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秋に関連する小説ニュースまとめ

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秋 ニュース検索結果

2021.7.14  第165回芥川賞は石沢麻依『貝に続く場所にて』、李琴峰『彼岸花が咲く島』、直木賞は佐藤究『テスカトリポカ』、澤田瞳子『星落ちて、なお』に決定!

第165回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)が発表された。選考会は7月14日(水)、都内で開催され、「芥川龍之介賞」は石沢麻依『貝に続く場所にて』、李琴峰『彼岸花が咲く島』に、「直木三十五賞」は佐藤究『テスカトリポカ』、澤田瞳子『星落ちて、なお』に決定した。

2021.6.8  田辺聖子さんの学生時代の日記見つかる 終戦の日の心境克明に

人生の機微を軽妙に語る小説やエッセーなどを数多く残し、おととし91歳で亡くなった作家の田辺聖子さんが、終戦の日を迎えた心境などを克明につづった学生時代の日記が見つかりました。「軍国少女」の一面がうかがえる一方で、戦争に振り回される境遇に対する率直な思いも記されています。

2021.6.2  【今週はこれを読め! エンタメ編】残酷さと優しさが共存する短編集〜一穂ミチ『スモールワールズ』

読み終えて、人間って残酷で勝手だなと思った。だけど、その残酷さや勝手さは、優しさや思いやりみたいなものと共存し得るんだとも思った。

2021.5.18  山本文緒さん受賞 「自転しながら公転する」 島清恋愛文学賞決定 金沢学院大が主催

金沢学院大が主催する第27回島清(しませ)恋愛文学賞は17日、山本文緒さん(58)の「自転しながら公転する」(新潮社)に決まった。山本さんにとって7年ぶりの小説となり、「平凡な人々のほそぼそとした暮らしや、出会った人と手をつなぎ続ける困難さと素晴らしさを、また正面から描きたかった。ご評価いただきましたこと、心からうれしい」と喜びのコメントを寄せた。

2021.3.15  第12回〈小説 野性時代 新人賞〉 選考結果のお知らせ

本日3月15日(月)午後3時より、第12回〈小説 野性時代 新人賞〉(主催=株式会社KADOKAWA)の選考会が行われました。

2021.2.27  作家の読書道 第226回:酉島伝法さん

2011年に「皆勤の徒」で第2回創元SF短編賞を受賞、造語を駆使した文章と自筆のイラストで作り上げた異形の世界観で読者を圧倒した酉島伝法さん。2013年に作品集『皆勤の徒』、2019年に第一長編『宿借りの星』で日本SF大賞を受賞した酉島さんは、もともとイラストレーター&デザイナー。幼い頃からの読書生活、そして小説を書き始めたきっかけとは? リモートでお話をおうかがいしました。

2021.2.6  林芙美子文学賞、大賞に東京都の朝比奈秋さん「塩の道」

【福岡】第7回林芙美子文学賞(北九州市主催)の大賞に、東京都の朝比奈秋さん(39)=ペンネーム=の「塩の道」が選ばれた。賞金100万円が贈られ、受賞作は「小説トリッパー」(朝日新聞出版)に掲載される。大賞が決まるのは第4回以来3年ぶり。

2021.2.1  第72回読売文学賞…受賞6氏と作品

第72回読売文学賞(令和2年度)が決まりました。選考委員の選評を紹介します。

2021.1.23  作家の読書道 第225回:町田そのこさん

2020年に刊行した『52ヘルツのクジラたち』が未来屋小説大賞、ブランチBOOK大賞を受賞するなど話題を集めている町田そのこさん。少女時代から小説家に憧れ、大人になってから新人賞の投稿をはじめた背景には、一人の作家への熱い思いが。その作家、氷室冴子さんや、読書遍歴についてお話をうかがっています。

2021.1.19  【今週はこれを読め! SF編】羊羹を食べながら日本海軍を翻弄するオリオン太郎

林譲治『大日本帝国の銀河1』(ハヤカワ文庫JA)

2021.1.13  作家の半藤一利さん死去 90歳

昭和史の研究で知られ、戦争などをテーマに数多くのノンフィクション作品を発表してきた、作家の半藤一利さんが亡くなりました。90歳でした。

2021.1.11  凪良ゆう、森見登美彦の話題作がランクイン! 「2020年 二十歳が一番読んだ小説ランキング」をhontoが発表!

ハイブリッド型総合書店「honto」が、「2020年 二十歳が一番読んだ小説ランキング」を発表。2020年に話題となった注目作が名を連ねる結果となった。

2020.12.18  第164回「芥川賞・直木賞」、候補作決まる

日本文学振興会は12月18日、第164回「芥川賞」と「直木賞」の候補作を発表した。来年1月20日に東京・中央区の新喜楽で選考会を開き、同日受賞者の記者会見を開く。候補作は次の通り。

2020.12.9  【今週はこれを読め! エンタメ編】それぞれ味わいの異なるイヤミス短編集〜芦沢央『汚れた手をそこで拭かない』

ちょっと、みなさんご存じかしら? 独立短編集ってなかなか売れないんですって。

2020.11.28  「作家になるとは思わなかった」三浦しをんさん流「小説の書き方」

熱い友情、悲しい恋愛、夢あふれる冒険――。心揺さぶられる小説に出合ったとき、自分も物語を書きたいと思ったことはないだろうか。

2020.11.28  作家の読書道 第223回:中山七里さん

今年作家デビュー10周年を迎えた中山七里さん。話題作を次々と世に送り出すエンターテインナーの読書遍歴とは? 大変な読書量のその一部をご紹介するとともに、10代の頃に創作を始めたもののその後20年間書かなかった理由やデビューの経緯などのお話も。とにかく、その記憶力の良さと生活&執筆スタイルにも驚かされます。

2020.10.22  林真理子氏のエッセイ連載回数がギネス世界記録に

同氏が「週刊文春」(文藝春秋)で連載しているエッセイがこのほど、「同一雑誌におけるエッセイの最多掲載回数」としてギネス世界記録に公式認定された。

2020.10.13  【今週はこれを読め! SF編】物珍しさではなく、作品そのものの価値で語られるべき充実のアンソロジー

イスラエルSFのアンソロジー。原著はアメリカで2018年に刊行されたが、編者のふたりはイスラエル人だ。

2020.8.11  【今週はこれを読め! SF編】新たな壮途へ乗りだした年刊日本SF傑作選

創元SF文庫で十二年つづいた《年刊日本SF傑作選》を後継するアンソロジー・シリーズ。版元を移した経緯や、編者が大森望・日下三蔵のタッグチームから大森ソロへ変わったことなど「序」で語られているが、支障なく友好的に運んだようだ。まずは欣快。

2020.8.6  紫式部文学賞に中島京子さん

京都府宇治市は6日、女性の文学作品が対象の第30回紫式部文学賞に、中島京子さん(56)の小説「夢見る帝国図書館」(文芸春秋)が選ばれたと発表した。賞金200万円。贈呈式は11月22日、宇治市文化会館で行う予定。

2020.7.14  【今週はこれを読め! SF編】ケン・リュウ選とは味わいの違う、新しい中華圏SFアンソロジー

鳴り物入りで邦訳された劉慈欣『三体』をはじめ、日本でも中華圏SFの活況が紹介されはじめている。中華圏と日本に両国のSF界の架け橋として大活躍しているのが、本書の編者、立原透耶さんである。

2020.4.17  東野圭吾さんの人気作、初の電子書籍化 在宅読者のために 出版7社から1作ずつ

作家の東野圭吾さん(62)の作品が初めて電子書籍化される。出版関係者によると、東野さんは「書店を守りたい」との意向が強く、これまで自身の作品の電子書籍化には慎重だったという。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大によって在宅者が増えたことや、書店の相次ぐ休業で書籍の購入も難しくなっていることから、東野さんの提案で出版7社から1作ずつに限って配信することが決まったという。

2020.4.8  【今週はこれを読め! エンタメ編】70歳差のかけがえのない友情物語〜アリ・スミス『秋』

EUを離脱するしないの国民投票でイギリスが大騒ぎになっていたのは、もう4年も前のことなのか。

2020.4.7  「2020年本屋大賞」決定!! 大賞は凪良ゆう『流浪の月』 全ノミネート作の順位を発表!

