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西川美和

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経歴

西川 美和(にしかわ みわ、1974年7月8日 - )は、日本の映画監督・脚本家・小説家。
広島県広島市安佐南区出身。学生時代より、映画製作を志し、映画制作会社などの就職面接を受けるも、ことごとく落ちるが、テレビマンユニオンの面接担当だった是枝裕和監督に意気込みを見出され、映画『ワンダフルライフ』にフリーのスタッフとして参加する。以後、諏訪敦彦監督の『M/OTHER』など、様々な日本映画の現場で活動した。
2002年、自作脚本のブラックコメディ『蛇イチゴ』(製作は是枝裕和、主演:宮迫博之)で監督デビュー。日本の典型的な家族の崩壊をシニカルに描いた同作は、第58回毎日映画コンクール・脚本賞、最も将来性を期待できる監督に与えられる新藤兼人賞ほか、その年の数々の国内映画賞の新人賞を受賞する。
2003年、NHKハイビジョンスペシャルでは、ドキュメンタリーと架空のドラマを交差させた、異色のテレビ作品『いま裸にしたい男たち/宮迫が笑われなくなった日』を発表。
2005年、監督5名の競作によるオムニバス『female』では、乃南アサ原作の短編小説を脚色・演出した「女神のかかと」(主演:大塚寧々)を発表。
2006年、再びオリジナル脚本・監督した『ゆれる』が公開。カンヌ国際映画祭の監督週間に、日本映画で唯一正式出品。日本でもロングランヒット。2006年度、キネマ旬報ベスト・テン2位、及び脚本賞、朝日ベストテン映画祭日本映画1位、毎日映画コンクール日本映画大賞、東京スポーツ映画大賞(ビートたけし審査委員長)作品賞、おおさかシネマフェスティバル日本映画1位、ブルーリボン賞監督賞などを受賞。これらの映画賞で、作品賞・監督賞部門での受賞は女性監督では史上初。女性監督としては先行して風間志織や大九明子らがいたが、発表した全作品が映画賞の候補に挙がるような女性監督は西川が初めてである。また『ゆれる』の脚本は、2007年2月に読売文学賞戯曲・シナリオ賞も受賞する。2006年、9月創刊の男性誌『月刊キング』に、コラム「モノゴト(名作)はいつもアイマイ」を連載。
2007年1月にはオムニバス映画『ユメ十夜』(原作:夏目漱石)が公開。同年4月からは、読売新聞の読書委員として、日曜日(随時)に書評を執筆している。また、映画『ゆれる』を自らノベライズした同名小説(ポプラ社)が、第20回三島由紀夫賞の候補となった。2008年6月に、初の読書案内集『名作はいつもアイマイ』(講談社)を、7月にはポプラ社のPR誌『asta*』で、読切小説「1983年のほたる」、2009年1月に「ありの行列」を発表。この2篇に書き下ろし3篇を加えた、3年ぶりの単行本『きのうの神さま』をポプラ社から2009年4月15日に刊行。同作は第141回直木賞候補となり、受賞は逃すも、選考委員である浅田次郎から「はっきりと文学である」と評価された。
2009年6月にオリジナル脚本・監督による長編3作目『ディア・ドクター』(主演:笑福亭鶴瓶)が公開。キネマ旬報ベスト・テンで日本映画1位、2度目のブルーリボン賞監督賞、芸術選奨新人賞など数多くの賞を受賞した。
2010年、NHK-BS2で放送された『太宰治短編小説集』のうち、『駆込み訴え』(主演:清水くるみ)の脚本・監督を担当。ユダとキリストの関係を、ボランティア活動に携わる現代の女子高生に置き換えて表現している。
2012年9月、オリジナル脚本・監督による長編4作目『夢売るふたり』を公開。
2015年には小説『永い言い訳』で第28回山本周五郎賞候補、第71回毎日映画コンクール・監督賞を受賞。
2021年9月、映画『すばらしき世界』(原作:佐木隆三、主演:役所広司)が公開。本作は3度目のブルーリボン賞監督賞を受賞した。

受賞歴

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