「ホームレス」とは住む家がない人。「セックスレス」とはカップルの間で性交渉のない状態。では、「ファミリー・レス」とは何なのか?
2016.6.21 【今週はこれを読め! SF編】赤いリボンをつけ、買いもの籠を手に、不思議な世界をどこまでも
人間がいなくなった世界で、残された人造物が変わらぬ日常を営みつづけている。
2016.6.16 『PSYCHO-PASS』ノベライズを手がけた作者最新作!大戦前夜の帝都で、特殊部隊が"逸脱者"たちを蹂躙する!
いつか憧れた揺るぎないヒーロー像とハードな人間ドラマを送り出す小説レーベル「ノベルゼロ」。
2016.6.9 第31回詩歌文学館賞贈賞式 一瞬と永遠つなぐ力 鈴木さん、尾崎さん、茨木さん喜び
第31回詩歌文学館賞(日本現代詩歌文学館振興会、一ツ橋綜合財団など主催)の贈賞式が5月21日、岩手県北上市の日本現代詩歌文学館(篠弘館長)で行われ、詩集『桜まいり』(書肆山田)の鈴木東海(しょう)子(こ)さん(70)、歌集『薔薇(ばら)断章』(短歌研究社)の尾崎左永子さん(88)、句集『真鳥(まとり)』(角川文化振興財団)の茨木和生さん(77)に賞状と記念品が贈られた。
2016.6.9 書店の来店回数が2倍に--"技あり"電子書籍サービス「Airbook」とは
書店の売り場縮小や雑誌の休刊など、雑誌、書籍を取り巻く環境は依然として厳しい。電子化という新たな活路は見えているものの、"紙"からの切り替えは、すぐに進むものではなく、いまだ一部のユーザーのみの利用にとどまっているという。
2016.6.7 【今週はこれを読め! SF編】竜の神話と生物学のロジック、篠田節子のサイエンス・フィクション
篠田節子はこれまでも、毒性を有する変異カイコが猛威をふるう『絹の変容』、新種日本脳炎を媒介する軟体動物が蔓延る『夏の災厄』と、描線がくっきりとしたパニックSFを送りだしてきた。『竜と流木』はそれらにつづく最新作である。人間に仇なす生物の量感でみれば、こんかいはほとんど怪獣小説といってよい。
2016.6.6 誉田哲也氏最新作は、「ジウ」×「姫川玲子」の衝撃のコラボ作品!動機も真実も闇に堕ちる戦慄のノワールサイドとは
誰だって、闇の世界に溺れたくなる時がある。
2016.5.28 日本医療小説大賞 中島京子さん「長いお別れ」受賞
第5回「日本医療小説大賞」(日本医師会主催)の授賞式がこのほど東京都内のホテルで行われ、受賞作「長いお別れ」(文芸春秋)の著者・中島京子さんに表彰状と副賞が贈られた。
2016.5.27 村上春樹?夏目漱石?それとも…小説家が選ぶ「影響を受けた作家」第1位が決定!
「この本を読んで考え方が変わった」
2016.5.24 【今週はこれを読め! SF編】似ているところと似ていないところ、愛の理由、人類進化のかたち
その町ではひとは工場でつくられる。食料も工場でつくる。食料とはひと以外の、動物や植物だ。夫は工場で働き、妻は子どもを育てる。わたしはいままでに二回結婚して、ゆうに五十人の子どもを育ててきた。そのうち名前を覚えているのは十五人ほどだが。
2016.5.24 書評:天下一の軽口男 [著]木下昌輝 - 末國善己
■権力者やり込め、胸のすく思い
2016.5.10 アニメ『ネトゲの嫁』はどんな人が作っていると思った? 第2回は南條愛乃さん&日高里菜さん&聴猫芝居先生が語る!
4月7日よりTOKYO MX他各局で好評放送&配信中のTVアニメ『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』。前回の柳監督&福良Pとの座談会に続いて、原作者&声優陣による座談会の第2回をお届けします。
2016.5.6 ドラマ化不可能とされてきた山崎豊子の傑作小説『沈まぬ太陽』が上川隆也主演で遂にTVドラマ化!