全国の書店員が選ぶ、いま一番売りたい本を決める「本屋大賞2020」の受賞作が4月7日(火)決定した。

2020.3.11  【今週はこれを読め! エンタメ編】リアルさに惹きつけられる絲山秋子『御社のチャラ男』

題名からして傑作の予感しかしない、と思った。「御社」と「チャラ男」のミスマッチ感は、作品自体の万華鏡めいたおかしみにも通じるものがある。

2020.3.3  【今週はこれを読め! SF編】第二次『幻想と怪奇』に喝采!

伝説の雑誌〈幻想と怪奇〉が45年の歳月を経て甦った!

2020.2.26  【今週はこれを読め! エンタメ編】戦争体験を語り継ぐ〜古内一絵『鐘を鳴らす子供たち』

昭和42年生まれの私は、子どもの頃「戦争を知らない子供たち」という歌をよく耳にした。人口全体の割合としては、まだ戦後生まれが珍しかった時代かと思う。現代の日本においては、いかに高齢者社会が進んだとはいえ、戦争を知る世代の人々はもはや圧倒的少数派に違いない。「戦争を知らない子供たち」が当たり前になった社会は、平和のありがたみが実感されにくい社会でもある。

2020.2.22  作家の読書道 第215回:相沢沙呼さん

『medium 霊媒探偵城塚翡翠』が2019年末発表のミステリランキングで3冠を達成、今年は同作が2020年本屋大賞ノミネート、第41回吉川英治文学新人賞候補となり、さらに『小説の神様』(講談社タイガ)が映画化されるなど、話題を集める相沢沙呼さん。そんな相沢さんが高校生の時に読んで「自分も作家になりたい」と思った作品とは? 小説以外で影響を受けたものは? ペンネームの由来に至るまで、読書とその周辺をたっぷりおうかがいしました。

2020.1.29  【今週はこれを読め! エンタメ編】将棋盤を挟んだ少女と元棋士の対話〜尾﨑英子『竜になれ、馬になれ』

これを題材にした本(漫画、映画、などなど)はスルーできない、というポイントは人それぞれであろう。私の場合は、「駅伝」と「将棋」。シーズンがだいたい秋〜冬場と決まっている駅伝と違って、将棋は一年中何かしらのタイトル戦やその予選・決勝リーグ的なものが途切れることなく行われている。大一番というときでなくても常にトレーニングや鍛錬を続けているのは同じだろうし、駅伝のように時期が集中していれば楽だなどとは決して思っていないが、成績が上位のプロ棋士ほど年間を通していくつものリーグ戦を同時進行で戦わなければならないとなると将棋ってほんとに過酷な世界だなと圧倒される。

2020.1.7  ライトノベル『くま クマ 熊 ベアー』TVアニメ化決定、ティザーサイトがオープン!原作者・くまなの先生、原作イラスト・029さんよりコメントが到着!

クマの着ぐるみを着た女の子が異世界で冒険する、装備も魔法も召喚獣も"くま"だらけなライトノベル『くま クマ 熊 ベアー』。小説1~14巻、コミック1~3巻が発売中の人気作です。

2020.1.6  冬アニメ『魔術士オーフェンはぐれ旅』原作者・秋田禎信さん&オーフェン役・森久保祥太郎さんインタビュー|森久保さんが現場一番の若手から若手を引っ張る座長へ

1994年に小説連載が始まり、1998年にアニメ化、2019年には舞台化と、長年に渡ってたくさんのファンに愛され、様々な展開を見せてきた『魔術士オーフェンはぐれ旅』。

2019.12.28  作家の読書道 第213回:河﨑秋子さん

東北と北海道で馬と暮らす人々を描いた物語『颶風の王』で注目され、単行本第二作『肉弾』で大藪春彦賞を受賞、新作短編集『土に贖う』も高い評価を得ている河﨑秋子さん。北海道の酪農一家で育ち、羊飼いでもあった彼女は、どんな本を読み、いつ小説を書きはじめたのか。これまでのこと、これからのことを含め、たっぷりと語っていただきました。

2019.11.27  【今週はこれを読め! エンタメ編】大学生作家と競歩選手の成長小説〜額賀澪『競歩王』

この秋、日本はラグビー人気に沸きに沸いた。しかしながら、同時期に行われた世界陸上競技選手権においては、競歩の選手が2つもの金メダルを獲得したこともどうか覚えておいていただきたい。競歩では鈴木雄介選手が50kmで、山西利和選手が20kmでそれぞれ優勝した。ラグビーのように豪快なスクラムやすばやいトライやチームメイトとの熱い抱擁などは、競歩にはないものである。ひたすら選手たちが歩き続ける競技なのだ、独特のフォームで。

2019.11.23  作家の読書道 第212回:呉勝浩さん

2015年に『道徳の時間』で江戸川乱歩賞を受賞、2018年には『白い衝動』で大藪春彦賞を受賞。そして新作『スワン』が話題となり、ますます注目度が高まる呉勝浩さん。小学生のうちにミステリーの面白さを知り、その後は映画の道を目指した青年が再び読書を始め、小説家を目指した経緯は? 気さくな口調を脳内で再現しながらお読みください。

2019.11.7  毎日出版文化賞の人々:/上 文学・芸術部門 川上未映子さん/人文・社会部門 関根清三さん

優れた出版物の著者や編者、出版社などを顕彰する第73回毎日出版文化賞(特別協力=大日本印刷株式会社)の受賞図書が決まった。

2019.10.20  ライトノベル「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」TVアニメ化決定

細音啓によるライトノベル「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」のTVアニメ化が発表された。

2019.9.11  【今週はこれを読め! エンタメ編】心を揺さぶる至言の宝庫〜ジュンパ・ラヒリ『わたしのいるところ』

複数の人間が万事においてまったく同じ考え方や感じ方をすることはあり得ない。他者に対して大多数の人間は、「だいたい同じような考え方をするけど、こういう点については違う」か「ほとんど似たところはないけど、こういう面は共感できる」か「似通った部分もあれば、そうでない部分もある」かのいずれかの気持ちを持つものではないだろうか(「全否定」に当てはまる他者というのはそう多くない、はず)。

2019.9.4  『異世界チート魔術師』原作者・内田健先生インタビュー|「楽しい」からこそ、ここまで書き続けられた

小説投稿サイト『小説家になろう』(以下、なろう)で連載中、ヒーロー文庫より書籍版が刊行中の内田健先生によるライトノベル『異世界チート魔術師』。

2019.9.2  「セクシーすぎるでしょ2人とも」 島本理生の小説『Red』が夏帆&妻夫木聡で映画化決定!

直木賞作家・島本理生の小説『Red』が、夏帆と妻夫木聡の出演で映画化されることが決定。2人のビジュアルも解禁され、「何この距離感! めっちゃドキドキする!」「大好きな小説だからこの2人が演じてくれて嬉しい」と注目を集めている。

2019.8.22  「文藝」創刊号以来86年ぶり異例の3刷 韓国文学に集まる注目

日韓関係が冷え込む中、日韓の作家の短編競作や対談などを掲載した河出書房新社の季刊文芸誌「文藝2019年秋号」が昭和8年の創刊号以来86年ぶりに2度の緊急増刷をした。同号では「韓国・フェミニズム・日本」を特集。韓国文学界で注目が集まるフェミニズムに焦点を当て、日本文学とのつながりを探っている。韓国文学ブームやフェミニズムへの関心の高まりがヒットの背景にあるとみられる。

2019.8.9  【今週はこれを読め! ミステリー編】『イヴリン嬢は七回殺される』に引き込まれる!

