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早川書房に関連する小説ニュースまとめ

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早川書房 ニュース検索結果

2021.4.14  「2021年本屋大賞」決定!! 大賞は町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』 全ノミネート作の順位を発表!

全国の書店員が選ぶ、いま一番売りたい本を決める「本屋大賞2021」の受賞作が4月14日(水)決定した。

2021.3.23  【今週はこれを読め! SF編】超スケールの宇宙SFから、歴史認識を扱った議論喚起的な作品まで

ケン・リュウ『宇宙の春』(早川書房《新☆ハヤカワ・SFシリーズ》)

2021.2.2  【今週はこれを読め! SF編】AIの本質と人間の情動

郝景芳『人之彼岸』(早川書房《新☆ハヤカワ・SFシリーズ》)

2020.12.26  作家の読書道 第224回:伊与原新さん

2019年に『月まで三キロ』で新田次郎文学賞、静岡書店大賞、未来屋小説大賞を受賞した伊与原新さん。地球惑星科学を専攻して研究者になった伊与原さんが読んできた本とは、ある日小説を書きはじめたきっかけとは。エンタメから分かりやすい理系の本まで、幅広い読書遍歴を語ってくださいました。

2020.11.28  作家の読書道 第223回:中山七里さん

今年作家デビュー10周年を迎えた中山七里さん。話題作を次々と世に送り出すエンターテインナーの読書遍歴とは? 大変な読書量のその一部をご紹介するとともに、10代の頃に創作を始めたもののその後20年間書かなかった理由やデビューの経緯などのお話も。とにかく、その記憶力の良さと生活&執筆スタイルにも驚かされます。

2020.8.11  【今週はこれを読め! SF編】新たな壮途へ乗りだした年刊日本SF傑作選

創元SF文庫で十二年つづいた《年刊日本SF傑作選》を後継するアンソロジー・シリーズ。版元を移した経緯や、編者が大森望・日下三蔵のタッグチームから大森ソロへ変わったことなど「序」で語られているが、支障なく友好的に運んだようだ。まずは欣快。

2020.2.18  【今週はこれを読め! SF編】「珍しさ」より「質」を重視した、選りすぐりの十篇。

過去十年に発表された日本SFの傑作選。『2』は「新鋭篇」で、採られているのは次の10篇。

2019.11.23  作家の読書道 第212回:呉勝浩さん

2015年に『道徳の時間』で江戸川乱歩賞を受賞、2018年には『白い衝動』で大藪春彦賞を受賞。そして新作『スワン』が話題となり、ますます注目度が高まる呉勝浩さん。小学生のうちにミステリーの面白さを知り、その後は映画の道を目指した青年が再び読書を始め、小説家を目指した経緯は? 気さくな口調を脳内で再現しながらお読みください。

2019.10.27  【今週はこれを読め! ミステリー編】最も読むべき翻訳ミステリー・アンソロジー『短編ミステリの二百年vol.1』

21世紀に入ってから、という限定付きではあるが、これは最も読むべき翻訳ミステリー・アンゾロジーになるであろう。

2019.9.6  【今週はこれを読め! ミステリー編】夏の終わりに読みたい二つの中編『エレベーター』『わが母なるロージー』

暑さ寒さも彼岸までと言う。まだ夏が終わらないうちに、この本を読んでしまおう。

2019.8.6  【今週はこれを読め! SF編】アイデアとロジックの名手!

草上仁、ひさしぶりの作品集である。草上さんは〈SFマガジン〉をホームグラウンドとしてコンスタントに作品を発表しているのだが、このごろの長篇偏重の出版事情のせいか、なかなか一冊にまとまらなかった。コアなSF読者およびプロ作家のあいだでは、草上作品の評判は高く、こんかいの『5分間SF』はかねてより待ち望まれていた、ちょっと大袈裟にいえば慈雨のような一冊である。YOUCHANの装画もシャレている。

2019.3.26  宮田昇氏が死去 元編集者

宮田 昇氏(みやた・のぼる=元編集者)3月14日、病気のため死去、90歳。告別式は近親者で行った。喪主は長男、ただし氏。

2019.1.31  第4回「吉川英治文庫賞」、第40回「同文学新人賞」候補作品決まる

講談社が1月30日、発表した。3月4日に第53回「吉川英治文学賞」、第53回「同文化賞」と合わせて受賞者を発表する。候補作は次の通り。

2018.9.20  【エンタメ小説月評】一筋縄ではいかない異色作

タイトルを見て、よくあるスパイ小説だと思ってはいけない。一條次郎『ざんねんなスパイ』(新潮社)には、このジャンルならではの知的な駆け引きも、スリリングな冒険もほとんどないからだ。

2018.8.9  【書評】『完璧な涙』神林長平 - 横丁カフェ

"完璧な機械を語る完璧なSF小説である。そして、完璧な神林作品である。"

2018.7.18  【今週はこれを読め! エンタメ編】中2男子のおバカな友情物語〜黒瀬陽『別れ際にじゃあのなんて、悲しいこと言うなや』

"男子がいちばん愚かしいのは中学時代、女子は高校時代"というのが私の持論だ。私の弟や息子たちを観察した結果&自らの来し方を振り返っての反省をふまえての見解である。さらに補足すると、"男子のバカは概ね低レベル、女子のバカは小賢しさを伴うものである"という気がしている。本書の主人公・小林とその仲間たちは中学2年生、まさに脂ののったおバカたちだ。

2018.6.22  【今週はこれを読め! ミステリー編】足枷だらけの警察小説『影の子』がいいぞ!

いかに状況を宙吊りにするか。それがサスペンスを書くための条件である。

2018.4.17  【今週はこれを読め! SF編】消えてしまう過去、儚い現在、記憶のなかの世界

『プラネタリウムの外側』は連作集。有機素子コンピュータで会話プログラム(チューリングテストをクリアするレベル)を開発する南雲助教と、彼の研究室に関わるひとたちの物語だ。ITと現実感覚を結びつけたSFは数あるが、この作品はガジェット/アイデアばかりを前景化するのではなく、わたしたちが暮らしている日常、人間関係のなかで出逢う感情や感覚の地平で語られている。そこがとても新鮮だ。

2018.4.5  エンタメ小説に相次ぐ新星作家、壮大な物語紡ぐ

エンターテインメント小説の世界に新星が登場している。デビュー第2作が文学賞に輝く作家が相次ぐ。人類の進化や迫真の活劇、海外の内戦が描かれた壮大さが魅力だ。

2018.3.30  【今週はこれを読め! ミステリー編】最後の最後まで裏をかかれる『乗客ナンバー23の消失』

一口で言うと、豪華客船の中でたいへんなことが起こってみんながびっくりする話だ。

2018.2.25  日本SF大賞:小川哲さんと飛浩隆さんの作品に

第38回日本SF大賞(日本SF作家クラブ主催)が25日、小川哲さんの「ゲームの王国」(早川書房)と飛浩隆さんの「自生の夢」(河出書房新社)の2作品に決まった。

2017.12.12  異世界転生「JKハル」:早川書房が「ネット発の官能小説」を書籍化したワケ (1/3)

早川書房が12月に刊行した『JKハルは異世界で娼婦になった』。ネット発、異世界転生、官能小説という一風変わった小説だ。なぜあの早川書房が『JKハル』を書籍化したのか? 直撃した。

2017.10.17  【今週はこれを読め! SF編】ナボコフによる時間の織物、広がりゆくタペストリーの経験

『アーダ』の邦訳は、かつて早川書房《ハヤカワ・リテラチャー》に斎藤数衛訳があったが、こんかい日本を代表するナボコフ研究家・若島正の手によって新訳がなされた。

2017.7.21  早川書房、「ハヤカワ文庫」47年間で8000作品に

7月20日に発売した『ローダンNEO』第1巻(ハヤカワ文庫SF)で、8000作品に達した。

2017.7.6  湖面に浮かぶ女子大生の死体は「自殺」か「他殺」か? 「隠していた事実」が浮かび上がる! "現代サスペンスの女王"最新作

真冬のような11月の早朝、凍える冷たさの湖の底で女子大生アリソンが遺体となって発見された。

2017.6.13  【今週はこれを読め! SF編】メガストラクチャーの宇宙、遠未来の悪夢

伊藤計劃の原作をアニメ化する「Project Itoh」とのタイアップが成功したせいかどうかわからないけれど、早川書房のSFラインがいろいろ面白いコラボレーション企画を仕掛けている。

2017.3.2  『ひとごろしのうた』松浦千恵美

毎月、早川書房さんとは次月新刊の部決のための会議を行なっているが、新刊案内だけでは上手く内容が掴めず発注数を絞ってしまった書籍が実は今回ご紹介する作品である。(著者の松浦さん、すみません!)