長年テレビドラマ化不可能とされてきた、山崎豊子の傑作小説『沈まぬ太陽』が遂にテレビドラマ化されることが決定した。WOWOW開局25周年記念として、2016年5月8日(日)から「連続ドラマW沈まぬ太陽」が放送される。
2016.4.28 【今週はこれを読め! ミステリー編】独立独歩の精神で生きるヒーローの物語『ドライ・ボーンズ』
ページをめくり始めてすぐ、あ、そうそうこれ、読みたかったのってこういう小説なんだ、と呟いていた。
2016.4.11 いま話題の"青年向け"ライト文芸とは? 創刊まもない「ノクスノベルス」担当者を直撃
フロンティアワークスは2月12日、"青年向け"ライト文芸レーベル「ノクスノベルス」を創刊した。
2016.3.30 詩歌文学館賞に鈴木さんら
第31回詩歌文学館賞(日本現代詩歌文学館振興会など主催)が発表され、詩部門は鈴木東海子さん(70)の「桜まいり」(書肆山田)に、短歌部門は尾崎左永子さん(88)の「薔薇断章」(短歌研究社)に、俳句部門は茨木和生さん(77)の「真鳥」(角川文化振興財団)にそれぞれ決まった。
2016.3.24 芥川賞も直木賞も超えたスゴイ小説とは?
書き継がれて完成した奇跡の小説
2016.3.21 ゼロの使い魔:人気ラノベ生み出した亡き作者の魅力 初代担当に聞く 新作者はどんな人?
2013年に亡くなったヤマグチノボルさんのライトノベル「ゼロの使い魔」(MF文庫J)が人気だ。
2016.3.15 九州さが大衆文学賞 大賞に今村さん(滋賀県)
第23回九州さが大衆文学賞は大賞の笹沢左保賞に、滋賀県草津市の今村翔吾さん(31)の「狐の城」が決まった。
2016.3.10 詩歌文学館賞に鈴木東海子さんら
第31回詩歌文学館賞(日本現代詩歌文学館振興会など主催)が10日発表され、詩部門は鈴木東海子さん(70)の「桜まいり」(書肆山田)、短歌部門は尾崎左永子さん(88)の「薔薇(ばら)断章」(短歌研究社)、俳句部門は茨木和生さん(77)の「真鳥(まとり)」(KADOKAWA)に決まった。
2016.3.8 JKの奴隷となった男が大金稼ぎのために殺戮ゲームへ身を投じる! ラノベの正統進化型エンタメノベル『Slave†Money』
もしも大金が手に入ったらどうするか。
2016.2.29 bestseller's interview 第78回 青木 淳悟さん
「泣かせる小説ならこの作家」「ミステリーならこの人」などなど、小説にはタイプによって代表的な作家がいるものだが、お題が「ヘンな小説」であれば、真っ先に名前が挙がるのが青木淳悟だろう。
2016.2.28 女の子が頑張って稼いで欲しいものを買っても褒められない現実を不思議に思いながら書きました――角田光代(1)
――新作『坂の途中の家』(2016年朝日新聞出版刊)は、幼い子供を持つ母親が、乳幼児虐待死事件の補充裁判員になるという内容。
2016.2.28 島田雅彦インタヴュー:「文学は自然界と同様に多様性が命だ」
ローリングストーン日本版 アーカイヴ・インタヴュー
2016.2.12 『俺を好きなのはお前だけかよ』第22回電撃小説大賞《金賞》受賞の駱駝先生にインタビュー!!
第22回電撃小説大賞《金賞》を受賞した『俺を好きなのはお前だけかよ』。電撃文庫から2月10日に発売となる本作の魅力を、著者の駱駝先生に語っていただきました。
2016.2.2 【今週はこれを読め! SF編】壮大な復讐劇の背後で、多様な価値観が複雑に交錯する
こんなに綾のある小説だったのか! 新訳なった『デューン 砂の惑星』を読み、それまでの印象がかなり塗りかえられてしまった。
2016.1.27 小松左京さんの直筆原稿、大阪芸大に寄託 日本沈没など
SF作家の小松左京さん(1931~2011)の著作権を管理する「小松左京ライブラリ」(神戸市東灘区)は26日、小松さんの直筆原稿や創作メモなどを大阪芸術大(大阪府河南町)に寄託したと発表した。
2015.12.26 電撃文庫『アウトロー×レイヴン』は光刃使いのアウトローが銀河を救う、快刀乱麻のスペースオペラ!!