アドヴェンチャー・ゲームが好きな人は絶対にはまる。

2019.7.31  【今週はこれを読め! エンタメ編】〈ぐるフェス〉に集うさまざまな人生〜中澤日菜子『お願いおむらいす』

食の記憶が思い出と密接に結びついていることは多い。オムライスに関して言うなら、今となっては祖母が作ってくれたものが懐かしい。実はとびきりおいしいというものではなかったのだが(祖母は決して料理下手ではなかったけれども、玉ねぎを根気よく炒める根気には欠けていたように思う。カレーなども玉ねぎが生っぽいのがネックだった)。しかし家庭料理というものは、孫に「子どもが喜ぶような食べ物を作ってやりたい」という気持ちがあればそれで十分ともいえるのではないか。

2019.7.27  作家の読書道 第208回:葉真中顕さん

日本ミステリー大賞を受賞したデビュー作『ロスト・ケア』でいきなり注目を浴び、今年は『凍てつく太陽』で大藪春彦賞と日本推理作家協会賞を受賞した葉真中顕さん。社会派と呼ばれる作品を中心に幅広く執筆、読書遍歴を聞けば、その作風がどのように形成されてきたかがよく分かります。デビュー前のブログ執筆や児童文学を発表した経緯のお話も。必読です。

2019.7.20  【今週はこれを読め! ミステリー編】スウェーデン発の歴史ミステリー『1793』

今ここにいる自分の当たり前が、違う場所、違う時間では当たり前ではないことを小説は気づかせてくれる。

2019.6.17  第161回「芥川賞」「直木賞」、候補作決まる

6月17日、日本文学振興会が候補作を発表した。7月17日に東京・中央区の新喜楽で選考会を開き、同日受賞者の記者会見を開く。候補作は次の通り。

2019.5.24  【今週はこれを読め! ミステリー編】"世界一優秀な探偵"コール&パイク登場『指名手配』

あなたの世界にかぎ裂きができてしまい、涙にくれているとする。

2019.5.14  【今週はこれを読め! SF編】場所が特定できぬ孤峰、スパゲッティコードとしての世界

これは旅の物語であり、物語という旅である。地図はない。行ってみないと、その先がどうなっているかわからない。

2019.5.8  【今週はこれを読め! エンタメ編】ヘタレ准教授クワコーが帰ってきた!〜『ゆるキャラの恐怖』

クワコー先生の新刊が6年半ぶりに発売。って小学生なら卒業しちゃってるほど長い間、ほんとに待ってたヤツなんているのかって話。いや、いるか。需要もさまざまか。しかも今回、みうらじゅん人気も期待したいところ。なぜにみうらじゅん。でも、題名の「ゆるキャラ」でソッコー連想した人もいるに違いなし。あと、表紙のレイアウト? っての? が、いま激アツの『ジーヴズ』ともろかぶり。いや、オレは好き。同じ出版社から出すなら、そりゃかぶせるっしょ。あえてのかぶせで行くっしょ。

2019.4.27  作家の読書道 第205回:今村昌弘さん

2017年に鮎川哲也賞受賞作『屍人荘の殺人』でデビューした今村昌弘さん。意表を突くクローズドサークルの設定が話題となり、年末の各ミステリランキングで1位になり、本格ミステリ大賞も受賞。第2作となる『魔眼の匣の殺人』も期待を裏切らない内容で、今後の活躍が楽しみな新鋭です。でも意外にも、昔からミステリ作家を目指していたわけではなかったのだとか。ではどんな本が好きだったのか、そして作家を目指したきっかけは?

2019.4.17  【今週はこれを読め! エンタメ編】不穏な青春ミステリー〜浅倉秋成『教室が、ひとりになるまで』

最近の若者たちがどのように感じるかはわからないが、私くらいの世代だと"結婚相手との出会いのきっかけはSNS"という事例に対してまだまだ若干の驚きを禁じ得ない。

2019.4.10  千葉文学賞に宮岡さん 児童・随筆は佳作 三賞最終選考、23日表彰式

2018年度千葉文学三賞(千葉日報社主催、千葉県・県芸術文化団体協議会後援)の最終選考会は9日、千葉市中央区のホテルで行われ、第62回千葉文学賞に船橋市、パート、宮岡みすみさん(50)の「フォトフレーム」が選ばれた。

2019.4.9  「2019年本屋大賞」決定!! 大賞は瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』 全ノミネート作の順位を発表!

全国の書店員が選ぶ、いま一番売りたい本を決める「本屋大賞2019」の受賞作が決定した。

2019.3.6  「ノーベル文学賞」今秋復活へ 2018年分とあわせて10月に発表

ノーベル賞の運営団体・ノーベル財団は、スキャンダルで2018年に発表が見送られた文学賞について、2019年は、2018年とあわせて2年分の受賞者を発表すると表明した。

2019.3.6  第27回小川未明文学賞、受賞作決定!

新潟県上越市と小川未明文学賞委員会が主催し、株式会社学研ホールディングス(東京・品川 代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社、株式会社学研プラス(東京・品川 代表取締役社長:碇秀行)が協賛する、第27回小川未明文学賞の受賞作品が決まり、2月22日(金)、発表されました。

2019.2.22  【今週はこれを読め! ミステリー編】恐ろしいのに止められない『あの子はもういない』

何の罪もない者が必要のない重荷を背負わされ、望まない人生の路を歩む。

2019.2.2  読売文学賞に平野さんら

第70回読売文学賞(読売新聞社主催)が2日付で発表された。賞金は各200万円。贈賞式は20日、東京・内幸町の帝国ホテルで。受賞作は次の通り。(敬称略)

2019.1.31  第4回「吉川英治文庫賞」、第40回「同文学新人賞」候補作品決まる

講談社が1月30日、発表した。3月4日に第53回「吉川英治文学賞」、第53回「同文化賞」と合わせて受賞者を発表する。候補作は次の通り。

2019.1.22  https://ddnavi.com/news/514263/a/

銀河帝国という設定は、物語の背景としては繰り返し描かれてきたが、それを前面に押しだした作品はさほど多くない。そもそも星間にまたがり、往来どころか通信にもままならない広大なエリアを、統一的な政治機構で統治するのはおよそナンセンスに思われる。多くの銀河帝国ものがスケール感に乏しく、未来の物語どころか、現代・近代以前の歴史の焼き直しに陥るのもしかたがない。

2019.1.22  気になる大賞はどの作品に!?「2019年 本屋大賞」ノミネート10作品発表!

2019年1月22日(火)、全国の書店員が選んだ一番売りたい本「2019年本屋大賞」のノミネート作品が発表された。

2019.1.16  第160回芥川賞は上田岳弘の『ニムロッド』と町屋良平の『1R1分34秒』に、直木賞は真藤順丈の『宝島』に決定!

第160回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)が発表された。選考会は1月16日(水)、東京・築地の新喜楽で開かれ、「芥川賞」は上田岳弘の『ニムロッド』と町屋良平の『1R(いちらうんど)1分34秒』の2作品に、直木賞は真藤順丈の『宝島』に決定した。

2019.1.8  【今週はこれを読め! SF編】日本SFの新しいプラットホーム、ここから始まる。

SF出版では海外SF紹介から出発した東京創元社だが、2007年に日本SFの名作再刊に手を染め、2010年以降は創元SF短編賞(募集は前年から)によって次々と新しい才能を発掘してきた。いまや新鮮な日本SFの最重要供給源である。

2018.12.20  【エンタメ小説月評】武家の悲喜 巧みな構成

ああ、うまいものだ――。朝井まかて『草々不一』(講談社)を読みながら、何度そう思ったことだろう。いい塩梅なのだ。武家の悲喜こもごもを描く短編8本を収めるが、語るべきことは存分に語り、余分は記さない。だから一編一編は短くとも、登場人物の人生が確かな手応えをもって伝わってくる。

2018.12.3  小説誌「オール読物」が月刊から年10回発行に

文芸春秋は3日、月刊小説誌「オール読物」の発行を2019年から年10回とすることを明らかにした。直木賞発表号の3月号と9月号を翌月号との合併号として発行し、販売期間を2カ月とする。

2018.12.3  森見登美彦さん「もう二度と嫌」 新作小説との格闘談

その本は決して読み終えることができない――。「夜は短し歩けよ乙女」「ペンギン・ハイウェイ」などで知られる奈良市在住の作家、森見登美彦さんの新刊「熱帯」(文芸春秋)は、謎に包まれた「幻の本」をめぐり、現実と幻想のあわいで大冒険を繰り広げる長編小説だ。執筆開始から8年。途中で悩んだり、自信を失ったり。「小説家としての思春期」「もう二度と嫌」とも。そんな新作への思いを聞いた。