2017.1.19  【エンタメ小説月評】歴史のダイナミズム感じる

歴史小説を読む喜びの一つは、フィクションによって歴史のダイナミズムを感じることができる点だ。新たな視点と解釈で捉え直し、史実の点と点をフィクションで結び合わせる。そうすると、無味乾燥な年号や人物が、いきいきと立ち上がってくるのだ。

2016.12.5  「ご当地小説」花盛り 地方書店発 ヒット作も

「京都の喫茶店が舞台のミステリー」から「大分発のSF」まで、地方が舞台の「ご当地小説」が花盛りとなっている。出版不況で「町の本屋さん」の苦境が続く中、地方の書店から火が付いたヒット作も生まれている。そんな文芸版"地方創生"の動きを追った。

2016.10.17  村上春樹作品にも影響!? ノーベル文学賞受賞ボブ・ディランの"文芸処女作"『タランチュラ』とは?

ミュージシャンのボブ・ディランが2016年「ノーベル文学賞」を受賞した。受賞理由は「アメリカ音楽の伝統に、新たな詩的表現を創造した」ということだが、ディランが1971年に文芸処女作『Tarantula』を出版しているのをご存じだろうか。(※翻訳本『タランチュラ』が出版されたのは1973年)

2016.10.11  上坂すみれが思う小説のいいところとは? 話題の著名人が語る「わたしとハヤカワ文庫」

早川書房が9月上旬から全国書店で開催している夏の文庫フェア「凛々しい物語。ハヤカワ文庫の100冊 2016」実施書店で、無料配布した特製小冊子が2016年10月6日(木)に同社HPにて特別公開された。

2016.8.16  【今週はこれを読め! SF編】FはフィメールのF、フジ隊員のF

1960年前後生まれのSF読者はたいてい夢中になって『ウルトラマン』を観ていたくちで、かくいうぼくも怪獣や星人の名前くらいはスラスラ出てくる。

2016.7.4  SFとは「ステキなフィクション」! 人気声優・池澤春菜がいざなうSFの楽しみ方

SFといえば映画やアニメ、マンガでも定番の人気ジャンルである。

2016.5.18  (世界×文学)北欧ミステリー、社会派ぞろい 不正義、真っ向から追及

北欧ミステリーの人気が定着し、ジャンルとして語られるようになってきた。特徴は、苦悩しつつ犯罪に向き合う社会派ミステリー。松本清張作品のように、日本の読者には懐かしい「真面目さ」がある。今年の翻訳ミステリー大賞は北欧の作家が選ばれ、評価も高い。

2016.2.9  【今週はこれを読め! SF編】ねじれた宇宙外交事情を背景としたウルトラマンの闘い

昨夏に刊行されたウルトラ怪獣アンソロジー『多々良島ふたたび』に続く、円谷プロ×早川書房の公式コラボ企画の第二弾。こんかいは書き下ろし長篇だ。

2016.2.3  【今週はこれを読め! エンタメ編】セレブ妻の節約&推理奮戦記『クーポンマダムの事件メモ』

「クーポン」といえばロータスクーポンしか知らなかった日本人も、昨今だいぶその存在になじんできたかと思う(などと決めつけてしまっているがだいじょうぶか。

2016.2.3  2014年のミステリー界を席巻した『その女アレックス』の前日譚!! 前代未聞の事件にヴェルーヴェン警部はどう立ち向かうのか?

フランスの作家、ピエール・ルメートル氏と言えば、『その女アレックス』(ピエール・ルメートル/文藝春秋)の大ブレイクが記憶に新しい。

2016.1.28  【エンタメ小説月評】終末世界のハードボイルド

2年前にベン・H・ウィンタース『地上最後の刑事』を読んで驚いたことをよく覚えている。

2015.12.22  1996冊の文庫SF作品を詳細に解説する超濃縮本!

下北沢の書店B&Bで行われた「池澤夏樹レビューコンテスト」の授賞式で、作家の池澤夏樹さんが「書評を書くときにはとても勉強するので、書評は他人のためならず」とおっしゃっていた。

2015.12.22  【今週はこれを読め! ミステリー編】100年に1作の完璧な続篇『蜘蛛の巣を払う女』

もしかするとこれは大事件なのかもしれない。

2015.12.21  【今週はこれを読め! ミステリー編】100年に1作の完璧な続篇『蜘蛛の巣を払う女』

もしかするとこれは大事件なのかもしれない。

2015.12.10  米沢穂信さん、2年連続3冠 ミステリー小説ランキング

年末恒例のミステリー小説ランキングで、米沢穂信さん(37)の「王とサーカス」(東京創元社)が3冠を達成したことが10日、分かった。

2015.12.8  「探偵物語」の原案者、小鷹信光さんが死去 79歳

翻訳家兼作家でハードボイルド研究の第一人者である小鷹信光(こだか・のぶみつ、本名中島信也=なかじま・しんや)さんが、8日午前8時45分にすい臓がんのため死去したことが分かった。

2015.11.26  【エンタメ小説月評】新たな世界へ導く翻訳

「作家の頭脳と慧眼を借りて、一行ずつ新しい文章の糸で世界をつなぐ」

2015.11.11  SF界の若き天才が最後の灯を燃やして描いた生と死の終着点

伊藤計劃氏は2007年にSF作家としてデビューし、2009年に肺癌によってその短い生涯を閉じている。享年34歳。

2015.10.15  「21世紀のSFベスト」牧眞司が偏愛で選んだ100冊

決定版の「21世紀のSFベスト100」は〈本の雑誌〉2015年11月号をごらんください。

2015.9.17  第35回日本SF大賞の選評と受賞のことば

2015年9月17日公開 | 2015年4月24日・贈賞式会場にて配布された冊子より

2015.9.1  【今週はこれを読め! SF編】藤井太洋が見つめるテロ多発の地平、長谷敏司が描く虚栄の英雄伝説

伊藤計劃は『虐殺器官』『ハーモニー』の二長篇で日本SFにエポックを画し、これからアニメ化も控えている、いまなお旬の作家だ。

2015.8.12  江戸川乱歩の魅力に様々な角度から迫る! 5社共同企画「江戸川乱歩を楽しむ5つのこと」

没後50年で大きな盛り上がりを見せている江戸川乱歩。今回、ブックリスタが講談社・光文社・東京創元社・早川書房と協同して、江戸川乱歩没後50年特別企画「江戸川乱歩を楽しむ5つのこと」を、2015年8月7日(金)より公開した。

2015.8.11  本当はエロい!? "官能的"グリム童話 ―白雪姫は毎夜7人のこびとに愛されて…

1998年に出版された『本当は恐ろしいグリム童話』(桐生操/ベストセラーズ)。小さい頃から親しんできた「白雪姫」や「シンデレラ」の、残酷で猟奇的な真実のストーリーに人々はおおいに興味をそそられ、空前の"怖い童話"ブームを巻き起こした。当時、そのグロテスクな内容に圧倒されつつも、ぐいぐい読み進んでしまったという人は多いハズ。

2015.7.15  クリスティー賞、早稲田文学新人賞決まる

第5回アガサ・クリスティー賞(早川書房など主催)は、清水杜氏彦さん(29)の「うそつき、うそつき」に決まった。賞金は100万円。贈賞式は11月19日、東京都港区の明治記念館で。清水さんは前橋市生まれ。千葉県在住。