長月渋一先生が執筆する電撃文庫『アウトロー×レイヴン』の紹介記事をお届けします。
2015.12.22 【今週はこれを読め! SF編】高度情報管理社会における「自由」の意味を問う
そこは自由な町だ。働く必要がない。
2015.12.15 電撃文庫『誰も教えてくれなかった 無職から英雄の仲間の商人になる方法』は金の力で魔王を倒しちゃう商人の話
蝉川タカマル先生が執筆する電撃文庫『誰も教えてくれなかった 無職から英雄の仲間の商人になる方法』の紹介記事をお届けします。
2015.12.4 第11回MF文庫Jライトノベル新人賞、2カ月連続刊行第2弾の情報を公開
MF文庫Jライトノベル新人賞の特設サイトが大幅更新され、2カ月連続刊行第2弾となる12月発売の優秀賞『ざるそば(かわいい)』と審査員特別賞『俺と魔物の異世界レストラン』の個別ページが公開された。
2015.11.22 Sound Horizon10周年プロジェクト。至極の物語音楽、小説版『Roman』刊行決定!
Sound Horizonの大ヒットアルバム「Roman」のリリースからちょうど9年後となる本日(2015年11月22日)、小説版『Roman』(上下巻)の刊行決定が発表された。上巻は、2016年2月3日(水)に発売される予定だ。これに先立ち、先月22日にはSound Horizon主宰のRevoより、10周年イヤーの延長が宣言された。
2015.11.11 【追悼】佐木隆三さん 文学として深めた犯罪小説 作家・古川薫
関門海峡を見下ろす福岡県北九州市門司区の風師山(かざしやま)中腹にある佐木隆三の書斎には、しばしば足をはこんで酒を振る舞われた。
2015.10.26 【新しい図書館のカタチ】世田谷区の"本のない図書館"が開館以来、人気に。
4月に開館した「図書館カウンター二子玉川」に続き、10月16日には三軒茶屋にも図書館カウンターがオープン。
2015.10.21 【今週はこれを読め! エンタメ編】"先生のお気に入り"と裏切りの物語『ブロディ先生の青春』
先週のニュースで最も驚いたもののひとつが、「『プレイボーイ』誌がヌードの掲載をやめる」というものだった。
2015.10.20 きらら熱烈インタビュー 第126回 大島真寿美さん
静助さんの生き方も愚かだとは簡単には言えない。無限の凄さを持っている人が、世の中にはたくさんいると信じています。
2015.10.14 モテないという逆境が作品を作る!? 肉声で語られた作家の言葉
ピース・又吉直樹が、小説『火花』で芥川賞をとった。
2015.9.27 だいだい10ページ。"史上最も肩のこらない文学入門" 中島敦『山月記』を読む
有名すぎて、今さら読んでいないとは言えないあの名作…。有名すぎて読んだのかまだだったのか自分でもわからなくなってしまったあの傑作…。
2015.9.25 【記者ノート】星新一の父もSF小説
SF小説の大家の父が書いた小説もまた、SFだった。
2015.9.8 書評:劉邦(上・中・下) [著]宮城谷昌光 - 本郷和人(東京大学教授・日本中世史)
■果敢に動き決断、辛労分かち成長
2015.8.30 「さばえ近松文学賞」の入賞者決定 直木賞の藤田宜永さんら審査
「さばえ近松文学賞2015~恋話(KOIBANA)~」(福井新聞社共催)の最終審査と結果発表が29日、福井県鯖江市立待公民館で行われた。一般の部の最高賞「近松賞」には、牧康子さん(東京都杉並区)の「夢の夢こそ」が輝いた。
2015.8.10 bestseller's interview 第70回 馳 星周さん
出版界の最重要人物にフォーカスする『ベストセラーズインタビュー』!
2015.7.28 作家・三浦しをんさん 「女性同士の連帯 小説通して楽しんで」
婦人公論、創刊100周年に先駆けトークショー
2015.7.21 浅田次郎:現代社会に「ロマンない」 時代小説ブームに持論
小説家の浅田次郎さんが21日、NHK放送センターで行われた31日から放送を開始する連続時代劇「一路(いちろ)」(BSプレミアム)の会見に登場。
2015.7.15 【今週はこれを読め! エンタメ編】三人姉妹が営む店の悲喜こもごも〜原田ひ香『三人屋』
「ル・ジュール」とは、フランス語で「一日」という意味だそうだ。喫茶店にはぴったりのしゃれた名前である。しかしこれがスナックはともかくとしても、うどん屋の店名だとしたらどうだろう?