2018.11.29  ホラー小説大賞2作品、次回から刷新

日本ホラー小説大賞は、次回から横溝正史ミステリ大賞と統合され、「横溝正史ミステリ&ホラー大賞」へとリニューアルする。多彩な作品を生みだし、ホラーというジャンルを切りひらいてきたこの賞を締めくくる第25回は、初めて2作が大賞となった。古代エジプトの呪いにまつわる福士俊哉さん(58)の『黒いピラミッド』(KADOKAWA)と、読者賞とのダブル受賞となった秋竹サラダさん(26)の学園ホラー『祭火小夜の後悔』(同)。2作の刊行を機に、年齢も作風も対照的な2人の著者に話を聞いた。

2018.10.7  【書評】小説家・秋山香乃が読む『波の上のキネマ』増山実著 いったい何が人を救うのか

希望など何一つないと思える苦しい現実の中、いったい何が人を救うのか-。この問いに真正面から取り組んだのが本作だ。

2018.10.6  泉鏡花文学賞:山尾悠子さん受賞 憧れの賞、感激 金沢市民文学賞は井崎さん、新田さん 21日授賞式

今年の第46回泉鏡花文学賞(金沢市主催)に山尾悠子さん(63)の「飛ぶ孔雀(くじゃく)」(文芸春秋)が選ばれた。山尾さんは先月27日に東京で開かれた選考委員会後、報道陣の電話取材に応じ「20代の頃からの憧れの賞で、感激している。これからも書き続け、研さんしたい」と語った。

2018.9.22  作家の読書道 第198回:久保寺健彦さん

7年ぶりの長篇『青少年のための小説入門』が話題となっている久保寺健彦さん。この新作小説にはさまざまな実在の名作が登場、久保寺さんご自身の読書遍歴も投影されているのでは? 聞けばやはり、幼い頃から本の虫だったようで――。

2018.8.16  【書評】『名もなき王国』倉数茂 - 横丁カフェ

倉数茂さんの処女作『黒揚羽の夏』は、推理小説や幻想小説等の要素が取り入れられた、斬新且つノスタルジーに溢れた素晴しい作品だった。以来、著者の描く現実と虚実の入り乱れた独特の世界感に魅了され、新刊が刊行される度に明り取りの窓から朝陽が射し込むまで、つい夢中になって耽読してしまう。

2018.7.24  【今週はこれを読め! SF編】メタモルフォーシスと魅入られた者の情念

夏の楽しみは、東雅夫さん編の怪奇・幻想短篇集が読めることだ。2012年の泉鏡花『おばけずき』からはじまった平凡社ライブラリーの文豪怪異小品シリーズも、本書で7冊目となる。幻想短篇集はナイトテーブルにおいて、毎晩一篇ずつ、銘酒を味わうようにゆっくり読むのが理想だが、谷崎の文章の口当たりの良さにページをめくる手がとまらず、一気に読みあげてしまった。

2018.7.19  【エンタメ小説月評】半生の回顧で生まれる力

過去を振り返るのは、後ろ向きなことばかりでない――。

2018.7.18  第159回芥川賞に高橋弘希さん、直木賞は島本理生さん

第159回芥川賞、直木賞の発表が張り出された=2018年7月18日午後7時36分、東京都千代田区の帝国ホテル、松本俊撮影

2018.6.18  芥川賞・直木賞候補に松尾スズキさん、湊かなえさんら

第159回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が18日付で発表された。芥川賞には俳優や劇作家として活躍する松尾スズキさんの「もう『はい』としか言えない」など5作品が、直木賞にはベストセラー作家、湊かなえさんの「未来」など6作品がそれぞれノミネートされた。

2018.6.16  【今週はこれを読め! ミステリー編】少女の幽霊と孤島の殺人事件『空の幻像』

最果ての孤島とそこに伝わる幽霊伝説という絶妙の舞台で展開する、精緻極まりない謎解き小説。それがアン・クリーヴス『空の幻像』(創元推理文庫)だ。

2018.5.25  中毒性にハマる人続出!? 初心者でも読みやすい警察小説5作品を厳選

パズルのピースがピタッと合うときのような快感が病みつきになる警察小説。原作がドラマ化・映画化されることが多く、それだけ人気が高く、裾野の広いジャンルであると言えるだろう。本稿では、警察小説ビギナーに向けて全シリーズ一気読みしたくなるほど中毒性の高いおすすめ作品をご紹介したい。

2018.5.24  【エンタメ小説月評】人との縁が私を変える

酒をたっぷりと楽しんだ翌朝は、優しい味わいの味噌汁が胃にしみる。同様に、疲れのたまりやすい季節にはしみじみと心に届く小説を読みたい。心と体を整えるために。

2018.5.4  ノーベル文学賞、今年の受賞者発表を見送り

性的暴行や情報漏洩疑惑で

2018.4.25  表現者たち:小説家・木下昌輝さん 人の業の実像に迫る

<ぐるっと兵庫・大阪・京都 カルチャー>

2018.4.24  日本ホラー小説大賞、2作品を発表

第25回日本ホラー小説大賞(KADOKAWAなど主催)が24日発表され、大賞に秋竹サラダさん(26)の「魔物・ドライブ・Xデー」と福士俊哉さん(58)の「ピラミッドの怪物」に決まった。

2018.4.17  小説もエッセイも笑って泣ける感動作揃い! 西加奈子おすすめ12作品

直木賞作家・西加奈子待望の短編集『おまじない』(筑摩書房)が2018年3月2日に出版される。自身も関西で育ち、人情や愛憎の色濃い関西を舞台としたものが多い作品の数々には、引き込まれるように笑って読み進めながらも、クライマックスで人々の深い愛情に触れ、思わず涙するものも多い。本ページでは、そんな中からおすすめ作品の魅力をぎゅっと絞って紹介したい。

2018.3.30  【今週はこれを読め! ミステリー編】最後の最後まで裏をかかれる『乗客ナンバー23の消失』

一口で言うと、豪華客船の中でたいへんなことが起こってみんながびっくりする話だ。

2018.3.22  【エンタメ小説月評】老いと死を見つめて

芥川賞受賞作の若竹千佐子『おらおらでひとりいぐも』(河出書房新社)がベストセラーになっている。著者は60代前半だが、70代の主人公を通して老いや孤独を見つめる作品が共感を呼んでいるのだろう。近年は高齢の著者によるベストセラーも増えている。

2018.3.20  売れる本は「面白そうなにおい」がする? 様々な企画を打ち出す三省堂書店員・新井さん

今回「おしごとりっすん」に登場するのは、三省堂書店で働く新井見枝香さん。有楽町店、池袋店、本部勤務を経て、現在神保町本店の文庫本コーナーを担当する新井さんは、本を売るのが日本一上手い書店員かもしれません。

2018.1.25  【エンタメ小説月評】「不要な物」が織りなす幻想譚

片付けが苦手な人は、物を捨てることが不得手だ。自らを省みて、つくづくそう思う。いつか再読すると棚に置いたままの本や、何かに役立つと死蔵した資料の何と多いことか。不要な物に愛着を持ってしまうのは、始末に負えない性分だ。

2017.12.28  【書評】『ドレス』藤野可織 - 横丁カフェ

好き嫌いが非常に分かれる作家なので腰が引けるところがこれまではあったのですが、これほどの作品集を読んでしまったからには口を噤んではいられません。全日本の本読む人らよ、藤野可織を読みましょう。最新短編集『ドレス』(河出書房新社)を筆頭にいずれの本も傑作揃い。

2017.12.23  ミステリー:香港小説、異例の人気 日本ランキングで2冠

香港のミステリー作家、陳浩基氏(42)の警察小説「13・67」(文芸春秋)が日本で異例の人気を博している。

2017.12.20  第156回芥川賞・直木賞の候補作決まる

日本文学振興会が12月20日、発表した。芥川賞候補には第54回文藝賞を受賞した若竹千佐子氏の初小説「おらおらでひとりいぐも」、直木賞候補には人気バンド「SEKAI NO OWARI」で、ピアノやライブの演出などを担当している藤崎彩織氏の『ふたご』が入った。選考会は来年1月16日、東京・中央区の料亭「新喜楽」で行い、同日受賞者の記者会見が開かれる。候補作は次の通り。

2017.12.11  第7回 本屋が選ぶ時代小説大賞発表!