2015.7.15  早稲田文学が若手作家公募 短編、何度でも応募可能

プロ・アマを問わず、何度でも20枚以内の日本語の短編作品が応募可能――。

2015.6.7  小説で読みたい 名作SF映画、ベスト10

近年、「猿の惑星」や「スター・トレック」など往年のSF映画が相次ぎ再び製作されている。今年も「ターミネーター」(7月)、「ジュラシック・ワールド」(8月)、「スター・ウォーズ」(12月)と、話題の大作が続々公開される。

2015.6.1  冲方丁の二次創作解禁企画の詳細遂に発表!「冲方サミット×ブックショート」イベント開催

『天地明察』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞、舟橋聖一文学賞、北東文芸賞と、数々の文学賞を受賞した冲方丁(うぶかた とう)。

2015.5.28  スパイ小説 リアリティー満載

現代をとらえる奥深さ

2015.5.14  初の警察小説 藤井太洋さん

IT業界の闇 「ビッグデータ・コネクト」

2015.4.7  藤井太洋×長谷敏司 対談:科学技術とSF――2人のSF作家は語る、その過去・現在・未来を

第35回「日本SF大賞」を受賞した藤井太洋さんと長谷敏司さん。古典と言われるSF作品が生まれた時代、多くの人が夢見た技術がだんだんと実現し始めている現代において、SF作家に求められるものとは何なのか。二人の会話を中心にお届けする。

2015.3.22  「ひたすら自分の職務をまっとうする」という新しいヒーロー像――日本SF大賞受賞『オービタル・クラウド』藤井太洋氏インタビュー

本好きの読者であれば、書店に足を運ぶだけでなく、Amazonや電子書籍のKindle ストアなどを利用したこともあるだろう。

2015.3.18  まつもとあつしの電子書籍セカンドインパクト:SF大賞受賞作家・藤井太洋、21世紀のSFと電子書籍のあり方を語る

変化の最前線を行く人々にその知恵と情熱を聞くこの連載。今回は、『オービタルクラウド』で第35回日本SF大賞を受賞した藤井太洋さんに聞いた。

2015.2.9  【今週はこれを読め! ミステリー編】フェリックス・フランシスの〈新・競馬シリーズ〉誕生!

〈私〉こと、ニコラス・フォクストンは元騎手のフィナンシャルアドバイザーだ。ある日、同僚のハーブ・コヴァクが、彼の目の前で殺されてしまう。至近距離から銃弾を三発、心臓に二発、頭部に一発。ハーブが倒れ伏したときにはすでに、群衆の中に襲撃者は消えていた。

2015.1.27  【今週はこれを読め! SF編】科学技術の説明すら物語のアクセルとなる、月村了衛の筆さばきに驚嘆

《機龍警察》シリーズはこれまでに長篇4作が発表され、SF読者からもミステリ読者からも高い評価を獲得している。

2015.1.5  【今週はこれを読め! SF編】直線の物語ではなく、幾重にも広がる空間としての小説

サミュエル・R・ディレイニーの全中短篇を網羅した豪華な一冊。

2014.12.10  「満願」が「このミス」も1位…ミステリー3冠に

作家の米澤穂信(ほのぶ)さん(36)のミステリー短編集「満願」(新潮社)が、宝島社のムック「このミステリーがすごい!」のミステリーランキングで1位になったことがわかった。

2014.11.29  映画と文学の深い関わりを体現!早川書房社長がCS番組「この映画が観たい」に出演

海外ミステリーやSF分野に強い出版社として知られる早川書房社長の早川浩氏が、CS映画専門チャンネル「ムービープラス」で放送中の番組「この映画が観たい」に出演することになり、このほど同社で収録が行われた。

2014.11.20  【エンタメ小説月評】記憶の断片を連ねて

記憶というものは、実にあいまいだ。

2014.10.30  椎名誠さんに聞く「本と旅」<上>

「現場読み面白い」10冊と共に出発

2014.10.21  【今週はこれを読め! SF編】アタリマエに満足しない編者が満を持して放った新アンソロジー

大森望編のオリジナル・アンソロジー・シリーズ《NOVA》全10冊は、第34回日本SF大賞特別賞を受賞した。

2014.10.8  【今週はこれを読め! エンタメ編】高村薫初のユーモア小説登場!〜『四人組がいた。』

宝塚ファンが高じて、ごひいきのタカラジェンヌと家族ぐるみのおつきあいをし、ついには息子さんのお嫁さんに迎えたという女性の話題をニュースで見たことがある。

2014.9.9  早川書房、第2回「ハヤカワSFコンテスト」受賞作を決定

大賞は綿谷翔太氏の「ニルヤの島」。

2014.8.27  「パブ シャーロック・ホームズ」、来店者1000人超える

7月31日に東京・千代田区の早川書房本社1階にオープンした、期間限定の「パブ シャーロック・ホームズ」の来店者が8月22日、1000人を突破した。

2014.8.16  【エンタメ小説月評】脇役が踏み出す一歩

誰もが1度は願ったことがあるだろう。学校で会社で、いや、どこででもいいから自分が主役になれたらと。

2014.8.12  読書委員が選ぶ「夏休みの一冊」<上>

やっぱり推したい!とっておき

2014.8.4  「日本沈没」に衝撃 半村良さんの手紙 「もう小説を書くのをよそうと…」 世田谷文学館で公開

昭和48年にベストセラーとなった小説『日本沈没』を読んで衝撃を受けた作家の半村良さん(1933~2002年)が、作者の小松左京さん(1931~2011年)に対し「もう小説を書くのをよそうと思いました」と書いた手紙を送っていたことが分かった。

2014.8.4  早川書房、期間限定で「パブ シャーロック・ホームズ」開店

早川書房(東京・千代田区)1階のカフェ クリスティに、シャーロック・ホームズの関連グッズを展示、販売するパブを期間限定で開店した。

2014.7.16  作家の読書道 第150回:綾辻行人さん

1987年に『十角館の殺人』で鮮烈なデビューを飾って以来、新本格ミステリ界を牽引しつつ、ホラーや怪談などでも読者を魅了してきた綾辻行人さん。

2014.6.20  【記者ノート】ミステリー・SF、豊かな歴史

ミステリーやSFなどジャンル小説の専門出版社・東京創元社が創立60周年を記念して、読者800人から募った同社の「ベスト1」作を公式サイトで発表している。

2014.6.18  「アルジャーノンに花束を」のダニエル・キイス氏が死去 86歳

早川書房に入った連絡によると、世界的ベストセラー小説「アルジャーノンに花束を」などで知られる米作家、ダニエル・キイスさんが15日、肺炎のためフロリダ州の自宅で死去した。86歳。

2014.5.15  作家になったエンジニア《前編》 …藤井太洋×宮内悠介×大森望 | Matogrosso

元3DCGソフトの開発者と元プログラマー、ともにエンジニアマインド溢れるおふたりが、

2014.4.20  女心くすぐる官能小説 出版各社、相次ぎ刊行

もっぱら男性向けだった"官能市場"に異変が起きている。出版各社が女性向けの官能小説シリーズを相次いで創刊。女性のためのエロチックなDVDも売り出されている。

2014.3.30  【手帖】『早稲田文学』が季刊化

不定期で刊行されてきた雑誌『早稲田文学』(早稲田文学会)が、平成26年度から年4回刊行されることになった。

2014.3.25  東京国際文芸フェスティバル、参加3氏に聞く

国内や海外の文学関係者らが参加し、東京国際文芸フェスティバル(日本財団主催)が2月28日~3月9日、東京都内で開かれた。

2014.3.19  現代文学の魅力、世界へ 英老舗誌、初の日本特集 東京国際文芸フェスで紹介

漫画やアニメに比べ、日本の現代文学の欧米での認知度は低いとされる。9日まで開かれた第2回東京国際文芸フェスティバルでは、そんな日本文学の魅力を海外に発信する試みの成果を実感する場面に出合えた。

2014.3.19  「2014大学読書人大賞」、最終候補作5点決まる

大学の文芸サークルが大学生に最も読んでほしい本を選ぶ「2014大学読書人大賞」の最終候補作5作と、公開討論会に参加するサークルが決まった。「大学読書人大賞」実行委員会と出版文化産業振興財団の主催。

2014.2.26  【今週はこれを読め! SF編】局面の動きの目まぐるしさ、物語を座標軸ごと転倒させる大胆さ

第1回ハヤカワSFコンテスト最終候補となった表題作を巻頭におき、4篇の書き下ろしを加えて作られた短篇集だ。

2014.2.5  決定!BOOK☆WALKER大賞

総投票数2,377票から最多票を集め、栄えある初代BOOK☆WALKER大賞に選ばれたのは?