2015.7.11 町の本屋さん 生き残りに向け何を売る?
人口減少やインターネットの普及などで年々減り続けている本屋さん。調査会社のデータでは、全国の書店数は10年前の4分の3になってしまいました。
2015.6.19 きらら熱烈インタビュー 第122回 窪 美澄さん
救いもなく、悲劇しかない小説があってもいい。みなさんに読んでいただければ、それだけで私はよかったなと思えます。
2015.6.7 小説で読みたい 名作SF映画、ベスト10
近年、「猿の惑星」や「スター・トレック」など往年のSF映画が相次ぎ再び製作されている。今年も「ターミネーター」(7月)、「ジュラシック・ワールド」(8月)、「スター・ウォーズ」(12月)と、話題の大作が続々公開される。
2015.6.4 【文芸月評】静かに散る 銃後の描写
愛せない苦悩つづる佳作も
2015.6.3 【今週はこれを読め! エンタメ編】新しい一歩を踏み出すファンタジー『過ぎ去りし王国の城』
真っ先に目を奪われるのは、表紙だ。
2015.5.19 日本は電子書籍の「後進国」なのか?--米国との差を「刊行点数」から推定
こんにちは、林です。今回は、海外の電子書籍について取り上げたいと思います。
2015.5.13 井上ひさしさんしのぶ 「吉里吉里忌2015」
今、生きていたら何を語るか
2015.5.2 自称・宇宙人のヘンテコさに笑って泣く ―三島由紀夫が書いたUFO小説のぶっ飛んだ中身とは?
三島由紀夫はUFOマニアだった。
2015.4.30 「関ヶ原」の複眼的小説 多様な価値観に支持
徳川家康率いる東軍と石田三成中心の西軍が戦った関ヶ原の戦い※。
2015.4.16 宮本輝さん「田園発 港行き自転車」刊行
「職人さんの手仕事を感じさせる、小物が好きなんです。ふっと見て『これ、いいなぁ』と思うものを、小説に出してみたいんですよ」
2015.4.6 映画『王妃の館』公開記念SP対談 浅田次郎×水谷 豊
「相棒」シリーズでもおなじみの杉下"右京"演じる水谷豊が、今作では天才小説家の北白川 "右京"になる!?
2015.4.3 【今週はこれを読め! ミステリー編】予断のできないフランス・ミステリー『悪意の波紋』
『ミレニアム』三部作により北欧ミステリーが注目されるようになり、フェルディナント・フォン・シーラッハが登場してドイツの作品が脚光を浴びた。
2015.3.31 【文芸月評】現代の不安定な色調
揺らぐ日常、破られる平穏
2015.3.24 大賞の山口さんら喜び 九州さが大衆文学賞贈呈式
「第22回九州さが大衆文学賞」の贈呈式が23日、佐賀市のホテルニューオータニ佐賀であり、「老虎の檻(おり)」で大賞の笹沢左保賞に輝いた山口昌志さん(34)=愛知県豊橋市=に、佐賀新聞社の中尾清一郎社長から賞状と盾、賞金100万円が贈られた。
2015.3.23 <三島由紀夫>東京五輪、取材ノートの内容明らかに
◇陸上男子100メートル「黒つむじ風のやう」
2015.3.15 ジュノ・ディアス×円城塔×都甲幸治が語った「未来と文学」
『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』の著者ジュノ・ディアスが来日。3月3日に芥川賞作家の円城塔、翻訳家で早稲田大学教授の都甲幸治とともに、神楽坂la kaguにて「未来と文学」をテーマにトークイヴェントを開催した。最新短編『モンストロ』から、「クリエイティヴ・ライティング」を教えるマサチューセッツ工科大学(MIT)でのエピソード、さらにはテーマである「未来と文学」についてまで、いま世界で最も注目される作家が魅力的な語りを繰り広げた内容を紹介する。
2015.3.11 電撃小説大賞《銀賞》『マンガの神様』の見どころは主人公とヒロインの対比? 著者・蘇之一行先生に聞く
第21回電撃小説大賞の《銀賞》を受賞した『マンガの神様』。電撃文庫から3月10日に発売された本作の著者である蘇之一行先生のインタビューをお届けする。
2015.3.6 九州さが大衆文学賞 大賞に山口昌志さん
佳作は原さん(大阪市) 奨励賞に佐嘉さん(佐賀市)