「 オール讀物2017年12月号 」より転載

2017.11.8  【今週はこれを読め! エンタメ編】嫉妬渦巻くバレエミステリー〜秋吉理香子『ジゼル』

「ジゼル」、流行ってます? いや、古典バレエに流行というものがあるかどうかも知らないんですけど、当コーナー9月13日更新の『ジゼルの叫び』(雛倉さりえ/新潮社)もジゼルものだったので(よろしかったらバックナンバーをお読みになってみてください)。

2017.10.18  【今週はこれを読め! エンタメ編】スポーツの秋にぴったりのアンソロジー『走る?』

駅伝の季節到来〜〜〜! 「もしかして、駅伝の話が入っているかも?」と思い、手に取ったのが本書(駅伝ファンを名乗りながら、『あと少し、もう少し』(瀬尾まいこ/新潮文庫)も『タスキメシ』(額賀澪/小学館)も読み逃しているけども)。走ることをテーマに、14の短編が並ぶアンソロジーだ。

2017.10.13  第65回「菊池寛賞」、夢枕獏氏、奥本大三郎氏、岸惠子氏らに

10月12日、日本文学振興会が2団体、4人の受賞者を発表した。夢枕氏は「陰陽師」(文藝春秋)、「餓狼伝」(双葉社)、「キマイラ」(朝日新聞出版)のロングセラー本をはじめ、山岳、冒険、時代、SF、幻想小説など多彩な文筆活動で、40年にわたり読者を魅了し続けたことが評価された。奥本氏は、ファーブル「昆虫記」の翻訳を30年かけて完結させたこと、岸氏は女優に加え、作家としての活動が授賞の決め手となった。

2017.10.12  文庫本「図書館貸し出し中止を」 文芸春秋社長が要請へ

売り上げ減少が続く文庫本について図書館での貸し出し中止を文芸春秋の松井清人社長が要請することが分かった。貸出数の4分の1を文庫が占める地域もあるなどと実情を示し、13日の全国図書館大会で市場縮小の要因の一つと訴える。

2017.10.5  【文芸月評】現代の女性文学問う

フェミニズムに共感を寄せる作家、川上未映子さん(41)が責任編集した「早稲田文学増刊 女性号」が出版された。戦前生まれの詩人の石垣りんら物故者をはじめ、詩人の伊藤比呂美さんや歌人の雪舟えまさん、作家の津村記久子さんら現役の筆者、米国で活躍する中国出身のイーユン・リーさんら海外作家など女性82人が原稿を寄せるなどした。

2017.10.3  講談社:「小説現代」リニューアル休刊 18年秋

半世紀の歴史を持つ小説誌の「小説現代」(講談社)が来秋、リニューアルのため1年半ほど休刊すると3日、発表した。

2017.9.12  朔太郎の直筆書簡 発見 前橋文学館 著作の出版者に 白秋への寄贈依頼

前橋市出身の詩人、萩原朔太郎(一八八六~一九四二年)が自らの著作を出版した会社を経営する年下の俳人に宛てた直筆の書簡が、市立の前橋文学館の調査で発見された。朔太郎の全集に未収録の学術的に確認されていない封書。

2017.9.6  【今週はこれを読め! エンタメ編】ごく短いシーンが心に残る沼田真佑『影裏』

話術に長けている必要などない立場の人であっても気の利いたコメントを期待される風潮というのは、いつ頃から確立したのであろうか。

2017.8.26  墜落した旅客機に毒殺事件の指名手配犯が!? 犯罪被害者支援課が独自の捜査に乗り出す、堂場瞬一警察小説シリーズ最新刊『身代わりの空』

「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」など、数多くの警察小説シリーズを手がけてきた堂場瞬一。『身代わりの空』は2014年から始まった「警視庁犯罪被害者支援課」シリーズ第4作となる最新刊で「堂場警察小説史上、最も深遠なる闇へ!」と銘打たれた上下巻、全600ページを超える長編作品だ。

2017.8.21  裁かれるべき正義とは――? 上川隆也、『テミスの剣』で10年ぶりのテレ東ドラマ出演

中山七里の推理小説『テミスの剣』がTVドラマ化されることが分かり、この発表にファンから「めっちゃ観たい!」「原作が絶賛されてたから楽しみすぎる!!」と興奮の声が続出している。

2017.8.15  【今週はこれを読め! SF編】十年目を迎え、ますます好調な年刊傑作選。

創元SF文庫の《年刊日本SF傑作選》の十冊目。プロパーSFから文芸誌に掲載された奇想小説、ときに同人誌やネットで発表された秀作をピックアップする視野の広さが嬉しい。

2017.8.4  新海誠『言の葉の庭』を加納新太がノベライズ!「じゃあ、また会うかもね。もしかしたら。雨が降ったら」

これまで数々の新海誠作品をノベライズしてきた加納新太の最新ノベライズ『言の葉の庭』が、2017年8月2日(水)に発売された。

2017.8.4  紫式部文学賞:津村記久子さん「浮遊霊ブラジル」

京都府宇治市は4日、昨年刊行された女性の文学作品が対象の「第27回紫式部文学賞」に芥川賞作家、津村記久子さん(39)の短編集「浮遊霊ブラジル」(文芸春秋)を選んだと発表した。

2017.8.3  高見沢俊彦さん:小説デビュー 「オール読物」9月号掲載

文芸春秋は3日、ロックバンド「THE ALFEE」のリーダー高見沢俊彦さん(63)が執筆した初めての小説「音叉」が、22日発売の小説誌「オール読物」9月号に掲載されると発表した。

2017.7.29  小松左京さんの「日本沈没」電子版が"44年ぶり"ランキング1位 七回忌にあわせ配信

文芸春秋は28日、小松左京さんの小説「日本沈没」電子版がアマゾンのベストセラー・ランキングで「文芸作品(文学・評論)」部門1位(同日午前11時現在)になったと発表した。昭和48年にベストセラー1位(紙)を獲得して以来44年ぶりの快挙だという。

2017.7.25  危険な企画「文庫X」はなぜ共感をよび、全国650以上の書店に広がっていったのか? 仕掛け人が語った

岩手県盛岡市を中心に10店舗ほど展開する「さわや書店」の書店員が仕掛け、大きな話題となった「文庫X」。それは、

2017.7.21  岩波書店、「直木賞」初受賞

7月19日に行われた選考会で、第157回「直木賞」に岩波書店が刊行した佐藤正午『月の満ち欠け』が選ばれた。岩波書店が同賞を受賞するのは初めて。

2017.7.18  一生懸命な人美しい 児童文学新人賞、郡山・吉田桃子さんに聞く

郡山市在住の作家、吉田桃子さんの第57回講談社児童文学新人賞受賞作「ラブリィ!」が同社から発刊された。

2017.7.16  小椋さん、角秋さん 喜び 「とっとり文学賞」表彰式

「第4回とっとり文学賞」(新日本海新聞社・政経レポート主催、中央印刷特別協賛)の表彰式が15日、鳥取市富安2丁目の新日本海新聞社であり、文学賞に輝いた松江市の小椋麻美さん(24)ら受賞者が喜びを新たにした。

2017.7.7  SEKAI NO OWARIと文学が融合!「SEKAI NO OWARI×文春文庫」キャンペーン開催

文藝春秋が今秋に開催する「文春文庫秋100ベストセレクション」フェアと、SEKAI NO OWARIのコラボレーションが決定した。

2017.6.23  氷室冴子文学賞を創設…秋頃から作品公募

「なんて素敵にジャパネスク」などの少女小説で一世を風靡した岩見沢市出身の作家氷室冴子さん(1957~2008年)の作品を顕彰し、次世代の作家を発掘する「氷室冴子青春文学賞」が、市民有志の手で創設されることになった。

2017.6.22  Topics:歴史・時代小説 新人の力作、目白押し 多彩な設定、光る描写

今年刊行された歴史・時代小説で、新人のデビュー作がすごいことになっている。鮮やかな歴史小説、珍しい題材の時代小説などなど。それぞれ個性的で、つい読みふけってしまう本ばかり。2017年は、記憶に残る年になるかもしれない。