2014.1.31  Amazon、「Kindleストア」出版社別年間売上ランキング発表~トップは講談社

Amazon.co.jpは、「Kindleストア」における2013年の出版社別年間売上ランキング上位50社を発表した。

2014.1.19  【エンタメ小説月評】災厄の運命 負けない意志

私たちは今、二つの災厄の間を生きている。

2014.1.4  読書の幅を広げたい! 「文庫ナイト」に潜入してみた

ビブリオバトルに、ブックポーカー、ブクブク交換。自分の好きな本を持ち寄って語り合うイベントが、ちょっとしたブームになっている。

2013.11.25  【エンタメ小説月評】愛、美容…女心揺さぶる

「あなたはあなたが連れてきた。嵐の日だった」

2013.11.21  史上最速の売り上げを記録! "マミー・ポルノ"小説って何?

『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』という小説が話題になっているのをご存じだろうか。

2013.11.5  第23回「神保町ブックフェスティバル」、今年も盛況

11月2日から3日間、東京・神保町のすずらん通り、さくら通り、集英社前で行われた。出版社127社が162ブースを出展した。

2013.11.4  作者死去で未完の「世界最長」小説 「グイン・サーガ」に続編登場

一作家による小説としては「世界最長」とされる「グイン・サーガ」(栗本薫著、早川書房)本編が、2人の後輩作家によって引き継がれる。著者の栗本薫さんが2009年に亡くなり、未完のままになっていた。「続きが読みたかった」とファンも多かったという。

2013.9.30  【きょうの人】村上達朗さん(60)文学賞作品の出版権を競争入札

「出版社の垣根を越えて、面白い小説を世に送り出したい」

2013.9.13  ラノベ質問状 : 「know」 新しい世界を見せてくれるSF

話題のライトノベルの魅力を担当編集者が語る「ラノベ質問状」。今回は「know」(野崎まどさん作、シライシユウコさんイラスト)です。早川書房の高塚菜月さんに作品の魅力を聞きました。

2013.9.3  講談社BOX:日日日&ゆずはらとしゆきの与太話放談〈龍〉

まえがき 以下の対談、『日日日&ゆずはらとしゆきの与太話放談〈龍〉』は、本来は『平安残酷物語』『のばらセックス』発売記念対談、ということで、発売直前(2011年秋くらい)に収録したのですが、いろいろと諸事情ありまして、お蔵入りになっておりました。

2013.8.28  「北欧ミステリー」がブーム! 他にはない"魅力"とは?

近年、ミステリー界では「北欧ミステリー」のジャンルが人気を博している。毎月のように翻訳本が出版され、北欧で書かれたミステリーの映像化を観る機会も増えてきた。

2013.8.21  作家の読書道 第140回:長岡弘樹さん

日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した「傍聞き」を表題作として文庫作品が大ヒット、警察学校を舞台にした新作『教場』も話題となっている長岡弘樹さん。

2013.7.26  震災・内戦…文学とは 芥川・直木賞候補 委員が議論

第149回芥川賞は東日本大震災、直木賞は世界の荒廃など、現代の問題をテーマとした作品が候補にあがり、選考会で賛否両論を呼んだ。受賞には至らなかったが、名だたる作家たちに文学について議論させた2作に注目したい。

2013.7.12  【今週はこれを読め! ミステリー編】犯罪小説史に残る大傑作『チャイルド・オブ・ゴッド』

今週のお薦めはコーマック・マッカーシー『チャイルド・オブ・ゴッド』(早川書房)を措いて他になし! 

2013.6.20  過酷な未来世界 業に迫る…宮内悠介さん

デビュー作『盤上の夜』で直木賞候補や日本SF大賞に選ばれ、高評価が相次いだ作家・宮内悠介さん(34)。待望の新作『ヨハネスブルグの天使たち』(早川書房)は、この世界の病理を、都市とロボットを媒介にあぶり出す。

2013.5.31  日本の小説、英訳し電子書籍に 早川書房、映画化を期待

早川書房は、日本のミステリーやSF作品を英訳し、海外向けに電子書籍として配信する事業に今秋にも乗り出す。日本の作品を英訳配信することで、米ハリウッドでの映画化などにつなげることが狙いだ。

2013.5.19  村上春樹だけじゃない! 読まず嫌いに贈る世界文学5冊

村上春樹の最新刊、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』はあっさりとミリオンに到達し、発売日の深夜0時から売り始める書店まで出現。

2013.5.17  【エンタメ小説月評】魂の奥底にあるもの

「物語は人の魂の奥底にあるもの。それは人の心の一番深い場所にありながら、人と人とを根元でつなぐことができる」。6日に行われた講演で作家の村上春樹さんが、生前親しかったユング派の心理学者・河合隼雄さんに言及し、そう振り返ったという。

2013.4.24  アーバンギャルド松永天馬「S-Fマガジン」で小説家デビュー

明日4月25日に刊行される早川書房の文芸誌「S-Fマガジン」6月号に、松永天馬(アーバンギャルド)の小説家としてのデビュー作「死んでれら、灰をかぶれ」が掲載される。

2013.4.22  「大学読書人大賞」、野尻抱介『南極点のピアピア動画』(早川書房)が大賞に

4月21日、東京・御茶ノ水の明治大学で公開討論会が行われ、大賞に獨協大学文芸部推薦の同書が選ばれた。同賞は、全国の大学文芸サークルによる投票と評論・議論によって、大学生に最も読んでほしい本を選ぶもの。主催は出版文化産業振興財団。

2013.4.19  「PSYCHO-PASSサイコパス」×ハヤカワ文庫 「紙の本を読みなよ」フェア開催

フジテレビ系ノイタミナ枠で放送され人気を博したアニメ「PSYCHO-PASSサイコパス」とハヤカワ文庫のコラボレーションフェアが全国の書店で開催されている。

2013.4.17  戦国・警察、独自色たっぷり 吉川英治文学新人賞の2氏

戦国時代が舞台の短編集と、近未来の警察小説。今年の吉川英治文学新人賞には毛色の異なる2作が選ばれた。『国を蹴った男』(講談社)の伊東潤(52)と『機龍警察 暗黒市場』(早川書房)の月村了衛(りょうえ=50)に作品にこめた思いを聞いた。

2013.4.17  8800万部突破の官能小説 「フィフティ・シェイズ」3部作完結

世界50か国以上で出版され、累計売上部数が8800万部を突破し、ヒット記録を更新中の小説、「フィフティ・シェイズ」3部作。その完結篇となる『フィフティ・シェイズ・フリード』が2013年4月に刊行された。

2013.4.10  芦辺拓(作家)小説の面白さはすべてSFから学んだ - わたしとSF

1972年5月27日――それが全ての始まりでした。

2013.4.10  第三回アガサ・クリスティー賞選考経過

第三回アガサ・クリスティー賞の第一次選考が終了しました。識者による厳正な審査の結果、下記15作品が通過いたしました(到着順、名前はペンネーム、敬称略)。

2013.3.22  ハヤカワ文庫とPSYCHO-PASSがコラボフェア 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』など4作品

早川書房は4月10日(水)から、アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」とハヤカワ文庫のコラボレーションによる「紙の本を読みなよ」フェアを開始します。フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』など4作品に、「PSYCHO-PASS サイコパス」のキャラクターをデザインした帯が付きます。

2013.3.20  作家の読書道 第135回:新野剛志さん

ツアー会社の空港支店に勤務する青年の奮闘を描いた、笑いと涙たっぷりのエンタメ小説『あぽやん』がドラマ化され話題となった新野剛志さん。江戸川乱歩賞受賞のデビュー作『八月のマルクス』をはじめ著作には硬質なミステリも多数。こうした作風の源となった読書遍歴とは? デビュー当時の話も含めて来し方をたっぷりうかがいました。

2013.3.18  老舗的スペースオペラ『クラッシャージョウ』の新作が8年ぶりに登場!