2015.3.3 芥川賞・直木賞贈呈式 小説とは…
一方的に与えるもの 小野正嗣さん
2015.3.3 【今週はこれを読め! SF編】ヒーローさえ沈鬱な霧に沈む歴史のなか、一瞬だけ輝く「夏の日」
「立派なヒーローとは、どんなヒーローだろう?」。能力を得たイギリスの青年ヘンリー・フォッグはそう自問する。
2015.2.25 小説とは…芥川賞・直木賞贈呈式
第152回芥川賞・直木賞の贈呈式が19日、東京都内の帝国ホテルで開かれた。
2015.2.21 セルフパブリッシング支援の「日本独立作家同盟」がNPOに改組
プロ・アマ問わず、個人による作品の出版支援やノウハウ共有を目的とした任意団体「日本独立作家同盟」は20日、特定非営利活動法人(NPO)への改組に向け、手続きを開始したと発表した。同日の説明会では、漫画家の鈴木みそ氏らをゲストに招いてのトークセッションも行われた。
2015.2.14 『白球残映』直木賞作家、赤瀬川隼さん…野球に人生重ね合わせた"7番打者"
昭和57年、近未来野球小説『球は転々宇宙間』でデビューし、吉川英治文学新人賞を受賞する。51歳になっていた。6歳下の弟、赤瀬川原平(尾辻克彦)はその2年前に『父が消えた』で芥川賞を受賞している。
2015.2.10 「リアル鬼ごっこ」がトリンドル、篠田、真野で映画化決定!
左から真野恵里菜・トリンドル玲奈・篠田麻里子 (C)2015「リアル鬼ごっこ」フィルムコミッティ
2015.2.9 『九年前の祈り』 小野正嗣著 評・岡ノ谷一夫(生物心理学者・東京大教授)
人とつながって生きる
2015.1.6 中原中也「山羊の歌」、最終章はなぜ「羊の歌」に
羊をめぐる二つの謎
2015.1.6 恋愛、事件、超自然自然! エンタメ要素てんこ盛りのお仕事時代小説
「あれ、朝宮さん、平谷美樹も読まれるんですか?」
2015.1.5 電子書籍ポータルサイトが失敗したけど、大切なことに気付いたという話
個人的に2011年は、忘れられない年です。2010年(電子書籍元年)に、電子書籍の可能性に気付いてから試行錯誤をし、たどり着いたのが「ポータルサイトの開発」でした。このサイトは、「EPUB入稿オンリー」のインディーズ作家向けプラットフォームでした。
2014.12.29 読書委員が選ぶ「2014年の3冊」<上>
「力作」「傑作」「心地よい読後感」
2014.12.27 「このミス」大賞4人の短編、オムニバスドラマに
宝島社主催の「このミステリーがすごい!」の大賞受賞作家4人が書き下ろした短編小説を、オムニバス形式でドラマ化した「このミステリーがすごい!~ベストセラー作家からの挑戦状~」が29日午後9時から、TBS系で放送される。
2014.12.27 「ロードス島戦記オンライン」は原作の幕間を埋める作品になる。原作者水野氏と運営プロデューサー加藤氏へのロングインタビューを掲載
2013年に連載開始から25周年を迎え,さまざまな記念企画が実施された水野 良氏原作の「ロードス島戦記」。中でも同年の11月に発表され,ファンを驚かせたのがMMORPG「ロードス島戦記オンライン」だ。
2014.12.25 サンホラのアルバム「Elysion」が小説&コミック化
Sound Horizonのコンセプトアルバム「Elysion~楽園幻想物語組曲~」のノベライズおよびコミカライズが決定した。
2014.12.24 『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』の入間人間&左のコンビで描く最新作『虹色エイリアン』【電撃文庫新作紹介】
入間人間先生が執筆する、電撃文庫『虹色エイリアン』の紹介記事をお届けします。
2014.12.11 若者へ日本文学のすすめ ドナルド・キーンさん 金沢工大講演
米コロンビア大名誉教授で日本文学研究者のドナルド・キーンさん(92)が十日、野々市市の金沢工業大扇が丘キャンパスで「私と金沢~若き人たちへ~」と題して講演した。
2014.12.9 【今週はこれを読め! SF編】永遠性を獲得した人生において「死後の世界」を問い直す