2017.6.20  芥川・直木賞候補決まる=今村、柚木、宮内さんら

第157回芥川・直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が20日付で発表された。

2017.6.20  SUNDAY LIBRARY:著者インタビュー 東山彰良 『僕が殺した人と僕を殺した人』

80年代台湾の混沌を背景に深まる少年たちの謎

2017.6.14  【今週はこれを読め! エンタメ編】女子高生がつくる"ファミリー"〜松浦理英子『最愛の子ども』

世間一般の認識として「男はバカだ」とよく言われがちだが、基本的には女もバカである。

2017.5.23  正岡子規:「俳諧大要」ここから生まれた 「文学の一部」…弟子の影響? 記念博館長、講演で秘話 松山 /愛媛

「俳句は文学の一部なり」と宣言した、正岡子規(1867~1902年)の代表的な俳句論稿「俳諧大要」の誕生秘話を披露する講演会が、松山市道後公園の市立子規記念博物館であった。

2017.5.17  作家の読書道 第183回:芦沢央さん - 作家の読書道

作家の読書道 第183回:芦沢央さん

2017.5.16  三島由紀夫賞:宮内悠介さん「カブールの園」に

第30回三島由紀夫賞と山本周五郎賞(新潮文芸振興会主催)の選考会が16日開かれ、三島賞は宮内悠介さん(38)の「カブールの園」(文芸春秋)に、山本賞は佐藤多佳子さん(54)の「明るい夜に出かけて」(新潮社)に決まった。

2017.5.13  漱石の手紙見つかる あきた文学資料館、16日から公開

文豪夏目漱石(1867~1916年)が秋田県大仙市払田生まれの文筆家後藤宙外(1866~1938年)に送った未公開の手紙が見つかった。

2017.4.26  第30回「三島由紀夫賞」「山本周五郎賞」候補作決まる

4月22日、新潮社が発表した。選考会は5月16日に行われ、同日受賞者が会見する。両賞の候補作は次の通り。

2017.4.20  「氷室冴子文学賞」創設へ 岩見沢 有志ら青春テーマ全国公募

【岩見沢】市内出身の小説家氷室冴子さん(1957~2008年)の作品を顕彰し、将来の小説家を発掘するため、市立図書館や市民有志らで実行委(木村聡委員長)をつくり、「氷室冴子青春文学賞(仮)」を創設する。

2017.4.19  【今週はこれを読め! エンタメ編】心を温めてくれる短編集〜川上弘美『ぼくの死体をよろしくたのむ』

ある時期、川上弘美さんの本だけを読み続けていたことがある。

2017.4.19  京極夏彦公認『薔薇十字叢書』プロジェクト第二期、ついに始動!

書籍にとどまらず、映画、コミック、アニメと広くメディアミックス化され、ファンを魅了しつづける京極夏彦の人気シリーズ「百鬼夜行」。

2017.4.17  林真理子さん、中島京子さん対談 介護経験を書く意味

今や国民の大問題の一つと言える「介護」。"最後で最高の格差"と喝破し、その実態にシニカルにコミカルに切り込んだ林真理子さんの『我らがパラダイス』(毎日新聞出版)が刊行された。

2017.4.10  本屋大賞受賞作『羊と鋼の森』は12年前に生まれていた!?【宮下奈都インタビュー前編】

2016年、第13回本屋大賞を受賞した『羊と鋼の森』(文藝春秋)の著者・宮下奈都。

2017.4.4  読書日記:著者のことば 古井由吉さん

■ゆらぐ玉の緒 古井由吉(ふるい・よしきち)さん 新潮社・1836円

2017.4.3  ラノベ選びのポイントは表紙と帯?ライトノベルの流行を読み取るマーケティング創作術

「年間約2200冊」。これは昨年に出版されたライトノベル(文庫本、単行本)の刊行数だ。

2017.3.18  紗倉まな新作長編小説『凹凸(おうとつ)』刊行記念! 特設サイトが公開!!

女性から圧倒的な支持を集めたデビュー小説『最低。』の刊行から1年。紗倉まなの新作長編小説がいよいよ3月18日に発売される。

2017.3.18  Topics:西村賢太さん、新境地示す小説集『芝公園六角堂跡』 分身の作家、突き抜ける個性

「欲も得もなく、読み手の存在なんか考えない。右顧左眄(うこさべん)せず、文学青年のたわ言を80歳まで書き続けたい」。作家、西村賢太さん(49)が語る。新刊の連作小説集『芝公園六角堂跡』(文芸春秋)で作風の幅を大きく広げてみせた。

2017.3.17  九州さが大衆文学賞 大賞に石川さん(秋田県)

佳作には飯島さん(札幌市)、奨励賞に原口さん(鳥栖市)

2017.3.14  文学界新人賞に盛岡の沼田さん 震災主題に描く

第122回文学界新人賞(文芸春秋主催)は、盛岡市在住の塾講師沼田真佑(しんすけ)さん(38)の「影裏(えいり)」に決まった。

2017.3.7  Topics:吉本ばななさんエッセー集 丁寧に生きる指南書 「日曜くらぶ」掲載の50本

家族や友人、動植物たちに優しい気持ちを使うこと。身の回りの衣食住を慈しむこと。息苦しい現代を生き抜く道だろうか。作家、吉本ばななさんによる新刊のエッセー集『毎日っていいな』(毎日新聞出版)は、そう感じさせる一冊だ。本紙日曜版「日曜くらぶ」に昨秋まで1年間連載された50本を集めた。

2017.3.5  松本人志、又吉直樹、東野幸治…文藝春秋とよしもとが総力コラボ! 芸人が本気で勝負した スペシャルな文藝春秋 『文藝芸人』

文藝春秋とよしもとが総力を挙げてコラボレーション! よしもと芸人が本気で勝負したスペシャルな文芸誌『文藝芸人』が2017年3月16日(木)に発売される。

2017.2.23  秋田市の工藤千尋さんに大賞、林芙美子文学賞

中・短編小説を対象とした「林芙美子文学賞」(北九州市主催)の第3回大賞に、秋田市の工藤千尋さん(35)の「とぜね、かちゃくちゃね」が選ばれた。

2017.2.23  『騎士団長殺し』発売前に、実在する場所を"村上春樹フィルター"を通して見ると? 村上春樹の旅行記おすすめ4選!

いよいよ明日2月24日(金)に発売される、村上春樹の長編小説『騎士団長殺し』(新潮社)。

2017.2.15  蒼井優と阿部サダヲが最低男女役に! 沼田まほかる『彼女がその名を知らない鳥たち』実写化決定に期待の声

沼田まほかるによる小説『彼女がその名を知らない鳥たち』が、2017年秋に蒼井優と阿部サダヲのダブル主演で映画化されることが明らかになった。

2017.2.15  【今週はこれを読め! エンタメ編】キラキラした冒険と友情と恋の日々〜小嶋陽太郎『ぼくのとなりにきみ』

10代の若者たちがこんなにキラキラしているなんて、自分が10代のときにはわからなかった。

2017.2.13  『騎士団長殺し』発売までに読んでおきたい! 村上春樹の短編小説たち

2017年2月24日に村上春樹の新作が新潮社から出版されることになった。

2017.2.5  九州芸術祭文学賞:74歳、尾形牛馬さん

第47回九州芸術祭文学賞(九州文化協会主催)の最優秀作に尾形牛馬(ぎゅうま)さん(74)=熊本市東区=の「酒のかなたへ」が選ばれた。『文学界』4月号(文芸春秋)に掲載される。佳作は該当作なし。

2017.1.25  川端康成邸から文学者の書画 幅広い交流示す

ノーベル賞作家の川端康成(1899~1972年)が暮らした神奈川県鎌倉市の自邸から、作家の徳田秋声や林芙美子、横光利一らの書など76点が見つかった。川端康成記念会が25日までに発表した。川端の書へのこだわりや文学者同士の交流の様子がうかがえるという。

2017.1.25  構想12年、取材11年、執筆7年! 直木賞受賞作、恩田陸『蜜蜂と遠雷』大型重版で累計発行部数27万部に!