スペースオペラの老舗的ノベル「クラッシャージョウ」シリーズ(高千穂 遙:著、安彦良和:イラスト/早川書房)の最新作『水の迷宮』が2月に刊行された。SF作家として人気を博している高千穂遙の処女作であり、1983年には『機動戦士ガンダム』の人気が絶頂期を迎えていたサンライズによって長編の劇場用アニメが制作された作品だ。

2013.3.4  吉川英治文学賞に小池真理子さん

第47回吉川英治文学賞(吉川英治国民文化振興会主催)は4日、小池真理子さん(60)の「沈黙のひと」(文芸春秋)に決まった。

2013.2.25  第3回Twitter文学賞海外全投票結果

有効投票数:465

2013.2.25  中の人に聞いた〜「Twitter文学賞」は本好きがTwitter投票で集まったブックガイド

「文学賞」と聞いて思い浮かぶのはどんな賞でしょうか?

2013.2.25  第3回Twitter文学賞国内全投票結果

有効投票数:646

2013.2.22  「GALAPAGOS STORE」がEPUB3サポート、シャープの技術で"サクサク感"維持

シャープ株式会社は22日、Android/iOS対応の電子書籍ストアサービス「GALAPAGOS STORE」において、EPUB3コンテンツを提供開始すると発表した。まずは同日より集英社と小学館が一部のコンテンツから開始し、追って早川書房などもEPUB3コンテンツを順次提供する。

2013.2.20  bestseller's interview 第48回 宮内悠介さん

出版界の最重要人物にフォーカスする『ベストセラーズインタビュー』!第48回となる今回は、『盤上の夜』で第1回創元SF短編賞山田正紀賞を受賞してデビュー、この作品が収められた同名の短編集がいきなり第147回直木賞候補となり、同作で第33回日本SF大賞を受賞した宮内悠介さんです。

2013.2.15  ブック質問状 : 「大いなる眠り」 村上春樹はチャンドラー全長編を翻訳予定

話題の小説の魅力を担当編集者が語る「ブック質問状」。今回は、レイモンド・チャンドラー作、村上春樹さん訳の「大いなる眠り」です。早川書房の担当者に作品の魅力を聞きました。

2013.2.9  新たなロマンス小説が日本上陸

「新時代エロティカ、全世界を席捲(せっけん)!」

2013.1.22  直木賞作家の常盤新平さんが死去 米文学の名翻訳でも評判

洗練された文体の小説やエッセー、米現代文学の翻訳などで知られた直木賞作家で翻訳家の常盤新平(ときわ・しんぺい)さんが22日午後7時12分、肺炎のため東京都町田市の病院で死去した。

2013.1.18  三浦しをん、小説家への道

2006年に29歳で直木賞(『まほろ駅前多田便利軒』)、2012年に35歳で本屋大賞(『舟を編む』)を受賞し、今年『まほろ駅前多田便利軒』はドラマ化、『舟を編む』は映画化と、両作品とも実写化されるという今注目の作家・三浦しをん。『ダ・ヴィンチ』2月号では、三浦しをん大特集を組み、彼女の半生に迫るロングインタビューを掲載している。

2012.12.25  挿絵画家の依光隆さん死去

依光隆さん(よりみつ・たかし=挿絵画家)が18日、急性肺炎で死去、86歳。

2012.12.8  【速報】 日本SF大賞・日本SF評論賞決定

2012年11月29日、早川書房会議室に川又千秋、新城カズマ、図子慧、森下一仁(選考委員長)、SFマガジン編集長清水直樹各氏をお迎えして行われた第8回日本SF評論賞選考会において、タヤンディエー・ドゥニさんの『荒巻義雄の「プヨブヨ工学」SF、シュルレアリスム、そしてナノテクノロジーのイマジネーション』が選考委員特別賞に選ばれました。

2012.11.30  「グイン・サーガ」の電子書籍完結 全153冊

全153冊におよぶファンタジー小説「グイン・サーガ」(栗本薫著、早川書房)の電子書籍化が完結した。紙の本だと重さ計約26キロに達する超大作。電子書籍の配信は2011年8月に始まり、30日から全巻購入できるようになった。

2012.11.21  作家の読書道 第131回:東川篤哉さん

本屋大賞を受賞、大ベストセラーとなった『謎解きはディナーのあとで』の著者、東川篤哉さん。ユーモアたっぷりながら鮮やかな推理でも読ませる作風が人気を博すなか、新作『魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?』は本格ミステリながら魔法使いが出てくるという異色作。

2012.11.17  【エンタメ小説月評】幻書、密室…蒐集家の謎

本を愛する同好の士よ。書棚からいつの間にか雪崩のように中身があふれだし、途方にくれる日々を送ってはいないか?

2012.10.31  11/1(木)、全世界6300万部突破の大ヒット官能小説がいよいよ日本発売

早川書房は11月1日(木)、世界で6300万部を超える大ベストセラーの邦訳『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(上・下)(E.L.ジェイムズ:著、池田真紀子:訳)を、新シリーズ「リヴィエラ」の第1弾として初版各5万部で発売する。

2012.10.25  『ミレニアム』120万部突破! 北欧ミステリーはなぜ売れる?

文庫版全6巻という超大作ながら120万部を突破したスェーデン発のミステリー『ミレニアム』。昨年は実写映画化もされ、同作は北欧ミステリーが注目されるきっかけとなった。

2012.10.19  LiLiCoも太鼓判! 今大注目の北欧ミステリーとは

3部作すべてが上下巻という大作にもかかわらず120万部超えを果たした、『ミレニアム』。昨年の文庫版刊行と実写映画化以来、いまだに部数を伸ばし続ける、北欧ミステリーの魅力を知らしめた記念碑的作品だ。

2012.10.4  早川書房の新刊、刊行翌月から電子配信開始

早川書房は、2012年10月刊行の新刊より、著作権者の承諾が得られた作品について、刊行翌月に電子版の配信を開始する。

2012.10.1  デビュー2年で早逝した作家・伊藤計劃の絶筆が異例の大ヒット

作家・伊藤計劃が34歳の若さでこの世を去ってから3年。その絶筆『屍者の帝国』(伊藤計劃、円城 塔/河出書房新社)がよみがえり、本格派SF小説としては異例の大ヒットとなっている。

2012.9.30  【書評】『屍者の帝国』伊藤計劃、円城塔著

意識をめぐる哲学的な問い 芥川賞作家・円城塔(えんじょう・とう)の受賞後初長編となる本書は、故人となった朋友・伊藤計劃(けいかく)の遺稿をプロローグにして書き継いだ共演作。円城と伊藤はともに、小松左京賞の最終選考に落ちた投稿作品を、早川書房のSFシリーズから平成19年に出版しデビュー。「同期」の2人は、円城塔は実験的な文体を用い、伊藤計劃は近未来の描写を通じ、ゼロ年代後半のSF界ひいては文学界を牽引(けんいん)してきた。

2012.9.18  【エンターテイメント小説月評】亡友のSF奇跡の合作

おそらく、運命のようなものが二人を結んでいたのだろう。伊藤計劃(けいかく)、円城塔両氏はSFの新人賞の最終候補にともに残ったことをきっかけに、同じ叢書(そうしょ)から2007年、一月(ひとつき)違いでデビュー。現代社会の矛盾を近未来エンターテインメントに投影した伊藤氏と、理系的諧謔(かいぎゃく)が純文学からも評価された円城氏は、ほどなくSF新世代の両雄として脚光を浴びた。

2012.9.7  「ルパン」シリーズ70年ぶりの新作が電子書籍でも発売に

モーリス・ルブランの人気シリーズアルセーヌ・ルパン・シリーズの70年ぶりの新作『ルパン、最後の恋』が単行本の発売と同時に電子書籍版でも配信される。

2012.9.6  円城塔インタビュー詳報:故・伊藤計劃との共著「屍者の帝国」を完成させて

09年に34歳の若さで世を去ったSF作家、伊藤計劃(けいかく)さんの未完の絶筆を、盟友である作家の円城塔さんが書き継ぎ、完成させた。長編「屍者の帝国」(河出書房新社、1890円)は、伊藤さんが残した400字詰め原稿用紙30枚の原稿をプロローグにして始まる。故人との共著になった本書に込めた思い、執筆の経緯などについて、円城さんに聞いた。 