第2回ハヤカワSFコンテストの大賞受賞作。
2014.11.26 重松清のベストセラー小説「流星ワゴン」がTBS日曜劇場でドラマ化 親子役は西島秀俊&香川照之
絶望の淵にいた会社員の目の前に現れたのは、同じ年だったころの父親。
2014.11.20 【エンタメ小説月評】記憶の断片を連ねて
記憶というものは、実にあいまいだ。
2014.11.20 きらら熱烈インタビュー 第115回 西 加奈子さん
作家生活十周年記念作品『サラバ!』を刊行した西加奈子さん。デビュー作から西作品を応援している紀伊國屋書店新宿本店の白井恵美子さんと、三省堂書店有楽町店の新井見枝香さんが、本年度最大の感動作と呼び声も高い本書の創作秘話を訊きました。
2014.11.19 ラノベヒロインと秋葉原の街がコラボ ダッシュエックス文庫創刊
21日に集英社から新創刊されるライトノベルの新レーベル、「ダッシュエックス文庫」。「エンターテイメントの本質はキャラクター。
2014.11.18 『機巧のイヴ』 乾緑郎著 評・須藤靖(宇宙物理学者・東京大教授)
意思をもつロボットを創ることは可能か。
2014.11.10 ライトノベルで本格ファンタジーが復権した背景とは
様々なジャンルが入り乱れるライトノベルにおいて、本格ファンタジーが盛り上がりの機運を見せている。
2014.11.10 みうらじゅんさん、松本清張作品の魅力を語る
イラストレーターのみうらじゅん=写真左=が、松本清張作品の魅力を語るミステリー専門チャンネル・AXNミステリーのトーク番組(22日前9・45ほか)の制作が進んでいる。
2014.11.8 「無尽合体キサラギ」って何?--ボイス付き小説アプリのアイマススピンオフ作を読む
バンダイナムコゲームスから配信されている「ボイノベ」というスマホアプリがある。
2014.11.6 恋愛小説としても、超極上! 西尾維新初心者、ミステリー入門者にもオススメしたい、「最初の1冊」
伝奇ミステリーとキャラクター小説の面白さを融合させた、西尾維新の〈物語〉シリーズが全18巻で完結を迎えた。間髪入れずに開幕した新シリーズはなんと、探偵小説だ。
2014.11.4 読書の秋は本屋に住む 倍率1000倍ジュンク堂宿泊ツアーに潜入
11月1日~11月2日にわたって、ジュンク堂書店プレスセンター店で開催された宿泊ツアー「ジュンク堂に住んでみる」の様子をお届けする。
2014.11.3 村上春樹さん:単独インタビュー 「孤絶」超え、理想主義へ
作家の村上春樹さんが、5年ぶりに本紙の単独インタビューに応じた。
2014.11.3 『笹の舟で海をわたる』 角田光代著 評・松山巖(評論家・作家)
絡み合う二つの謎
2014.10.12 【エンタメ小説月評】胸に迫る「私たちの物語」
力のある作家だからこそ書けた世界に違いない――。
2014.9.24 【今週はこれを読め! エンタメ編】豚と話せる!?新米教師の奮闘記〜あさのあつこ『グリーン・グリーン』
翠川真緑。「ミドリカワミドリ」と読む。主人公の名前だ。彼女については、"豚と話が通じる"というややファンタジー風味の設定があるのだが、個人的にはこの命名の方がよほど驚いた。
2014.9.21 オオカミとヤギの友情…「あらしのよるに」完全版
オオカミとヤギの固い友情を描く「あらしのよるに」シリーズ(きむらゆういち作、あべ弘士・絵、講談社)が創刊されて20年。
2014.8.27 【今週はこれを読め! エンタメ編】宮木あや子が描く情念あふれる清少納言
「清少納言、熱いよね〜」(←「あまちゃん」の松尾スズキ風にご変換願います)。
2014.8.27 BD-BOX『灼眼のシャナ III-FINAL-』と『灼眼のシャナ S』の発売を記念して高橋弥七郎先生&いとうのいぢ先生からコメントが到着!
NBCユニバーサル・エンターテイメントは、Blu-ray BOX『灼眼のシャナ III -FINAL-』とBlu-ray BOX『灼眼のシャナ S』が本日8月27日にそれぞれ発売された。
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