2017年1月19日(木)に発表された第156回「直木三十五賞」。同賞の受賞作『蜜蜂と遠雷』の大型重版が決定した。

2017.1.24  村上さんの新作小説、初版は100万部

新潮社は24日、2月24日に発売する村上春樹さん(68)の長編小説「騎士団長殺し」(全2巻)の初版発行部数を、「第1部 顕(あらわ)れるイデア編」「第2部 遷(うつ)ろうメタファー編」の各巻50万部、計100万部にすると発表した。

2017.1.22  藤沢周平の小説草稿発見 一茶を題材、「遊びの精神」も

「たそがれ清兵衛」「蟬(せみ)しぐれ」などで知られる時代小説作家で、今月26日に没後20年を迎える藤沢周平(1927~97)の未発表小説の草稿が見つかった。

2017.1.21  学園一の美少女を殺したのは…? "イヤミス"の傑作『暗黒女子』映画予告編公開に大反響!

読んだ後に嫌な気持ちになるミステリー・通称"イヤミス"の傑作として人気を誇る小説『暗黒女子』が映画化され、2017年4月1日(土)より公開されることが明らかとなった。公開されている予告編には、「怖すぎてたまらん!」「登場人物達のアク強っ! こりゃそそるわ」と大反響が上がっている。

2017.1.18  本屋大賞:「コンビニ人間」など10作がノミネート

全国の書店員が一番売りたい本を選ぶ「2017年本屋大賞」(同賞実行委員会主催)の候補作が18日、発表された。第155回芥川賞を受賞した村田沙耶香さんの「コンビニ人間」を含む10作がノミネートされた。

2017.1.7  エンタメ小説・今月の推し!:人間臭い碁 サッカー愛

今回は世界が違って見える2作を紹介したい。

2017.1.5  二十歳が読んだ小説ランキング、2016年の第1位は?

「honto」を運営する大日本印刷(DNP)とDNPグループの書店及びトゥ・ディファクトは1月5日、「2016年 二十歳(はたち)が一番読んだ小説ランキング」を発表した。

2017.1.3  川端康成 ノーベル文学賞受賞2年前の選考で高評価

1968年に日本人として初めてノーベル文学賞の受賞者となった小説家の川端康成は、すでにその2年前の選考で、選考委員の1人から受賞にもっともふさわしいと評価されていたことが、2日、公開されたノーベル文学賞の議事録で明らかになりました。

2016.12.24  尾崎秀樹記念・大衆文学研究賞:大衆文化部門 大館の小松さん受賞 著書「忠臣蔵映画と日本人」 /秋田

大館市在住の映画評論家、小松宰さん(72)の著書「忠臣蔵映画と日本人」(森話社)が、優れた大衆文学の研究に与えられる「第27回尾崎秀樹記念・大衆文学研究賞(早乙女貢基金)」の大衆文化部門に選ばれた。

2016.12.20  第156回「芥川賞・直木賞」候補10作決まる 恩田陸氏・冲方丁氏ら直木賞ノミネート

日本文学振興会は20日、第156回芥川龍之介賞・直木三十五賞(平成28年下半期)の候補作を発表した。受賞作を決める選考会は来年1月19日、東京・築地の「新喜楽」で行われる。

2016.12.19  作家・川村元気インタビュー:「恋愛のない時代の恋愛小説を書きたかった」

映画、小説と次々にヒットを飛ばす川村元気。今年『君の名は。』の大ヒットで注目を集めた彼が次にリリースしたのは恋愛小説。もちろん、普通の恋愛小説を彼が書くはずもなく……。

2016.12.14  【今週はこれを読め! エンタメ編】戦争の中で生きる人々を描く 須賀しのぶ『また、桜の国で』

芸術の冬(←開き直った)! "音楽本スペシャル"第5回(いったん最終回)をお届けします(第1〜4回につきましては、10月26日・11月9日・11月30日・12月8日更新のバックナンバーをお読みになってみてください)。

2016.12.8  【今週はこれを読め! エンタメ編】ピアノの音が聴こえてくる物語〜恩田陸『蜜蜂と遠雷』

芸術の晩秋(←ギリギリ秋...。いや、厳しいか)! "音楽本スペシャル"第4回をお届けします。今年はほんとうに音楽を題材にした本が多いという印象。第1〜3回につきましては、10月26日・11月9日・11月30日更新のバックナンバーをお読みになってみてください。

2016.12.5  小説部門1位は『小説 君の名は。』に決定!さらに、あのAV女優の処女小説もランクイン! 羽海野チカが二冠! ダ・ヴィンチ「BOOK OF THE YEAR2016」発表!

12月6日(火)に発売の『ダ・ヴィンチ』2017年1月号では、毎年恒例の年末「BOOK OF THE YEAR 2016」特集で「あなたが選んだ今年最良の本は?」と題し各ジャンル別でブックランキングを発表! 対象となるのは2015年10月1日~2016年9月30日までに刊行された作品だ。

2016.12.1  週刊文春ミステリーベスト10 2016年【国内部門】第1位は『罪の声』

今年で40回を迎えた、恒例の「ミステリーベスト10」。日本推理作家協会会員及びミステリー作家、文芸評論家、書店員、翻訳家、各大学ミステリー研究会の皆さんのアンケートにより決定する、ミステリーランキングの決定版です。国内部門第1位には塩田武士著『罪の声』が輝きました。以下20位までの順位を紹介します。

2016.12.1  週刊文春ミステリーベスト10 2016年【海外部門】第1位は『傷だらけのカミーユ』

今年で40回を迎えた、恒例の「ミステリーベスト10」。日本推理作家協会会員及びミステリー作家、文芸評論家、書店員、翻訳家、各大学ミステリー研究会の皆さんのアンケートにより決定する、ミステリーランキングの決定版です。海外部門第1位にはピエール・ルメートル著『傷だらけのカミーユ』が輝きました。以下20位までの順位を紹介します。

2016.11.30  村上春樹さん:新作長編小説、来年2月に刊行

村上春樹さんの4年ぶりとなる長編小説が来年2月、新潮社から刊行されることが30日、分かった。

2016.11.30  【今週はこれを読め! エンタメ編】いつでもやり直せる"好きなこと"〜あさのあつこ『アレグロ・ラガッツァ』

まだまだ芸術の秋(もう冬並みの寒さだけど)! "音楽本スペシャル"第3回です(隔週でお届けしてたんですが、先週祝日で1週空いたりしたためもうこだわりません。第1回・第2回につきましては、10月26日・11月9日更新のバックナンバーをそれぞれお読みになってみてください)。

2016.11.16  リアル書店は消えるのか、模索する現場の本音

インターネット通販と電子書籍の普及から、経営に行き詰まった多くの書店が街から姿を消している。1999年に2万2,296店あった書店数は、2014年には1万3,943店に急減。「リアル書店」はこのまま消えていく運命にあるのか? 現場はどう生き残り策を模索しているのか? 立場の異なる書店の声を聞いた−−。

2016.11.15  黒部さんら最優秀賞 ノース大文学賞

第9回ノースアジア大学文学賞の授賞式が12日、秋田市の同大講堂で行われた。

2016.11.15  Interview:津村記久子さん(作家) 風が通る世界を 短編小説集『浮遊霊ブラジル』刊行

人生は孤独で寄る辺ない。でも目を凝らせば喜びがある。読み終わってそう感じた。作家、津村記久子さんの7編から成る短編小説集『浮遊霊ブラジル』(文芸春秋)である。

2016.11.9  【今週はこれを読め! エンタメ編】謎の絵画をめぐる成長小説〜青谷真未『ショパンの心臓』

芸術の秋! 隔週でお届けしている"音楽本スペシャル"、今回は第2回(最終回になる可能性もありますが...)。

2016.11.4  あの『フルメタル・パニック!』が帰ってくる! 約10年ぶりの新作アニメにファン大興奮「続編、続編と言い続けた甲斐があった」

2016年10月22日(土)に開催された「ファンタジア文庫大感謝祭2016」にて、賀東招二による長編SFアクション小説の金字塔『フルメタル・パニック!』の新作アニメが2017年秋から放送を開始すると発表された。

2016.11.2  【今週はこれを読め! エンタメ編】面白くて心にしみる短篇集〜津村記久子『浮遊霊ブラジル』

津村記久子という作家のおもしろみを言葉で説明するのは難しい。

2016.10.31  第20回「日本ミステリー文学大賞」、佐々木譲氏に

光文文化財団が10月25日に開いた最終選考委員会で決まった。また、同新人賞には戸南浩平氏の「白骨の首(しらほねのこうべ)」が選ばれた。

2016.10.28  4部門で正賞 第69回県文学賞

福島民報社と県が主催し、県教委が共催する第69回県文学賞の受賞者が27日決まった。

2016.10.27  「文春オンライン」が2017年1月にスタート! コンセプトは"世の中の「ほんとう」がわかります"

株式会社文藝春秋が、2017年1月よりWEBメディア「文春オンライン」の運用を開始することを発表した。

2016.10.17  「生きる希望がまた一つ出来た」 『ロウきゅーぶ!』蒼山サグ&てぃんくるコンビで贈る『天使の3P!(スリーピース)』アニメ化決定!