2012.9.3  「伝説」のSF新人賞復活

小松左京、眉村卓、半村良といった各氏が受賞者リストに名を連ねる、SF小説の伝説的な公募新人賞「ハヤカワ・SFコンテスト」(早川書房主催)が、約20年ぶりに形を変えて復活することになった。

2012.8.24  第1回 ハヤカワSFコンテスト募集開始のお知らせ

早川書房はつねにSFのジャンルをリードし、21世紀に入っても、伊藤計劃、円城塔、冲方丁、小川一水など新世代の作家を陸続と紹介し、高い評価を得てきました。いまやその活動は日本国内にとどまらず、日本SFの世界への紹介、さまざまなメディアミックス展開を「ハヤカワSF Project」として推し進めています。

2012.8.10  比類なき謎と恐怖、斜め上のロジックとミスリードの誘いー小説『Another』

電子書籍共通配信のプラットフォームを提供しているブックリスタは、「夏の特別フェア企画"BOOK FESTA 2012 summer"」を実施している。

2012.8.3  早川書房、「ハヤカワSF・ミステリebookセレクション」配信へ

早川書房は同社の代名詞ともいうべきSF・ミステリーの名作群を「ハヤカワSF・ミステリebookセレクション」として電子書籍で配信開始する。

2012.7.25  怪盗ルパン、70年ぶり新作 邦訳を9月出版

フランスの作家モーリス・ルブランの名作『怪盗ルパン』シリーズの未発表作が邦訳され、9月上旬に早川書房から出版されることが25日、わかった。タイトルは『ルパン 最後の恋』で、1941年に最後の作品が刊行されて以来、約70年ぶりの新作となる。

2012.7.15  東京堂書店で高島俊男フェア

中国文学者でエッセイストの高島俊男さん(75)の著作や、高島さんのお薦め本を集めたブックフェアが、東京都千代田区の東京堂書店神田神保町店で開かれている。今月末まで。

2012.7.9  優れたSF作品を選ぶ第43回星雲賞発表 「天獄と地国」やガンダム、まどマギなど受賞

2011年に発表された国内外のSF作品や周辺ジャンルから選出する「第43回星雲賞」の受賞作品が、7月7日(土)に決定しました。日本長編部門を受賞したのは、小林泰三さんの小説「天獄と地国」です。このほか、メディア部門にアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」が、ノンフィクション部門に文藝別冊『吾妻ひでお〈総特集〉―美少女・SF・不条理ギャグ、そして失踪』 が選ばれています。

2012.6.25  無垢の博物館:ノーベル賞作家オルハン・パムクさん、イスタンブールに 小説と博物館が一体に?

トルコのノーベル文学賞作家オルハン・パムクさん(60)が今春、自身の恋愛小説『無垢(むく)の博物館』(2008年。宮下遼さんによる邦訳は上下巻で早川書房刊)に基づく、同名の博物館をオープンした。イスタンブールの下町の路地にあるワインレッドの小さなビルには毎週約1000人が訪れ、小説の世界に身を浸している。でも、物語と博物館が一体となるってどういうこと? 自らつくりあげた"無垢の"空間で、パムクさんはほほ笑みながら話し始めた。

2012.6.20  [顔]皆川 博子さん

第12回本格ミステリ大賞に決まった 皆川(みながわ) 博子(ひろこ)さん(82) 本格ミステリ大賞は、このジャンルの作家らの公開投票で決まる。プロ同士が実力本位で選ぶ文学賞に、傘寿を超えて輝いた。「親分、てえへんだって感じです」

2012.6.18  第二回アガサ・クリスティー賞二次選考結果発表

第二回アガサ・クリスティー賞の二次選考が終了しました。早川書房編集部による厳正な審査の結果、下記を最終候補作といたします(到着順、名前はペンネーム、敬称略)。

2012.6.15  故・伊藤計劃さんの小説「虐殺器官」映画化にハリウッドが興味!

故・伊藤計劃さんのSF小説「虐殺器官」の映画化にハリウッドが興味を示していることが明らかになった。日本の出版元である早川書房の担当者が明かした。

2012.6.14  日本のSF、ハリウッドへ…2作品映像化へ

「日本のSFをハリウッドに売り込もう」という取り組みに、出版会社と広告会社などが共同で乗り出した。すでに冲方丁さんと小川一水さん原作の小説2作品が、映像化に向けて具体的に動き出した。

2012.5.31  SF小説「時砂の王」「マルドゥック・スクランブル」がハリウッド実写化へ!出版社が認める

早川書房より刊行されている小川一水の「時砂の王」と、冲方丁の「マルドゥック・スクランブル」の2冊のSF小説が、ハリウッドでの実写化に向けて進行中であることが明らかになった。バラエティー誌が報じたもので、早川書房の担当者は「現在は映画化権について、交渉の前段階にあることは事実です」と認めている。

2012.5.12  本格ミステリ大賞、小説部門に皆川博子さんら

第12回本格ミステリ大賞(本格ミステリ作家クラブ主催)が12日決まった。

2012.5.1  「容疑者Xの献身」MWA賞は逃したが…

米ミステリー界の最高峰、エドガー賞の受賞作が日本時間の27日午前発表された。最優秀長編部門にノミネートされていた東野圭吾さんの『容疑者Xの献身』英語版は受賞を逃したが、日本ミステリーの"世界制覇"への期待はむしろ高まっている。

2012.4.24  第二回アガサ・クリスティー賞選考経過

第ニ回アガサ・クリスティー賞の第一次選考が終了しました。

2012.4.18  作家の読書道 第124回:白石一文さん

今我々が生きているこの世界の実像とは一体どんなものなのか。政治経済から恋愛まで、小説を通してさまざまな問いかけを投げかけている直木賞作家、白石一文さん。彼に影響を与えた本とは何か。直木賞作家であり無類の本好きだった父親・白石一郎氏の思い出や、文藝春秋の編集者だった頃のエピソードを交え、その膨大な読書体験のなかから、特に大事な本について語ってくださいました。

2012.3.17  みんなの力で宇宙を目指す。「放課後ライトノベル」第84回は『南極点のピアピア動画』で明るく前向きな未来に思いを馳せてみませんか?

中高生を中心に人気の動画サイトといえばニコニコ動画だが,初めのうちはYouTubeの動画をそのまま転載したことで叱られ,またある時は,アニメや映画などが無制限にアップロードされたおかげで多くの権利者から怒られ,「こりゃ長くなさそうだなぁ」と思ったものだ。しかし,それから5年の月日が流れた現在,いつの間にか公式でアニメが配信されるようになったり,プレミアム会員が150万人を超えていたりと,なんだかんだで市民権を得るようになった。

2012.2.25  ミルキィホームズがハヤカワミステリマガジンの表紙を飾る

早川書房が刊行している三大雑誌の1つ、ミステリマガジンの表紙を「探偵オペラ ミルキィホームズ」が飾っています。これはミルキィホームズが探偵を題材としたアニメだから実現したものです。

2012.2.23  第2回Twitter文学賞投票結果

第2回Twitter文学賞の結果が発表になりました! 投票してくださったみなさま、結果発表座談会を視聴してくださったみなさま、ありがとうございます!!

2012.1.18  作家の読書道 第122回:三上延さん

2011年に刊行するとたちまち1、2巻を合わせて80万部を突破、今もベストセラーにランクインしているビブリオミステリ連作集『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズ。謎解きや人間ドラマはもちろん、古本や出版事情の薀蓄も楽しいと思ったら、やはり著者の三上延さんには古書店勤務の経験があるのだとか。幼い頃から読書家で、本の好みは昔からはっきりしていたという三上さんの読書歴、影響を受けた本とは?

