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安岡章太郎

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経歴

安岡 章太郎(やすおか しょうたろう、1920年(大正9年)4月18日 - 2013年(平成25年)1月26日)は、日本の小説家。高知市生まれ。北満に応召されるも結核により除隊。第二次世界大戦後、病臥の中で小説を書き、芥川賞候補となった『ガラスの靴』で登場。劣等生を以て自認し、個人や市民の内面を掘り下げた私小説的作品で、「第三の新人」の一人と目された。米国留学後はエッセイでも活躍。日本芸術院会員。文化功労者。
高知県高知市帯屋町に父・安岡章、母・恒の子として生まれる。父方は、安岡正美(覚之助)や安岡正定(嘉助)などの土佐勤王党員を多く輩出した土佐藩士の安岡家であり、幕末は板垣退助率いる土佐藩迅衝隊に加わり戊辰戦争を戦った勤皇家である。母方の入交家も江戸時代は郷士だったという。高知県香南市山北には父方の安岡家住宅(国指定重要文化財)が現存しており、章太郎の101回目の記念日にあたる2021年4月18日、山北文化の会の呼び掛けで文学碑が建立された。
章太郎の父は陸軍獣医官であったため、生後2ヶ月で千葉県市川市に転居『家の履歴書』|p=200-203。その後、香川県善通寺市、東京小岩、市川市で過ごした後、5歳の時、一家で京城(現・ソウル)に移った『家の履歴書』|p=200-203。小学校3年の時、青森県弘前市に転居『家の履歴書』|p=200-203。小学校5年から東京青山、目黒などで育った『家の履歴書』|p=200-203。各地を転々とする途次、安岡家は郷里に立ち寄り、「お国に帰る」と呼んでいた。
青南小学校から第一東京市立中学校に入学するが、素行不良のため、教師の実家であった禅寺に寄宿生活を強いられる。この生活は3年に肋膜炎を患うまで続いた。
青南小学校以来、軍隊除隊までの劣等生への風当たりは小説やエッセイで再三文章にしており、病気、落第と共に彼の重要な文学的動機になっている。
1939年、高知高等学校 (旧制)を受験するが失敗『作家の自伝 安岡章太郎』|p=247。浪人生活を城北高等補習学校で送り、古山高麗雄ら浪人仲間と日々遊び歩いた。1940年、旧制松山高等学校や山形高等学校 (旧制)の受験に失敗し『鑑賞日本現代文学 安岡章太郎・吉行淳之介』|p=211、1941年、当時定員割れを起こしていた慶應義塾大学文学部予科に入学するも、1944年に陸軍に学徒動員で召集され東部第六部隊へ入営し、満州・孫呉に在った歩兵第1連隊に配属された。部隊では射撃の最優秀兵であったが「銃の手入れが悪い」と叱責される模範的でない兵隊であった。しかし、安岡は部隊が南方へ出発する前々日に発熱し、翌1945年に肺結核により除隊処分となり内地送還された。なお、部隊は1944年8月にフィリピンへ動員され、同年10月から始まったレイテ島の戦いに投入されて全滅したために数少ない生き残りの一人となる。
戦後、復学するも陸軍少将の父は敗戦により失職し、復員後も公職にはつけなかった。そのため、家族は収入のほとんどを失った。結核菌による脊椎カリエス(結核性脊椎炎)を患い、大きな肉体的・精神的苦痛の中で1948年に英文学科を卒業する。その当時コルセットをつけながら、吉行淳之介や阿川弘之と盛り場などを遊び歩いたと言う。
1951年『ガラスの靴』が芥川賞の候補作に選ばれ、文壇に注目される。1953年、選考委員の評価が真っ二つに割れながらも『悪い仲間』『陰気な愉しみ』により、芥川賞を受賞し、1954年には脊椎カリエスが快癒(自然治癒したものの、病気のため背丈が数センチメートル縮んだという)。創作活動に意欲的に取り組む。『流離譚』では土佐藩での祖先の事跡を調査、『果てもない道中記』では中里介山『大菩薩峠』を論じた。
1960年代初頭に約半年間、ロックフェラー財団の基金で米国に留学、公民権運動たけなわのテネシー州ナッシュビルに滞在し、その経験を『アメリカ感情旅行』としてまとめる。その後も米国に対する関心を深くもち、アフリカ系アメリカ人の先祖を探った作品『ルーツ』(アレックス・ヘイリー著)の翻訳もしている。
批評家としても文壇の評価が高かった安岡は、芥川賞をはじめ大佛次郎賞や伊藤整文学賞選考委員も務めた。また学校国語教科書に、1955年著の「サアカスの馬(サーカスの馬)」が採用されている。
2013年1月26日、老衰により死去。1920|5|30|2013|1|26。

受賞歴

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安岡章太郎関連つぶやき(自動取得のため関連しない情報も含まれることがあります)

fo11owexchange安岡章太郎「何が言いたいのかサッパリわからない」(第75回芥川賞選評にて、村上龍への評言) https://t.co/BkCugas4hH
JFK15minちなみにいま読んでるのは安岡章太郎『海辺の光景』です。陰気な話。
Shige_2haime私の中で「文学者」と呼べる人が安岡章太郎で止まっているので、そこから先の時代の人を探しにいかなければならない。
ntOCW1KU4RciyKK@tsu12_yo17 @Chiaking_wakwak 文学少年だからwムーミンと夏目漱石と安岡章太郎がボクの基礎になってます
fragments_bot僕はただ、一等愉快で一等実現するのぞみのない想像と、もっとも憂鬱なもっとも現実感のある想像とを結びつけてみることに、ある緊迫したロマンチックな気分を感じただけのことだ。(安岡章太郎『ガラスの靴・悪い仲間』)
crntmmy安岡章太郎、ぐおおおおおと喉を掻きむしりたくなるほど救いがなくて苦しくて情けなくて好きなんだよなぁあの域に比べるとラノベかエッセイかって感じ。(嫌いではない、けどエッセイだなって)
hit4boy安岡章太郎『質屋の女房』私小説風の実に、実に陰気な短編集。それぞれの作品に通底するのは、劣等意識をもった登場人物が、自身とその周辺の世界の中で埋没してく様でしょうか。自堕落さがリアルであり、リアルだから厭な気分になるのです。https://t.co/DMP3NM8tUU
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