『ロウきゅーぶ!』の蒼山サグ&てぃんくるコンビで贈る、『天使の3P!(スリーピース)』が2017年にテレビアニメ化されることが決定した。

2016.10.13  冲方丁の新たな代表作が誕生!集団自殺のために"必死"の議論と推理を重ねる『十二人の死にたい子どもたち』

第24回日本SF大賞 を受賞した「マルドゥック・スクランブル」シリーズをはじめ、『天地明察』(吉川英治文学新人賞・本屋大賞受賞)、『光圀伝』(山田風太郎賞)といった数々の話題作を世に送り出してきた冲方丁。

2016.10.10  名門女子高の憧れの的だった生徒の死の真相とは―? 秋吉理香子『暗黒女子』が清水富美加と飯豊まりえのW主演で映画化決定

秋吉理香子のミステリー『暗黒女子』が、清水富美加と飯豊まりえのW主演で2017年春に実写映画化されることが決定した。

2016.10.8  ニュースの「つぼ」:「あきた文学資料館」開館10年

秋田市中通の「あきた文学資料館」(高橋貢館長)が、開館から10年となった。明治時代以降の本県の文学に関する資料を収集、公開しているが、資料の活用や保管スペースが課題になっている。

2016.9.30  宮下奈都、本屋大賞受賞後初の刊行本はライブドキュメント・フォトブック!

確固たる演奏力による圧倒的なライブ・パフォーマンスと高い音楽性により、リスナーのみならずプレイヤーからも熱い支持を集める「Nothing's Carved In Stone」の初となるライブドキュメント・フォトブック『僕らにとって自由とはなんだ Nothing's Carved In Stone』が2016年9月28日(水)に発売された。

2016.9.25  【文芸時評10月号】「現代文学にはもう見切りをつけました」とメッセージ放つ「群像」の企画 早稲田大学教授・石原千秋

「群像」の「創刊70周年記念号」を見て驚いた。「群像短編名作選」と銘打って、かつて「群像」誌面を飾った54篇の短編小説を再録しているのである。

2016.9.15  社説:ふるさとと文学 石川達三を知る好機に

第1回芥川賞の受賞者で横手市生まれの石川達三(1905~85年)について理解を深めてもらおうと、日本ペンクラブ(浅田次郎会長)は10月29日に秋田市で「ふるさとと文学2016『石川達三の秋田』」を開催する。

2016.9.13  【今週はこれを読め! SF編】星新一も認めた独創性。体温がある文体と作品に包含された謎。

江坂遊の傑作集が出た! 待ち望んでいたかたも多いだろう。江坂さんは「星新一ショートショートコンテスト」からデビューした。このコンテストを足がかりとして作家になったひとはほかに何人もいるが、星新一が「直弟子」と認めたのは江坂遊ただひとりだ。

2016.9.9  羽田圭介『スクラップ・アンド・ビルド』柄本佑主演でドラマ化決定に「正解なキャスティング!」と喜びの声

2015年に第153回芥川賞を受賞した羽田圭介の『スクラップ・アンド・ビルド』が2016年12月17日(土)に単発ドラマ化されることが決定した。

2016.9.6  選考委員絶賛! 「第53回文藝賞」は町屋良平「青が破れる」に決定

2016年8月25日(木)、東京都千代田区にある山の上ホテルにて、選考委員・斎藤美奈子、藤沢周、保坂和志、町田康により、「第53回文藝賞」の選考会が行われ、町屋良平の『青が破れる』が受賞作に決定した。

2016.9.4  待望の第4巻は恋愛要素増量! 江戸のレンタルショップが舞台のエンタメ時代小説

人気作家・平谷美樹が手がけるエンタメ時代小説「貸し物屋お庸」シリーズの最新作『貸し物屋お庸 娘店主、想いを秘める』(白泉社)が9月2日に発売された。

2016.9.1  ドゥマゴ文学賞に中村文則さん「私の消滅」

第26回Bunkamuraドゥマゴ文学賞(東急文化村主催)は1日、中村文則さん(38)の「私の消滅」(文芸春秋)に決まった。賞金100万円。

2016.8.25  大学生に片想いする小学生の女の子。だけど、相手は自分のことを「男の子」だと思っていて……。

第4回ネット小説大賞受賞作の『静かの海 あいいろの夏、うそつきの秋』(筏田かつら/宝島社)は、子どもの頃のまっすぐな「好き」を思い出させてくれる、小学生の女の子と大学生の、切ない片想いの物語だ。

2016.8.24  「コンビニ人間」で芥川賞の村田さん、文学界史上初のコンビニサイン会

小説「コンビニ人間」(文芸春秋、1404円)で第155回芥川賞受賞が決まった作家・村田沙耶香さん(37)が24日、東京都千代田区の「セブン―イレブン神田専大通り店」でサイン会を行い、100人のファンが行列をつくった。

2016.8.9  「コンビニ人間」効果 文芸春秋が発売前に増刷

文芸春秋は9日、村田沙耶香さんによる第155回芥川賞受賞作「コンビニ人間」を全文掲載する月刊誌「文芸春秋」9月号(8月10日発売)を、5万部増刷することを決めた。

2016.8.7  湊かなえ短編集『望郷』の3編が広末涼子、伊藤淳史、濱田岳主演でドラマ化!ファン 「これは期待大!」

『告白』『白ゆき姫殺人事件』『Nのために』などの作品で知られ、映像化作品も大好評を博している人気作家・湊かなえ。

2016.8.3  電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」、月額980円で国内提供開始

アマゾンジャパン株式会社は3日、電子書籍の読み放題サービス「Kindle Unlimited」の国内提供を開始した。

2016.8.2  36歳未婚・彼氏いたことなし。コンビニのバイトは18年目……芥川賞受賞作『コンビニ人間』が『火花』に次ぐ記録達成!

2016年7月19日(火)に発表された第155回芥川賞受賞作、村田沙耶香の『コンビニ人間』の勢いが止まらない。

2016.7.31  今回の『私の消滅』では、かなり無意識を使うことになりました――中村文則(1)

――新作の『私の消滅』(2016年文藝春秋刊)は〈このページをめくれば、あなたはこれまでの人生の全てを失うかもしれない。〉という、非常にそそる一文から始まりますよね。そう書かれた手記を読む一人の男が巻き込まれていく不条理な状況と、悲惨な幼少期から始まる手記の内容が並行して進んでいく。先入観なく読んだほうが面白いと思うので、このインタビュー記事ではあまりストーリーに触れないようにしますが。

2016.7.27  本はともだち:児童文学作家5人が対談

2006年にデビューした女性児童文学作家5人が講談社(東京都文京区)で対談した。「恋する和パティシエール」の工藤純子さん、「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」の廣嶋玲子さん、「トーキョー・クロスロード」の濱野京子さん、「天山の巫女ソニン」の菅野雪虫さん、「鉄のしぶきがはねる」のまはら三桃さん。10年を振り返り、児童文学への思いを語った。

2016.7.26  小説を投稿してAI分析できるサイト「ツギクル」ベータ版がオープン

ツギクル株式会社は26日、小説を投稿できるウェブサイト「ツギクル」のベータ版サイトをオープンし、作品の登録受付を開始した。正式オープンは今秋ごろの予定で、投稿や閲覧など、すべての機能が無料で利用できる。

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