2012.1.14  竜攘虎搏。「放課後ライトノベル」第75回は『龍盤七朝 DRAGONBUSTER』で遥かな武のいただきを目指せ!

今年も早くも残すところあと350日とちょっとになってしまった。これがあっという間にあと200日,100日となり,いつの間にか年末を迎えている,という未来が目に浮かぶようだ。歳を取ると1年が経つのが早く感じるようになるとよく言われるが,近年は筆者もそれをひしひしと実感している。いや,1年どころか3年すら,気づけば過ぎ去ってしまっているありさまだ。

2011.12.24  あまりに壮大なスペースオペラ。「放課後ライトノベル」第73回は『天冥の標』で果てなき宇宙の歴史を目撃すべし

間もなく2011年も終わろうとしているが,今年も本当にいろいろなことがあった。忘れられない震災に始まり,スティーブ・ジョブズをはじめとする多くの著名人の逝去。サッカー女子ワールドカップでの日本代表チームの優勝。「魔法少女まどか☆マギカ」が話題になったこと。「TIGER & BUNNY」が話題になったことも。

2011.10.19  作家の読書道 第119回:小路幸也さん

東京・下町の大家族を描いて人気の『東京バンドワゴン』シリーズをはじめ、驚くべきスピードで新作を次々と発表している小路幸也さん。実は20代の前半まではミュージシャン志望、小説を書き始めたのは30歳の時だとか。そこからデビューまでにはひと苦労あって…。そんな小路さんの小説の原点はミステリ。音楽や映画のお話も交えながら、読書遍歴や小説の創作についてうかがいました。

2011.4.2  ジャンクヤードでの死闘,再び。「放課後ライトノベル」第36回は『クォンタムデビルサーガ アバタールチューナー』でニルヴァーナを目指せ!

以前,本コーナーで「『ドラゴンクエスト』シリーズをプレイしたことがない」と書いた筆者だが,同じようにこれまでなんとなくプレイする機会がなかったゲームに,アトラスの「女神転生」シリーズがある。

2011.3.26  堂々のシリーズ完結! 「放課後ライトノベル」第35回は『円環少女』で最後のウィザーズバトル

前回は『魔術師たちの幻想遊戯』とファミ通文庫の新人賞作品を紹介したが,始まりがあれば終わりもある。

2010.12.25  完璧に調和のとれた押し付けの理想郷。「放課後ライトノベル」第24回は伊藤計劃最後の長編『ハーモニー』で人間が人間であることの意味を問う

7月にスタートした,この「放課後ライトノベル」。当初は「ゲーム情報サイトでラノベレビューコーナーなんて無茶ッスよ,ハハハ」などと言っていたのが,気づけば年の瀬まで走りきってしまった。2010年の更新は今回が最後ですが,来年も引き続き毎週更新していきますので,どうぞよろしくお願いします。

2010.3.24  作家の読書道 第101回:円城塔さん

もはやジャンル分け不能、理数系的で純文学的でエンタメ的でもある、さまざまな仕掛けをもった作風で毎回読者を驚かせる作家、円城塔さん。物理を研究していた青年が、作家を志すきっかけは何だったのか? 素直に「好き」と言える作家といえば誰なのか? 少年時代からの変遷を含めて、たっぷりお話してくださいました。

2010.3.23  作家の読書道 第100回:本谷有希子さん

演劇界で活躍する一方、人間の可笑しみと哀しみのつまった小説作品でも高く評価されている本谷有希子さん。フィールドをクロスオーバーさせて活躍する才人は、一体どんな本に触れてきたのか? そのバックグラウンドも気になるところです。自意識と向きあう一人の女の子の成長&読書物語をごらんください。

2010.1.27  作家の読書道 第99回:冲方丁さん

小説だけでなくゲーム、アニメーション、漫画と、幅広い分野で活動を続ける冲方丁さん。SF作品で人気を博すなか、昨年末には時代小説『天地明察』を発表、新たな世界を広げてみせました。ボーダーレスで活躍し続ける、その原点はどこに? 幼少を海外で過ごしたからこそ身についた読書スタイル、充実の高校生ライフ、そして大学生と会社員と小説執筆という三重生活…。"作家"と名乗るに至るまでの道のりと読書生活を、たっぷり語っていただきました!

2009.3.25  作家の読書道 第89回:平山夢明さん

夜眠れなくなるくらい怖い話、気持ち悪くなるほどグロテスクな話を書く作家、といったら真っ先に名前が挙がる平山夢明さん。ご自身も、幼少時代に相当な体験をされていることが判明。そんな平山さんが好んで読む作品はやはり、何か同じ匂いが感じられるものばかり。そのキテレツな体験の数々を、読書歴に沿ってお話してくださった平山さん、気さくな喋り口調もできるだけそのまま再現してあるので、合わせてお楽しみあれ。

2008.4.25  作家の読書道:第78回 道尾秀介さん

人と人の感情のもつれがもたらす、複雑な出来事。事件の裏側にあるそれぞれの人生を描きこむことで、深い余韻を残す作品を次々と生み出している注目の若手作家、道尾秀介さん。熱心な読書家ではなかったというなかで、心に刻まれた小説とは? ご自身の中で「別格」という3人の作家や、「自分が読みたいものを書く」という執筆姿勢についてのお話の中に、新鋭のバックグラウンドが垣間見えます。

2007.9.28  作家の読書道:第71回 近藤 史恵さん

歌舞伎役者、スゴ腕の整体師、キュートな清掃作業員…。ユニークなキャラクターが探偵役となる各シリーズをはじめ、さまざまなミステリ作品を発表している近藤史恵さん。謎ときだけでなく、背後にある人の心理を浮き彫りにさせ、深い読後感を与えるその作風は、どんな作品から影響を受けているのか? 幼稚園児の頃から自分で本を読んでいた筋金入りの読書家が、夢中になった本とは?

2007.8.31  作家の読書道:第70回 米澤穂信さん

古典部シリーズ、小市民シリーズなど、高校生を主人公にした"日常の謎"で人気を博し、昨今では探偵小説、ダークな青春小説、そして新刊『インシテミル』では殺人ゲームを描くなど、作品の幅をどんどん広げている新鋭エンターテインナー、米澤穂信さん。幼い頃から物語を作るのが好きだった彼は、どんな作品の影響を受け、どんな物語を作ってきたのか。その読書歴&創作歴が分かります。

2007.3.30  作家の読書道:第65回 森見 登美彦さん

生真面目な言葉遣いでアホなことを繰り出し爆笑を誘う。そんなデビュー作『太陽の塔』で一気に人気炸裂、現在も天然黒髪乙女と善良妄想青年の恋と奇天烈な騒動を描く『夜は短し歩けよ乙女』が話題の森見さん。幼少期のお気に入りの絵本はもちろん、あれです! そしてロボットや宇宙に憧れた森見少年が、諧謔味ある文体に辿り着くきっかけは、実は大学時代のむにゃむにゃ時代にあったようで…。

2007.1.26  作家の読書道:第63回 高野 秀行さん

早稲田大学探検部時代、コンゴの奥地を訪れた体験記『幻獣ムベンベを追え』でデビュー、以来各国での冒険記を上梓し、冒険を愛する人たちから尊敬を集める高野秀行さん。フラットで素直な視点ユーモラスな語り口も心地よく、最近では日本での異国体験や激安下宿生活を描いた自伝的な作品も人気。彼を辺境へと駆り立てる原点となったものは? そして、探検のまにまに読んでいる本とは?

2006.11.24  作家の読書道:第61回 折原 みとさん

少女漫画家として、恋愛小説家として、10代の少女から絶大な人気を誇る折原みとさん。エッセイや絵本、詩集も手がけ、さらに今年は大人の女性向けの恋愛小説も上梓。幅広く活動する彼女の読書道は? 海を見下ろす小高い丘にある瀟洒なおうちは、そこだけ別時間が流れているかのよう。暖炉のある広いリビングで、じっくりとお話をうかがいました。

2006.9.29  作家の読書道:第59回 法月 綸太郎さん

非常に論理的に構築された推理小説で、私たちをいつも唸らせてくれる法月綸太郎さん。今回はお住まいのある京都でお話をうかがいました。とっても穏やかに話してくださる姿が印象的。読書歴から広がって、ミステリー小説の歴史や、京大ミステリ研のエピソードなど、興味深いお話がたっぷりです。

2006.4.28  作家の読書道:第54回 桜庭 一樹

過酷な現実と対峙する少女たちを描いた作品などで若い読者から絶大な支持を得、このたび満を持して一般向けの小説も書き始めた桜庭一樹さん。名前から男性と思う人もいるかもしれないが、実は色白のとても可愛らしい女性です。筋金入りの読書家である彼女は、字を読めないくらい幼い頃から、本が大好きだったよう。ミステリーから南米文学まで、その幅広い読書道を語っていただきました。

2006.3.31  作家の読書道:第53回 西 加奈子

家族小説『さくら』が20万部を越えるロングセラーとなり、夫婦の深い愛情を描く最新刊『きいろいゾウ』も好評を博している西加奈子さん。自分のことを「わし」といい、大阪弁全開で話す彼女は、実に気さくで大らかで、そして感受性の豊かな女性。カイロで過ごした小学生時代や、本も音楽も映画も含めた中で一番衝撃を受けたというある女性作家、そして作家デビューの経緯について、オープンに語ってくださいました。

2005.12.22  作家の読書道:第50回 山本幸久

温かく、またユーモアたっぷりのまなざしで、現代に生きる人々の姿をキュートに描く山本さん。現在次々と作品を発表、その活躍には目を見張るものがあります。読めば元気が湧いてくる、その作風の源泉はどこに? 漫画家を目指していた小学生時代の話から、じっくりとうかがいました。

2005.11.25  作家の読書道:第49回 島本理生

若い世代の、壊れそうなくらいの切ない思いを、確かな文章で綴る島本理生さん。まだ22歳ながら、今や人気作家の一人。中学生の時にすでに雑誌で文才を認められていた彼女は、やはり幼い頃から本好きの少女だったようです。ずっと作家になることを意識していた女の子の読書歴とは?

2005.9.30  作家の読書道:第47回 馳星周

『不夜城』で衝撃的なデビューをして以来、ノワールの旗手として多くの著書を生み出してきた馳星周さん。最新刊『楽園の眠り』(徳間書店)では幼児虐待をテーマに、女子高生と刑事が登場します。インタビューでは、北海道で過ごした少年時代、新宿ゴールデン街での学生アルバイト時代、「本の雑誌」での書評家時代に培われた読書歴が、馳さんの作品群を支えているのだと伝わってきます。窓越しに新宿御苑の広がるホテルで、葉巻をくゆらせながら語っていただきました。

2005.6.30  作家の読書道:第44回 吉村萬壱

奇想天外な発想と、破壊的なモチーフを用いて、人間の根源的な部分を描く吉村萬壱さん。作品のグロテスクなイメージに反して、ご本人はおだやかな関西弁で話す優しげな方。芥川賞受賞第一作であり、渾身の長編『バースト・ゾーン』を発表したばかりの彼に、読書道や新作に関してのお話をたっぷりうかがいました。

2005.5.31  作家の読書道:第43回 荻原 浩さん

若年性アルツハイマーにかかった男性を描いた『明日の記憶』が、第2回本屋大賞の2位に選ばれた荻原さん。シリアスなものから滑稽なものまで、毎回作風をガラリと変えてくる引き出しの多さには、ただただ感嘆するばかり。そんな荻原さんに影響を与えたのは、いったいどんな本たちなのでしょう…。

2005.4.30  作家の読書道:第42回 垣根 涼介さん

04年には『ワイルド・ソウル』で三冠を達成、今最も注目を浴びるエンタテインメントの旗手、垣根涼介さん。が、最新刊ではテイストを変えて、犯罪の匂いのない、リストラをテーマにしたユーモアたっぷりの小説を上梓。とはいえ、根底にある、書こうとしているものは、どの作品も同じのよう。彼が小説に求めるものは、その読書道をうかがうなかでも、垣間見えてきます。

2004.10.1  作家の読書道:第36回 恩田 陸さん

ホラーからミステリ、コメディまで、テイストのまったく異なる作品を"矢継早に"発表し続けているエンターテインナー、恩田陸さん。たいていの作品は過去の小説へのオマージュとなっているというだけに、やっぱり幼少の頃からジャンルと問わず、相当数読んでおられる様子です。とにかく出てくる出てくる、いろんな本のタイトルが。絶版本もあるので追体験ができないのが残念! しかし読書の楽しみを、改めて思い出させてくれるのでありました。

2004.5.31  作家の読書道:第31回 伊坂 幸太郎さん

毎回さまざまな仕掛けと爽快なラストを用意して、読み手をうならせる伊坂幸太郎さん。今年には吉川英冶新人文学賞を受賞し、ますますこれからの活躍に期待が高まるところ。時に痛快に笑わせ、時に深い感動を呼ぶ、なんともいえない不思議な読後感を与えてくれる、その原泉はどこに? エンターテインメントを読みふけった中高時代から純文学に出会った大学生時代、そして最近の読書傾向まで、その変遷を語っていただきました。

2003.10.31  作家の読書道:第25回 大崎 善生さん

ノンフィクションと小説の両輪で心に染みる作品を描きつづける大崎善生さんが、作家になるべくしてなったと思えるほどの豊かな読書体験を明かします。1時間余りのインタビューで、口にした作家の数の多さは半端ではありません。さらに、繰り返し読んできた本とその読み方、作者に対する青春時代からの強い思いが伝わってきます。東京・西荻窪の喫茶店でうかがいました。

2003.5.31  作家の読書道:第20回 片山 恭一さん

恋人を失った少年が2人の日々を振り返る切ない物語『世界の中心で、愛をさけぶ』が若者から圧倒的な支持を得、文芸書としては異例のロングセラーとなっている片山恭一さん。近著『空のレンズ』ではデジタル世代を描き、また異なる作風を披露、さらに今後はご自身と同世代の人々の物語を書く予定だとか。そんな片山さん、理系出身で、意外にも高校生までは文芸書とは縁がなかったそう。では、読書に目覚めたきっかけとは…?

2002.12.31  作家の読書道:第16回 森 絵都さん

飛び込みをテーマにした青春もの『DIVE!!』を完結させたばかりの森絵都さんの登場です。「作家になろうと思った時、最初に目指したのが児童文学だった」と語るとおり、児童文学の賞も数多く受賞されています。その読書や本選びには、森さんならではの「ツボ」があるそう。それはシュールで健やかな世界とユーモアのエッセンスということなのですが……。

2002.11.30  作家の読書道:第15回 目黒 考二さん

まさに、この『WEB 本の雑誌』で、『中年授業』を連載中の目黒考二さん。やはり『WEB 本』上での連載だった『今週の一冊』が『だからどうしたというわけではないが。』として本になったばかりでもあります。蔵書については「2万冊を越えたのが15年前。それ以来、数えていない」とか。そんな言葉に裏打ちされた遥かな読書道と、人生を変えた本についてお聞きしました。

2002.10.31  作家の読書道:第14回 戸梶 圭太さん

『トカジノフ』『トカジャンゴ』と1カ月の時間差で短編集を2冊刊行した戸梶圭太さん。『溺れる魚』『牛乳アンタッチャブル』など他の作品同様、描かれるのは、どうしようもない登場人物たちのどうしようもない行動、そして犯罪……。もちろん、彼らの存在と行動にはちょっと苦い味の笑いが含まれています。そんなトカジワールドの形成に関係したはずの、戸梶式読書と愛すべき本をご紹介します。

2002.4.1  作家の読書道:第10回 石田 衣良さん

第10回「作家の読書道」は石田衣良さんの登場です。インタビューはデビュー作『池袋ウエストゲートパーク』に因んで(?)、池袋駅西口のホテルにて行われました。最近作『波のうえの魔術師』は、ドラマ化され4月にスタートしたばかり(『ビッグマネー!』)。クールかつ上品さを隠せない作品の筆致を彷彿とさせる語り口のなかに、本への愛情、そしてそれを読むこと、書くことへの愛情がほとばしっています。

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